マンガ・ラノベ
『ONE PIECE』ルイ・アーノートとは? 考察・情報まとめ

『ONE PIECE』ルイ・アーノートって何者?「Brag Men」著者にはロジャー海賊団メンバーがいる可能性も。考察・情報まとめ

海賊王を目指し海へ出た主人公モンキー・D・ルフィとその仲間たちの活躍を描く、週刊少年ジャンプで連載中の漫画『ONE PIECE』(原作:尾田栄一郎氏)。

12月2日(月)発売の週刊少年ジャンプに掲載された『ONE PIECE』第1132話“エルバフの冒険”では、ルイ・アーノートの名前が注目を集め、さっそく多くの考察や意見交換でSNSが賑わっています。そこで本記事では、現在わかっているルイ・アーノートの情報や考察をまとめていくので、物語の理解を深めるための参考にしてみてくださいね。

※本記事には『ONE PIECE』最新話(第1132話)のネタバレを含みます。コミックス派やアニメ派の方等、ジャンプ未読の方はご注意ください。

 

ルイ・アーノートとは

ルイ・アーノートとは、本作の世界に登場する探検家。その名前がはじめて作中に登場したのは、麦わらの一味がリトルガーデンに上陸した13巻でのことでした。

そこで、リトルガーデンについて何かで読んだことがあるというナミの言葉がきっかけで登場したのが「Brag Men(ブラッグメン)」という本(「Brag Men」については後述します)。その本の中にはルイ・アーノートの冒険記もまとめられており、「あの住人達にとって…まるでこの島は“小さな庭”の様だ」「巨人島“リトルガーデン”───この土地をそう呼ぶことにしよう」と記されていました。リトルガーデンという名前はルイ・アーノートによってつけられたんですね。

つまり、ルイ・アーノートは偉大なる航路(グランドライン)を航海したことがある探検家ということになるでしょう。

 

オハラの図書館にも所蔵されていた冒険記「Brag Men」

そして、「Brag Men」という本については、42巻のSBS(質問コーナー)で詳しい情報が明かされています。

尾田栄一郎先生によれば、本著は世界中で読まれている“偉大なる航路(グランドライン)冒険記”であるとのこと。偉大なる航路(グランドライン)に踏み込んだ航海者たちが実際に見聞きし、体験した信じられないような島、人、出来事についてまとめられているといいます。

しかし、「Brag Men」というタイトルは、「うそつきたち」という意味だそう。

ご存じの通り、偉大なる航路(グランドライン)といえば気候も海流もデタラメで、とんでもない強者や不思議な生き物、島、種族、悪魔の実の能力者……と信じ難いものごとだらけの海。そのため、偉大なる航路(グランドライン)の実情を知るよしもない世界の人々は航海者たちのうそのような体験を到底信じられず、バカにしてこのようなタイトルの本にまとめたというのです。なんだか、モンブラン・ノーランドが悪として描かれたまま現代に伝わる「うそつきノーランド」を彷彿とさせるような話ですよね。

そんな「Brag Men」、実は41巻で描かれるオハラのバスターコールのエピソードにもチラリと登場しています。オハラの学者たちが命懸けで守った図書館の文献の中に映り込んでいるのです。

闇に葬られた歴史の真実を伝えようと戦ったオハラの貴重な資料の中に「Brag Men」があったということはつまり、この本には“うそ”ではなく紛れもない“事実”が記されているという証明になるでしょう。他にはどんな著者が参加していて、どんな冒険が語られているのか気になりますよね。ルフィたちが通っていない航路の話も知ることができそう。

 

新世界・エルバフにも訪れたルイ・アーノートは相当な強者?ロジャー海賊団説も浮上中

ルイ・アーノートが記したリトルガーデン冒険記の一説には、「あの住人達にとって…まるでこの島は“小さな庭”の様だ」という言葉がありました。

「あの住人達」というのは、ドリーとブロギーを指しているとみてよいでしょう。生い茂るジャングルすら小さく感じるほどに巨大な二人を見て、島にリトルガーデンと名付けたのだと思われます。

ということは、ルイ・アーノートがリトルガーデンを訪れたのはここ100年以内になるので、まだ存命の可能性もある人物。

そして1132話、ルイ・アーノートの名はルフィたちのエルバフ上陸に際しふたたび登場しました。エルバフにも訪れていたとわかる記録が残されている=新世界へも足を踏み入れていた探検家ということになります。

海賊ですら選ばれし強者でなければ脱落してしまう偉大なる航路(グランドライン)後半の海・新世界に入ったことはおろか、エルバフまで進むことができていたということはかなりの実力者である可能性も高いはず。

一部考察では、ルイ・アーノートのおよその年代(100年以内に生きた人物で生存可能性もあること)と辿った航路(リトルガーデンとエルバフは確定していること)から、その正体はロジャー海賊団の誰かがルイ・アーノートをペンネームとして記した冒険記なのではないかという意見も囁かれています。

ロジャー海賊団には「おでん漫遊記」と題し航海日誌をつけていたおでんもいましたし、本を書けるレベルの記録を残していたクルーがいてもおかしくありません。1124話で描かれた、エルバフでルフィたちを待ち構える謎の人物には元ロジャー海賊団のスコッパー・ギャバン説がありますが、彼がルイ・アーノートだったりしたら胸熱ですよね。

また1132話では、ルイ・アーノートによるエルバフについての記録がナレーションのように語られました。その内容に「冒険者達よ 返却されぬ去りし時を悔いる事なかれ」「心の片隅にこの言葉を留めておいてほしい “この地に長居してはならない”」と意味深な内容が含まれていたことも波紋を呼び、エルバフは他の島とは時間の流れが違っているという説が共感を集めています。

「全てが大らかなる神秘の土地」というのがサイズだけの話ではなく、時間までもが大らかにゆったり流れていることを指しているのだとしたら、うっかりエルバフに長居してしまうと島を出たら浦島太郎状態になってしまう可能性が。

(詳しくはこちらの記事で 【今週の『ONE PIECE』の話題】最新1132話 ルイ・アーノートの正体は?

そのため、ルイ・アーノートは本来ならばもっと歳をとっているはずだがエルバフに長時間滞在したために実際より若い……ということも考えられるかもしれません。

一方、ルイ・アーノートとは「ライアーノート(=嘘の記録)」をもじったペンネームで、1人の人物ではなくたとえばロジャー海賊団など、偉大なる航路(グランドライン)うそのような冒険を成し遂げた者たちの記録をまとめているのではないかという考え方もあるようです。

いずれにせよ、「Brag Men」といい「うそつきノーランド」といい、本当のことが“うそ”として世界に受け取られてしまう様は空白の100年に“ある巨大な王国”を葬った現在の世界政府の異様な隠蔽体質を彷彿とさせるようで引っかかりますよね。そんな“うそ”のような巨大さを誇るエルバフの物語は、ずっとこの地に憧れてきた“うそ”を本当に変える男、ウソップがキーになるであろうこともポイント。ルイ・アーノートの忠告が今後どう生きてくるのか、この人物の正体は明かされるのかにも注目していきたいですね。

 
[文/まりも]

 

おすすめタグ
あわせて読みたい

関連商品

おすすめ特集

今期アニメ曜日別一覧
2025年冬アニメ一覧 1月放送開始
2024年秋アニメ一覧 10月放送開始
2025年春アニメ一覧 4月放送開始
2025年夏アニメ一覧 7月放送開始
2025冬アニメ何観る
2025冬アニメ最速放送日
2025冬アニメも声優で観る!
アニメ化決定一覧
声優さんお誕生日記念みんなの考える代表作を紹介!
平成アニメランキング