
ロズ役・綾瀬はるかさん&チャッカリ役・柄本佑さんが語る、『野生の島のロズ』に息づくピュアな物語の力|日本語吹替版インタビュー
世代を問わず心に残る、純度の高さを劇場で感じてほしい
ーー先ほど柄本さんが、揺るがない魅力のある作品だとおっしゃっていましたが、本作の魅力とはどういうところだと思いますか?
柄本:先ほどクリス・サンダース監督ともお話しましたが、やっぱりこの作品の持つピュアさですかね。展開の面白さや映像の美しさはもちろん、何よりも純粋なところに心を動かされます。
監督自身が非常にピュアな方だと思うんです。柔らかくて、優しくて、壁のない人。監督の持つものが作品にも反映されていると思います。真っ直ぐに感動できるのは、物語の純度が高いから。監督が物語を信じて、突き進んでいるからじゃないでしょうか。
綾瀬:ロズ自体が純粋な存在ですよね。素直にいろんなことを吸収して、学習して、自分から誰かのために行動する。動物たちも次第にロズを受け入れて、必要としてくれます。彼らの心を変えていくロズがとても素敵で、「見習うところがいっぱいあるな」と思いました。
あと、クビナガ(CV:千葉繁)のセリフもグッときました。経験のある年長者だからこそ、未知の存在であるロズを受け入れていて。ロズもクビナガに認められることで変わっていく部分があったんじゃないかな。
柄本:良いキャラクターだよね。キラリに飛び方を教えるサンダーボルト先生(CV:滝知史)もカッコいい。限られたシーンに登場するキャラクターだけど、すごく良いんです。どのキャラクターも登場時間に関わらず素敵な部分がありますね。グッとくる言葉を沢山教えてくれます。
ーー柄本さんと綾瀬さんはいろんな現場で一緒にお仕事されていると思いますが、キラリ役の鈴木福さんとはお会いしましたか?
柄本:日本語吹替版完成披露試写会で初めて会うんですよ(※取材時点)。本当に楽しみです。僕は福くんが大好きなんです。
綾瀬:そうなんだ! キラリの演技もすごく良かったよね。
柄本:出演作を沢山観てる訳じゃないけど、なんか好き。キラリも良かったし、本人がもう素敵じゃん。
ーー柄本さんはアニメ好きと公言されていますが、綾瀬さんもアニメはお好きですか?
綾瀬:子供の頃から好きでした! 小学校の頃は『一休さん』とか『ママレード・ボーイ』のアニメにハマっていましたね。
柄本:懐かしい!
綾瀬:あとは、『トムとジェリー』やスタジオジブリの作品も大好きです。
柄本:どれも名作だね。僕がアニメの話をすると長くなりますよ(笑)。もちろん、過去の名作も好きですし、今ハマっているアニメは『全修。』です。
ーーまさか放送中の最新作が出てくるとは思いませんでした……。
柄本:このアニメも凄く面白くて、斬新な設定なんですけど、アニメ好きならビビっと来るような名作のオマージュも登場して、良い作品です。
ーーそういう意味では、本作も多くの観客の心に残る名作になるかと思います。最後に、公開を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします。
柄本:お子さんはもちろん、老若男女、世代を問わずストレートに感動できますし、必ず発見があると思います。ぜひ劇場で楽しんでいただけると嬉しいです。
綾瀬:本当に純度が高い作品です。ひとつひとつのキャラクターの動きや心情の変化に胸を打たれます。改めて色々なことに気付かされる素敵な作品です。皆さんぜひご覧ください!
[インタビュー/タイラ]
『野生の島のロズ』作品情報
2月7日(金)TOHOシネマズ 日比谷他全国ロードショー
配給:東宝東和、ギャガ
あらすじ
心が芽生えたロボット、ロズと動物たちとの出会いが、壮大な<運命の冒険>へと導くー
無人島に漂着した最新型アシスト・ロボットのロズは、キツネのチャッカリとフクロネズミのピンクシッポの協力のもと、雁のひな鳥キラリを育てるうち、心が芽生えはじめる。ロズの優しさに触れ、怪物として彼女を拒絶していた動物たちも、次第に島の“家族”として受け入れていく。
いつしか島はロズにとっての“家”となっていくのだったー。
渡り鳥として巣立っていくキラリを見送り、動物たちと共に厳しい冬を越えた頃、回収ロボットが彼女を探しにやってくる。
果たして、築いてきた動物たちとの絆から引き裂かれようとするロズの運命は!?
島の存亡をかけたロズと動物たちの戦いが、いま始まろうとしていたー。
キャスト
(C)2024 DREAMWORKS ANIMATION LLC.
































