
『メダリスト』元オリンピック銀メダリストの父を持つサラブレッド・鴗鳥理凰の情報をまとめてご紹介!プロフィールやフィギュアスケートの実力、恵まれた環境の中で抱える悩みなどについて解説します!
2020年にマンガ誌「月刊アフタヌーン」(講談社)で、つるまいかだ先生による原作漫画の連載が始まり、2025年には満を持してアニメ化された『メダリスト』。
同作では、フィギュアスケートでオリンピック金メダルを目指す少女とコーチの青年が二人三脚で奮闘する様が描かれており、その熱くて泣ける物語は多くのファンの心を掴んで離しません。
本稿では、そんな『メダリスト』で元オリンピック銀メダリストの父を持つサラブレッド・鴗鳥理凰(そにどりりおう)の情報をまとめてご紹介。彼のプロフィールやフィギュアスケートの実力、恵まれた環境の中で抱える悩みなどについて解説していきます。
※以下には作品のネタバレを含みますので、ご注意ください。
鴗鳥理凰のプロフィール
・年齢:10歳(小学5年生)
・誕生日:11月20日
・血液型:A型
・身長: 143cm
・所属クラブ:名港ウィンドFSC
元オリンピック銀メダリストの鴗鳥慎一郎(そにどりしんいちろう)を父に持つ少年。名港ウィンドFSCでヘッドコーチを担う慎一郎から指導を受けている。
スケートの天才少女として有名な狼嵜光(かみさきひかる)とは幼なじみ。鴗鳥宅で幼少期から同居中で、彼女に対して好意を寄せる一方、スケートにおいては大きな差があり複雑な感情を抱く。
光のコーチが表向きは慎一郎で、実際には元オリンピック金メダリストの天才スケーター・夜鷹純(よだかじゅん)だと知る数少ない一人。幼い頃に光と同じレッスンをお願いしたところ、コミュニケーションが苦手な夜鷹の言葉にひどく傷つく。それ以来、夜鷹のことを嫌うようになった。
ブラジル系アメリカ人である母のエイヴァ・F・ロドリゲスも元選手。妹が1人いる。ちなみに、普段は眼鏡をかけているが、大会など競技中には外して滑る。
性格・人柄
頭の回転が速く、素直で真面目な性格ですが、心を許していない相手には切れ味鋭い悪口をぶつけることもしばしば。初対面だった主人公の少女・結束いのりに対しては、いきなり「ブスエビフライ」と言い放ち、彼女を怯えさせました。
その一方、出身地や年齢を問わず男子選手とは仲が良く、優しい態度をとります。
普段はクールな彼ですが、予期しない事態にはどう対応すればいいか分からず、どぎまぎしてしまう一面も。ルクス東山FSCのアシスタントコーチ・明浦路司からスケートを褒められた際には、内心では喜びつつも、動揺して何も言葉が浮かばない意外な姿を見せました。
フィギュアスケートの実力
スケーティングの姿勢やジャンプの構成など、全てにおいて高い水準の滑りで観る者を魅了する理鳳。ジャンプでは2A(ダブルアクセル)を得意としています。
足首の柔らかさは指導者でもある父・慎一郎譲りで、中でもジャンプには彼独自の良さがあります。高さよりも距離を長く跳ぶジャンプが魅力で、空中に跳びあがった際の絶妙な姿勢の調整など、細部へのこだわりも見逃せません。
3回転のジャンプができないため表彰台は逃していますが、一昨年開催の全日本ノービスで8位、長野で開催されるノービスクラスのための選抜合宿には毎年選出という実績を誇ります。
恵まれた環境と何のせいにもできない苦しさ
実力あるスケート選手でありながら、自身に対して悲観的な理鳳。そこには恵まれた環境にあっても結果が出せず、何のせいにもできない彼の苦しさがありました。
幼い頃からスケートに慣れ親しみ、元銀メダリストの父から指導を受けるなど、何不自由ない環境で育ってきた理鳳。高い目標を掲げて努力を重ねてきましたが、思うような結果が出せないのは、自分に才能がないからだと結論づけます。
理鳳に才能の存在を強く意識させるのは、幼なじみの光とその指導者である夜鷹です。自分よりも後にスケートを始めた光は、今や天才少女として知られる選手へと成長。一方、夜鷹は現役時代に出場した全ての大会で優勝する伝説を残した選手です。そんな二人のレッスンを目の当たりにした理鳳は、圧倒的な才能を前に自信をなくしてしまいます。
自身の掲げた目標に対して思うような結果を残せずにいた理鳳。彼にはお金、時間、指導者の全てが揃う環境があり、そのため理想とは違う現実に直面しても、言い訳をすることができません。こうして自分には才能がないと考える彼は、どこにも逃げ場のない状況で追い詰められていました。
心を軽くしてくれた明浦路司のスケート
誰もが羨む環境でスケートを続けるも伸び悩んでいた理鳳は、ルクス東山FSCで一時的に明浦路司の指導を受けることに。無名の選手だった司を自分より下に見る理鳳は、積極的に関わろうとする司に対し、当初は生意気で失礼な態度を取り続けていました。
ある時、理鳳は自分の追い続けていたものが、毛嫌いしていた夜鷹の幻影だったことに気付かされます。その事実を指摘し、彼の心を軽くしてくれたのは、夜鷹に憧れてスケートの世界に飛び込んだ司でした。司は理鳳と同じプログラムを滑り、身をもって何が大切なのかを教えます。
恵まれた環境に育ち、何のせいにもできない苦しみを抱えていた理鳳。彼とは対照的にスケートを始めたのが遅く、恵まれた環境にはなかったものの、それでも諦めずにリンクへの執念を燃やし続けた司。結果として、司はパートナーとの実力差があれば成立しないアイスダンスの世界で、スケーターたちが憧れる全日本選手権出場を成し遂げたのです。
スケーティングだけなら夜鷹をも上回るほどの司のスケートを通して、理鳳は才能が全てではないことを実感。司に対して心を開き、素直な表情を見せるようになります。
他の登場人物との関係
狼嵜光(かみさきひかる)
名港ウィンドFSCに所属するスケートの天才少女。同い年の理鳳は光に特別な感情を抱き、いつも彼女のことを気にかけています。光の出場する大会で誰よりも熱っぽく応援したり、仲良くする相手には嫉妬したりすることもしばしば。
結束いのり(ゆいつかいのり)
ルクス東山FSCに所属する理鳳と同い年の少女。初対面の印象は良くなく、同じクラブで一時的に一緒になった際にも火花を散らせていた二人でしたが、合宿を経てその関係は変化。尊敬する司を巡ってマウントをとり合いつつも、お互いの実力を認め合う良きライバル関係となります。
担当声優は小市眞琴さん
鴗鳥理凰役を担当するのは小市眞琴さん。2月17日生まれ、東京都出身。これまでに『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の明神弥彦役や『アイドルマスター シンデレラガールズ』の結城晴役など、多くの役を演じています。
















































