
『キミとアイドルプリキュア♪』で新たに結ばれたキラッキランランな絆! キュアアイドル/咲良うた役・松岡美里さん&キュアウインク/蒼風なな役・髙橋ミナミさん&キュアキュンキュン/紫雨こころ役・高森奈津美さんが『キミプリ』の魅力を語り合う【インタビュー】
『キミプリ』ならではの色で染めていきたい
ーー松岡さんは、前作の『わんだふるぷりきゅあ!』(『わんぷり』)ではキラリンウサギ役として出演されていて。最終回のバトンタッチの収録にも参加されたのでしょうか(インタビュー当時は『わんぷり』最終回放送前)。
松岡:はい、参加させてもらいました。『わんぷり』はすごく温かい現場で、作品自体も“絆”をテーマにしていたので、その雰囲気がキャストやスタッフの皆さんにも自然と広がっていて。この皆さんだからこそなんだろうな、と思いました。『キミプリ』も 『キミプリ』ならではの色がアニメに出たらいいなと思っています。そうすれば、きっとキミにキラッキランラン♪ が伝わるのではないかと思います。
ーー『キミプリ』はどのような色になるんですかね?
高森:すっごく明るいなって思います。
松岡:そう思います! みんな楽しく参加されていることが伝わってきます。
髙橋:本当に皆さん優しくて、出番が終わった方が「ちょっとテストだけ見てから帰ります」と少し残られていることがあります。みんなでひとつの作品を作り上げようとする気持ちがすごく強いです。それはプリキュアメンバーだけじゃなくて、敵側もそうで、カッティー役の山田浩貴さんたちが「今の面白かったですね!」「今日はこのあとの収録を見てから帰ろうかな」などと声をかけてくださることも。すごく和気あいあいとしている印象があります。
高森:そうそう。敵チームがものすごく楽しそうに演じてくださっているんですよね。
ーー敵チームの動きというのも楽しみです。
髙橋:めちゃくちゃ良いです。楽しみながら収録はされているのですが、でも、ちゃんと敵をしているところもあって、愛らしさもあって。
松岡:愛すべき敵という印象です。少しポンコツなところもありますし、喧嘩することもありますが、「じゃあ俺がいくよ!」としっかり敵をやって、面白く去っていくところが私はすごく好きで、自分で観ていても笑っています。『ヤッターマン』のドロンボー感があるというか……。
高森:うんうん! 女性幹部がひとりいて、絶妙なバランスの3人組というか(笑)。それでいて、ちょっとアメコミっぽい雰囲気もあったりして。でも、ちゃんと敵らしいかっこよさもあって、観ていてすごく面白いです。
運命のプリキュアに出会うことができた
ーー髙橋さんは『トロピカル~ジュ!プリキュア』(『トロプリ』)で山辺ゆな役を演じられていました。
髙橋:私は『トロプリ』で『プリキュア』に出られるのが最後だろうなと思っていました。
ーーでも記者会見では『プリキュア』の収録の時間を空けていた、と明かされていましたね。
髙橋:そうなんです(笑)。ずっと予定を明けてはいたのですが、毎年落ちてしまって悲しくて。とはいえ、本当にプリキュアとして出演できるなんて夢にも思っていませんでした。こんなことを言って良いのかわからないのですが、オーディションを受けるのも、今年で最後にしようと思っていたんです。
高森:そうだったんだ。
髙橋:はい。それこそ『トロプリ』のときは、プライベートで仲の良い友だちが多かったんですね。花守ゆみりちゃん、石川由依ちゃん、瀬戸麻沙美ちゃん、日高里菜ちゃん……って、「友だちプリキュア?」って思ったくらい(笑)。その現場にゆなちゃんとして入って、『プリキュア』という作品の中に生きることができて良かったなと思っていました。諦められない気持ちがありつつも、今年が最後かな……って。
でも、運命のプリキュアに出会うことができました。これまでの経験があったからこそ、大団円のような気持ちでオーディションに臨めたのかなって。
高森:うんうん。ななちゃんのために、これまでの経験があったんだよ。ななちゃんがずっと待ってた。
髙橋:嬉しい。「お待たせ!」って言いたいです。ゆなちゃん役もすごく楽しかったんですけど、シリーズごとに本当に雰囲気が違うんだなって感じました。同じプリキュアでも、それぞれの作品に独自の“色”があります。皆さん(おふたり)のほうが濃厚に『プリキュア』シリーズに携わられているので、きっとまた違った視点で作品を観られているかもしれないのですが。
高森:いやいや、「出たからこそ分かる」って気持ち、すごく共感する。実は昨日の収録(第6話)はめちゃくちゃ緊張してしまって、テストでもキーが上がっちゃいました(笑)。こんなに緊張するのは久しぶり!というくらい。「お当番回ってこんな気持ちになるんだ!」って初めて知りました。
髙橋:私もお当番回の時、すっごく緊張しました。第3話の初めての変身のとき、震えすぎて、文字を読めなくなってしまって(苦笑)。
ーー変身のシーンってものすごい感動がありますよね。演じる側にとっても、特別なものがあると思います。
松岡:「なんでこんなに輝かしいの?」と思うくらい光り輝いていて、大好きすぎるあまり何度も観直してしまいました。
高森:変身のシーンって泣いてしまうんですよね。一瞬の表情が良すぎるんです。それはオープニング、エンディングにも言えることなんですが、Vチェックでも何度も戻して、一時停止していました(笑)。
松岡:アニメーションの映像がすごいですよね。もういくらでも語れます! エンディング主題歌「Trio Dreams」はまるでアイドルのライブ映像を観ているようで、すごく迫力があります。それぞれの個性がしっかり表れていて、ダンスや表情の違いも楽しいんです。テレビの前で思わずコーレス(コールアンドレスポンス)したくなります(笑)。
高森:分かる。キャラクターのちょっとした仕草や表情に、ライブらしい“生っぽさ”があるんですよね。「キュアウインク、こういう表情をするんだ!」って新しい発見があって、すごく楽しいです。
ーーオープニング主題歌はプリキュアシンガーである石井あみさん、熊田茜音さん、吉武千颯さんの「キミとアイドルプリキュア♪ Light Up!」。今回はエンディングと同じく3人ということもあって、輝きや厚みがすごいです!
一同:すごいですよね!
髙橋:オープニングはまさに『キミプリ』をギュッと凝縮したような楽曲だなって印象がありました。私が想像していた3人で歌うプリキュアの楽曲が「まさにこの曲だ!」って思いました。アイドルプリキュアの良さが詰まっているなって。
松岡:本当にそうですよね! エンディングは少しおしゃれな雰囲気で、それもすごく素敵ですが、オープニングはすごく熱くて明るくて、歌詞も大好きです! 〈なかよしコーデはチェックでOK〉という歌詞が特に好きで「サイコー!」となっています!
高森:分かる! 六ツ見純代さんが手掛けられた歌詞も、本当にすごく素敵で。さらに、作曲・編曲にはMONACAの広川恵一さんが参加されているんですよね。「プリキュアにMONACAさんが参加するんだ!」という驚きと感動がありました。私たちの3人曲は、『プリキュア』ナンバーでおなじみの、大森祥子さんと馬瀬みさきさんが手掛けてくださっていて、オープニングとはまた違った雰囲気で。オープニングもエンディングも、どちらも魅力的だと感じています。























































