人気声優とDAM★ともユーザーがステージで熱唱！　アニカラ30曲の歌唱に、夢の声優コラボや生朗読まで盛りだくさんの『DAM★とも×DAMアニメ部　DAMアニカラFes!!2025』レポート

女性ゲスト声優によるソロ歌唱コーナーでは『けいおん！』や『マクロスF』などの名曲に加え、『BanG Dream!』では自身が所属していないグループの楽曲も披露！

ここからはスペシャルゲストライブのコーナー。トップバッターの小原莉子さんは、『BanG Dream!』の「RAISE A SUILEN」でギター担当の朝日六花役を演じるなど活躍中の声優。

1曲目に歌うのはTVアニメ『幽☆遊☆白書』のOP曲「微笑みの爆弾」（馬渡松子）。ベースラインが印象的なシティポップっぽさがある曲にサビ終わりの語尾もしっかりニュアンスを入れつつ、パンチの効いた歌声で聴かせます。

歌唱後は「色々なジャンルのお客さんがいらっしゃって緊張しています。普段は（フリーで）歌う機会はあまりありませんが、このような機会にお呼びいただき光栄です」としつつ、2曲目は『けいおん！』のED曲「Don't say "lazy"」。こぶしを振り上げ、ステージを左右に動きながら歌い、間奏ではぴょんぴょんジャンプ。女性バンドアニメの先駆け的な『けいおん！』の曲を小原さんが歌う姿に胸が熱くなります。

3曲目は『BanG Dream!』の曲で、歌ったのはなんと「Pastel＊Palettes」の「もういちど ルミナス」（カバーするのは5年ぶりとのこと）。切なげな表情で強く歌い上げました。

二人目のゲストの工藤晴香さんは、『BanG Dream!』の「Roselia」でギター担当の氷川紗夜役を演じるほか、ソロアーティストとしても活躍中。「今日は楽しんでいきましょう！」と言いながらステージに現れて1曲目のTVアニメ『ONE PIECE』のED曲「RUN! RUN! RUN!」をはつらつと伸びやかに歌います。ラスサビではステージ前のカメラに笑顔で手を振るサービスも。

「歌いたい曲を選びました。次は緩い曲を歌いたい」と紹介して、2曲目はTVアニメ『ラーメン赤猫』の主題歌「赤猫」。奇抜なオケと猫への愛があふれる歌詞が印象的な一曲を歌う工藤さん。時折小さく手拍子を打ち、お客さんにクラップを要求。サビラストは右手を肉球のようにかわいく見せて猫ポーズ。

3曲目は「特徴的なコーラスなのでみんなも歌って」と紹介する『ラブライブ！サンシャイン!!』黒澤ルビィソロ曲「コットンキャンディえいえいおー！」。ちょっとコミカルでかわいく歌っている原曲通りにキュートな歌声を披露。客席は色とりどりのペンライトでカラフルな世界となっていました。「えいえいおー」のコール&レスポンスもバッチリでした。

三人目の中島由貴さんは、『BanG Dream!』の「Roselia」でベース担当の今井リサ役を演じるほか、ソロアーティストとしても活躍しています。登場前に「創傷イノセンス」（TVアニメ『悪魔のリドル』OP曲）と曲名が画面に表示されるとお客さんから歓声が上がります。ギターが効いたヘビーなロックをリズムに合わせて揺れながら歌唱。セリフパートでも客席から「ふ～！」の声。

「アニソンを歌う機会があまりないので悩みながら選曲しました。次は二面性のあるキャラの歌です」と紹介して2曲目のTVアニメ『干物妹！うまるちゃん』OP曲「かくしん的☆めたまるふぉ～ぜっ!」へ。8ビットTVゲーム音やワルツなど目まぐるしいオケが変わる曲を子供っぽく元気に、最後はかわいくポーズ。

3曲目のTVアニメ『マクロスF』の挿入歌「星間飛行」ではアイドルポップの王道をさわやかかつ軽快に歌いこなしました。もちろん「キラッ☆」ポーズも！　「ラララ♪」は中島さんの手に合わせて、お客さんのペンライトも左右に揺れます。MCも含めて中島さんの三変化ぶりを楽しめました。

男性声優陣も登場！　話題の『メダリスト』OP曲から王道アニソンの『ONE PICE』OP曲、女性トリオの楽曲まで幅広く！

四人目の小笠原仁さんは『ARGONAVIS from BanG Dream!』の派生バンド「GYROAXIA」のボーカル、旭那由多役を担当。その後にソロデビューも果たしています。

小笠原さんはクラップしながら登場し、「みんなでメダリストを読もう！」と作品のPRをしながら、TVアニメ『メダリスト』OP曲「BOW AND ARROW」を歌います。衣装の雰囲気もどことなく米津玄師さん風に見えます。上手に歌いながらBメロ直前にクラップを要求。短い間奏で「全巻読んですぐに名古屋に聖地巡礼に行ってきました」と告白。『メダリスト』を読む前は別の曲を歌う予定だったそうですが、直前に変更したという裏話も披露していました。

2曲目は『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』主題歌「オレンジ」。オレンジ色の照明の中、表情豊かな歌声を響かせます。お客さんもペンライトをオレンジ色に変え、曲に合わせて振りながらじっくり聴いていました。「普段からペンラを振りなれている人は変える速度が半端じゃない」と驚きつつ、自身の推し活エピソードを披露するとお客さんはうなずきながら、拍手で賛同していました。

3曲目に披露するのはなんとゲーム『学園アイドルマスター』の「仮装狂騒曲」という女性ボーカルの曲！　サーカスっぽいオケにのせて高速ラップをキメるなど、忙しい曲をスムーズに歌い切ります。曲中にはステージ前のカメラに目線を合わせる余裕も見せ、エンターテイナーぶりを発揮しました。

五人目の狩野翔さんは『アイドルマスター SideM』の神谷幸広役、『東京リベンジャーズ』の松野千冬役などで活躍中。「きっと知っているよね？」と言って歌い出したのはアニソンの定番、TVアニメ『ちびまる子ちゃん』のED曲「走れ正直者」です。歌詞のようにダイナマイトボイスを響かせました。

2曲目は「すごいハマっていて、最近原作を読み終えた」というTVアニメ『呪術廻戦 懐玉・玉折』のED曲「燈」。ミディアム調ながらも力強く、ファルセットやラップ、転調などが随所にあるスキルフルな曲を雰囲気たっぷりに歌い上げました。歌った後も『呪術廻戦』愛を語り、「いつか出たいです！」とアピール。

3曲目は「声優になる前から歌っていましたが、カラオケのイベントで歌うのは初めて」とTVアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』より古泉一樹のキャラソン「まっがーれ↓スペクタクル」を歌います。歌いながら客席の四方を指差し、間奏では「セリフを全部覚えると先輩に怒られそうなのでやめますが、この一言だけ言わせてください」と「ふんもっふ」を披露。さらに人差し指を立てて、非常に硬い指ですとアピールした後、曲のタイトルにもなっている古泉一樹の有名なセリフ「まっがーれ↓」と言いながら指を曲げるパフォーマンスを行い、お客さんを沸かせていました。

六人目の保住有哉さんは『モブから始まる探索英雄譚』の高木海斗役などを演じるほか、KiramuneレーベルのSparQlewのメンバーとしても活動しています。

「皆さん、声出していきましょう！」や「ジャンプ！　ジャンプ」と煽りながら1曲目はTVアニメ『鋼の錬金術師』第二期OP曲「READY STEADY GO」。コール&レスポンスもバッチリ決まり、お客さんと一体感が。保住さんの歌もお客さんもカンペキでした。保住さんいわく「もう50曲くらい歌ったような疲労感」と全力で歌った感想を言いつつ「普段は女性のキャーを聴いていますが、今日は男性のキャーの声も聴きたい」と投げキッスをして男性客の歓声を堪能していました。

2曲目はTVアニメ『王様ランキング』第二クールOP曲「裸の勇者」で、ここでもアップダウンが激しく、カロリーが高めの曲を歌う保住さん。「リハーサルで2度とも歌い出しがうまくいかなかったけど」といいつつ、本番は大成功！

3曲目もアニカラの定番曲、TVアニメ『ONE PIECE』OP曲「ウィーアー!」。カッコよく歌いながらも長めの間奏ではトークを入れるなど聴きどころ満載。「ウィーアー!」コールはみんなで声を合わせました。

声優の夢のデュエットが実現！　意外な曲も飛び出したコラボ歌唱コーナー

6人のゲスト声優アーティストのソロ曲を堪能したところで、今度はこのイベントでしか見られないコラボ歌唱コーナー。

最初のコラボ楽曲は工藤さんと中島さんによる『ラブライブ！』の「Snow halation」。客席でたくさんの白いペンライトが光る中、美しいハーモニーで聴かせてくれました。間奏では見つめあったり、お互いを追いかけるように歩いて回ったりとエモいパフォーマンスも。大サビではペンライトを白からオレンジに切り替えるアニメ再現をする方が多く、アニソンに精通したお客さんがたくさんいらっしゃることを実感しました。

二組目の小笠原さんと狩野さんが歌うのは、TVアニメ『推しの子』第二期OP曲「ファタール」。速い譜割のナンバーかつウイスパーやラップなど聴かせどころがたくさんある楽曲をワイルドにカッコよく歌い、間奏では二人でハイタッチ。サビでは目線を合わせ、ラストはハンドサインの後、バッチリとキメポーズを決めました！

三組目の小原さんと保住さんが歌うのは、男女デュオが光るTVアニメ『革命機ヴァルヴレイヴ』OP曲「Preserved Roses」。曲名がモニターに表示された瞬間、客席から大きな驚きの声が上がります。普段は見られないデュエットが実現するだけでも激アツですが、息もピッタリでカッコよく聴かせてくれました。

四組目として登場したMCの茜屋さんと若井さんコンビも「私たちもまだまだ歌いたい」と2曲披露。まずTVアニメ『マクロスF』後期OP曲「ライオン」で熱く華麗なランデブー飛行のようなコンビネーションを披露。続いて「皆さん、一緒に筋トレを」とTVアニメ『ダンベル何キロ持てる？』OP曲「お願いマッスル」を選曲し、幅広いジャンルで楽しませました。「お願いマッスル」の最中は歌詞に出てくるポーズを取ったり筋トレの動きをしたりと実演ありのパフォーマンス。見事に歌い切り、会場を最高潮に盛り上げました。