
「新たな癖(へき)を見つけてほしいと思います!」ーー『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)』甘織れな子役・中村カンナさん、瀬名紫陽花役・安齋由香里さん、小柳香穂役・田中貴子さん「マチ★アソビ vol.28」特別インタビュー
新たな癖(へき)を見つけてほしいと思います!
ーーステージ中ではご自身のキャラクターを紹介されていたので、この場ではみなさんの推しキャラクターについてお聞かせいただければと思います。
田中:推しキャラクター! 誰かな……うーん……(考えて)。
中村:誰と誰で迷ってるんだ……? そこにれな子はいるのか!?
田中:あはは、れな子は……(苦笑)。そうですね……「彼女にしたい」と思うのは紫陽花さんなんですよね。
▲瀬名紫陽花
中村:(肩を落として)
安齋:やった!(拍手しながら)
田中:紫陽花さんは誰とも仲良くできる子ですし、優しさや面倒見の良さ、女の子らしさなど、女の子の理想も詰まっているキャラクターだと思うんです。でも、私はすぐ心が動いちゃうタイプなんですよね。(王塚)真唯さんの「知れば知るほど見えてくる自信のないところ」も素敵だなと……。そんなギャップにも弱いので、真唯さんもいいなと思っています。
(市ノ瀬)加那ちゃんが演じる琴紗月さんの、普段クールだけど一生懸命頑張る姿も素敵ですし、みんな彼女にしたいなって思っちゃいますね(笑)。
中村:そこにれな子は挙がってこないんだね……。
田中:(笑)。れな子はどちらかと言うと「正したい」って思うかな。
ーー「正したい」?
田中:れな子はある意味で、自分自身を見ている気分になるといいますか……女の子として共感できる部分も多いキャラクターだと思うんです。なので、優柔不断ですがさっき名前を挙げた3人かなぁと思います。(安齋さんを見て)推しキャラは? どう?
▲甘織れな子
安齋:私も紫陽花さんです。収録中のブースでも同じようなお話をしたことがあって、そのときから気持ちは変わらずなのですが……紫陽花さん以外なら、紗月さんかなぁと。
「AnimeJapan 2025」で展開された『わたなれ』のブースに、キャラクター診断の催しがあったでしょ? その結果が、紫陽花さんか紗月さんだったんだよね。
中村:そうだったんだ!
安齋:共感する部分もあるし、親近感が湧くんだろうなと。紫陽花さんは「理想の女子」ですが、恋する少女の一面も持ち合わせているので、特に幸せになってほしいなぁと願っています。
紗月さんに関しては、普段クールな人が自分だけに心を許してくれる瞬間がいいなと! そんな妄想を含めて良いなら紗月さんがいいなと思っています。
田中:SNSで「#わたなれ」を調べていると、紗月さんを支持している人が多い印象があります。
中村:しかも、紗月さん推しの人って、メッセージの熱量が高くない?
田中:たしかに(笑)。各キャラクター均等にファンがいると思うんだけど、特にアツく想いを綴るのは紗月さんのファンが多い気がする!
中村:きっとそれだけ、沼があるってことだよね。
▲琴紗月
ーー改めて、それぞれのキャラクターに魅力が詰まっている作品ですよね。それでは、中村さんの推しキャラクターについてもお聞かせください。
中村:れな子役に決まってから、この想いは内緒にしておこうと思っていたのですが……はじめて原作を読んだときに惹かれたのが真唯だったんです。
田中:これもアフレコ現場でずっと言ってたよね。
中村:そうだね(笑)。尽くしてくれる人が好きですし、私は基本的に受け身なので、グイグイわかりやすく引っ張ってくれる人の気持ちが嬉しくて。
田中:あんなに積極的に原作の宣伝してたのに……?
中村:不特定多数の人に何かをするのは大丈夫なんだけど、仲良くしたいと思えば思うほど気を遣っちゃうんだよね。自分からきっかけを作るのが難しくなってくるというか……。「こう言ったときに、こう思われて、嫌われたらどうしよう……」と、色々と想像しちゃって。
▲王塚真唯
田中:まさにれな子だ……!
中村:そうかも。学生のころから、1学期とか出会ってすぐのタイミングでは、自分からは何もできなかったなぁ。
田中:その分、目の前の相手との関係をとても大事にしたいタイプでもあると思うから、信頼が厚そうだよね。
中村:れな子にも、一人ひとりと真摯に向き合いたいっていう気持ちがあるんだと思うよ。
田中:……れな子って実は、いい女だったり……?
中村:そうだよ……?
ーー(笑)。中村さんはれな子に、共通する部分を多く感じられていたのですね。
安齋:音響監督さんからも、途中から「れな子」って呼ばれてたよね。
中村:「れな子はさ、」みたいにね。大西さんからも「私以外の女を見てる……」と、嫉妬の眼差しを感じていました(笑)。
物語が進むにつれて、れな子がキャラクター一人ひとりと真摯に向き合うシーンがあって……先ほど真唯に魅力を感じるとは言ったものの、それらのシーンを経て考えると「みんな大好き」になっちゃったんですけどね……。
安齋:これがれな子の真の姿ですよ(笑)。
田中:れな子を演じるべくして生まれてきたんだね(笑)。
▲小柳香穂
ーー最後に改めて、TVアニメ『わたなれ』の魅力を、代表して中村さんにお伺いしたいと思います。
中村:れな子、真唯、紫陽花さん、紗月さん、香穂ちゃん……みんなそれぞれ最初は表面の良いところが見えると思いますが、一人ひとりと深く関わっていくにつれて、人間らしさを感じられると思います。それぞれの心情が深く描かれていて魅力がありますので、推しを作っていただきたいです!
男女関係なくキュンキュンできるシーンも満載ですし、作品が持つテンポ感、スピード感もあわせて楽しんでいただけますと幸いです。笑いアリ、感動アリ……。
安齋:“お風呂回”もアリ!
中村:そうそう! その上で年齢関係なく見ていただけますので、新たな癖を見つけてほしいと思います!
[インタビュー/西澤駿太郎]
『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)』作品情報
2025年7月、TVアニメ放送開始!

キャスト
甘織れな子:中村カンナ
王塚真唯:大西沙織
瀬名紫陽花:安齋由香里
琴 紗月:市ノ瀬加那
小柳 香穂:田中貴子
スタッフ
原作:みかみてれん(集英社ダッシュエックス文庫刊)
イラスト:竹嶋えく
監督:内沼菜摘
アドバイザー:加戸誉夫
シリーズ構成・脚本:荒川稔久
キャラクターデザイン:kojikoji
プロップデザイン:堀たえ子 矢萩利幸 原千遥
総作画監督:金子美咲 森谷春樹 塩川貴史 時乃キノ 阿見圭之介
メインアニメーター:石井久雄
色彩設計:関本美津子
美術監督:高木佑梨 渡辺佳人
美術設定:高木佑梨 上田瑞香 田中孝典 掛井嶺 新井佳奈 本田こうへい
撮影監督:師岡拓磨
編集:茶圓一郎
音響監督:山口貴之
音響制作:HALF H・P STUDIO
音楽:藤澤慶昌
アニメーション制作:studio MOTHER














































