
『劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折』 主題歌アーティスト・キタニタツヤさんのオフィシャルインタビューが公開|5月30日より「青のすみか (Acoustic ver.)」配信開始
2025年5月30日(金)より公開となる『劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折』。
このたび、オフィシャルインタビュー第4弾が公開となりました!
インタビュー企画のラストを飾るのは、「懐玉・玉折」の主題歌を手掛けるキタニタツヤさん。楽曲に込めた思いや、本作に対する印象がたっぷりと語られています。
併せて、劇場版総集編の公開日となる5月30日より、主題歌「青のすみか (Acoustic ver.)」の楽曲配信も決定。さらに、6月2日(月)放送のTBS「CDTVライブ!ライブ!」への出演も決定しています。
主題歌アーティスト・キタニタツヤ オフィシャルインタビュー
ーー『劇場版総集編』で、再び「青のすみか (Acoustic ver.)」が主題歌として決定いたしました。改めて、本作へのご参加が決まっての感想をお聞かせください。
キタニタツヤさん(以下、キタニ):『呪術廻戦 懐玉・玉折』には「青のすみか」が合っていると感じていただけての再びのご指名だと思うので、純粋に「嬉しい」という気持ちです。自分としても「青のすみか」=『呪術廻戦 懐玉・玉折』と捉えてしまっているので、劇場版でもお任せしようと思ってくれたことは本当に光栄です。
ーー「青のすみか」も作品の世界観にハマっていましたが、今回はAcoustic ver.ということで、より作品の切なさを増長させる楽曲になっていると感じました。
キタニ:アニメはオープニングテーマということで、本編に入る前に曲が流れます。なので、物語の方向性を匂わせてしまうような「切ない曲」や「爽やかな曲」と一辺倒にしたくなかったんです。「懐玉・玉折」は爽やかな青春を描いている中に、えげつない展開も織り交ざっている物語。そんな青春時代を五条 悟が思い返している構造になっていたので、楽曲も明るく爽やかな中に、どこか淡い切なさを孕んだ質感を持たせたいと思いました。しかし、今回の劇場版総集編では主題歌として本編を観終わった後に流れます。結末を知った上で流れる楽曲ということで、切なく悲しい方向に重心を偏らせてアレンジし直しました。
ーー楽曲を制作、または歌唱する上で、作品のどんなところを大事にして作られたのでしょうか。
キタニ:曲を聞いた時に抱く印象を、原曲とは全く違うものにしたいと考えました。そのため、アレンジや歌い方もガラッと変えています。ただ、作品の違和感にだけはならないようにしなきゃと思い、アレンジを加えながらも作品の雰囲気を壊さないように気を付けて制作しましたね。
ーー本予告ではすでに、新たなアレンジで制作された「青のすみか (Acoustic ver.)」の楽曲が流れています。映像とあわせて本予告をご覧になってみて、いかがでしたか?
キタニ:すでにアニメで見ていたシーンなのに、ここまで印象が変わるのか!という驚きがありました。もともと「懐玉・玉折」自体が不思議な質感を持っていて、ぱっと見ると爽やかな物語だけど、じっくり世界観に触れるととても切ないじゃないですか。オープニングテーマとして作った「青のすみか」は疾走感があって爽やかな印象が強かった分、今回のAcoustic ver.は切なく悲しい印象に寄っていて、なんだかこの2曲で「懐玉・玉折」の物語がより奥深いものになったような感じがしました。
ーー『呪術廻戦』に対する印象や、好きなキャラクターを教えてください。
キタニ:全体的に「暗さ」を持った作品だという印象を持っていますが、その暗さは世界観というより、人間の暗さを表しているように感じます。起こっていることの原因を辿っていくと、現代を生きる我々も持っているものに繋がるというか。ファンタジー作品ではありますが、リアリスティックな要素も持ち合わせていて、その要素を担う人間描写が丁寧だからこそ、面白さや説得力に繋がっていると思います。
そんな人間の「暗さ」を描いているからこそ、人間性の良さを感じるキャラクターに惹かれます。僕はパンダと脹相が好きなのですが、ちょっと鬱陶しいけど、情に厚く良い先輩感があるじゃないですか。パンダは呪骸、脹相は呪物が受肉した存在なのに、僕的には1番人間的な温かみを感じるキャラクターです(笑)。
ーー『劇場版総集編』の公開を楽しみにしている皆さんに向けて、メッセージをお願いします。
キタニ:テレビアニメで流れていたものと同じ素材を使っていますが、編集が加わっていることによって、まったく質感が違うものになっていると思います。また、5話に分割されていたものを通して見ることによって、読後感も変わっているように感じるのではないでしょうか。アニメで「懐玉・玉折」を見て結末を知っている方でも、おそらく新たな発見があると思います。そして、「青のすみか」がAcoustic ver.になることで、また違った作品の表情を見せてくれているかと思います。アニメとは違った奥行きに気が付けると思うので、是非まっさらな気持ちでもう1度「懐玉・玉折」の物語に触れてみてください。僕もそんな気持ちで劇場に観に行きたいと思います。
5月30日より「青のすみか (Acoustic ver.)」の配信を開始
5月30日(金) 0時より配信開始
詳細はこちら
6月2日(月)放送 TBS「CDTVライブ!ライブ!」にキタニタツヤが出演決定!!
放送日時:2025年6月2日(月) よる7:00~10:00
番組公式サイト
『劇場版総集編 呪術廻戦 懐玉・玉折』作品情報

あらすじ
2018年6月、両面宿儺を己の身に宿した虎杖悠仁。
2017年12月、祈本里香の呪いを解いた乙骨憂太。
そして更に時は遡り2006年(春)—。高専時代の五条 悟と夏油 傑。
呪術師として活躍し、向かうところ敵のない2人の元に、不死の術式を持つ
呪術界の要・天元からの依頼が届く。
依頼は2つ。天元との適合者である“星漿体(せいしょうたい)” 天内理子、
その少女の「護衛」と「抹消」。
呪術界存続の為の護衛任務へと赴くことになった2人だが、
そこに伏黒を名乗る“術師殺し”が“星漿体”の暗殺を狙い介入する...。
後に最強の呪術師と最悪の呪詛師と呼ばれる五条と夏油、
道を違えた2人の過去が明かされる—。
キャスト
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
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(C)週刊少年ジャンプ2025年26号/集英社