
『カラソニ』初の3人楽曲は可愛らしさやかっこよさのバランスが「おしゃれ」な楽曲に──「東京カラーソニック!! "Sugar Pop" UNIT SONG 嵐&永久&巴」リリース! 小宮山嵐・千葉翔也さん&瀬文永久役・梶原岳人さん&宮苑巴・広瀬裕也さんインタビュー
「歌手」×「作曲家」=バディが綴る青春エンターテイメント『東京カラーソニック!!』。2021年に1stシーズンがリリースされて以降、楽曲制作を通じてキャラクターたちの葛藤や成長、そして絆を描く繊細な物語が紡がれています。
2025年4月からは新シリーズ「東京カラーソニック!! -はじめの音-」が始まり、公式YouTubeにて毎週水曜21時に無料配信中! これまで描かれなかった音楽制作に向き合うキャラクターたちの日常が描かれます。
さらに、“恋”をテーマにした新たな楽曲シリーズ「東京カラーソニック!! ”Sugar Pop”」も始動。ソロ曲5曲とカラソニ初となるユニット曲2曲の全7曲が、5か月連続でリリースされます。
楽曲ダウンロードシリアルコードもついてくるグッズ付きセットも発売! アニメイト早期予約特典では、2026年1月18日(日)に開催される「東京カラーソニック!! Special Live ~Sugar Pop~(ソニライ4th)」のチケット先行抽選申込シリアルコードも。
今回は、11月28日にリリースされる、追いつきたくて走る恋をテーマにした楽曲「ゼロキョリ宣言」のレコーディングを終えた小宮山嵐・千葉翔也さん、瀬文永久役・梶原岳人さん、宮苑巴・広瀬裕也さんにインタビューを実施! 本楽曲に対する印象や注目ポイントなどをお伺いしました。
『カラソニ』初の3人曲「ゼロキョリ宣言」は「おしゃれ」な楽曲
──本楽曲「ゼロキョリ宣言」のデモを最初に聞いた際、どんな印象でしたか?
千葉翔也さん(以下、千葉):とても意外で、すごく可愛らしい曲が来たなと思いました。永久の「#こいばぐ」を聴いていたので、こういう路線もカラソニではアリだとは思っていたんですけど。
率直に、嵐は「Replica」の歌詞に非常に難航している設定だったので、この恋愛感情むき出しの歌詞をどう歌うんだろうと。設定では田所先生が作曲、作詞が神楽とのことなので、「田所先生どういうつもりで作ったんだろう」「これは3人への課題として作ったのかな」なんてことを素直に思いました。
梶原岳人さん(以下、梶原):曲を聴いて、「またおしゃれな曲シリーズが来たな」と感じました。永久が歌っていそうなイメージがあり、これまでの楽曲群と共通する雰囲気があると思いました。
ただ、今回の曲は歌詞に可愛らしさやあざとさがある一方で、メロディやオケはかっこいいという、両面性を持ったバランスが非常に「おしゃれ」だと感じています。歌うのは大変でしたが、聴く側としては気持ちがいい曲に仕上がっていると思います。
広瀬裕也さん(以下、広瀬):時系列的に、前回の「シュガーと嘘とぼく」のような恋愛チックでポップな曲の後に聴いたので、タイトル(ゼロキョリ宣言)からも、もっと可愛らしい曲かなとイメージしていました。でも実際は、そんな可愛いというよりかは、なにか訴えかけるような、熱い気持ちを歌う曲だと感じました。
ポップというよりは、必死さみたいなものが伝わってきて、同じ恋愛ソングでも全然違うな、というのが最初の印象でした。
3人(ユニット曲)というのもカラソニでは初めてですよね。最初は(千葉さんのパートを)聴けるようにしてもらってやってみたんですが、みんなそれぞれ個性があるから、違うかなと。聴くときは伸ばす長さだけ合わせればいいかなと思って、途中はもう切らせていただいて、いつもの通りのスタンスで臨みました。合わせようというよりかは、自分の解釈を貫きましたね。
──ご自身の役として歌う際に、意識された点はありますか?
千葉:これまでの曲だと、声を太くしたり硬くしたり、粘土をこねるみたいに声の輪郭を作っていたんですけど、今回は声を「膨らませたりしぼめたり」しながら、1個のものを調整して歌えたと感じています。
前回「Replica」を録った時、マイクの位置や耳中のセッティングを工夫すると、イメージに近い声になるという手応えがあったんです。今回も、歌い始めるまでに30分くらいセッティングに時間をかけて調整しました。どうやら僕はそれが合っているということに気づきました(笑)。
メロディは簡単なようでめちゃくちゃ難しかったんですが、ドラムのノリだけ見るとめちゃくちゃロックだなと。3人の中だと嵐に一番メロディが寄っているのかなと勝手に思ったので、このロック的な決め感みたいなものを、柔らかい歌声の中に出せたらいいなと思って頑張りました。
──本作のような曲調の楽曲は、普段から聴くことはありますか?
千葉:聞かないですね。もっとめめしい曲がいいです(笑)。この「ゼロキョリ宣言」の歌詞は、相手がどう思っていても「宣言」自体をしてしまう強気な内容ですが、僕が普段聴く曲はまだ一歩手前で「宣言をしたい」と悩んでいるような曲が多いので……。
梶原:似ている曲調の楽曲は聴きます! ただ、恋愛ソングという意味だと、あまりないかもしれないです。
広瀬:恋愛の曲はよく聴きます! 状況に当てて聴くのが好きで、失恋した時に失恋ソングを聴いて、よりその状況に没入したり。西野カナさんの曲で「これはいける!」と元気づけられたり(笑)。その状況をより盛り上げるために聴くのが好きです。
──歌っていて特に難しかったパートはありましたか?
千葉:Bメロですね。あそこは、一つのブロックの中で違うノリがいくつも混在していて複雑だと感じました。全体のリズムを掴むのにも時間がかかりましたね。メロディを資料として聴いている時、言葉の最中で、どうしてこんなに伸びるんだろうってわからなくて。
でも、ノリを掴んでからは早かったです。前回の「Replica」が本当に難しすぎたので、それに比べると4倍くらいは簡単に感じました(笑)。
梶原:自分の想定とは違う音にメロディが移行していくところがあり、それを覚えるのに苦労しました。特にサビの直後などはフレーズが複雑になり、「難しいな」と感じる部分が多かったです。
今回は3人組のユニット曲ですが、ユニゾンで歌い上げるようなスタイルではないと思ったので、メンバーそれぞれの個性を出し合うほうが良いと思いました。なので、他のキャストの詩を事前に聴いて歌い方を合わせることは、あえてしませんでした。
歌唱時のマインドとしては、永久の普段の「内気系男子」のような姿ではなく、グイグイとリードできるタイプの人をイメージして臨みました。
広瀬:やはりサビは結構続くので難しかったです。すごく高いわけではないのですが、「テケレレレ」みたいに細かく入ってくる。でも、逆にそこが「伝えようとしている」必死さにつながる部分だと思いました。サビが低かったり綺麗にまとまりすぎたりするより、この必死さや、出るか出ないかをぶつける感じが、曲に合っていると思いました。これまでの友恵の曲にはあまりないタイプだと思います。














































