
スーパー歌舞伎『もののけ姫』が2026年7〜8月上演決定! アシタカ役に市川團子さん、サン役に中村壱太郎さん|コメント到着
1997年に公開されたスタジオジブリの宮﨑 駿監督の不朽の名作『もののけ姫』。
このたび、本作が2026年7〜8月に東京・新橋演舞場にてスーパー歌舞伎として上演されることが決定しました!
あわせて、アシタカ役に市川團子さん、サン役に中村壱太郎さんが決定。お二人よりコメントが到着しています。
<以下、公式発表の内容を引用して掲載しています>
スーパー歌舞伎『もののけ姫』が2026年7〜8月上演決定!
1986 年、歌舞伎の伝統と現代的なスペクタクルを融合させたダイナミックで斬新な演出が話題を呼び、日本の演劇界に新たなジャンルを確立したスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』。
その初演から 40 周年を迎える 2026 年、スーパー歌舞伎に新たな作品が誕生いたします。今回スーパー歌舞伎として新たな息吹が吹き込まれるのは、公開から四半世紀以上が経ったいまなお多くの人々に愛される不朽の名作「もののけ姫」。
スタジオジブリの宮﨑 駿監督が原作・脚本・監督を手掛け、壮大な自然と人間の物語を描いた「もののけ姫」は、当時の日本映画の歴史を塗り替える大ヒットを記録し、アニメーション作品として初めて日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞するなど、国内外から高い評価を受けました。本年 10 月から開始された 4K デジタルリマスター上映でも、瞬く間に大きな評判を呼び、時代を超えた感動の渦を巻き起こしています。
2026 年夏、そんな「もののけ姫」が、壮大なスペクタクルとダイナミックな演出で魅了するスーパー歌舞伎として新たな輝きを放ちます。アシタカとサン、タタラ場に生きる人々と森に棲む神々、それぞれの運命が絡みあい、人間と自然の壮絶な衝突と共生への願いを描き出す「もののけ姫」が、スーパー歌舞伎『もののけ姫』として新たな歴史を刻みます。
アシタカ役に市川團子さん、サン役に中村壱太郎さんが決定!
この度、呪いをかけられた少年・アシタカを市川團子、山犬に育てられた少女・サンを中村壱太郎が演じることが決定いたしました。
2024 年に上演されたスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』では、團子が主役の小碓命後にヤマトタケルと大碓命、壱太郎が 5 月御園座・6 月大阪松竹座で兄橘姫と弟橘姫の 2 役、10 月博多座で兄橘姫・弟橘姫・みやず姫の 3 役を熱演。團子は『ヤマトタケル』で早替りや宙乗りを披露し、スペクタクルな演出で観客を魅了した澤瀉屋の芸を受け継ぐのみならず、自身の研鑽の場として「新翔春秋会」を立ち上げるなど、舞踊にも力を入れ、活躍の幅を広げています。
壱太郎は、女方の大曲である『京鹿子娘道成寺』をはじめ、大役を勤める機会が増えるとともに、“劇場以外で楽しめる歌舞伎”として企画・主催した『ART 歌舞伎』の劇場公演を成功させるなど、その活躍は多岐に渡ります。
次代を担う二人の若き才能が、満を持してスーパー歌舞伎の新作に挑みます。熱い競演に、どうぞご期待ください。
※澤瀉屋の「瀉」のつくりは正しくは“わかんむり”です。
▲左:市川團子さん、右:中村壱太郎さん
アシタカ:市川團子さんコメント
祖父が亡くなった連絡を受け聴いた曲が「もののけ姫」の「アシタカせっ記」
でした。
悲しみの中で「希望」を貰ったことを今でも鮮明に覚えています。
まだこのお話をいただく前のことで、何か運命的なものを感じてなりません。
スーパー歌舞伎は、祖父が歌舞伎の未来を見据え、今に生きる瑞々しくエ
ネルギーに満ちた歌舞伎を目指し創られたものです。
その観点からも『もののけ姫』をスーパー歌舞伎で上演することは、とても意
義があることだと感じています。
歌舞伎ファンの方には勿論、ジブリファンの方にも納得していただき、何より
も皆様に楽しんでもらえる作品になるよう、私も曇りなき眼で『もののけ姫』に
挑みたいと思います。
サン:中村壱太郎さんコメント
スーパー歌舞伎『もののけ姫』が来年上演されること、今からとても緊張と
興奮を強く感じております。
「もののけ姫」は私が小学校の時に公開された作品、その時は何となくの記
憶ではありましたが、改めて大人になってから作品を観て、何故かとても歌
舞伎的な決め台詞の印象の残り方があると感じた思い出があります。
そしてとても素敵な久石譲さんの音楽。この壮大で、誰もが知る作品を「ス
ーパー歌舞伎でやってよかった!」と思える、未来につながる作品の幕開
けにしたいと思います!
スーパー歌舞伎『もののけ姫』公演概要
原作:宮﨑 駿
オリジナル音楽:久石 譲
脚本:丹羽圭子 戸部和久
演出:横内謙介
協力:スタジオジブリ
出演:
アシタカ:市川團子
サン:中村壱太郎
2026年7〜8月 東京・新橋演舞場
製作 松竹株式会社
『もののけ姫』作品情報
あらすじ
いまだ人を寄せ付けぬ太古の深い森の中には、人語を解する巨大な山犬や猪などの神獣たちが潜み、
聖域を侵す人間たちを襲って、荒ぶる神々として恐れられていた。
エミシの末裔のアシタカは、人間への怒りと憎しみによってタタリ神と化した猪神に呪いをかけられ、
それを解くために訪れた西の国で、数奇な運命に巻き込まれていく。
森を切り開こうとするタタラ製鉄集団とその長エボシ御前、森を守る山犬一族、
そして山犬に育てられた人間の少女サン。
アシタカはその狭間で、自分が呪われた理由を知り……。
キャスト
(C)1997 Studio Ghibli・ND

































