音楽
KID PHENOMEON「Black Flame」リリース記念インタビュー

『転生悪女の黒歴史』OP主題歌は作品を「心の奥に潜める強い欲望を黒い炎」に例えた楽曲──KID PHENOMEON 6thシングル「Black Flame」リリース記念インタビュー

事故に遭った主人公のコノハが「黒歴史」となっていた自作のファンタジーの世界の悪女、イアナに転生。物語では死んでしまう運命だったため、死亡フラグを折りまくり、奮闘する姿を描いた一風変わったラブコメアニメ『転生悪女の黒歴史』が好評放送中!

本サイトではインタビュー連載をお送りしていますが、今回はOP曲「Black Flame」を担当している7人組ダンス&ボーカルグループ、KID PHENOMEONの皆さん。12月3日に「Black Flame」を含む3曲入りシングルをリリースして満を持しての登場です!

「Black Flame」の聴きどころ、レコーディング秘話だけでなく、作品の印象とキャラと似ているメンバー、カップリング曲などについてもご紹介いただきました。

 

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転生悪女の黒歴史
自分の名をつけた主人公『コノハ・マグノリア』が可憐に活躍する、恋と魔法の冒険ファンタジー。自らが中学生の時に執筆した物語の世界に転生した佐藤コノハは、なりたかった主人公『コノハ』ではなく、その妹で稀代の悪女『イアナ・マグノリア』に転生してしまう。思い出したくもない【黒歴史(自分の描いた物語)】のよりによって悪役に転生してしまったイアナの運命は!?自分の考えたキャラクターたちを見守りながら、平和な生活を手にすることができるのか!?新感覚!死亡フラグ回避ラブコメ誕生!!作品名転生悪女の黒歴史放送形態TVアニメスケジュール2025年10月8日(水)〜テレビ東京・BS11ほかキャストイアナ・マグノリア:青山吉能コノハ・マグノリア:M・A・Oソル・ネモフィラ:小松昌平ヨミ・ブラックサレナ:土岐隼一ギノフォード・ダンデライオン:古川慎シャノウ・クレマチス:ランズベリー・アーサーミカ:田丸篤志ヤマト・ハイドランジア:前野智昭スセリーナ・ローザ・アマリリス:ブリドカットセーラ恵美グラ・アイビー:小林大紀シュクナ:熊谷健太郎吸血鬼王:杉田智和スタッフ原作:冬夏アキハル「転生悪女の黒歴史」(白泉社・「LaLa」連載)監督:桜井弘明シリーズ構成:...

 

メンバーが思う『転生悪女の黒歴史』の魅力

──「Black Flame」がOP主題歌となっているアニメ『転生悪女の黒歴史』をご覧になったり、原作を読んだ感想と魅力を感じた点をお聞かせください。

夫松(それまつ)健介さん(以下、夫松):小学校の頃、女の子のお友達がよく話していたような妄想に着目して、展開されていく話がとても共感性も高く面白いなと感じました! ただの妄想だけでなく、ギャグっぽいところもあり飽きずにあっという間に時間が経ってしまうところも魅力的に感じました!

遠藤 翼空さん(以下、遠藤):黒歴史をギュギュッと詰め込んだストーリーを自身が体験しなければならない状況そのものが面白くて設定にジワジワときます。面白い掛け合いのテンポ感が良く、目を逸せないストーリー展開が魅力的でした!!

岡尾 琥珀さん(以下、岡尾):『転生悪女の黒歴史』というタイトルやキャラクターを見ると、一見ダークなアニメを想像していたのですが、内容自体すごくコミカルで、ネタっぽいの要素が多いためすごく見やすく面白いです。また主人公の佐藤コノハが書いた物語の中という設定ということで、実際に若い女の子たちが思い描くような内容で共感性もあるアニメなのではないかなと思います。

──作中で好きなキャラクターと、それぞれのメンバーに似ているor近いなと思うキャラクターを教えてください。

川口 蒼真さん(以下、川口):ソル・ネモフィラが好きです! メンバーだと峻乃介に似ていると思います。まず金髪の美形でクールなキャラクターで、通称「氷の執事」と呼ばれていて、一見冷たく見える一面もあるのですが、イアナに寄り添う優しい一面もあるのでツンデレなところが峻乃介に似ていると思いました! 個人的にどのアニメでも冷静で頭が切れるキャラが好きなので、そういった雰囲気があると思いました。

佐藤 峻乃介さん(以下、佐藤):イアナが好きです。作中の会話の内容が進むテンポ感が好きなのですが、それを明らからに作っているのかイアナで、この作品の魅力を作っているなぁと思います。ツッコミがツボです。ソルの陽キャ感が健介に似ています。王子様という部分に関しては異なりますが…(笑)。

 

「心の奥に潜める強い欲望を黒い炎」

──「Black Flame」の流れるアニメのOP映像をご覧になった感想と、放送及び先行配信後のファンや周りの方からの反響はいかがでしたか?

山本 光汰さん(以下、山本):OP映像は、作品の空気感を一気に引き込むダークさとスピード感があって、初めて見たときにすごく刺激を受けました。SNSでも「曲が作品の世界に合っている」「中毒性ある」と言っていただけて、嬉しかったです!

鈴木 瑠偉さん(以下、鈴木):放送されてすぐにXで感想が広がっていたのですが、OP映像と楽曲のリンク具合が凄かったという反響をいただきました!

──「Black Flame」のタイトルの由来や歌詞の内容、そしてアニメとリンクする点を教えてください。

夫松:「ここはまるで異世界」という歌詞の部分が、楽曲自体だと、悩んでいる自分が彷徨(さまよ)っている様子から周りが異世界に感じでいるのですが、アニメの転生する世界観ともリンクしている部分もあるように感じでいます。

遠藤:心の奥に潜める強い欲望を黒い炎「Black Flame」に例え、作中のラブコメディのストーリーと時代設定が中世なので、その雰囲気がわかりやすくスッとイメージできる楽曲です。

岡尾:大前提として、アニメに寄せて作られた楽曲になるので、主人公の心情やこの物語の内容とこの楽曲の展開や歌詞の意味がリンクする部分があるのかなと感じます!

──サウンド感のご紹介とレコーディングで意識した点と苦戦した点を教えてください。

川口:レコーディングでは、新たな自分の一面を引き出せたのではないかと思います。普段のラップとは違い、ブレス多めで“歌う”ことを意識したことで、曲や作品にある“怪しさ”や“ミステリアスな雰囲気”を表現できたのではないかと感じています。

佐藤:基本的にキャッチーなベースがメインとなっている楽曲で、力強く黒く燃え上がる炎を表現していますが、サビの後半に入る鋭いシンセが楽曲にメリハリを付けてくれています。攻めを意識過ぎず、余裕感のある抜け感を意識しました。

 

MVや楽曲のおすすめポイントは?

──「Black Flame」のMVのコンセプトや撮影裏話を教えてください。

山本:撮影は長時間起こったのですが、初のアクション演出があったり、良い意味でカオスな画がたくさんあったりしたので楽しかったです!

鈴木:「Black Flame」は、不思議な点が多いというか、見ていて引っかかる点が多いので、自分達でさえ楽しめるMVとなっています!

──「Black Flame」のお気に入りポイントや聴きどころのご紹介をお願いします。

夫松:今回は振り付けがとても独創的でお気に入りポイントです! 特にサビの後半部分のキャッチーな振り付けはファンの皆さんからも好評なので、ぜひ注目していただきたいところです!

遠藤:峻乃介の「Hey 君のVoice…」のパートが好きです。その他パートがエネルギッシュでパッションがある中で、密かに野望を抱いている様な静かさを醸し出す峻乃介のアプローチの仕方がツボです。

岡尾:1Bの「闇の中咲いた~」の光汰のパートです! 手前のラップのパートから一気にガラッと雰囲気を変えるパートで、光汰の声色の魅力が一気に引き立たせられているなと感じます!

 

ラッパー陣が歌に初挑戦した「OUR TIME」

──シングルに収録されるカップリング曲のご紹介をお願いします。

川口:「OUR TIME」では今回、初めてラッパー陣も歌に挑戦したのですが、それぞれのキャラクター性がしっかり出ていて、とても新鮮でした。レコーディング自体が初挑戦だったこともあり苦戦しましたが、ボーカル陣がサポートしてくれて、無事に録り終えることができました。

佐藤:「OUR TIME」は7人の空気感をそのまま落とし込んだ楽曲です。PVでもChoreographed by KID PHENOMENONなので、7人の世界観に混ざってもらえる様な、内容になってます。

「クロスロード」はボーカル2人のバラード楽曲です。僕たちの世代だからこその歌詞になっていて、僕も聴いていてグッときます…。

──「Black Flame」のジャケットのコンセプトや撮影裏話を教えてください。

山本:ジャケットではMVに出てくる場所の一部で撮影したので、すごく衣装と合っていて素敵だと思います!

鈴木:今回衣装も一人ひとり個性的で、個が立っている感じなので、背景との相性などが絶妙なバランスで、めちゃくちゃカッコよくなっています!

 

アニメタイアップは自分たちのファンだけでなく、アニメファンの方々にも知っていただける素敵な機会なので、すごく大切に思っています

──アニメのタイアップは『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』第2クールED曲「存在証明」以来となりますが、アニメタイアップを担当される時のお気持ちや感じている意義を教えてください。

夫松:アニメのタイアップはそのアニメを象徴する楽曲にもなりますし、普段僕たちのようなグループに触れることのない方達に楽曲を聴いていただける機会なので、責任感を感じながらも反応にワクワクしています!

遠藤:今回はオープニングを担当しましたが、『るろうに剣心』と同様にプレッシャーを感じました。素敵な作品の世界観をどの様なアプローチで歌い上げれば良いのか、作品のファンの方々に届く様な楽曲にできるのかとたくさん考えて臨み、結果的に好評の声をいただけているのでとても嬉しいです。このオープニング曲でさらにこの素敵な作品が世界に広まっていく事を願っています。

岡尾:今回2年ぶりにアニメタイアップをさせていただいたのですが、最初に『転生悪女の黒歴史』と聞いた時は、『るろうに剣心』の時とはテイストが全然違うので、楽曲含めてどういった作品に仕上がるのかわくわくしていて、その結果こういった素敵な作品をアニメと共に作り上げることができ、すごく嬉しいです! それに、自分たちのファンだけでなく、アニメファンの方々にも知っていただける素敵な機会なので、すごく大切に思っています!

 

 

「LIVEに来てもらえたら必ず僕たちのことを好きにさせます」

──アニメ『転生悪女の黒歴史』で初めて知ったという皆さんに、KID PHENOMENONの魅力やライブの見どころ、楽しみ方のご紹介をお願いします。

川口:ライブでは、とても世界観を大切にしていて、最後までお客様が“素に戻る瞬間”がないように意識して構成しています。全員で魅せるダンスパート、歌をしっかり聴かせるパート、そしてMCでは僕たちらしい等身大の会話など、すべてを詰め込んだライブです。

ライブを観れば「KID PHENOMENONがどういうグループなのか」がひと目でわかる、そんな自己紹介のようなステージになっています。

佐藤:僕たちは音楽やパフォーマンスに貪欲で、新しい事に挑戦する事も好きです。LIVEに来てもらえたら必ず僕たちのことを好きにさせます。

──KID PHENOMENONファンの方、アニメ『転生悪女の黒歴史』、この記事で初めて知ったという方それぞれへメッセージをお願いします。

山本:『転生悪女の黒歴史』をきっかけに知ってくださった方々も、僕たちの音楽が少しでも誰かの力になれば嬉しいです! これからも挑戦を続けていくKID PHENOMENONをよろしくお願いいたします!

鈴木:みなさん! 自分達のファンになったら、絶対に笑顔絶えない日になると思うので、ぜひとも沼ってください!(笑) パフォーマンスのカッコいいところは、大事にしているので、僕達のアーティスト感であったり、人間感を感じて好きになってもらえると嬉しいです!!

夫松:KID PHENOMENONは名前の通り世の中に現象を起こせるグループを目指しています。アニメという文化のように日本のみならず世界に僕たちの存在を届けて、新たなKID PHENOMENONというジャンルを確立できるよう、猪突猛進で進み続けていくので、引き続き応援のほどよろしくお願いいたします!

 

CD情報

KID PHENOMENON「Black Flame」
2025年12月3日発売
初回生産限定盤(CD+DVD) 2,500円(税込)
通常盤(CD) 1,500円(税込)

 

作品情報

転生悪女の黒歴史

あらすじ

自分の名をつけた主人公『コノハ・マグノリア』が可憐に活躍する、
恋と魔法の冒険ファンタジー。

自らが中学生の時に執筆した物語の世界に転生した佐藤コノハは、
なりたかった主人公『コノハ』ではなく、その妹で稀代の悪女『イアナ・マグノリア』に転生してしまう。
思い出したくもない【黒歴史(自分の描いた物語)】のよりによって
悪役に転生してしまったイアナの運命は!?

自分の考えたキャラクターたちを見守りながら、平和な生活を手にすることができるのか!?

新感覚!死亡フラグ回避ラブコメ誕生!!

キャスト

イアナ・マグノリア:青山吉能
コノハ・マグノリア:M・A・O
ソル・ネモフィラ:小松昌平
ヨミ・ブラックサレナ:土岐隼一
ギノフォード・ダンデライオン:古川慎
シャノウ・クレマチス:ランズベリー・アーサー
ミカ:田丸篤志
ヤマト・ハイドランジア:前野智昭
スセリーナ・ローザ・アマリリス:ブリドカットセーラ恵美
グラ・アイビー:小林大紀
シュクナ:熊谷健太郎
吸血鬼王:杉田智和

(C)冬夏アキハル・白泉社/「転生悪女の黒歴史」製作委員会
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