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『東島ライダー』鶴岡聡×落合福嗣×阪口大助インタビュー前編【連載第17回】

『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』連載インタビュー第17回:伊藤さとし役・鶴岡聡さん×石毛ふくし役・落合福嗣さん×佐藤だいすけ役・阪口大助さん 前編|アニキ、いつも心の片隅に。ピュアな愛から生まれた“家族”のような関係性

伊藤、石毛、佐藤は「3人で一人」

ーーここからは『東島丹三郎は仮面ライダーになりたい』のお話を伺っていきたいと思います。

鶴岡:僕は丹三郎と戦った熊の役もやらせていただいたので、彼の強さは身をもって知っています。台本では、鳴き声の「グルルルル」に日本語の意味合いが添えて書いてあったんです。だから最初に熊として演じた際は、日本語の台詞を読み上げていたのですが、「そこは鳴き声で表現してほしい」と指示がありました。

鶴岡:でも2回目に熊が登場した時、最初と同じように鳴き声で表現したら、「今度は日本語で喋ってほしい」と逆の演出になっていて(笑)。

ーー物語が進んでいたからかもしれませんね(笑)。落合さん演じる石毛も、丹三郎のライダーキックを受けるシーンがありました。

落合:そうなんですよ。ライダーキックを食らう場面を演じられるというのが本当に嬉しかったです。

阪口:相手はライダーですから(笑)。

落合:本当にとんでもない跳躍と蹴りでしたよ! 

鶴岡:ライダーキックを食らえるのは、何というか……ぐっとくるものがありますよね。

落合:ぜひあのシーンは配信等で見返す時も、ぜひ注目して観てみてください! 本当に嬉しすぎて、口から幸せが出てしまっていると思います。

ーー皆さんが演じられている伊藤、石毛、佐藤の3人について、それぞれのキャラクターに対する印象もお聞かせください。

鶴岡:3人の印象は、とにかく「アニキラブ」。僕が演じている伊藤は3人の中でもよく喋るので、最初はリーダー格っぽいイメージだったんです。ただ、3人とも「アニキを支える」という気持ちで一つにまとまっているのかなと。

鶴岡:ただ、話が進んでいくにつれて、各キャラクターの色々な面が描かれるとともに、3人の仲の良さも見えてきた。今となって思うのは、僕ら3人は誰がリーダーというわけではなく、3人横並びで肩を組んでいるんです。

阪口:たしかに。僕が演じる佐藤も昔ながらのアニメではお馴染みの出っ歯キャラなのですが、そこから連想されるようなインテリポジションではないんですよ。伊藤、佐藤、石毛の3人は、誰がどのポジションというよりは、3人横並びという印象です。全員コメディもシリアスもできて、全員が同じくらいアニキを慕っている。つまり、“3人で一人”なんです。

ーー“横並び”がキーワードなんですね。

鶴岡:本当にそう思います。この3人の中にヒエラルキーとかは全くないので。

阪口:アニキを頂点に、3人が並んでいるんですよね。

落合:僕は別現場でも津田さん(中尾役:津田健次郎)にお会いしたら、「アニキ」って呼んでいますよ! 周りの人が驚いていました(笑)。

鶴岡:「どういう関係なの!?」ってなりますね(笑)。

阪口:アニキは極道なんですけど、作中であまり悪い部分が描かれていないこともあって、そこまで悪い人には見えないんですよね。だから、癖の強いキャラクターたちの間に入ると、意外と僕たちは普通なんじゃないかと思います。「普通のアイドルオタクじゃん!」みたいな(笑)。

鶴岡:基本的にピュアなんですよね。

阪口:もちろん登場キャラの皆さん、全員ピュアなんですよ? 本気でライダーになりたい人たちですから、僕たちもそういった意味ではピュアですよね。

ーーこの3人の作品的な立ち位置については、事前に説明があったのでしょうか。

落合:3人については今後の展開なども説明されることもなく、「ただただアニキを愛している子分3人です」と言われました(笑)。

鶴岡:「アニキのために」が信条です。

落合:そう、「アニキのために」!

『仮面ライダー』は共通言語

ーーお話を聞いているだけでも3人のチームワークを感じます。

阪口:3人のバランスがとても良いんですよね。作中の3人のバランスが、そのまま“中の人”にも通じている気がします。キャリアも年齢もバラバラですけれど、すごくやりやすいんですよ。

ーーそれはアフレコを重ねる中で培われたものなのでしょうか?

落合:これは伊藤、佐藤、石毛の3人に限らないのかもしれませんが、最初に3人で「イーッ」と叫ぶシーンを録った時から“共通言語”を感じていました。ショッカーの「イーッ」が、僕らのDNAに刻み込まれているんだなと。

阪口:『仮面ライダー』を観たことがない人がいたら、単純にそのシーンを知らないので合わせるのは難しかったと思います。その点、僕たちは台詞を合わせやすかったんです。

落合:「イーッ」に関しては、おそらく音響監や監督も、元々ある「イーッ」をイメージしてディレクションされていたと思います。例えば、第17話に登場したアイドル役の女性声優陣に対しては、「音を下げないで、投げるように」という指示が出ていました。

オリジナルを知っている僕たちからすると、「たしかにそうだった」と納得できるんです。でも、ショッカーという存在がDNAに刻まれていないと、どうしても難しい部分はあるでしょうね。

鶴岡:落合君が言ったように、DNAに『仮面ライダー』が刻まれている僕たちにとっては、「こういうものだ」という感じで、十分意図が伝わりました。そうではない人のお芝居を“あの”「イーッ」に着地させるためには、「最後まで音を投げ切っちゃっていいから」など細かく説明する必要がありますよね。

阪口:言語化って難しいですよね。そういった点では、「『仮面ライダー』を知らない方がこの作品を見たら、どう感じるんだろう?」と気になります。「“はい”でも“イエッサー”でもなく、“イーッ”って何?」って疑問に思うんじゃないかなと(笑)。

ーー(笑)。よく考えると、不思議な掛け声ですからね。

阪口:最初に3人で「イーッ」と叫んだ時に、すごく上手く嚙み合ったんですよ。その瞬間に謎の一体感が生まれた気がします(笑)。「皆で「イーッ」って叫ぶと楽しいな!」って。

落合:楽しいですし、嬉しいんですよね。例えば、他作品でショッカー戦闘員をモチーフにしたり、オマージュしているキャラクターを演じる時は、思い切って「イーッ」とは言えないこともあるので……。正真正銘のショッカーとして「イーッ」と言えたことはすごく嬉しい(笑)。本当に幸せな現場です。

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