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『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』西野亮廣×永瀬ゆずなインタビュー

ちょっとムカつく、でも愛おしい…西野亮廣さんが描く“本当のルビッチ”に永瀬ゆずなさんの声がバッチリ!『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』インタビュー

にしのあきひろ(西野亮廣)さんによる絵本「チックタック ~約束の時計台~」を原案とするアニメーション映画『映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~』が、3月27日(金)に公開されます。

⽇本アカデミー賞ほか、海外30以上の映画祭を魅了し、国内動員196万人の大ヒットを記録したオリジナルアニメーション『映画 えんとつ町のプペル』の最新作となる今作は、前作で遠くに⾏ってしまった親友のゴミ人間・プペルに、少年ルビッチがもう⼀度出会うまでの物語。世界を魅了した“信じる⼼”が再び贈り出す、感動の冒険ファンタジーです。

このたび、原作の西野さんと、ルビッチの声優に抜擢された永瀬ゆずなさんにインタビュー。西野さんには、本作に込めた思いや、永瀬さんを選んだ理由を。永瀬さんには物語の印象や、ルビッチというキャラクターをどうやって作り込んでいったのかをお聞きしました。

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映画 えんとつ町のプペル ~約束の時計台~
むかしむかし、あるところに、壊れていないのに11時59分で⽌まっている不思議な時計台がありましたーー大切な親友プペルを失い、悲しみに暮れていた少年・ルビッチ。しかし、信じて待つことを諦め、前に進みだそうとしていた彼はある日、時を支配する異世界“千年砦”へと迷い込んでしまう。時を刻まなくなった時計は処分されるこの世界で壊れてないのに、11時59分で止まっている不思議な時計台があった。ルビッチが元の世界に戻る唯一の方法は、「止まってしまったこの時計台を動かす」ことーー。相棒モフと共に時計台の謎を追うルビッチはやがて、100年間約束を信じて待ち続ける男・ガスと出会い、人に化けた植物ナギの叶わぬ約束の物語を知る。ルビッチがもう一度“信じる勇気”を取り戻したとき、ハロウィンの夜に奇跡が起こる。作品名映画えんとつ町のプペル~約束の時計台~放送形態劇場版アニメスケジュール2026年3月27日(金)キャストルビッチ:永瀬ゆずなプペル:窪田正孝モフ:MEGUMIナギ:小芝風花ガス:吉原光夫ホーラ:土屋アンナ山寺宏一藤森慎吾伊藤沙莉東野幸治錦鯉森久保祥太郎スタッフ原案:「チックタック~約束の時計台~」にしのあきひろ著(幻冬舎)製作総指揮・原作・脚本:西...

「ルビッチはこんな感じ」全員の解釈が一致した永瀬ゆずなの声

ーーオーディションでの第一声から、永瀬さんがルビッチだと確信した西野さん。声のどの部分にルビッチを感じたのでしょうか?

西野亮廣さん(以下、西野):具体的に「この部分」と説明できないのですが、僕だけでなく、監督やプロデューサー、その場にいた人たち全員が「あ、これだ」という感覚があったんです。ゆずなちゃんの声を乗せた映像を初公開した時のお客さんの反応も良くて、きっと皆さんの中に「ルビッチの声はこんな感じ」みたいなイメージがあったんでしょうね。それに合致したのが、ゆずなちゃんの声だったのだと思います。

ーー私も試写を拝見して、なんてピッタリな声なんだろうと驚きました。

西野:ゆずなちゃんのパーソナルな部分が共通しているのも大きいと思います。素直だけどちょっとヤンチャな性格が似ていると感じました。

ーールビッチ役の決定発表はサプライズで行われました。その様子を収めた動画で、永瀬さんは「感情がグチャグチャだ」とコメントされていましたが、改めてルビッチ役に決まってのお気持ちを聞かせてください。

永瀬ゆずなさん(以下、永瀬):「信じられない!」という気持ちが1番大きかったです。もともと「最終オーディション」という名目であのサプライズの場に呼ばれていたので、とても緊張していて。そこで急に決まったと聞かされたので、「うれしい」という感情よりも「信じられない」の方が大きかったことを覚えています。台本を受け取った時と試写会で自分の声を聞いた時に、やっと嬉しさが上回りました!

西野:そうだよね。「決まったってことは、今日オーディションないの?」みたいな、先に疑問が浮かんだと思います。頭の処理が追い付いていないんだろうな、というのは見ていて感じました(笑)。

ーー台本を受け取り、物語を読んでどんな印象を持ちましたか?

永瀬:前作に引き続き、ルビッチの諦めない姿勢に感動する物語になっていました。その一方、前作よりも不安や迷いの部分が大きくなっているような気がして、ルビッチの複雑な心境を声に乗せられるように頑張らなきゃいけないなと。また、プペルがいなくなったルビッチの喪失感を、ガスさんとナギさんの関係に重ねて描いているのもステキで。「大切な人がいなくなった」という事実をどう受け止めて前に進むのか、という部分がすごく胸に響きました。

ーー「大切な人がいなくなった」というストーリーは、西野さんの実体験がもとになっているんですよね。

西野:そうなんです。22~23歳くらいの時に相方の梶原(雄太)くんが失踪して、キングコングが活動休止に。レギュラー番組8本が終わり、自宅マンションの部屋で3~4か月ずっと座っているだけの日々を過ごしました。吉本興業からソロの提案をされたのですが、万が一それが上手くいってしまうと、梶原くんが戻って来る場所がなくなってしまう。僕としてもそれは嫌だと思ったので、「待つ」という決断をしました。これまでの人生を振り返った時に、1番覚悟を振り絞った瞬間はそこでしたね。その出来事を、あまり色を付けずに物語に落とし込みました。

ーー色を付けずに、というと?

西野:劇中に登場するセリフは、僕が実際に梶原くんに言った当時の言葉をそのまま使用しています。待っている間、梶原くんのお母さんが本人に「西野くんが待ってるで」と伝えてくれたことがあって。その時の梶原くんは情報の一切を断っていて、とっくに僕が1人で活動し始めて、別の道を進んでいると思っていたんですって。しかし実際は違っていて、失った仕事先すべて僕1人に謝罪行脚させたわけですから。梶原くんにとっては、とんでもない驚きと恐怖だったわけです。

でも、僕は別に怒っていなくて。その後に2人で話す時間があり、「この3~4か月何してた?」という雑談から、「仕事がすべて無くなった今、これからどうする?」という今後についての話し合いをしました。そこで「まだ間に合うのだろうか」と言う梶原くんに、僕が「間に合う!」と返すっていう……その時の言葉がそっくりそのまま劇中に登場していて、つい先日に試写を行ったのですが、梶原くんはビックリするくらい号泣していました(笑)。当時の自分に重ねちゃったんでしょうね。

ーーお2人にとって苦しい経験だったと思うのですが、それがキラキラとしたファンタジックな世界観と相まって、とても感動的な物語になっていました。

西野:僕はやっぱり、ファンタジーな冒険活劇がハッピーエンドを迎える展開が好きなんですよね。観客に結末を委ねる終わり方もありますが、ちゃんと着地させて、みんなで「良かったね」と感想を語り合えるようにしたいと思いました。もし今後、また作品を作ることになっても、ハッピーエンドは約束したいと思います。

永瀬:前作から繋がる物語に自身の経験を入れ込んで、さらにこんなステキな物語にできるのはすごいと思います! ルビッチとプペルの友情が前作よりも伝わるようになっていて、ルビッチのことをもっと応援したくなる物語だと思いました。

ーー前作の1年後を描いていますが、物語の構成について何か工夫したことなどはありますか?

西野:前回は言ってしまえば『プペル』のお披露目であり、紹介するための作品でした。ルビッチとはこういうキャラクターで、プペルはこうで、という紹介ゾーンは絶対に設けなければいけなかった。それが済んだ今回は、もっとキャラクターについて掘り下げられると思ったんです。そして、その最大のフックとなるのが、主人公のルビッチ。彼が愛されて、応援したいと思ってもらえないと(映画尺)1時間半は長い。ということで、今回はルビッチを深く掘り下げる物語にしようと思いました。

ーー確かに、前作よりルビッチの印象が少し幼く変化したような気がしていました。

西野:今回は「なんだこいつ!」「周りのこと何も考えてないじゃん」と思いませんでしたか(笑)? 前回はルビッチにそんな一面があることを描けていなかったんですよね。素直ないい子でゴールテープを切ってしまったのですが、実はちょっとムカつくキャラクターなんですよ。そこは書いていて楽しかった部分でした。かわいいだけじゃなくて、憎たらしい一面もあって、見ていてムカつくけれど、その子がすごく頑張るからこそ愛着が湧いてしまう。そういった流れを通して、初めて1時間半見ていて耐えうるものになるんじゃないかと思いました。

ーー前作の時から、ルビッチにそういった一面があることは設定されていたのですか?

西野:それもあるのですが、ゆずなちゃんのYouTubeチャンネルでの弟とのやり取りを見て肉付けした部分もあります。「弟めっちゃ生意気やな~」と思うのですが(笑)、それがあるから見ちゃうんですよ。実は子どもって、すごくしたたかな生き物なんですよね。お母ちゃんが構ってくれないと思ったら泣くのをやめたり、怒ったかと思ったら急に明るくなったり。それをしっかり描こうと思いました。

永瀬:弟を見ていると、西野さんの言ったことがすごくわかります(笑)。お母さんと私の前では態度や言っていることが違うことがあるから、たまに「私はどうしたらいいの?」と思うことがあります。

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