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『プリオケ』葵 あずさ・藤本侑里・橘 杏咲 最終回カウントダウンインタビュー【前編】

「私にとっては大きな変化だったと思います」──『プリンセッション・オーケストラ』葵 あずささん・藤本侑里さん・橘 杏咲さんが語る「プリンセスたちといっしょに成長できた一年間」【最終回カウントダウンインタビュー〈前編〉】

「悔しくて、もどかしくて」

──本作のアフレコ、歌アフレコを重ねていく中で感じた変化をお聞かせください。

葵:ボイトレに通い出しました。

藤本:(笑)。

橘:変わったね!(笑)

葵:(笑)。これまでも色々な場所に習いに行っていたのですが、個人的に少し背伸びしているなぁと思うところに行き始めたんです。そうしたらまたグッと良くなって。周りのみなさんからもらっていた、たくさんの有益な情報を実行することができました。

それらがひとつにまとまっていく感覚があって……この部分も、適切な人に頼ることができたなと思っています。「最近、なんだか変わったね」「良くなってるよ」と言っていただけることも増えました。

あるとき、歌アフレコで悩んでいた時期があって。それも自分に蓋をしてしまうように考え込んでしまったんです。そんなときに、どうにか一回閉じてしまった蓋を開けて、外の情報を取り入れてみたりして。(藤本さんが)歌うときに呼吸を頑張っていたなとか、あのボイトレが良いって聞いたなとか。ボイトレがすべてではないのですが、壁に当たったときに自分の蓋を開けられたことが、自分の中の大きな変化・成長だったと思います。

──自分の蓋を開けることは、本当に勇気が必要な行動だと思います。

葵:そうですね。開けてみて「そんなの、全員思ってることだよ」「甘えるな」って言われるかもしれませんから……そんなこと言われたら泣いちゃうと思いますけど(笑)。優しい方々ばかりでした。

──ちなみに、藤本さんが頑張っていた「呼吸」とは……?

橘:たしかに、気になりました!

藤本:「呼吸」……なんのこと……?(笑)

葵:いやいや! なんかすっごい機械使ってたじゃない!

藤本:あぁ! パワーブリーズ(横隔膜・肋間筋などを鍛えるトレーニング器具)のことね(笑)。

橘:私、やってるとこ見たことない。

葵:たしかアフレコ前にカラオケに集まったときで、橘さんがまだ来てなかったタイミングでやってたんだよね。「スコーッ!!」って。

藤本:そんなにスゴいことじゃないけどね(笑)。

──(笑)。藤本さんは、変化を感じた瞬間はありましたか?

藤本:おいおいから歌アフレコの話がありましたが、私もやはり最初期は今よりも拙かったし、難しく捉えていたと思います。どうしたらいいのか全然わからないし、イメージはあるのに自分の技術が付いていかない。それが悔しくて、もどかしくて。

回数を重ねて、たくさんのディレクションを受けるうちに慣れが出てきました。「この前、こうやって歌ったら良かったな」「良かったことを応用してやってみよう」という気持ちや工夫が芽生えてきたんです。

最初は「やらなきゃ」と練習を重ねてから本番に臨んでいたのですが、頑張りすぎている雰囲気が出過ぎてしまって上手くいかないこともあって。「ジールはもう少し余裕かも」というディレクションを受けたときに、練習をしてしまったがゆえに力を抜くのが大変だったんです。そんなときに本山(哲)音響監督に「そんなに固めてこなくても大丈夫だよ」と言っていただきました。

練習を詰めていかないことは怖かったのですが、その次の回から実践してみたら上手く回っていって。その回が上手くいったから、次もその次も上手くいくということではなかったのですが、気付きと悩みを行ったり来たりしながら試行錯誤して臨んだアフレコでした。私にとっては大きな変化だったと思います。

──スタッフさん、また葵さん、橘さんの存在が大きかったのかなと。

藤本:二人を見て、真似したいと思った部分もありました。色々な人の色々なことを吸収して理想が増えていったのですが、自分の実力が付いていかない。だからその理想に向けて一層頑張る、ということの繰り返しでしたね。

──橘さんはいかがでしたか?

橘:私自身、感覚で生きてきた人間だったので、ながせはとても演じやすいキャラクターでした。それもあって、現場で出たものを大切にしようと思って自由にお芝居をしていたんです。「そのときに出た空気感が良いもの」と思って臨んでいたのですが、その考えだけでは上手くいかない瞬間に出会って。

これまでは感覚とインスピレーションで作れていたものが、それでは通用しなくなっていくといいますか。ながせは天才肌で、元々何でもできちゃうからこそ努力の形に悩んでいて。私は天才肌ではありませんが感覚派ですし、全体的に器用なタイプだと思っているのですが。セリフを見て直感のお芝居で今まで来てしまったせいか、お芝居がうまくできなかったことに出会ったときはトコトン悩んでしまいました。

例えば、ながせの怒りの感情は感覚では表現できないポイントだったのですが、そんなとき先輩の下野(紘)さんに「ながせの怒りはどのレベルなんだろう?」「矛先の相手をどうしたい?」というアドバイスをいただきながら、感情の機微を表現するためにさらに考えてお芝居をしました。

歌アフレコのときも、ながせは瞬間を楽しんで、なんなら戦闘を楽しむタイプだと思っているので、準備をしない方が良いと思っていたのですが、そうではないシーンもあって。自分の得意な部分と足りなかった部分をつないで、私の中のミーティア像を表現できるように頑張りました。

今は自分の感覚にプラスして、細かい心情を大切にお芝居するという意識が強くなっていて。ながせと同じような悩み方をして、同じような立ち直り方をした気がしています。

☆後編は3月29日午前9時30分に掲載!

【インタビュー:西澤駿太郎 撮影:小川遼】

『プリンセッション・オーケストラ』連載インタビューバックナンバー

|01

第1回:鬼頭明里

|02

第2回:伊藤美来

|03

第3回:藍村 光

|04

第4回:金子彰史×諏訪 豊

|05

第5回:大沼 心

|06

第6回:下野 紘

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