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受け取ったバトンを未来へ。熊田茜音&増井優花が語る『たんプリ』エンディング主題歌【インタビュー】

受け取ってきた憧れとバトンを今度は自分たちが届けていく。『名探偵プリキュア!』エンディング主題歌「なぜ?謎?!ANSWER」熊田茜音さん&増井優花さんインタビュー

 

“DATTEプリキュア☆”に込められた、シリーズのつながり

──ラストに〈DATTEプリキュア☆〉という言葉があります。青木久美子さんが作詞され、五條真由美さんが歌われた「ゲッチュウ!らぶらぶぅ?!」(『ふたりはプリキュア』エンディング主題歌)を思わず思い出してしまったのですが、このフレーズを歌うにあたって、どんな意味や想いを推理しながら向き合っていったのかも教えてください。

熊田:シリーズのつながりというか、歴史を感じてすごく嬉しかったです。私はちょうど初代『ふたりはプリキュア』の世代なんです。2000年生まれなので、ずっと聴いてきた楽曲でもあって。“絆”や“つながり”を大切にしてきた作品だと思うんですけど、この歌詞にも、そうやってバトンを受け取っていく感じが表れているなと思いました。

──ちなみに、青木さんやハマダさんとはレコーディングのときにお話されたりしたんですか?

増井:憧れのおふたりで緊張しながらご挨拶をさせてもらいました。歌に関しては、主にハマダさんとはやり取りさせていただきました。基本的には井上さんがディレクションをしてくださっていたのですが、途中でブースに「休符警察です」ってハマダさんが入ってきてくれて(笑)。「ここはこういう感じで停めて」みたいなアドバイスをくださったりもして。すごく丁寧に引き出してくださったと思います。

そもそも、もともとファンだったので、まずお会いできたこと自体が光栄でしたし、ハマダさんと青木さんの楽曲を歌わせていただけるということが、とても嬉しかったです。青木さんとは、青木さんの飼っている猫ちゃんの誕生日が私と一緒で。そういうお話を気さくにしてくださり、本当にありがたかったです。

──熊田さんはお話はされましたか? 熊田さんは青木さんと歌詞のお話をされている印象があります。

熊田:井上さんが「青木さんの歌詞には、青木さんにしか出てこない言葉がありますよね」とおっしゃっていたのが印象的でした。特に〈シャラララ〉は「青木さんしか出てこないです」って。

青木さんは本当にすべてを包み込むような優しさにあふれた方なので、その言葉を聞きながら「あら、ありがとう」って笑顔を見せられていて。私も歌詞を見ながら、「私はこういう解釈で受け取ったんですけど、青木さんはどういうイメージで書かれているんですか?」みたいに、熱くお話させていただきました。

ちょうどその頃、私は事務所に所属しておらず、フリーランスの時期だったんです。そのとき青木さんが、人生の先輩としていろいろお話をしてくださって。「大変なこともいっぱいあると思うけど、今すごく輝いているよ。絶対に素敵なところに行けるから」と。その後、現在の事務所に所属することが決まって、そこで大好きなマネージャーさんに巡り会えて。ただ、そのときはまだ何も決まっていなくて、答えも道も見えていなかったんですけど、それでも光を信じて進もうと思えたんです。「頑張ろう」と思えました。

──ハマダさんとはどんなやりとりをされたのでしょう?

熊田:ハマダさんとは「いざ!アイドル」振りにお会いして、「久しぶり!」って感じで声をかけてくれて。「いざ!アイドル」のときが“はじめまして”だったんですけど、「いざ!アイドル」についても「めちゃくちゃかっこいい歌い方で嬉しかった」と言ってくれました。さらに「今回は違う熊田さんが見られて嬉しい。ありがとう」って言ってくださったので、すごく嬉しかったです。でも、もしこの1年間の経験がなかったら、今回の曲はこの歌い方では歌えなかったと思っていて。

やっぱり『プリキュア』ならではの「バトンを渡していく」という気持ちが強くて。1年間やらせていただいた中で学んできたことを、少しでも(増井さんに)渡しながら一緒に手をつないで頑張っていく。そういう意識で歌ったからこそ、出た歌声だったと思います。

──先ほど熊田さんから「爽快な声」というお話もありましたが、そう言われてみていかがですか?

増井:なんだろう。私はただひたすらに、自分が思う“プリキュアボイス”を出しているだけなんです。「だけ」と言うと変かもしれないんですけど……。

実力も技術もまだまだだと思っていますが「自分が唯一できることって何だろう?」と考えたときに、「自分が持っている『プリキュア』愛」と「自分が思い描くプリキュアボイス」をとにかく大事にして歌おうと思っていたんです。だからこそ「爽快な声」と言っていただけるのはすごく嬉しいです。

──ちなみに、その“プリキュアボイス”は分析すると、どのようなお声のことなんです?

熊田:気になる(笑)。ちなみに、私はちゃんとプリキュアボイス出てる?

増井:もちろん出ています!(笑)。プリキュアボイスの説明はちょっと難しいのですが……。

──きっとそこには、五條真由美さんや工藤真由さんをはじめ、歴代のシンガーさんたちの魂みたいなものも入っているってことですよね。

増井:はい。歴代のシンガーさんって、かわいらしさの中にちゃんと芯の強さがあって、ぶれない感じがあるじゃないですか。キラキラしている歌声なんだけど、どこか主人公感があるというか、プリキュアが歌ってそうな感じがするんですよね。私は子どもの頃、プリキュアシンガーさんが歌っているというより「プリキュアが歌っている」と思って聴いていたんです。

──まさにそうですよね。まさに今回のエンディングも同じように思いました。

増井:だから、もし私の歌が「プリキュアが歌っているみたい」と感じてもらえたら、それが正解なんじゃないかなって。これはあくまで私の子どもの頃の見解なので、正解かは分からないのですが、私にとっての“プリキュアボイス”は、そういうものです。

熊田:面白い!

──増井さんは熊田さんの歌声にはどんな印象を持たれましたか?

増井:パワフルでかっこいいのに、ちゃんと可愛らしさもあって。あと、お人柄が声に滲み出ているなと思いました。初めてお会いしたときからすごく優しく話しかけてくださって、すぐに大好きになったんです。そのときに、呼び方をどうしようかっていう話になって。井上さんもその場にいて「熊田と増井だから“クマッスー”だね」って言われて(笑)。

──あははは、井上さんらしいですね(笑)。

熊田:最初思わず笑ってしまったのですが、「これだと1年間その呼び方になっちゃうかも」と思って、最終的に「優花ちゃん」で落ち着きました。

 

「夢は叶うよ!」って伝えていきたい

──ちなみに、おふたりが初めてお会いしたのはいつだったんですか?

増井:私のレコーディングの日ですね。そのときに来てくださって。

熊田:そうなんです。レコーディング自体は別日だったのですが、実はご挨拶だけさせていただきました。その後、新衣装の写真撮影などにもお話をさせてもらっていて……。

──衣装もすごく可愛いですよね!

熊田:可愛いですよね。色もお揃い感があって。

──増井さんは、初めてプリキュアシンガーの衣装に袖を通したとき、どんな気持ちでしたか?

増井:「プリキュアになれる!」って思いました(笑)。プリチュームをずっと着ていた身からすると「ついにホンモノに袖を通した!」という感じでした。それに、私はまだ「プリキュアになりたい」という夢を持っているんです。だから「やっとなれる!」みたいな気持ちになって、すごく嬉しかったです。思わず「わああ〜!」って声が出てしまいました。

──その反応がすごく可愛いですね(笑)。

熊田:そうなんですよ。尊敬もしているんですけど、本当に可愛くて。その袖を通した瞬間も、なんだかお母さんみたいな気持ちで見てしまって(笑)。ちょっとドキドキしているような表情もあって。でもまさに変身というか、ヘアメイクをして衣装を着た瞬間に、パッと輝きが増したというか……。もともと可愛いんですけど、そこに「プリキュアシンガーとしての輝き」が加わった感じがして。

──素敵ですね。今回の熊田さんの衣装はピンクです。

熊田:最初にスタッフさんから「熊田さんはピンクです」って言われたときは「頑張ります!」って言ってしまいました(笑)。でも実際に着てみたらすごく可愛くて。衣装に引っ張ってもらうというか、着ると自然と気持ちも上がるんですよね。

お姉さんとしての立場もありながら、子どもたちに夢を届けられるようなキラキラした存在でいられたらいいなと思っています。プリキュアに力をもらいながら頑張ろうと改めて思いました。スカートの横のレースも気に入っていて。

増井:そこも色違いで、綺麗なグラデーションでめっちゃ可愛いです! 3人それぞれ衣装が少しずつ違うんです。去年のシンガーさんたちの衣装ともまた違った“プリキュアモチーフ衣装”になっていて、すごく楽しみでした。石井あみさんの水色の衣装も「すごく似合うな」って思いました。

──確かにお似合いでしたよね。ところで、増井さんはこれまで『プリキュア』関係のイベントやライブなどを観に行かれたことはあったんですか?

増井:池袋サンシャインで行われていた『キミとアイドルプリキュア♪キラッキランラン♪フェスタ♡』で、茜音さんのステージを見させてもらっていました! あとライブハウスサーキットの横浜公演にも、ちゃんと行っていました(笑)。

──素晴らしいですね(笑)。でも今年は、今度はそのステージに立つ側になるわけですよね。子どもたちにはどんなメッセージを届けたいですか?

増井:私が子どもの頃にプリキュアからもらった憧れとか、たくさんの愛みたいなものを、今度は子どもたちにお返ししていく立場になれたことが本当に嬉しいです。純粋に『プリキュア』という作品を楽しんでほしいですし、「好き」とか「大好き」という気持ちは、大きくなってもそのまま大事にしてほしいなと思います。

私は『プリキュア』からたくさんの憧れをもらって育ってきて、自分のアイデンティティの中心に『プリキュア』があるんです。だから、今『プリキュア』を観ている子どもたちにも、たくさんの愛や憧れを受け取れるように、そのお手伝いができたら嬉しいなと思っています。

──「プリキュアになれる」と思っていた夢が、一歩踏み出したことで形になっているわけですもんね。

増井:はい。「夢は叶うよ!」って伝えていきたいです。

──ちなみに石井さんの歌われているオープニング主題歌「ハートにヒント!名探偵プリキュア!」は、おふたりはどんな印象でしたか?

増井:すごく素敵で! 「ハイパージェットコースターみたいな曲」とおっしゃっていたんですけど、まさにその通りだなと思いました。

熊田:すごくかわいくて、特に〈なんで?なんで?〉〈なぜ?なぜ? 〉のところに、昨年とはまた違う雰囲気の“きゅるん味”があって、とても素敵だなと思いました。

──では最後に、この1年間に向けた意気込みをそれぞれお聞かせください。

増井:私は1年目なので、まだ右も左もわからない状態ではあるんですけど、とにかく目の前のことに真っ直ぐ向き合っていきたいです。歴代の方々から受け取ってきたバトンを大切にしながら、自分なりの『プリキュア』愛を皆さんにお届けできたらいいなと思っています。

熊田:私も、しっかりとそのバトンを受け取りながら、この作品の“謎”に向き合っていく中で、プリキュアたちと一緒にいろいろな解決方法を見つけていけたらいいなと思っています。

 
インタビュー・逆井マリ

 

『名探偵プリキュア!』主題歌シングル

【発売日】2026年3月25日
【価格】
CD+DVD:2,530円(税込)
通常盤:1,650円(税込)

≪収録内容≫
【CD収録内容】※両形態共通
01.ハートにヒント!名探偵プリキュア!
02.なぜ?謎?!ANSWER
03.ハートにヒント!名探偵プリキュア!(オリジナル・メロディ・カラオケ)
04.なぜ?謎?!ANSWER(オリジナル・メロディ・カラオケ)
05.ハートにヒント!名探偵プリキュア!(TVサイズ)
06.なぜ?謎?!ANSWER(TVサイズ)

【DVD収録内容】※CD+DVDのみ
TVオープニング・エンディングノンテロップ映像

作品情報

名探偵プリキュア!

あらすじ

【明智あんな】は、マコトミライタウンに暮らす14歳の中学2年生!
誕生日に現れた妖精【ポチタン】と、お部屋にあったペンダントに導かれて
2027年から1999年のまことみらい市にタイムスリップ…!

そこで出会ったのは、名探偵に憧れている14歳の女の子【小林みくる】!

そんな中、事件発生!?
大切なものを盗まれて困っている人がいるみたい…!
事件は【怪盗団ファントム】のしわざ…!?

困っている人を見逃せない…!
そんな思いから、あんなとみくるは【名探偵プリキュア】に変身!!

名探偵プリキュアがみんなの笑顔を推理で守る!
「そのナゾ!キュアット解決!」

そして、あんなは元の時代に戻ることができるのか…!?

キャスト

明智あんな/キュアアンサー:千賀光莉
小林みくる/キュアミスティック:本渡楓
森亜るるか/キュアアルカナ・シャドウ:東山奈央
ポチタン:加藤英美里
マシュタン:羊宮妃那
ジェット先輩:梶裕貴
ニジー:松岡禎丞
アゲセーヌ:大橋彩香
ゴウエモン:石川栄一
ウソノワール:日野聡

(C)ABC-A・東映アニメーション

 

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