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- まりも
- ゾロとONE PIECEを偏愛するフリーライター。アニメ、推し活、恋愛、結婚、睡眠など、幅広く執筆しています。

海賊王を目指し海へ出た主人公モンキー・D・ルフィとその仲間たちの活躍を描く、週刊少年ジャンプで連載中の漫画『ONE PIECE』(原作:尾田栄一郎氏)。
未知の島での心躍る冒険や強敵との痛快なバトルを通して仲間たちと絆を深め強く成長していく様は、まさにジャンプの三大原則「友情・努力・勝利」のど真ん中。その一方で、消された歴史や差別・奴隷制度などをめぐる世界の闇をも緻密な伏線と壮大な世界観で描き出す本作は、最終章へ突入した連載28年目の現在も怒涛の展開で読者の心を掴んで離しません。
7月6日(月)発売の週刊少年ジャンプに掲載された『ONE PIECE』第1187話“元凶”では、ルフィvsイム、ゾロvsソマーズ、サンジvsキリンガムと、三強それぞれの戦いが繰り広げられます。さらに、サンジに覇王色の覇気が発現する予兆が……!? 本記事では、SNSでの反響とともに、最新話のポイントを振り返っていきます。
※本記事には『ONE PIECE』最新話(第1187話)のネタバレを含みます。コミックス派やアニメ派の方など、ジャンプ未読の方はご注意ください。
ブルックの過去編が終わり、時は現在のエルバフへ。シュリ(軍子)を助けたいブルックたちは“人外ギャグ”を交えつつ、ビクともしない氷に苦戦中。そこへ、ロキのハンマーが降ってきてシュリの氷も溶けはじめます。シュリの意識が戻ったとき、果たしてどんな反応が待っているのでしょうか。
そんななか、ルフィvsイム、ゾロvsソマーズ、サンジvsキリンガムとそれぞれの戦いも幕を開けます。
ルフィはさっそくイムに痛快な一撃を食らわし、ロキをも驚かせます。イムに直接ダメージを与えたのはもちろんのこと、「熱いっつーかちょっと痛ェな!!何だこの黒い火!!」「うわ!!近くで見たらあいつこわっ!!」と完全に自分のペースでさすがの安心感。
一方、ソマーズと対峙するゾロは、彼らしい皮肉の効いた言葉の応酬でやり込める余裕を見せます。サンジはキリンガムに攻撃を仕掛け、ここから魔気(オーメン)によって強化された神の騎士団との戦いが激化していく予感です。
さらに今回、サンジに覇王色の覇気覚醒の予兆が描かれたことが大きな話題となっています。
キリンガムはじめ、神の騎士団を倒すためには、彼らの弱点である覇王色の覇気が必須。そこでサンジは、ギャバンとのやりとりを思い返します。
サンジが「“覇王色”ねェのか!?おれには」と迫ると、ギャバンは「素質はあるはずだ」「ただしお前はなぜか…自虐の危うさを抱えてる」「お前も“王”になれ」と答えます。つまり、ゾロが覇王色をモノにして“地獄の王”になったように、サンジも自身の中に眠る覇王色を目覚めさせ、なんらかの王になるべきということ。自虐の危うさという表現も気になりますが、これまでに幾度も描かれてきた彼の生い立ちや、ときどき行きすぎてしまう自己犠牲的言動を振り返ると、そんな脆さも孕む精神面の殻を破らねば、さらなる高みへは行けないという意味なのでしょう。
それでも、ルフィを本気で海賊王にすべく“王”となる覚悟を決めた様子のサンジ。
一連のシーンに、読者からは多くの感想が寄せられています。とくにSNSでは、「サンジついに覇王色!?」「サンジ推しとしては激アツすぎる回」「覚醒する理由がルフィを海賊王にする為なのかっけー!」と大盛り上がり。さらに、サンジがなんの王になるのかについても「ギャバンは愛の伝道師だし、サンジも愛の王かな」「ルフィが海賊王、ゾロが地獄の王で海と地(陸)だから、サンジは空に関係する王じゃないかな」「味王?料理は関係ないかな」「愛に関する王だけど、ちょっとギャグ要素入りそう。モテ王とか、ハーレム王とか……」など、多くの予想が飛び交っています。
ルフィ、ゾロに続きサンジの覇王色も目覚めれば、ついに麦わらの一味の三強揃って覇王色の覇気使いということになります。ロジャー海賊団のロジャー、レイリー、ギャバンの構図にさらに一歩近づき、海賊王の一団になる日がより現実的に見えてきますね。
サンジの覇王色を予感させる上述のシーンを読み終えてから中盤のゾロvsソマーズの場面に立ち返ると、ゾロはすでにサンジの覇王色覚醒を確信しているかのようにも見えます。
さらに、本人や身内(一味)の前ではサンジのことを“クソコック”“ぐるぐる”“エロガッパ”などの多様なあだ名で呼ぶゾロですが、敵の前では彼を“同僚”と表現したゾロ。そんな細かい表現が、「ゾロが完全にサンジのこと信頼してて最高」「同僚っていうの良すぎる」「なんだかんだ信じてるんだよね!」「いつもはあんななのに、本人がいないとこだと認めてる感じ出してくるのたまらん」とファンの心に刺さったようです。両翼であるゾロとサンジだからこその唯一無二の信頼関係が垣間見える瞬間でした。
そして、ルフィのためにさらなるレベルアップを果たそうとするサンジのシーンから繋がるように、「おれはルフィ!!!“海賊王”になる男だ!!!」というお馴染みの口上が描かれます。ジョイボーイやニカに重ねられてばかりのルフィが堂々と名乗るという爽快感も相まって、ワクワクするラストシーンとなりました。次回は連載29周年号ということで、表紙や巻頭カラーイラストも楽しみです。
[文/まりも]