
「依存ではないけど、一緒にいないとダメな感じ」セイラン役・瀬戸麻沙美さん&アリ役・石川由依さんが語る二人の絆と運命──アニメ『きみが死ぬまで恋をしたい』インタビュー
シーナ&ミミを見守るセイランとアリのまなざし
── すでに関係性が出来上がっているセイランとアリの一方で、少しずつ距離を縮めているのがシーナとミミかと思います。セイランとアリから見たシーナとミミは、どんな存在でしょうか。
瀬戸:気になる存在なのは間違いないですよね。シーナに関しては、心配という気持ちもあるのかな。急に謎の存在であるミミがルームメイトになって、すごく世話を焼くのが大変そうだなと(笑)。
石川:アリも、シーナに対しては心配している部分がありますよね。これまで出会ったことのないようなタイプのミミにあわあわしたり、悩んだり。でも、それがいい方向にいきそうだなとも感じているのかなと思います。
瀬戸:ミミに関してセイランが思っているのは、興味ですよね。気になることがいっぱいあるので、そこへの好奇心もありながら、シーナとの関係をほほえましく見ている感じですね。
石川:セイランはミミの強さに目を向けていますけど、アリからするとそこはあまり見ていなくて。ミミが無邪気でいてくれるからこそ、シーナも救われている部分がある気がする。私、シーナがミミをよしよしするシーンがすごく好き。
瀬戸:あれはかわいかったよね。
石川:ミミが純粋すぎるんだよね。二人の関係性が対等なときもあれば、シーナがちょっとお母さんっぽいときもあって。そのどっちの二人も好き。
瀬戸:他の生徒のキスシーン(修復魔法)を見ちゃって、二人でこそこそするのもかわいかったなぁ。「待って」と言っているシーナにぐいぐい迫っていくミミ、みたいな図が多くて。それも好きですね。
── ミミの無邪気さが、シリアスな物語のなかでいいアクセントになっていますよね。
瀬戸:そうですね。これでミミが「私はこの学校の秘密兵器。国のために生きているの」と言い出したら、だいぶ話が変わっちゃいますから(笑)。
石川:そんなミミ、嫌すぎる(笑)。
── (笑)。次回の7話では、セイランがミミと戦闘実力試験で戦うことになり、戦争の影がより色濃く描かれていきます。この先、セイランとアリを見守っていくにあたっての注目ポイントを教えてください。
瀬戸:だんだんと戦争というものが、二人の周りにも近づいてくるわけですが、セイランのなかには戦うことで役に立ちたいと望んでいる気持ちもあって。実際に戦争というものに向き合ったときに、セイランの心がどう動いていくのか。大事に思い合っているアリとの関係のなかで、その想いがどう作用するのか。今までのようにお互いが支えとなって素直に関係を続けていけるのか、というのが見どころになってくるのかなと思います。
石川:ここからはより戦争という現実を突きつけられる描写が増えていきますが、演じていても「アリってこういう考え方をするんだ」とハッとさせられる部分や「どう演じるべきなんだろう」と考えてしまうようなアリらしからぬ姿を見せることもあったりして。演じがいのあるシーンもたくさんありました。楽しかったり、かわいかったりするだけじゃないシーンも多くなりますが、みんなとの思い出を胸に心を一つにして見届けていただけたらうれしいです。
── ここからは、お二人にとっても感情を大きく動かされるシーンが続きますよね。ちなみに収録を終えたあと、作品の世界観を引きずってしまうことは……?
瀬戸:私は、この作品に限らずなんですけど、あまり引っ張られない方なんですよね。みんなが泣いているときに泣けなくて(笑)。特に今回、セイランはずっと前を向き続けているので私が悲しくなっちゃうのはちょっと違うのかなと。
でも現場ではみんなが「うっ……」みたいな空気になっていたので、マイク前からどんな顔をして振り返ろう……というときもありました。
石川:私もわりと切り替えられるタイプではあるんですけど、このあとの8話でアリが感情をあらわにするシーンは、やっぱり泣いちゃいましたね。
瀬戸:心がきれいだから泣けるんですよ(笑)。
石川:そういうことじゃないって(笑)。映像がね、ずるかったんですよ!
瀬戸:たしかに。音楽もずるかったよね。いい感じに入ってきて。
石川:私を泣かせに来てるのか!みたいなね(笑)。そのあとのシーンへの切り替えが大変なくらい心を動かされる映像になっていたので、皆さんも心して観ていただけたらうれしいです。
【インタビュー:吉田光枝】
『きみが死ぬまで恋をしたい』作品情報
あらすじ
人を殺すための授業、誰が死んでも悲しむことさえままならない日常。
ここは不条理で、常に死と隣り合わせの日々が、「当たり前」な世界。
「どうしてみんな平気なの?」
自分の境遇を受け入れられずにいる14才のシーナはある夜、血まみれの小さな女の子・ミミと出会う――
どんな現実が訪れようとも、生きていく。
これはそんな少女たちが見つける、あどけない願いの物語。
キャスト
(C)あおのなち・一迅社/「きみ死ぬ」製作委員会
































