
短編アニメーション映画『しらぬひ』公開記念舞台挨拶を実施! あのさん・花澤香菜さん・三木眞一郎さん・片野坂亮監督が登壇
『君の名は。』『すずめの戸締まり』を手がけたアニメーションスタジオ「コミックス・ウェーブ・フィルム」の最新作となる、短篇アニメーション映画『しらぬひ』。8月21日(金)より絶賛公開中です。
本日8月23日(日)には、新宿バルト9にて公開記念舞台挨拶を実施。声優を務めたあのさん・花澤香菜さん・三木眞一郎さん、そして片野坂 亮監督が登壇しました。
<以下、公式発表の内容を引用して掲載しています>
短篇アニメーション映画『しらぬひ』公開記念舞台挨拶公式レポート!
満員御礼で実施されたこの日、約3年の歳月をかけて初の商業作品を手掛けた片野坂監督は『君の名は。』『すずめの戸締まり』のコミックス・ウェーブ・フィルムとのコラボレーションに触れて「まさに職人技!日本のアニメーションは職人の技に支えられてると改めて感じました」とクオリティの高い作品が生まれたと胸を張った。
複雑な家庭に育つ10歳の哀しき少年・湊の声を務めたあの。少年役の声を務めるのは初めてでオファーを「驚いた」というも、「少年、それも男の子というのに対して、僕は大人の女性ですから(笑)。出来るのかな?という不安はありつつも、出来ると思ってくれているからオファーしてくださった。僕に可能性を少しでも感じてくれている、というところが凄く嬉しくて。その期待に応えたいと思った」と気合十分。
湊には自身と重なるところもあるようで「オファーを貰ったのは僕の声もあるけれど、湊と重ねてくれたのかなと思うと、凄くやる意味を感じました。練習のために家でセリフを読むたびに毎回泣いちゃって涙が止まらなかった」と打ち明けて「これはアニメーションですが、どこかに湊のような子供が絶対にいると思うので、生半可な気持ちでやってはいけないと思った」と責任を引き受けていた。
クリエイターとしてのあのにリスペクトを込めてオファーしたという片野坂監督は「あのさんは“演技”としてではなくて、湊として生きてくれた」と絶賛。
湊を支える少女の神様べんちゃんの声を務めた花澤も「本当にあのさんから声が出ているの!?と思うくらい少年で、孤独を抱えている。どっぷり浸り込むようにお芝居をされていて、それが凄く衝撃的というか、カッコいいな!と思いながら一緒にアフレコをしていました」と太鼓判。
あのは花澤から「声優経験は2回目と聞いてビックリした!」と言われたことを振り返り「今やっているこの姿勢は間違っていないんだと救われた瞬間でもあったし、(花澤は)背中で見せてくれた。凄くカッコ良かったです」と先輩声優の懐の広さに感謝しきりだった。
息子への愛と狂気の二面性を持つ父・マサルの声を務めた三木も、あのの声優としての存在感に驚愕。「声だけではなく存在が、魂が、声に乗っている」と賞嘆し、これから本作を鑑賞する観客に向けて「ハードルを上げてはいません。皆さんにも納得していただけるはず」と予告した。
あのも三木について「アフレコではちょっと離れた場所にいるのに、まさにそこ(目の前)にいる感覚で、画の中の距離感で怖かった。迫力があって、僕は声を当てているというよりも、湊としてそこにいた、という言い方が正式な感情の在り方でした」と返礼していた。
また花澤から「どんな声質でセリフを喋ろうかと決めたとしても、それを維持して喋るのはとても難しい事だと思う。でもそれを本当に素敵に最後まで湊として演じられていたのが印象的だった」との感想を貰うと、あのは「本当に嬉しいです。確かに難しかったです。苦戦はしました」と熱演を報告していた。
本作に登場する、ひとつだけ願いを叶えてくれる“しらぬひ”。それにちなんで「ひとつだけ叶えたい願い」をそれぞれ発表。
あのは「退去届けの手続きをしたい」といい「家が3つあって退去がなかなか出来ない。なかなかの時間と労力がかかって苦手で。今は退去をとにかく…。これ結構切実に今モヤモヤしちゃっています」と切実だった。
これに声優陣からは「マネージャーさんにやってもらうとかは?」「信頼できる業者さんに頼めば?」などと現実的なアドバイスが飛び出していた。
パンが大好きという花澤は「手に取るパンが全部焼きたてならいいのに」と妄想し、
三木は「スーパーカーを一台買いたい!自分のお金ではなくて」と笑わせて、
片野坂監督は「完成に生命力を使い過ぎて『しらぬひ』が完成してからずっと咳が止まらなくて…。止めたい」とやや心配になるような願い事を口にしていた。
また「どんな10歳だったのか」という問いにあのは「大人しくて引っ込み思案で人とほぼ喋れないけれどそれなりに楽しく生きていた。あとは30分くらい棒にぶら下がって我慢する事をしていました」と個性的な幼少期を回想。
「それは…鉄棒で良いのかな?」と聞かれると「鉄棒じゃなくて、縦と横になっているやつ」と謎の遊具を紹介していた。そのぶら下がり経験は現在のアーティストとしての活動において「我慢強さや根性は今に活きている」と実感を込めていた。
子役出身の花澤は「ネタ帳を付けてブランコに乗って友達に発表していた」、
年長の三木は「10歳といえば48年前だから、近代的なものなど周りには何もなかったですよ…」と遠い目。
片野坂監督は「サラサラが自慢の髪の毛を美しく保つために頭にハチミツを塗っていたが、おいしくて太ってしまった」という可愛らしい思い出を明かして、声優陣を驚かせていた。
最後に三木は「本作は画も素敵ですし、音も楽曲も素晴らしいです。みんなの思いが詰まったフィルムですので、色々なところに注目して観ていただけたら嬉しいです」と期待。
花澤は「べんちゃんは湊と会話をする事が多いのですが、湊に注目して見ていると、父親に対する地獄の底から湧き出る思いを吐露してる場面があって、そこのお芝居が本当に素晴らしいので注目です」とあのの演技を見どころに。
あのは「皆さんからどんな感想をいただけるのか凄く楽しみです。観終わった際に必然的に自分自身と向き合える映画にはなっていると思うので、是非とも感想を教えて欲しいです」と反響を楽しみにしていた。
片野坂監督は「これから皆さんは『しらぬひ』を目撃した人になります。その目撃したものを今後の生活の中でどう考えるか、というのを鑑賞後に感じて欲しいです」と呼び掛けていた。
映画『しらぬひ』は新宿バルト9他全国の劇場にて絶賛順次公開中。































