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TVアニメ『アオアシ Season2』榎木淳弥、内山昂輝、興津和幸 座談会インタビュー

「4年間お待たせした分のクオリティをお届けできると思いますので、安心して楽しんでいただければ」──TVアニメ『アオアシ Season2』 榎木淳弥さん、内山昂輝さん、興津和幸さん座談会インタビュー

 

三人のお気に入りキャラは?

──演じるキャラ以外で注目しているキャラや「Season2」になって印象が変わったキャラを教えてください。

興津:阿久津(CV.武内駿輔)はずっと感じ悪いヤツだなと思っています(笑)。

榎木:栗林(CV.梅原裕一郎)はこれまで謎の人物だったけれど、「Season2」ではずっと登場しますし、サッカーだけでなく人間性も見えてきて。「意外といろいろなことを考えているんだな」とか「結構、人間味があるんだな」と思いました。

内山:僕がいいなと思うのは大友(CV.橘 龍丸)です。見ていて和むし、メンタルが強いのか、弱いのか、よくわからないところがおもしろいなと思って、いつも注目してしまいます。

興津:大友は僕も好きです。あと冨樫(CV.八代 拓)は「Season2」になってからずっと「いいヤツだな」と思っていて。初登場した時のリーゼントの印象が強かったので、「コイツはとっつきにくいのかな?」と思っていたけど、それ以上に阿久津がとっつきにくかった(笑)。

阿久津と義経は同じような髪型をしているため、アフレコでは顔がわかりにくい時があります。そんな時でも「この悪い坊主は義経じゃない。阿久津だな」と判断しています。実際、阿久津は口汚いけど、同じ坊主なので親近感も感じて、重ねてしまうところはあります。

人一倍毒を吐いているけれど間違ったことは言っていないし、他の人は阿久津を嫌ったり、警戒していても、義経は(阿久津を)嫌いじゃないから仲良くするし、チームの中でも必要な存在だと思うから、「阿久津にも頑張ってほしいな」と温かく見守っています(笑)。

──ここでしか聞けない収録の裏話を教えてください。

興津:いつの間にか「Season1」の収録が終わっていたことが一番ショックでした。

内山:わかる。

興津:僕は「Season1」最後の出番の時、「ここからだな」と思っていたんですけど……「あとは遊馬に任せた」と思っています。

榎木:遊馬は1年生なのに?

興津:「Season2」が始まって一緒に録った時に、「遊馬っておもしろいな。義経の代わりができるキャラだな」とひそかに思っていました。

この作品は心の中の葛藤を前面に出すキャラクターが多くて、「みんな、モノローグをよくしゃべるねえ」と思っていましたが、その中でも飄々と口に出して、いろいろなキャラと会話できるのは貴重なので、遊馬には頑張ってほしいなと思います。

あと同じ1年生の黒田くん(CV.堀江 瞬)はずっと日和っていて、傍で見ていて「頑張ってほしい」と思っていました(笑)。「Season2」ではひとり陰で動いて葛藤しているイメージがあるので、もっとチームの中に入って、うまく馴染んでほしいんですけど。

──「Season1」の時は、アシト以外は自分のキャラが今度はいつ登場するのかわからない不安や葛藤と戦わなければならなかったわけですね。

興津:そうです。アニメの都合で構成が変わっている部分もあって、そのシーンにはいたのにセリフがなくて、「ああ、そうなのか……」と。キャプテンなので、チーム全体で動いている時は必ずいるはずじゃないですか。福田監督(CV.小林親弘)が報告したり、指示したりする場にもいるのに、義経はまったくリアクションをしなくて、隣りで桐木が何か言っているのをずっと見ている立場なので。

──興津さんの心中をお察しします(笑)。アドリブを入れたりしないんですか?

興津:そういう場でアドリブを入れたくなるけど、入れてしまうと義経が何を考えているのかという答えが出てしまうため、普段はうるさいけど、極力静かにしています。みんなから見ても少し不気味な存在でありたいなと思っています。

──榎木さんからも裏話をお聞かせいただけたら。

榎木:「Season1」は4年前で、アシト役の大鈴(功起)くんがデビューしたてだったのにしっかりしているなと思っていました。「Season2」で4年ぶりに会ったら、どっしりとした座長としてのオーラがすごく出ていて、「この4年でいろいろな経験をしたんだな」と。

皆そうだと思いますが、変わっていく部分と変わらない部分があると思いつつ、若い方の成長や進化を感じることができました。

──4年前といえば、ワールドカップがカタールで開催していた年でしたね。

榎木:そして今年もワールドカップが開催されて。それだけの年月が経っているから、日本代表も強くなるわけですよね。「僕らが声優界の日本代表なんだ」と胸を張って言えるように頑張っていきたいと思います。

──内山さんはいかがですか?

内山:サッカーは1チーム11人、更に試合では×2になるのでキャラクター数も多いし、試合シーンでは動きが激しく、息遣いやシュートやチャージする時の声などもリアルなので、スポーツもののアフレコは大変だなと改めて感じました。

本線だけでなく、やることが多いので大変だけど、完成した映像を観ると1本の中にすごい情報量が押し寄せてきました。よくまとまったなと思うのと同時に、1回観ただけではすべての情報量が伝わり切らないなと思えたし、アフレコで頑張ったことが凝縮されているなと思えて嬉しかったです。

──視聴者側は画面に映るキャラクターしか見えないので、周りでパスを要求したり、指示を出したり、おとりで走っていたりという細かい部分まではわかりませんからね。

内山:だからこそ、1話を何度も観返してほしいです。特に試合のシーンはすごく濃密ですから。

 

『アオアシ』に関わってからサッカーへの関心度に変化が?

──『アオアシ』に関わることになってからサッカーへの感心、ジュニア世代やユース世代のサッカーなどの興味などの変化はありましたか?

興津:今年のワールドカップも楽しんで見ていたのですが、正直、今までは実際の試合を観ていると、どんどんプレーが進んでいくので、瞬時に見分けることが難しいと思っていたんですよね。

なので選手のテクニックや駆け引きなど細かい部分が素人目線ではわからないことが多かったんですけど、このアニメに関わってから、何気ないプレーにどれだけ緻密な駆け引きやテクニックが詰まっているのかを想像できるようになって、より楽しめるようになりました。そういう意味でも『アオアシ』はいいテキストになっています。

榎木:もし僕が小学生だったら『アオアシ』を観たら、すぐにサッカーを始めていたと思います。ただ僕も30代後半に差し掛かってきたので、サッカーを始めるところまではいかないんですが(笑)。原作もすごくおもしろいくて、スポーツものというよりヒューマンドラマとして観ています。

──高校1年から3年生までが何軍もあるチームの少ないトップチームのメンバーを奪い合いつつも、同学年やチームメート同士の友情や絆も描かれている青春群像劇でもありますね。

榎木:キャラクター数も多くて、学年や名前を覚えるのも最初は大変でしたが、アシトのようにトップチームに上がって活躍して、プロになって母親を楽にさせてあげたいとか、この3年間でトップに上がれなければサッカーをあきらめるとか人生を賭けている子もいることを知りました。

──内山さんはサッカー観戦がお好きですが、『アオアシ』に触れてどう思われましたか?

内山:僕は『アオアシ』に参加する前からサッカーの観るのが好きだったので、『アオアシ』の原作も楽しく読ませていただいていました。ユースでプレーする選手と高校サッカーでプレーする選手、それぞれの想いが描かれているのが珍しい特徴だと思いました。

──例えば鹿島学園高校では鹿島アントラーズユースで活動する子とサッカー部で活動する子が同じクラスにいるような。

内山:中学時代はJリーグのジュニアユース、高校でユースに入って、Jリーグ入り選手もいれば、海外で活躍されている三苫選手のように過去にJリーグの下部組織に所属していながらあえて大学まで進学して、そこからJリーグに入る選手など、プロになる入口やきっかけの多さがサッカーの魅力かなと思っていました。なので『アオアシ』で描かれて、すごく嬉しかったです。

──日本代表の上田選手がジュニアユースからユースに昇格できずに高校サッカー、大学サッカーに進んでからJリーグ入りして、海外移籍したケースもありますね。

内山:今はユース時代からJリーグの試合に出場していたり、高校サッカーで活躍してJリーグ入りして2~3年で海外移籍する選手も増えましたね。

海外サッカーを観ていると、プロ入りや海外移籍は早ければ早いほうがいいなと思いつつ、Jリーグや海外のチームに早く所属しながら試合に出られずに引退したり、日本に戻って来たりするのを知ると改めてサッカーのプロの世界の厳しさを痛感したし、『アオアシ』に触れたことでよりリアルに感じることができました。

 

もし3人が同じ部活のメンバーだったら?

──今回は高校3年生の義経、2年生の桐木、1年生の遊馬の各年代のキャラクターを演じるキャストの皆さんにお集まりいただきましたが、もし同じ部活だったら他の二人のような先輩や後輩がいたらどう思われたでしょうか?

榎木:かわいくてしょうがないでしょう?

興津:自分から「かわいい?」って言ってくれたら「かわいいよ」と返しますし、横で寂しそうにじっと黙っている子がいても「かわいいよ」と言います。

内山:誰にでも言うんですね(笑)。

興津:誰にでもこっそり言って、チームの輪を乱さないように努めます(笑)。「目立つ子も目立たない子も主張する子もしない子も分け隔てなく見ているから」と3年生らしい言動で、着かず離れずという感じでしょうか。

──遊馬は1年生ということで、榎木さんは両先輩についてどう思われますか?

榎木:「カッコいいよ」って。波風が立たないように。

──2年生へと、3年生へとでは、対応の仕方が変わりますか?

榎木:2年生には「そこそこカッコいいよ」、3年生には「すっごい! すっごい!」と。1年生なので偉い人には媚びる方向で(笑)。

──分かりやすくゴマする感じですね(笑)。内山さんは上下に挟まれる感じですけど。

内山:真ん中の世代なので、上下を繋ぐ役割が大切だと思いますが、桐木はそこが不器用なので、「Season2」で桐木がそこをうまくできるのかが見どころです。そして実人生でも活かしていただきたいです。

興津:うまく作品に繋げたね。

内山:撮れ高しか欲しくないので(笑)。

榎木:わかる~。

興津:こういう人がいるから世の中うまく回るんですね。

──内山さんはサッカーでいうところのリンクマン的な存在ということで。

興津:僕も成長していて偉いなと思います。

榎木:日本戦でも「こうやってゴールを決めるんだぞ」というお手本になってほしい。

──興津さんにとって頼もしい後輩のお二人ですね。

興津:こういうインタビューでは「あいつが先にしゃべりすぎて、俺もうしゃべることないじゃん」と思うこともよくあるじゃないですか? でもこの3人はお互いに譲り合って、一番に良いところは2年生に持っていってもらうという部活でありたいと思います(笑)。

内山:僕がフィニッシャーですか?(笑)

榎木:何の話ですか?(笑)

──(笑)。では「Season2」の見どころの紹介をお願いします。

興津:「Season2」初回のアフレコからかなり気合が入った絵作りがされているのを感じましたし、僕らも絵の熱量に負けないように収録させていただきました。4年間お待たせした分のクオリティをお届けできると思いますので、安心して楽しんでいただければ。

そしてアシトなど各キャラクターが成長したり、立場が変わったことによって、「素直な子には響くのか」とか「ひねくれている子は相変わらずわからないのか」など、それぞれのキャラクターの違いが更に鮮明にわかると思うので、そこも楽しんでください。

義経の見どころは……試合をします! FWですからシュートも決めます!「絶対に決めてやるんだ! 負けないぞ!」と(笑)。キャプテンらしいところも見せられると信じておりますので、僕も楽しみにしています。

榎木:「Season1」ではまだ活躍が見られなかった先輩たちの試合があったり、今まであまりフォーカスされていなかったキャラクターの魅力が見られると思います。「Season1」でがっつり登場していた1年生も新たな一面や成長……特にアシト、大友、冨樫の成長が見られますのでお楽しみに。

──アシトから「主人公みたいなヤツ」と言われた片鱗も楽しみです。

榎木:遊馬はある程度、完成されている選手なので、それほど成長を感じるという部分はありませんが、先輩と絡むことによって、感情的になったり、意外な一面や伸び代が見えてきます。そこを楽しみにしていただけたら嬉しいです。

これまでも別格のカッコいいキャラクターとして存在していましたが、「まだまだ、コイツすごくなるぞ」という予感もさせてくれるので、ご期待ください。

内山:アシトたちがAチームでどれだけやれるのか、どうやって困難や壁を乗り越えていけるのかに注目していただきたいです。

桐木はいつもクレバーで冷静だけど、壁にぶち当たった時、悩んで葛藤して、どう乗り越えていくのかを見守ってください。

興津:ワールドカップのように4年越しのTVアニメ『アオアシ』をお楽しみください。

 

作品情報

アオアシ Season2

あらすじ

舞台はプレミアリーグへ―― ついにAチーム編開幕!

アシトの成長が加速する!!

愛媛県から単身上京し、
Jリーグ有数のクラブ「東京シティ・エスペリオン」のユースチームに入団した青井葦人あおいアシト。
幾度も挫折を味わいながらも、俯瞰の視野<イーグルアイ>を武器に成長していく。
そしてついに、BチームからAチームへと昇格を果たした。

「ユース最高傑作」と呼ばれる栗林や圧倒的なフィジカルを持つ阿久津たちが属する最強のAチーム。
Bチームとは明らかに次元の違うスピード・テクニック・発想力・強靭さー・・・
アシトは全てに練習初日から圧倒され、洗礼を受ける。

日本最高峰の高校世代リーグ「プレミアリーグ」を舞台に、強豪が立ち並ぶ過酷な戦いの中で、アシトはどのような進化を遂げるのかー・・・

キャスト

青井葦人:大鈴功起
大友栄作:橘龍丸
橘総一朗:山下誠一郎
冨樫慶司:八代拓
黒田勘平:堀江瞬
朝利マーチス淳:加藤渉
本木遊馬:榎木淳弥
竹島龍一:熊谷健太郎
阿久津渚:武内駿輔
栗林晴久:梅原裕一郎
中村平:小野賢章
桐木曜一:内山昂輝
高杉榮太:古川慎
秋山円心:手塚ヒロミチ
義経健太:興津和幸
一条花:河瀬茉希
海堂杏里:上田麗奈
金子葵:小松未可子
福田達也:小林親弘
伊達望:安元洋貴
橘都:真堂圭
青井紀子:園崎未恵
青井瞬:中島ヨシキ

(C)小林有吾・小学館/「アオアシ」Season2 製作委員会

 

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