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ドラマCD『PEACE MAKER 鐵』参キャストコメント第2弾

ドラマCD『PEACE MAKER 鐵』参キャストコメント第2弾が到着! 梶裕貴さんと櫻井孝宏さんのインタビューをお届け!

 黒乃奈々絵先生原作による大人気コミックス『PEACE MAKER 鐵』が待望のドラマCD化。大好評発売中のドラマCD第1シーズンより第壱巻、第弐巻に続き、第参巻が11月26日に発売!
そして、早くもドラマCD第2シーズンが決定!! ますます今後の展開が見逃せない作品となっている。

 五稜郭を目指す幕府軍。副長・土方の命により自分と行動を共にする銀之助に、鉄之助は自身の過去を重ねる。――元治二年二月、新撰組副長・山南の死を受け、新撰組隊員たちは悲しみにくれていた。鉄之助も山南の死に落ち込んでいたが、時間が経つにつれ、持ち前の明るさで立ち直りつつあったが、そんな彼の前に、池田屋事件以来、音沙汰のなかった友人・大和屋鈴が現れ……? 
 原作をドラマCD用にアレンジしたストーリーに加えて、オリジナルショートドラマとキャストトークを収録!!また、第参巻もジャケットイラストは黒乃奈々絵による描き下ろし。
さらに、アニメイトで全巻購入すると、ドラマCD壱~参が収納できるBOXがもらえる!!

 そんなドラマCD『PEACE MAKER 鐵』参より、豪華キャスト陣から収録後のコメントが到着した。第2弾は市村鉄之助・青年期役の梶裕貴さんと山崎烝役の櫻井孝宏さんのインタビューをお届けする。

──ドラマCD第参巻目となる本日の収録はもちろん、壱~参巻目までの収録を終えての全体の感想をお聞かせください。

梶裕貴さん(市村鉄之助・青年期/以下、梶):ドラマCDの壱巻目は、原作でいうところの新しいエピソードからのスタートだったので、物語の流れを逆行しているような印象があります。市村鉄之助・青年期を演じるにあたっては、彼の様子が変わってしまった北上編からの役作りだったので、少し難しさを感じました。オーディションの時は、まだ少年期の明るさを持ったままのシーンしかなく、僕のなかで鉄は「明るく元気で活発」というイメージだったので…余計、ああいう状態になってしまった彼を想像して演じるのは難しかったです。それに、以前キャストトークでも言わせていただいたのですが『PEACE MAKERシリーズ』は、僕がまだ養成所に通っていた頃、既にアニメが放送されているような歴史ある作品でしたので、そんな作品にかかわらせていただけることの責任と喜びを感じつつ…大先輩方と一緒にやらせていただくことの緊張感、作品を長く、深く愛していらっしゃるファンの方々のイメージを壊してはならないというプレッシャーなど、様々な思いが混ざり合い、お芝居に取り組む入口としては、かなりのハードルの高さを感じていました。ですが、いざ現場に着てみると他の出演者の方々がみなさん本当に温かく迎えてくださり親切にしてくださったので、僕はとにかく真摯にお芝居をさせていただくだけだなと思い、収録に臨みました。

──10年以上続いている作品に新メンバーとして入るのはかなり緊張しましたか?

梶:緊張しましたね。ただの新キャラクターではなく主人公本人という立場ですが。小林由美子さんの演じる鉄之助のイメージやインパクトというのは、僕のなかでもとても大きいものでしたし、体格が変わって演じ手が変わっても、鉄之助の本質は変わる訳ではありませんし。今までに感じたことのないようなプレッシャーはありました。

──櫻井さんはいかがですか?

櫻井孝宏さん(山崎烝役/以下、櫻井):新撰組に大きな転機が訪れる頃のお話で辛かったです。抗えない運命や歴史の渦のなかに飛び込んでいく正にその岐路にいるので、複雑な気持ちでいました。やはり情が生まれていますね。新撰組のこの先を知ってしまっているからこそ、それを意識せず「今」に集中してお芝居しました。

──約10年ぶりのドラマCDシリーズ再開だったわけですが、最初にその話を聞いたときはいかがでしたか?

櫻井:この10年間、出演したキャスト陣の口から『PEACE MAKERシリーズ』の話題は絶えず出ていたので、みんなの中では過去になっていないんだなと思っていました。僕自身、いつ再始動しても大丈夫なように気持ちを切らさないでいたので、この時を迎えられてうれしかったですね。物語が途中で止まっていて、気持ちが宙ぶらりんのお預け状態でしたから(苦笑)。10年という時を経て、大きな一歩を新たに踏み出せたことは出演者としては本当にうれしいことでした。

──再始動したドラマCDのストーリーはかなり重いですよね。

櫻井:仲間たちがどんどん姿を消していきますからね。新撰組を描いたひとつの物語として『PEACE MAKER』を楽しんでいただくのはもちろんですが、この作品が史実をどういう目で、どういう表現で描いていくのかが大きな楽しみどころだと思います。多少のフィクションはあれど、そこにある結末は事実ですから。彼らは移りゆく時代の狭間で咲いた徒花のような存在です。やがて滅びゆく儚い存在ですが、物語半ばにある今は精いっぱい生きていたいですね。

──10年間、山崎烝というキャラクターを演じるうえで心がけていることやこだわりはありますか?

櫻井:なまりですね。大事なディティールなので、拙いながらも一生懸命、大切に取り組んでいるところです。方言は彼のアイデンティティのひとつですから。彼らしさはそこに表現されていると思っています。

──なまりの指導というのは、最初の役作りの段階であったんですか?

櫻井:指導は特になくて、自分の知り合いに方言指導してもらっています。関西出身の知人からレクチャーを受けて毎回収録に臨んでいるんですよ、実は。もちろん今回もです。でも、どれだけ時間をかけて教えてもらってもやっぱりエセなんですよね(苦笑)。物怖じせずにやっています。

──今回のお話で印象的だったシーンを教えてください。

櫻井:鉄がデカくなりました。寝ても覚めても成長痛ってすごいですよ(笑)。鉄之助の身も心も成長していく様は、烝としても僕個人としても色々な思いで眺めていました。成長した鉄之助は梶くんが担当しているんですが、素晴らしく滑らかな変化でしたね、きれいな声のグラデーションというか、鉄の成長を音ではっきりと感じることが出来て感動しました。

──お話はガラリと変わりますが、番外編では女性への贈り物がメインの物語が描かれています。誕生日や何かの記念日に、ご家族で構いませんので、女性に贈り物をした経験はありますか?

梶:もちろんあります。小学校低学年だったと思うんですけど、母の日にカーネーションを1輪買って、母に贈りました。当時はまだ母の日の本当の意味あいをわかっていなかったと思うんですけど、母に何かをプレゼントする日ということだけはわかっていて。ただお金を持っていなかったので「お菓子を買いに行くから100円ちょうだい」と母にお願いして、おこづかいを貰って買いました。結局は母のお金ではあるんですが、プレゼントしたときに泣いて喜んでくれたのが思い出ですね。女性へのプレゼントというと、それが一番印象的な思い出です。

──大人になってからは何かをプレゼントした思い出はありますか?

梶:この間、妹と2人でご飯を食べに行った時にごちそうしたことですね。それまでわざわざ会う時間を作って何かをするということがなかったので、そこで妹の近況や悩みごとなどをゆっくりと聞きました。妹は9歳下でまだ未成年ですが、成人式を迎えたらそれを記念して、また何かをプレゼントをしたいなと思っています。

──櫻井さんはいかがでしょう?

櫻井:そりゃありますよ、もう十分大人ですから(笑)。誕生日とか母の日とか、所謂記念日にプレゼントを贈るのが当たり前になってますよね。贈り物そのものよりも、そこにある気持ちが大事です。でも、いらない物を貰うのって嫌じゃないですか(笑)。だから僕は何がほしいか予め聞いておいて、それをプレゼントします。情報が古くて、「それはもう欲しくない」と言われることもありますけどね(苦笑)。僕は人に物をあげるのは嫌いではないので。

──共演者の方にプレゼントをすることもありますか?

櫻井:その場合でもやっぱり「何が欲しい?」って聞いちゃいます。特に欲しいものが出てこなければあげません。場合によっては食事券とか。「何をプレゼントしてくれるのかな?」というドキドキ感は薄れてしまうかもしれないけど、それとは違う楽しみが生まれるんじゃないかなと思っています。

──では、これまでプレゼントされてうれしかった物は何でしたか?

櫻井:物ではないのですが、サプライズパーティーをやってもらったのは思い出深いですね。何年振りかに会う友人が集まっての食事会がベースだったんですけど、それが僕の誕生日のタイミングと重なっていて。僕自身まったく予測できないことだったので、「あ、ありがとう……」みたいな淡白な反応しかできませんでした(苦笑)。嬉しさよりびっくりが上回っちゃったので。

──ありがとうございました。では最後に、ドラマCDの発売を待つファンヘのメッセージをお願いします。

梶:オーディションを受けたときに「(オーディションに)合格すれば、全3巻のドラマCDに出演することになります」というお話をうかがっていたのですが、ありがたいことに合格して出演してみれば、あっという間に参巻目まで来てしまいました。しかもご好評いただいて、「全3巻」ではなく、参巻目は第1シーズンという区切りであり、まだドラマCDシリーズが続くことが決まったというお話を聞いて、今ものすごくうれしいです。
第参巻では回想として、沙夜とのシーンがありました。本編で、まだ明るかったときの鉄之助を演じたのはそれがはじめてだったので、うれしい反面、こういう時間が失われて、今のあの様子になってしまったんだな……という切なさも強く感じました。
鉄は終始辛い気持ちのシーンが多く、それがいつどんな形で終わりを迎えるのかはわかりませんが、少年期のときのような無邪気な笑顔が登場するシーンを演じられる日が来るまで、きっちり演じ切りたいなと思います。
今後の展開も楽しみにしつつ、応援していただければ何よりです。よろしくお願いいたします。

櫻井:このお話は主人公の成長物語であり、同時に一つの集団が衰退して滅びていく様を見守るような生と死を描いた物語でもあります。悲しい、切ない、苦しいといった負の感情を抱くことになりますが、それはすごく大事な事実ですし、その気持ちを持つことで作品への思いがより強まると思っています。まだまだこれから怒涛の展開が待っています。すべてを見届ける気持ちで、末永く応援していただければと思います。

◆ドラマCD『PEACE MAKER 鐵』
壱:好評発売中
弐:好評発売中
参:11月26日発売
各巻価格:2,500円(税抜)
発売元・販売元:フロンティアワークス
アニメイトドラマCD全3巻購入特典:ドラマCD全3巻収納BOX

【キャスト】(敬称略)※各巻によって、出演キャストは異なります。
市村鉄之助(青年期):梶 裕貴
市村鉄之助(少年期)&田村銀之助:小林由美子
土方歳三:中田譲治
沖田総司:斎賀みつき
永倉新八:山口勝平
藤堂平助:鳥海浩輔
原田左之助:乃村健次
斉藤 一:松山鷹志
市村辰之助:うえだゆうじ
山崎 烝:櫻井孝宏
近藤勇:土師孝也
山南敬助:井上倫宏
坂本龍馬:藤原啓治
明里:根谷美智子
大和屋鈴:立花慎之介 
島田 魁:岩崎征実 他

◆コミックス『PEACE MAKER 鐵』
第1巻~第7巻:好評発売中
各巻価格:552円+税(第1巻~第5巻)、571円+税(第6巻~第7巻)
発売元:マッグガーデン


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(C) 黒乃奈々絵/マッグガーデン
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