ランティスが主催「twilight listening pa..

瀬名さん、MOSAIC.WAV、Little Non、yozuca*さんが参加の「twilight listening party vol.4」ライブレポート!

 ランティスが主催するライブイベント「twilight listening party vol.4」が、7月24日、渋谷・duo music exchangeで開催された。「twilight listening party」、略して「TLP」は、ランティス所属アーティスト4組が出演し、出演者それぞれをイメージしたオリジナルカクテルを飲みながら、生バンドをバックに歌を聴く少し大人のライブイベント。前回は伊藤真澄さんらが出演し、非常に“大人”な雰囲気だったが、今回は瀬名さん、MOSAIC.WAV、Little Non、yozuca*さんが参加、よりアキバテイストが強い感じだ。コンセプトは同じでも、出演アーティストによってがらりと色が変わるのが面白い。

※過去のライブレポートも読む!
vol.3vol.2


●新人らしからぬ存在感の瀬名さん

 最初に登場したのは瀬名さん。07年5月にアニメ『機神大戦 ギガンティック・フォーミュラ』ED「TSUBASA」でデビューした新人で、初めてライブで目にする人も多かったはず。まずは「Rain」でしっとりと聴かせると、そのままの流れで「Eternal Fantasy」の幻想的な歌い出しへ。静かな中にも力強さを感じさせる歌唱から、サビのあたりで激しく転調すると、内圧を爆発させるような激しい歌唱へ。静から動に転じても、力強い軸がぶれないのがらしさだろうか。ここで「こんばんは、瀬名です、よろしくお願いします! アニメソングを歌いたいなと思ってたときにランティスさんとご縁がありまして、(ランティスの)新年会に“よろしくお願いします!”って飛び込んで行ったんです(笑)。そしたらデビューが決まって。2回目、3回目のTLPを後ろで見ていたので、今日は夢がかなったみたいで嬉しいです!たっぷり楽しんでください!」とあいさつすると、オリジナルカクテル紹介へ。瀬名さんをイメージしたのは“フレイム・ラブ”。「“萌え~”ってより“燃えーッ!!”って瀬名ですので、“フレイム・ラブ”にしてもらいました。レシピの“G・A”ってジンジャーエールなんですね。ギャラクシーエンジェルじゃないよなって思ってたんです(笑)」と笑いを取った瀬名さんだったが、歌に入った瞬間、客席がピーンと緊張するような独特の存在感がある。3曲目の「愛の詩」の朗々と歌い上げるサビでは、客席も魅入られたように聞き入っており、独特の圧倒される感じは、新人らしからぬものがある。「(客席が)あったかい!ありがとうございます!皆さんのエネルギーをもらってアーティストさんはもっと力が出せるんだと思いました。こういうライブに出られる幸せをかみしめてしまいました」と語った瀬名は、最後をデビュー曲「TSUBASA」で力強く締めたのだった。急遽決まった出演とのことだったが、トークでの若干隙がある感じと、歌いだしでバチッとスイッチが入ってトランスする感じは面白い個性。歌唱力は折り紙つきなだけに、今後が楽しみなファーストアクトだった。

●短時間に魅力のすべてをぎゅっと凝縮したMOSAIC.WAV

 電子音に乗せての「A・K・I・B・A! AKIBA-POP!」コールがエンドレスで続く中、MOSAIC.WAVが登場すると、客席は一瞬でMOSAIC.WAVの世界へ。「子作り、しまっしょ♪」の「最強○×計画」歌い出しで、既に客席をトップギアに持っていく求心力はただごとではない。「スモモッ!!」のコールで声を揃え、セイッと拳を突き上げる客席は本当に楽しそう。そしてそのままの勢いで「超妻賢母宣言」へ! 柏森進さんのキーボードだけでも十分聴かせるMOSAIC.WAVだけに、小池雅也さんとサイキックラバーのIMAJOさんのギター、岩田ガンタさんのドラムなどが生で加わると厚みが違う。これに出来上がった客席が加わるのだからもはや無敵だ。間奏の超早口や台詞もばしっと決まり、CDでの世界を完全以上に再現。これはもはや打ち込み系萌えユニットのひとつの到達点と言えそうだ。3曲目は少し毛色を変えて、電子っぽいファニーボイスで歌う「片道きゃっちぼーる」(『ぽてまよ』OP)。やや不思議系の電波ソングだ。主題歌3連発で掴むと、MCへ。「改めまして今晩は、MOSAIC.WAVです。とりあえずかけつけ3曲ありがとうございました。アニメの主題歌を3曲やったんですけど、暑い?でも寒くなる曲ないんで、もっと盛り上がって熱くなってください!」。“おっされーな(ボーカルみ~こさん談)”TLPから浮くのが心配だったというMOSAIC.WAVのオリジナルカクテルは、“MOSAIC.FIZ”。「私が大好きなブルーキュラソーに、(サイリウムのウルトラオレンジの)オレンジピールも入ってる! ちょっとオシャレに近づいたでしょ?」とのこと。そしてここから後半戦。「次3曲ぶっ続けで行きます。休ませてあげません(笑)。ここは渋谷なんですけど……の前フリから、「アキバinワンダーランド」へ!み~こさんはウサギのマペットを取り出して、行進しながらの歌唱だ。間奏の幕間では、キーボード柏森さんもノリノリで録画予約を忘れたウサギとして大活躍。それまでのファニーボイスから一転、み~こさんの大人のお姉さん風ナレーションを挟んで、大団円のラスト。1本の物語を読み終えたような感覚だが、ここで休ませてはもらえない。再びアルバム『Amusement Pack』から、激しいロックナンバーの「Amusement Pack」を挟み、客席が参加しまくる「We Love “AKIBA-POP”!!」へ!このたたみかけで盛り上がらないはずが無い。まるでMOSAIC.WAVのワンマンのような空気だが、観客全てがMOSAIC.WAVファンなわけではないはず。やはりMOSAIC.WAVの世界観を構築し、客席を染め上げる能力は突き抜けている。「3曲続けて、ありがとうございました。それでは最後、1曲だけつきあってください!」と最後に持ってきたのは、ニコニコ動画で一世を風靡した「ガチャガチャきゅ~と・ふぃぎゅ@メイト」!!オリジナルのアルバム曲で完璧に盛り上げられるからこそ、切り札が生きる。べた褒めになってしまうが、たった7曲の中で世界観と多様性を両立して、客席をこれだけ萌やしつくせるユニットは稀有だと感じさせられた。

●Little Nonは『バトルスピリッツ』ED主題歌担当を発表!

 続いての登場はLittle Non。抑え気味な照明の中、ボーカルノゾミさんがTシャツにショートなデニムの軽装で登場すると、そのまま後ろ向きに仁王立ち。にくらしいほど決まった立ち姿のシルエットに視線が引きつけられたところで、奇襲気味に「ハナマル☆センセイション」!!先日のワンマンライブでラストを飾った、切り札をいきなりぶつけると客席は大盛り上がり!2曲目はコンピレーションアルバム『アキバイブル』から「泥棒猫」で、猫耳姿のノゾミさんが奔放に歌い踊る姿はまさに猫そのものだ。「皆さん、おはようございます! はじめましての人ははじめまして、こんにちはの人はこんにちは!今日はTLPという素敵なイベントに出られて本当に幸せです!今日は全力でがんばるので、受け止めて楽しんでくれると嬉しいです!」と挨拶すると、『はっぴぃセブン』OP「あきらめないで」へ。圧巻なのは、クライマックスでバンドが音を落としたところでの、ノゾミさんのどこまでも届くような高音のノビ。今更ではあるが、Little Nonのボーカルのポテンシャルを再確認する仕上がりだ。そのボーカルの質の高さ・強さがあればこそ、続いてのバンドの音が大暴れする重爆ロックナンバー「Sweet Love Flag」でも、ボーカルが音に負けることなく安心して聴けるのだろう。歌い終えたノゾミさんも「ありがとう、とってもとっても楽しいです! このTLPは特別なTLPだと思います!」と満足げだ。と、ここで10月11日に初台Doorsでのワンマンライブを告知したノゾミさんだったが、さらなる発表が!9月7日から、テレビ朝日系で日曜朝7時から放送される『バトルスピリッツ 少年突破バシン』のED主題歌を、Little Nonが担当することが発表されたのだ!「お子様のテレビアニメゴールデンタイムです。いろいろな人がLittle Nonを知ってくれたらと思います。よろしくです!」とのビッグサプライズに、会場も祝福ムードに包まれていた。ここで紹介されたLittle Nonのカクテルは、“ノゾミックスジューチュ”。ノンアルコールのフルーツミックスジュースで、味は「パッションを感じます」とのことだった。そして再びライブへ。続いての「Cheer Up!」は、TLPではおなじみの橋本みゆきさんのカバー曲だ。ノゾミさんの煽りに乗って、会場も手拍子で盛り上がっていく。会場がふたたび暖まったところで、「ノゾミ∞カナエ」へ! サビの爆発的な疾走感と、客席との熱い掛け合いが心地よいライブでは鉄板の曲だ。そして、ラストはもちろんこの曲。「タオルとか持ってる? 持ってない人はエアータオルでお願いします。TLP、今から5分間はタツマキWAVE・Little Non・パーティです!!」の煽りから、「タツマキWAVE」!!ハードロックな曲調に乗せて、とにかく客席がタオルをぶん回す楽しさは格別で、締めにふさわしい盛り上がりになった。しかし、Little Nonのライブ会場で、全体がひとつになってのタツマキはもっと!楽しいので、気になる人は10月のワンマンもチェックしよう。最後は恒例、「アーキバーイーバーイ!」で締めたのだった。

●トリを飾ったのはyozuca*さん!

 そして出場者のラストを飾ったのは、yozuca*さん! MOSAIC.WAVとLittle Nonという、強烈すぎる個性の後を受けられるのは、ゆるがない世界観を持っているyozuca*さんしかない。最初に持ってきたのは、「Daybreak for me」、パワーボーカルの直球ソングだ。「声」と「歌」の説得力で、真正面から観客をつかんでいく。続いてはどこか儚く、さびしげなボーカルから、それを乗り越える強さを見せる「sayonara jewel」、そして「believe yourself」を歌い終えると、客席はもはやyozuca*の世界だ。客席の盛り上がりに、「外は暑いけど、ここが暑い!(熱気の湯気で)真っ白で何も見えない(笑)。3曲とも、3rdアルバムの『Ageha』に収録されています」と語るyozuca*さんだった。「sayonara jewel」をイメージして、クランベリーソーダにしてもらったというカクテル“キラメクjuwel”の紹介をはさんで、続いては『D.C.ダ・カーポ』の楽曲へ。やはりyozuca*さんといえば、『D.C.ダ・カーポ』。「サクラ アマネク セカイ」を歌うと、ここで一転してスローナンバーの「消えないで…」で、静かにじっくりと聴かせたのだった。「消えないで…」については、「好きな人が自分の前から消えてしまう切ないシーンで流れる曲で、台本のここで流れるってのがわかってたので、歌詞を作るときも泣けるかどうか、シナリオめくって歌いながら、号泣して作りました。絵で見て、素晴らしく作ってもらってよかったと思います」と語っていた。「次は元気のいい曲です。まだまだ元気ですか、盛り上がっていきましょう!」と『女子高生 GIRL'S-HIGH』OP「キラメク」、そして「祝福の歌」へ!!「祝福の歌」の間奏部分からメンバー紹介に繋いだのは、まさに生バンドならでは。そしてここでの各メンバーのソロパートがものすごくかっこいい!そして最後のギターソロが最高に盛り上がったところからナチュラルに曲に復帰して一気に駆け抜ける演出は、ライブ感あふれる感じだった。ここで、8月27日に発売されるノンタイアップ曲「Morning-sugar rays」が紹介されたが、「消えないで…」みたいに別れの曲が多いyozuca*ですが、ハッピーな曲になってます!」とのことなので、ファンはぜひチェックしよう。そしてラストを飾ったのは、「yozuca*はこの曲があったからデビューすることができました」という「第2ボタンの誓い」。イントロをアコースティック風にアレンジしたyozuca*の原点に酔いしれて、ステージは幕となったのだった。

●参加メンバーの挨拶を紹介

 最後はyozuca*さんの呼び込みで、瀬名さん、MOSAIC.WAV、Little Nonが登場。最後の挨拶を紹介しよう。

「瀬名です。どうもありがとうございました!あったかすぎて、この時間が終わってほしくないって思いました」(瀬名さん)

「今日はうなぎの日らしいですね。(ライブハウス前の)前のコンビニがうなぎだらけでした。うなぎの日に会えて嬉しかったです!」(み~こ[MOSAIC.WAV])

「今日はウサミミでがんばってみました。みんな楽しかった? いつも曲やって盛り上がってやり逃げなんで、今日は大人な雰囲気の中でワシャワシャやって盛り上がってよかったです」(柏森進[MOSAIC.WAV])

「今日はMOSAICのステージに出してもらったんですが、かやぴーのウサミミと親分の衣装がうらやましかったので、次はがんばろうと思います」(小池雅也さん)

「素晴らしいイベントに出してもらって、一週間ぐらいやりたいぐらいでした。これからもよろしくお願いします。(ほかのメンバーは)変なこと言うと嫌だから、短くね!」(ノゾミさん[Little Non])

「ギターのシュンです。とても楽しいイベントでした!」(シュン[Little Non])

「ドラムの大生です。ウサミミと親分の格好がうらやましかったです」(大生[Little Non])

「My name is pen」(親分[Little Non])

「しゅうりょー!Little Nonでした!」(ノゾミ[Little Non])

「お母さんみたい(笑)。TLP vol.4、暑い中来て頂いてありがとうございました。4番目となると盛り上がりもマックスなので、負けないように楽しまなきゃ!と頑張りました。これからもTLPは続いていくので、ライブ自体を大事にしてください。今日はありがとうございました!」(yozuca*)

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