『スカーレッドライダーゼクス』コラボCD高橋広樹インタビュー

「スカーレッドライダーゼクス ドリームコラボレーションシリーズ」がリリース開始!「Roaring to the moon」レコーディング直後のホットな気持ちを高橋広樹さんに聞きました!

 2010年7月に発売され、戦隊ヒーローx恋愛シミュレーションというユニークなストーリーが大きな話題を呼んだPS2用ソフト『スカーレッドライダーゼクス』。2011年6月にはファンディスク『スカーレッドライダーゼクス-STARDUST LOVERS-』が発売され、ファンを歓喜の渦に包んだことも記憶に新しい。

 そして2011年12月から、メインキャラクター(メインスタンス)とそのパートナー(サブスタンス)の2名によるデュエットソングシリーズ=「スカーレッドライダーゼクス ドリームコラボレーションシリーズ」のリリースが決定!制作陣には志倉千代丸氏(『Steins;Gate』『CHAOS;HEAD』)や目黒将司氏(『ペルソナ3』『ペルソナ4』『真・女神転生』)といった有名アーティストを起用し、豪華声優陣との"夢のコラボレーション"を聴くことができる。

 今回アニメイトTVでは、メインスタンスの一人・錫木カズキ役を演じる高橋広樹さんにインタビューを実施。カズキのパートナー、リッケンバッカー役を演じる岡本信彦さんとのデュエットソング「Roaring to the moon」のレコーディング直後に、貴重なお話を伺っちゃいました!

――「Roaring to the moon」は『ペルソナ』シリーズや『真・女神転生』シリーズの楽曲を手がける目黒将司さんの制作ですが、最初に曲を聴いた時の印象をお聞かせいただけますか。

高橋さん(以下高橋):それはもう、素敵で……カズキとリッケンバッカーが歌っちゃって良いの?!って(笑)。最初に曲を聴いた時に、どう歌っていこうかな、って思ったんです。というのも、今まではカズキのキャラクター性を前面に押し出してやってきたんですが、この曲を聴いて、曲や歌詞の持つ魅力を活かしたいと思ったんです。なので実は、今回のレコーディングはすごくフラットな気持ちで挑んだんですよ。


――「フラットな気持ちでレコーディング挑む」ということは、高橋さんの中ではあまりないことなのでしょうか。

高橋:いつもは「サビはガンと入って、締めはこうで……」っていうプランを立てるんですけど、今日はそういうのは無しにして、「なるようになれい!」という気持ちでレコーディングを始めたんです。そうやって歌っていくうちに、自分の中にあるカズキというキャラクターが自然と出てきてくれると信じていたので、湧き上がるままにやらせていただきました。


――湧き上がるままに歌われてみて、いかがでしたか?

高橋:やりやすかったですし、曲がカッコいいので気持ちが良いんですよね。まるで自分がカッコいいアーティストになったかのような錯覚を覚えちゃうんです(笑)。でも今回のレコーディングでは、それに身を委ねて歌っていました。


――リッケンバッカーを演じる岡本信彦さんには、どのように合わせていこうと思われましたか。

高橋:実は、カズキxリッケンバッカーの中では「どういう風に相手に合わせていこうかな」みたいな考えは全く無いんです(笑)。カズキはカズキなりの"愛情"だったり、リッケンバッカーはリッケンバッカーなりの"絆"でお互い結ばれているものなので、わざわざ相手に寄り添っていこうとするよりも、最初からもっと近いところにいる感覚なんです。歌っていくうちにアンバランスになってしまうこともあると思うんですが、それも彼らの一部と言うか……。そういう意味では、ゲーム内でセリフを言う時の感覚とあまり変わらなかったです。


――改めて曲を振り返ってみて、どんな楽曲になったと思いますか?

高橋:今回は、カズキやリッケンバッカーの心の深い部分にあるものが出てきているんです。今までは英語と日本語を交えていたりとか、カズキの持つ個性や空気感が前に出ている曲が多かったと思うんですけど、今回は2人の内面がそのまま映し出された楽曲になっていると思います。


――高橋さんご自身の中で、キャラクターソングを歌われる時に心がけていることなどありますか?

高橋:キャラクターソングは歌詞の中の主人公になって歌うものなので、自分の想いを込めるというよりは、演技の延長線上にあるものなんです。ミュージカルソングのような感覚ですよね。例えば歌詞の中に特殊だったり独特なフレーズを孕んでいても、それはキャラクターが生きてきた履歴書の上に成り立つセリフだと思うようにしています。"歌う"という行為ではあるんですが、僕の中では"セリフを言う"と言う行為と同じくらいのバランスで臨んでいます。


――そこに、ご自身の気持ちが入ってしまうことは無いのでしょうか?

高橋:それはまたちょっと難しい話になっちゃうんですけど(笑)、僕自身が別の人格になれるわけじゃないので、自分のパーソナリティからキャラクターに近いところを引き出していく……っていう。やはりそこは"自分自身も含めたキャラクター"ってことになると思います。


――ボイスドラマについてもお伺いしていきたいのですが、こちらの収録はいかがでしたか?

高橋:カズキ個人のボイスドラマが多かったので、最近リッケンバッカーときちんと会話をしていなかったんです。今回はカズキとリッケン、2人が一緒にいるシーンがどっぷりとあったので、なんだか新鮮でした。作品が発売された当初のことを思い出して、「そうそう、リッケンとカズキってこういう関係で、普段はふざけあっているけど、心の中ではこういう風に繋がっていて……」って思い返したりもして、ちょっと不思議な感覚にもなりましたね。


――高橋さんの中で、カズキというキャラクターはどんな印象ですか?

高橋:最初は、友達同士の中では派手だったりリーダーシップを取っているけど、実はナイーブでデリケートなタイプなんじゃないかな、って。彼はコメディのシーンが多いんですけど、そういうシーンに差し掛かった時も彼の中にある繊細な部分は忘れないようにしていこう、とずっと思っていました。


――そこが彼の魅力にも繋がりますよね。

高橋:そうですね。ただ面白い、ただ変な喋り方をするだけの人じゃないっていう所を全然見せない人で、しかもそれを派手に隠すので、なかなかその心の内に気付いてもらえない人だと思うんです。でもそういう部分に一度気付くと、もっと楽で良いのにとか、抱え込まなくて良いのに、って気持ちになる。そこが彼の魅力というか、カズキというキャラクターをほっとけない理由なんじゃないかな、って思います。


――今回リリースされるCDの中で、一番の聴きどころはどこでしょうか?

高橋:全部です!曲もドラマも、カズキとリッケンのすべてが込められた内容になっていますし、普段は見ることの出来ないような、彼らの絆の強さを感じていただけたら嬉しいです。


――では最後に、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

高橋:『スカーレッドライダーゼクス』も、随分と息の長い作品になりました。これもひとえに、この作品の世界観や本質に共感してくださる皆さんのおかげです!皆さんのリアクションがあってこそ、自信につながりますし、コメディの部分は盛大に、内面部分に触れる時はしっとりと、メリハリをつけてカズキを演じていくことができます。これからもカズキを含め、『スカーレッドライダーゼクス』の応援宜しくお願いします!


SRXドリームコラボレーションCD vol.1 「Roaring to the moon」
2011年12月28日発売
1600円(税込)


【収録内容】
1.Roaring to the moon 錫木 カズキ(高橋広樹)&リッケンバッカー(CV.岡本信彦)
2.ユア・ソング マイ・ヒーロー
3.Message from 高橋広樹
4.Message from 岡本信彦
5.Roaring to the moon (Off Vocal ver.) "
【出演者】
錫木 カズキ(CV.高橋広樹)
リッケンバッカー(CV.岡本信彦)


『スカーレッドライダーゼクス』公式サイト

(C)2011 RED/Rejet/STORY RIDERS
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