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『PSYCHO-PASS サイコパス』アフレコインタビュー!

ノイタミナアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』のアフレコインタビュー! メインキャスト8名に話をうかがってきました!

 10月11日(木)よりフジテレビ“ノイタミナ”他にて放送がスタートしたテレビアニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』のアフレコ取材が都内スタジオにて行われた。インタビューに応じてくれたのは、、メインキャストを務める関智一さん(狡噛慎也役)、花澤香菜さん(常守朱役)、野島健児さん(宜野座伸元役)、有本欽隆さん(征陸智己役)、石田彰さん(縢秀星役)、伊藤静さん(六合塚弥生役)、沢城みゆきさん(唐之杜志恩役)、櫻井孝宏さん(槙島聖護役)の8名にお話しをうかがいました!

――キャラクターのご紹介をお願いいたします。

狡噛慎也(こうがみ しんや)役・関智一さん(以下、関):一口に言うのは難しいのですが、簡単に言うと刑事です。キャリアのエリートとなる監視官と実動部隊の執行官とに分かれているのですが、狡噛はその執行官の一人です。

常守朱(つねもり あかね)役・花澤香菜さん(以下、花澤):朱ちゃんはとても頭が良く、就職先の選択肢はたくさんあったのですが、その中でも警察機構を選びました。新米としてキャリアのほうに入れられて良く分からない人たち(笑)と一緒に行動をしていきます。最初は凄く動揺しまくっている女の子です。

宜野座伸元(ぎのざ のぶちか)役・野島健児さん(以下、野島):宜野座は監視官という実動部隊より上の立場で、冷静に事件を報告したり指示をだしたりしています。クールなんですが、そこに何かがあるのではないかと僕は思っています。そのクールさは昔の経験から来るものなのかなと思っているので、きっと今後色々なものが明かされくるのではないかなと思っています。

縢秀星(かがり しゅうせい)役・石田彰さん(以下、石田):警察機構の執行官側にいる人間です。執行官の人や監視官の人はクールな人が多いのですが、その中で割りとちゃらい感じの臭いのするキャラクターで、一人だけ全体の空気から浮いている感じがします。

六合塚弥生(くにづか やよい)役・伊藤静さん(以下、伊藤):執行官で実動部隊の一人です。我関せずという感じで、他の人と活発に話をしている様子は覗えないのですが、たまに浮いている縢に冷静に突っ込んだりしているので、意外と優しい人なのかなと思っています。今のところ任務遂行に一直線な感じがしています。

征陸智己(まさおか ともみ)役・有本欽隆さん(以下、有本):征陸はこのメンバーの中で一番の年長者で、刑事としての経験も一番長いです。征陸も「こいつらよりも一番俺が優秀だ」とは思っていると思うのですが、だからといって前面にしゃしゃり出るのではなく、「お前らに任せるから、後ろは俺に任せろ」という感じで演じていこうかなと思います。

唐之杜志恩(からのもり しおん)役・沢城みゆきさん(以下、沢城):皆さんとは立ち位置が違い、分析官をしています。お兄さんたちにあれ調べろこれ調べろと言われるのですが、そんなに嫌な顔もせずすぐ情報を提供していきます。一見気怠そうに見えるのですが意外に文句も言わずに働く人なんだと思いました(笑)。誰の見方でもなく誰の敵でもない、今のところそんな立ち位置ですが、他の人との関係性も見えてくることもあるのかなと思って演じています。

槙島 聖護(まきしま しょうご)役・櫻井孝宏(以下、櫻井):狡噛との因縁を匂わす謎の人物です。以上です(一同笑)

――印象に残ったシーンや台詞がありましたらお聞かせください。

関:犯罪を犯す可能性のある人を数値で計測して取り締まるという世界観は印象的ですよね。僕は絶対に潜在犯として捕まってしまうのではないかと、おちおち生きていけないなと(一同笑)。邪な心を抱くとすぐにブブブーって鳴って刑事が飛んできますから、多分息苦しい世の中なのではないかなと思います。その世俗・風俗が印象に残っています。

花澤:最初は朱が殺伐としたグループに入れられて動揺しているところからはじまるのですが、彼女のプライベートの話では明るくなります。朱は友達の中にいるといじられキャラで、視聴者の方には身近に感じられるキャラクターだと思ったので、友だちとのシーンは印象に残っています。

野島:持っている銃、ドミネーターが気になります。ドミネーターを人に向けるとその人の犯罪係数が数値化されて出てくるのですが、その銃の武器としての形が凄く格好良くて欲しいなとも思ったのですが、ものすごい破壊力があるので同時に恐ろしさもあるものなので、これを扱う人たちの心情はどうなんだろう?と気になりながら演じています。ドミネーターは印象深いですね。

石田:公安局のプロ集団の中に新人の朱が入ってくる。そういったシチュエーションで右も左も分からないお姉ちゃんをすぐには受け入れられない執行官達の中で縢は気軽に「ようこそ」みたいな感じでいます。でも軽く振舞っている裏には何かあるようなところが垣間見えるようなシーンがあって、そこが印象的でした。

伊藤:私もドミネーターの執行の仕方が「わっ!」ってビックリする感じで、何度見てもドキドキします。六合塚は、意外な人との深めな絡みがそっと描かれていたりして今後が気になります。

有本:強いて言えば第1話の「あ、紹介が遅れたな、あの唐変木は狡噛慎也」。こういう言葉使いをするところに征陸の人間性というか優しさみたいなものが基本的にあるなと感じました。朱の緊張感をほぐすという意味で、そういう言葉使いを大事にしたいなと思います。

沢城:志恩は2話目からの登場になるのですが、最初の登場の仕方が衝撃的で、まずはストッキングを履くところから始まります(笑)。意外と見逃してしまうのですが、後々大事になってくるような人間関係のちょっとした伏線みたいなものが入っているのでお見逃しなくと思います。

櫻井:特定の台詞というよりは、彼の言動や行動から「この人はとてつもない力を持っているんだな」と想像させられてしまう、その存在感が印象的です。

――皆さんは執行官・監視官どちらだと思いますか。

関:僕は犯罪者……潜在犯です(一同笑)。

花澤:私は人前に出ると冷静ではいられなくなるタイプなのできっと執行官のほうだと思います。

野島:普段家でぼーっとしているときは何も考えていないのでその時は監視官でいられると思うのですが、外に出たら一気に色々なことを考え始めて妄想に陥ってしまうので、間違いなく潜在犯です。

石田:僕は限りなく真っ白に近いですね(一同笑)。

関:絶対に潜在犯だ(笑)。

石田:まったく犯罪の匂いを感じさせないです。凄くクリアだから監視官です。

伊藤:邪です(笑)。間違いないです。

有本:僕は確実に潜在犯だと思います。今ゴルフをやっていて、いつも負けていて、勝っている奴に対して憎しみを感じるので(一同笑)。

野島:それうちの親父じゃないですか(一同笑)。

有本:ちがうちがう(笑)。

沢城:執行官とか監視官かというより、そんな大きいエネルギーは自分には無い気がするので、私は一般人だと思います。

櫻井:見るからに執行官です(笑)。


――作品の魅力と視聴者へメッセージをお願いいたします。

関:近未来的な世界観の中に昭和の匂いがする刑事さんたちの人間関係があって、そのミスマッチ感がこの作品を作る上で狙いでもあるらしいので、そこは見て頂けたらと思います。昔ながらの刑事ドラマを最近見ないですし、自分の台詞で「俺達デカは」と言って懐かしい気分になりました。

花澤:謎が多く濃いキャラクターたちが沢山登場します。そしてこのキャラクター達が何を思っているのかが徐々に明かされていくと思うので、楽しみにして見ていただければと思います。

野島:未来のお話ということで、とてもスタイリッシュに描かれてはいるのですが、人間たちは人間臭くて、それぞれのキャラクターも個性的に描かれていて今後の展開でどうなっていくのか僕自身も楽しみです。

石田:この話の基本設定にある、全ての人間をデータで管理しているという世界は、そんなに絵空事ではなくなってきているなと感じています。僕らが子供の頃とは時代もだいぶ変わって、すごい未来のコトを描いていても、それがあながち嘘じゃないというか、ある程度現実感を持って感じられるようになってきたんだなと思いながら、この近未来のお話に接しています。皆さんも管理社会で起こる犯罪、それを防ぐ警察機構の活躍。それが活躍なのかなど色々思うところがあると思いますので、ぼんやりとした現実感を持って楽しんで頂けたらとと思います。

伊藤:近未来と言いながら今に通じるところを感じるシーンが多く、ソーシャルネットワークや、現実なのか偽物なのか曖昧な感じで今は進んでいるなと思うのですが、そういう危険性などを感じられる作品だと思います。なんとなくそういうものを感じながら見ていただけると面白かったり、危機感をもったりするのではないかなと思っています。

有本:ホログラムとかバーチャルの世界となると俺の年齢からいうと頭の中がこんがらがってしまいそうなんですけど、そういう世界に住んでいても人間はそんなに変わらないというか、人間はそんなに脆くはないと思います。征陸にとってみれば今、目を逸らしている事と向き合わなきゃならない時というのがかならず来ると思うんですよね。その時の人間関係を注意して見て頂けたらと思います。

沢城:征陸さん、久々にあんなに粋なおじ様を見ました。毎週征陸さんの言動に自分を省みることがあってですね……私は征陸さんが好きです(一同笑)。

櫻井:窮屈で居心地の悪い世界にあって、狡噛たちは歪ながらも関係性を築き上げていきます。今後どういう目的を持って物語を歩んでいくのか明かされてませんが、面白い作品になることは間違いないです。ぜひ、見てください。

【作品概要】
テレビアニメーション『PSYCHO-PASS サイコパス』
2012年10月11日よりフジテレビ“ノイタミナ”他 にて
毎週木曜24:45~放送予定
(関西テレビ・東海テレビ他各局でも放送予定)

<STAFF>
総監督:本広克行
監督:塩谷直義
ストーリー原案:虚淵玄(ニトロプラス)
脚本:虚淵玄(ニトロプラス)・深見真・高羽彩
キャラクター原案:天野明
キャラクターデザイン・総作画監督:浅野恭司
色彩設計:上野詠美子
美術監督:衛藤功二
3D監督:佐藤敦
撮影監督:荒井栄児
編集:村上義典
音楽:菅野祐悟
音響監督:岩浪美和
オープニング・テーマ:凛として時雨「abnormalize」(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)
エンディング・テーマ:EGOIST「名前のない怪物」/アニメーション制作:Production I.G

<CAST>
狡噛 慎也:関智一
常守 朱:花澤香菜
宜野座 伸元:野島健児
征陸 智己:有本欽隆
縢 秀星:石田彰
六合塚 弥生:伊藤静
唐之杜 志恩:沢城みゆき
槙島 聖護:櫻井孝宏
ほか

<STORY>人間の心理状態や性格的傾向を、計測し数値化できるようになった未来世界。
犯罪に関する数値も“犯罪係数”として計測され、犯罪者はその数値によって裁かれる。治安維持にあたる刑事たちは常に、犯人を捕まえる
実動部隊となる“執行官”と、執行官を監視・指揮する“監視官”のチームで活動する。
自らが高い犯罪指数を持ち、犯罪の根源に迫ることのできる捜査官こそが優秀な“執行官”となりうる。それゆえに、犯罪者になりかねない
危険も孕む“執行官”は、その捜査活動を冷静な判断力をもつエリートである“監視官”に監視されている。
公安局刑事課一係のメンバーはそれぞれの想いを胸に、正義の在処を常に突きつけられながら任務を遂行していかなければならない。
彼らが立ち向かうものの先にあるのは――

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