六本木を海賊たちがジャック!?『ONE PIECE』舞台挨拶レポ

アニメ『ONE PIECE』の出演声優陣、ゲスト、千人を超えるファンが六本木に集結した映画公開カウントダウンイベント「ONE PIECE AWARD」の模様をお届け!

 2012年12月13日(木)、映画『ONE PIECE FILM Z』待望の公開カウントダウンイベント「ONE PIECE AWARD」が六本木ヒルズにて行われた。イベントにはアニメ出演声優陣の田中真弓さん、中井和哉さん、岡村明美さん、山口勝平さん、平田広明さん、大谷育江さん、山口由里子さん、矢尾一樹さん、チョーさんのほか、映画のゲスト声優として出演するアイン役の篠原涼子さん、ビンズ役の香川照之さんらが参加。『ONE PIECE』好きゲストと、多くのファンが会場に駆けつけ盛り上がりを見せた。

●"Z"を模したブルーカーペットを海賊一味が練り歩く!

 ヒルズアリーナにて、海をイメージしたレッドカーペットならぬ、“ブルーカーペット”上を出演者、豪華ゲスト陣が練り歩き、会場のファンたちのエールに応えた。なお、各々が身にまとった衣装はそれぞれをイメージした海賊衣装。ゾロ役の中井さんの左腕には黒のバンダナが巻かれていたりなど、細かな部分まで衣装をチェックして欲しい。

●ファンが選ぶルフィの名台詞NO.1の行方は!?

 会場をヒルズシネマに移し、ファンが選ぶ“生で聞きたいルフィの名台詞”の発表、及び舞台挨拶が行われた。“生で聞きたいルフィの名台詞”は、ファンたちの心に残った台詞を一般投票で選出し、多くの票を集めたものをルフィ役・田中真弓さんご本人が舞台上で生披露するというもの。アカデミー賞授与式風に、台詞カードが入った封筒を香川さんがハサミで開封し田中さんのもとへ。ファンたちの注目が集まるなか、見事NO.1に選ばれたのは、涙まじりにルフィが叫んだ「仲間がいる"よ!!!!」という女ヶ島での台詞だ。

 台詞を披露した田中さん自身も「仲間という言葉は入っていて欲しいと思っていました」と、投票の結果に笑顔を見せていた。中井さんも、「“仲間”っていうのを船長が意識してくださっていたこと自体がうれしいですね」とコメント。しかし、平田さんから「でも中井君が言ってほしいのは別の台詞でしょ?」とキラーパスが飛ばされると、「言ってやるよ!」と田中さんがスタンバイ。中井さんは、「じゃあ、ぼっこぼこにされた体で“トゥミマテンデシタ”って!」とお願いし、田中さんは宣言通り台詞を披露。海賊一味の和気あいあいとしたやりとりで会場に笑いを運んだ。なお、イベントにて披露されたルフィの台詞以外の、むぎわら海賊団全員の名台詞TOP5は映画公式サイトにて公開中だ。

●麦わら海賊団が見どころならぬ、映画の“みどろこ”を語る!

――今回の映画の見どころをひとことずつお願いします。

田中真弓さん/ルフィ役:この映画のみど、“みどろこ”は、いっぱいあるのですが、ひとつあげるとしたら、ルフィとゼットの素でのケンカのような戦いです。お楽しみに!

中井和哉さん/ゾロ役:“みどろこ”は、ゾロも戦った大迫力のバトルシーンです。隣の人(サンジ)とももっと仲よくできたら良かったのに。

岡村明美さん/ナミ役:この映画の……“みどろこ”は、みんなのコスチュームが面白いことになっています。ナミもかなりサービスしてますし、男子もサービスしてます。ぜひみなさん、お楽しみください!

山口勝平さん/ウソップ役:この映画の“見どころ”は……あっ、間違えちゃった!(笑) ひとことで言うと、冷やし中華はじめましたのような感じで、かっちょいい映画できました。そんな感じです!

平田広明さん/サンジ役:ルフィが強大な敵と戦うシーンはもちろんですが、隣にいるクソ剣士(ゾロ)との長年の因縁に注目です。ここで決着をつけてやろうじゃないかと。お互い強敵と戦ってどちらが強いのかをハッキリさせますので、そこが“みどろこ”だと思います。ぜってぇ負けねぇかんな!

中井さん:あれ? そんなシーンあった?

平田さん:うーん、俺の中で勝手に位置付けてみた(笑)。お楽しみください!

――ゾロの戦闘シーンと、サンジの戦闘シーン、どちらがいいかを見比べるのも、平田さんならではの見どころということですね。

大谷育江さん/チョッパー役:えっと、映画の“みどろこ(?)”は、いっぱいあります。見どころがいっぱいありすぎて、頭の中で考えがまとまらないのが、みどろこ、かな……ウフ(笑)。

一同:かわいいー!

大谷さん:かわいいって言われたって、うれしくなんかないぞ! コノヤロー!

山口由里子さん/ロビン役:“みどろこ”さんは、ゼットを始め海の男たちがカッコイイところですね。その男たちの生き様をぜひご覧になって、みんなもカッコイイ男の子になって欲しいなと思います。ロビンもナミも大サービスしております! ぜひ、ご覧ください。

矢尾一樹さん/フランキー役:ひとつ、発見がありました。フランキーって、船大工だったんだ! ていうね(笑)。そこが“みどろこ”さんですね。

チョーさん/ブルック役:“みどろこ”としてはですね、今回もいろいろ歌います。それでは歌わせていただきます「骨だらけの男に会いに行こう」。骨だらけの男に~♪ 会いにい~こ~お~♪ すいません、パンツ見せてもらってもいいですか?

 ゲストの篠原さんを巻き込み、ブルック節を聞きかせたおなじみのお茶目なやりとりをチョーさんが繰り広げ、観客、出演者ともに大笑いするひと場面に。各々の見どころを語りながらも、ファンサービスを大いに盛り込んだ挨拶となった。続いての話題は、気になるスタッフ視点での映画のポイントへ。


●前売り券の売れ行きは前作比の150%。脚本、監督のポイントとは

――映画の挿入歌「海導」は、鈴木おさむさんによる作詞ということですが。

鈴木おさむさん:監督から、今回の新キャラクターゼットが歌う曲を作って欲しいと依頼を受けまして。海軍に因んだ彼の歌「海導」を作りました。この歌は、頭からキーポイントになってきて、泣けるんじゃないかな。今回の映画は、男の人がみたらゼットというキャラに感情移入をして泣けるし、この歌がより涙を誘うかも。声優のみなさんがこの曲を歌って下さるんですけども、みなさんうまくてびっくりしました。ぜひ聞いてみください。

――前売り券の売れ行きが、前作の『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』を上回る、なんと150%比で売れているとのことですが、監督としてお気持ちはいかがですか?

長峯達也監督:いやぁ、ありがたいことですね。すごいですね! ふぇ~~!! みなさんありがとうございます。すごいことになってしまって、なんとも言葉にしがたい。みなさんに楽しんでいただけるよう、役者さん、スタッフの協力で盛り上がる作品になったと思います。『ONE PIECE』好きな仲間とともに、この世界にどっぷりひたれる映画だと思いますので、ぜひ楽しんでいってください。

●声優初挑戦を果たしたゲストの“モサモサ”な話

――本作で初めて声優として出演されましたが、ご自身の演技は点数で表すならば何点でしたか?

篠原涼子さん/アイン役:やりなおした方がいいんじゃないかっていうぐらい点数もつけられないです。演出の方々が手とり足とり教えてくださって、なんとか上映できる形になったんじゃないかと思います。自分で点数なんて……

長峯監督:100点です!

篠原さん:ありがとうございます、うれしいです。これは、打ち合わせをしたわけでないですからね(笑)。

――香川さんのお子さんが『ONE PIECE』を大好きで、今回の役づくりを一緒にされたと伺いましたが?

香川照之さん/ビンズ役:モサモサの実の能力者として、「モサモサ」ってどんな風に言うものなのか、こどもの前で一回やってみたら「違うな」って言われちゃいました(笑)。公開を前にして、自分はルフィでありゾロであると思いこんでいるので、家に帰ったら「ギガントォォォッ」なんて言ったりしてます。このタイミングで映画に出演させていただいて、本当にありがたかったです。

――それでは、これから本作をみるファンのみなさんへメッセージをお願いします。

田中さん:『ONE PIECE』は、映画に限った話でなくシリーズを通して「自由って素晴らしい」っていうメッセージが込められていて、今回の作品のなかでも、最後の方でルフィがとてもいい台詞を言います。ルフィに「頑張って生きろよ」と、背中を押してもらえるようなステキな作品です。ぜひ、みてください。ありがとうございました!

 2009年に記録的な大ヒットをとばした前作から3年、映画シリーズ初の新世界編が描かれる最新作『ONE PIECE FILM Z』。豪華声優陣が語る“みどろこ”と、エピソードの全貌をその目で確かめよう。

◆『ONE PIECE FILEM Z』

原作・総合プロデューサー:尾田栄一郎(集英社 週間「少年ジャンプ」連載)
脚本:鈴木おさむ
監督:長峯達也
W主題歌:アブリル・ラヴィーン

>>『ONE PIECE FILEM Z』公式サイト

(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
(C)尾田栄一郎/2012「ワンピース」製作委員会
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