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『キャプテン・アース』最終回目前イベント夜の部レポート

対決に朗読劇にサプライズケーキまで登場! 入野さん、神谷さん、茅野さん、日高さんらメインキャストが勢ぞろいした『キャプテン・アース』最終回目前イベント夜の部レポート

 パワフルなロボットたちの手に汗握る戦闘シーンや、キャラクターたちが心強く成長していく姿で、多くのアニメファンを虜にしている『キャプテン・アース』。最終回も目の前ということで、メインキャストが勢ぞろいした『TVアニメ「キャプテン・アース」スペシャルイベント 最終回目前!ミッドサマーズ・カーニバル!』が、2014年9月7日(日)にオリンパスホール八王子で開催された。

 イベントでは、2クールに亘り語られてきた物語を振り返りつつ、キャストによるトークショーや朗読劇などを展開。本稿では、イベントの夜の部をレポートでお届けする。終始笑顔で繰り広げられたステージの様子をご覧いただこう。

<夜の部出演キャスト>
・入野自由さん(真夏ダイチ 役)
・神谷浩史さん(嵐テッペイ 役)
・茅野愛衣さん(夢塔ハナ 役)
・日高里菜さん(夜祭アカリ 役)
・小山力也さん(西久保ツトム 役)
・鈴村健一さん(アマラ 役)
・工藤晴香さん(セツナ 役)
・山本希望さん(アイ 役)
・潘めぐみさん(リン 役)
・豊永利行さん(バク 役)

●衝撃の事実が今、発覚する!

 突然、赤いライトが輝き、警報が会場に鳴り響く。すると、アニメ1クール目のオープニングテーマ『ビリーバーズ・ハイ』の音楽に乗せて特製PVが披露され、イベントがスタート。ステージ中央の入口が開くと、お待ちかねのキャスト陣が登場だ。今回、司会を務める鷲崎健さんの呼び込みでキャストから挨拶が。「盛り上がっていきましょう!」(入野さん)、「よろしくお願いします! フー!」(神谷さん)、とキャスト陣もノリノリ! しかし、小山さんは、「あのね、夜の部はDVD撮りがあるんです。したがって、一切余計なことはしません!」と、なんだが冷静な様子が伺えたが……。

 そうして、キャスト陣が挨拶を済ませると、最初のコーナーへ。まずは、様々な証言を基に『キャプテン・アース』を語る「キャプテン・アース実話」だ。ひとつ目のお題「実は、『あいすくりーむ♥ラブ』はブリブリで動いて歌っている」から衝撃の事実が飛び出していった。アイドルとしても活躍するアイの代表的曲『あいすくりーむ♥ラブ』は、PVも作られており、挿入歌とは思えないほどの曲だ。

 ステージでは、「ディレクションで、アイドルっぽくブリブリな感じで歌ってくださいと言われました。ブリブリになるには、身振り手振りをつけないといけないなと思って」(山本さん)と、実際に即興で考えたフリを踊りながら歌を披露してくれた。これには、ファンも大喜び! 実際のフルPVも公開されたのだが、どちらも負けずとも劣らないクオリティは目の保養になったことだろう。

 続いての「実は、「世界の夢を現すもの!」のセリフは合わなかった」では、「これは勝てるなと思いましたね(笑)」と日高さん。これには、「でも現に、一回も勝てたことないですからね……」(工藤さん)、「合わせるの難しいんですよ……」(鈴村さん)と嘆きの言葉が漏れる一面も。じゃあここでやってみよう、ということで、遊星歯車装置メンバーがお決まりのポーズを披露しながら台詞を合わせてみることに。すると、意外にも息ピッタリ。

 しかしこれに、「合わせにいったとこがあるよね」(入野さん)とGlobeメンバーから物言いが入り、Globeメンバーも挑戦してみることになった。小山さんが掛け声を間違えて、「やっぱり遊星歯車装置が優勢か?」と思われたが、見事テイク2で完璧に揃えるGlobeメンバー。キャスト陣の結束力がこれだけあると、アニメ終盤でキャラクターたちがどんな戦いを見せてくれるか、見ものである。

 その他にも、「実は、ラッパは私が演じています」「実は、豊永くんに無視されたことがある」など、ファンには堪らないネタが飛び出し、会場の心を鷲掴みにしていった。最後には入野さんが「実は、23話がすごいんです!」と、自分の気持ちを熱く語ったのだが、またもや小山さんに横槍を入れられてしまったのであった……。


●あなたはどっち派? 熱い討論が繰り広げられる!

 2つ目のコーナーは「あなたはどっち派 徹底討論」だ。こちらは、出題された質問に2択で答え、どっちが本当にいいのか徹底討論していくコーナー。勝敗は会場のレスポンスで判断される。まず第1問は「デートに行くならどっち?」。答えは「水族館」と「アミューズメントパーク」だ。「アミューズメントパークのほうが会話が弾みそう」(神谷さん)、「水族館でゆったりと並んでいるときにいろんなほころびがわかるんですよ」(豊永さん)、「クラゲとか見ると癒されますよね?」(茅野さん)と、どちらも譲らない展開。かと思えば、討論とは全く関係なく(?)「白熊ってめっちゃすごくないですか?」「いや、白熊が……」と、入野さんがやたらと白熊推しで攻めると「うるせーよ!」と鈴村さんと鷲崎さんに突っ込まれ、会場の笑いを誘うシーンも垣間見えた。結局、この勝負は水族館に軍配が上がった。

 接戦を見せる中、最後の問題は、スペシャルVTRとしてモコ役の坂本真綾さんから出題。「私は食べることが大好きなんですが、いつも好きなものを一番最後に取っておくタイプなんです。でも、最後に食べるとお腹がいっぱいで、その本当の美味しさを楽しめていないような気がしています。みなさんは、好きなものを最初に食べますか? 最後に食べますか? ま、どっちでもいいんですけどね」お茶目に出題してくれたが、ステージでは熱い討論が繰り広げられていった。

 最後に勝利数を集計してみると、3つ獲得したメンバーが5人。これはどうしたものかと悩んでいると、神谷さんが獲得したポイントを潘にこっそりと渡し、見事(?)潘さんが優勝! 潘さんには豪華種子島お土産セットが贈られた。

 ここからはグッズ紹介を挟み、ファンが選んだアニメのベストシーンが公開された。第3話でアルビオンが登場するシーンや、第7話でミッドサマーズナイツが結成されるシーンなど、名シーンの数々を堪能するファンたち。特別編集映像では、衝撃的なキスシーンを集めたものが公開され、久部マサキのシーンでは思わず笑ってしまう観客も見られた。


●ストーリーとシンクロする朗読劇

 そして最後のコーナーは朗読劇が開幕。アイがセツナの誕生日を企画するキルトガング編「バースデー・パーティ」、夏休みの宿題に励むミッドサマーズナイツ編「夏休みの宿題」の2本が披露された。今回のイベントだけの特別シナリオということで、ファンも聞き逃さないように集中する姿がとても印象的だった。楽しく祝うべきなのに、人間として生活してきたときの記憶との葛藤に悩むキルトガング編。作戦が終わったら、みんなで同じ学校に行く……かも、と思わせるミッドサマーズナイツ編。どちらも聴き応えは抜群だ。

 朗読劇が終わると、いよいよステージもラストへ。と思いきや、ここで重大発表が行われた。なんと、『キャプテン・アース』がPlayStation(R)Vita用ソフト『キャプテン・アース Mind Labyrinth』として2015年2月26日に発売されることが決定! アニメの「if」ストーリーが展開され、ハナよセツナがお笑いコンビを結成したり、モコとリンがチョコレートを作ったり……、などなど気になる内容が盛りだくさんとのこと。また、初回生産版には今回のイベント映像がダウンロードできるコードが封入されることも決定した。今回のイベントに参加できなかった人はもちろん、またこの楽しみを追体験したい人にもオススメだ。

 さらにここで、茅野さんと鈴村さんが誕生日が近いということで、サプライズケーキが登場! ハナとアマロが描かれた特性ケーキだ! 会場全体で「ハッピーバースデー」と歌を贈り、お二人からメッセージが会場に贈られた。「おかげさまで、40歳になりました。40歳も悪くないなと思う日々です。僕はこれからもう迷いません!」(鈴村さん)、「私は優柔不断なところがあります。このお仕事をはじめて4年になるんですけど、これからはイベントでも力也さんのように……(笑)。私も鈴村さんと同じように、迷わないで27歳を生きたいと思います」(茅野さん)お二人の活躍にこれからも期待だ。

 そうこうしているうちに、イベントも終了の時間へ。最後にキャスト人のコメントをまとめてご紹介しよう。

■豊永利行さん
 最終話まであと3話です(イベント当日に関東では23話が放送された)。バクのような寡黙なキャラクターをやらせていただくのは初めてだったので、新たな挑戦をさせていただいて本当に光栄だったなと思います。そして、素敵なキャストのみなさんに囲まれて……。これからも不器用ながらもまっすぐ向かっていこうと思います。


■潘めぐみさん
 最終話まであと3話ということで、まだまだ作品を通してみなさんに会える機会があると思います。ですが、イベントでみなさんに会える機会は、集まってくださったみなさんのおかげだと思います。リンは出番少なかったけど、最終回までに何回か出られたらいいなと思います(笑)。


■山本希望さん
 楽屋でスケジュール表を確認したら、「あいすくりーむ?ラブ」を収録したのが2月でした。今年は2月から本当に長い間、夏を味わっているなと感じさせてもらっている『キャプテン・アース』は、素敵な出会いだったなと思っています。それを含めて3つ、韻を踏んでいきたいと思います。奇跡・感激・『キャプテン・アース』大好き!


■工藤晴香さん
 残り3話で『キャプテン・アース』は終わってしまうんですけど、昼の部のVTRで内山さん(ジン役 内山昂輝さん)が、先ほどのVTRで真綾さんが言っていましたが、遊星歯車装置は負けっぱなしです。ですが、最後の最後で我々は底力を見せたいと思っているので、みなさん応援してください!


■鈴村健一さん
 今日は『キャプテン・アース』小山力也祭りに、ようこそおいでくださいました(笑)。キルトガングチームはイベント初参加ですが、非常に楽しい時間を過ごさせてもらいました。『キャプテン・アース』は10ヶ月くらい前から収録させてもらっている作品で、いよいよ終焉を迎えるのかとしみじみ思います。これだけの人たちが応援してくれているんだなと改めて感じています。残り3話で五十嵐監督が描きたかったものが、しっかりと届くと思います。ぜひ注目して、最後まで応援お願いします。


■小山力也さん
 『キャプテン・アース』がまたあったら僕は呼ばれないと思いますが(笑)、またぜひとも参加したいと思います。みなさんにはご迷惑をおかけしました(笑)。『キャプテン・アース』をよろしくお願いします!


■日高里菜さん
 一番最初に『キャプテン・アース』のイベントをしたのが放送前のタイミングだったので、久しぶりな感じです。そのときはミッドサマーズナイツの4人だったんですけど、遊星歯車装置のみなさんも参加してのイベントができてうれしく思っています。みなさんもお分かりだとは思いますがキャストが本当に仲良しで、アフレコの休憩中などはこのステージ上と全く同じで面白くて、そんな『キャプテン・アース』のメンバーが大好きでした。あと3話ということで寂しい気持ちはありますが、最後までドキドキハラハラの展開なので、ぜひ見てください!


■茅野愛衣さん
 ハナちゃんはダイチが好きっていう気持ちをずっと貫いてきて、どんどんどんどん強くなって、より人っぽくなってきて、強い一面だったり、今まで見たことがないような表情を2クールの中でいっぱい見ることができて、すごくうれしかったです。演じていてすごく充実感があって、毎回台本をもらうたびにドキドキしていました。最終回はすごく衝撃的で、どうしようかなと迷いました。今言っちゃうとネタバレになるので、言えないのが悔しいです。最終回の感想とかぜひ聞きたいなと思うので、お手紙待ってます(笑)。


■神谷浩史さん
 さっき日高さんも言っていましたが、マイク前以外は本当に仲のいいスタジオでした。クリスマスとか誕生日とかをみんなで祝ったなというのを、今ステージ上で思い出していました。『キャプテン・アース』という作品は、ひと夏の熱い物語だと僕は思っています。誰しも少年少女だったときがあって、そこの赤い服を着た彼も、黄色い服の彼も、まだ現在少年かもしれませんが、ああ見えて10代かもしれませんが(笑)。誰もが経験した夏の思い出というのがあると思うんです。そういう普遍的なものを描いている作品で、いろんな思いが込められた作品でもあります。残り3話ですが、これからも大事にしていただけると幸いです。


■入野自由さん
 『キャプテン・アース』は僕個人としても思い入れがあります。子供のころからいろんな役をやらせていただいて、ずっとみなさんに支えられて「好きなようにやれ」と言われ、素直に演じてきました。今回、大人になって主人公をやらせていただくということに、すごく意味を感じています。キャストやスタッフのみなさんに支えられながらアフレコを終えることができました。最終話までぜひ楽しみにしていてください。合わせてラジオも楽しみにしていただけたらと思います。神谷さんも言っていましたが、この『キャプテン・アース』は普遍的なものをテーマにしています。旬だけじゃない、この先ずっとずっと10年20年と語り継がれていくような作品になると思います。



【放送情報】
MBS:2014年4月5日より毎週(土)25:58~
TOKYO MX:2014年4月6日より毎週(日)23:30~
テレビ愛知:2014年4月6日より毎週(日)25:35~(初回 25:05~)
MBC:2014年4月9日より毎週(水)25:35~
BS11:2014年4月6日より毎週(日)27:00~
※放送日時は都合により変更となる場合がございます。

【スタッフ】
原作:BONES
監督:五十嵐卓哉
シリーズ構成:榎戸洋司
キャラクター原案:三巷文
キャラクターデザイン・総作画監督:石野聡
エンジンシリーズデザイン・メインデザインワークス:コヤマシゲト
マシングッドフェローデザイン・メカニックデザイン:柳瀬敬之
メカニックデザイン:荒牧伸志・高倉武史
キルトガングデザイン:浅井真紀・吉岡毅
コンセプトデザイン:okama
グラフィックデザイン:草野剛
デザインワークス:齋藤将嗣
特技監督:村木靖
美術監督:矢中勝・衛藤功二
美術デザイン:高橋武之
色彩設計:中山しほ子
撮影監督:神林剛
CGI監督:太田光希
監督補佐:浅井義之
編集:西山 茂
音響監督:若林和弘
音響効果:倉橋静男
音楽:MONACA・神前暁
オープニングテーマ:flumpool
エンディングテーマ:HANA star. 茅野愛衣

【キャスト】
真夏ダイチ:入野自由
嵐テッペイ:神谷浩史
夢塔ハナ:茅野愛衣
夜祭アカリ:日高里菜
西久保ツトム:小山力也
アマラ:鈴村健一
モコ:坂本真綾
セツナ:工藤晴香
ジン:内山昂輝
アイ:山本希望
リン:潘めぐみ
バク:豊永利行

【イントロダクション】
満天の星に埋め尽くされた夏の夜空、宇宙ロケットの発射台がひと際大きくそびえ立つ種子島。その空に浮かぶ「丸い虹」を見たことをきっかけに、ザワつく胸騒ぎに突き動かされて、17歳の少年・真夏ダイチは、この南の島を訪れた。

そこで彼を待っていたのは、驚くべき出会い。“アースエンジン”と呼ばれる白く輝く巨大ロボット、そして“アースエンジン”を通して、顔をあわせる仲間たち――

地下深くで眠り続けていた小麦色の肌の少女・夢塔ハナ。“魔法少女”を自称する天才ハッカー・夜祭アカリ。そして、静かな物腰のなかにどこか狂気を秘めた17歳のデザイナーズチャイルド・嵐テッペイ……。

遠宇宙から地球への侵攻を企む謎の知的生命体・キルトガングに立ち向かうため、チームを結成することになる4人。そしてダイチは、彼らとの絆を通して、自らの“キャプテン”としての才能を開花させていく。

ときに寄り添い、またときにはぶつかりあいながら綴られる、少年少女たちの“ひと夏の想い”。決して忘れられないその想いが、美しい夜空に今、軌跡を描く。

>>『キャプテン・アース公式サイト』公式サイト
>>『キャプテン・アース公式サイト』公式Twitter
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(C)BONES/キャプテン・アース製作委員会・MBS
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