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多くの声優陣を招いた「TBSアニメフェスタ2014」第1部レポ

「TBSアニメフェスタ2014」悠木碧さんとタカオユキさんによる生アフレコなど見所満載の第1部をレポート

 2014年8月9日、東京・文京シビックホールにて「TBSアニメフェスタ2014」が開催された。会場では、声優やアーティストをゲストに招き、TBSやBS-TBSで放送中のアニメをはじめ、人気作品や今後放送予定の注目作などのステージイベントが行われた。

 アニメイトTVでは、6時間以上の長時間にわたって開催されたイベントの模様を、第1部から第3部に分けてお届けする。ここでは第1部となる『桜Trick』『ブレイドアンドソウル』『僕らはみんな河合荘』のステージをレポートしよう。

●春香にも来て欲しい思いは一緒!? 『桜Trick』ステージ

 最初のステージは、女の子同士の青春ストーリーを描いた作品であり、毎回キスシーンが登場したことで話題を呼んだ『桜Trick』だ。ここでは、ゲストに園田優役の井口裕香さん、南しずく役の五十嵐裕美さん、野田コトネ役の相坂優歌さん、池野楓役の渕上舞さん、飯塚ゆず役の戸田めぐみさん、園田美月役の藤田咲さんが登場。

 声優陣がそれぞれが演じたキャラクターの特徴を紹介しつつ挨拶を行った後は、作中の女の子たちのような気持ちは分かるものなのか、という話題になった。これについて井口さんは「キスはしなくても、学生時代は仲の良い友達と特別な関係になりたい気持ちは、分からなくもないです」とコメント。

 一方、アフレコ中は集中して演じるため、そうした意識を引きずることはなく、逆に周囲で見ている側が恥ずかしくなるケースが多いようだ。また、ノーマルなキャラを演じていた渕上さんと戸田さんからは、アフレコで席が離れていたこともあって「もうちょっと絡みが欲しかったかな(笑)」という意見も上がってた。

 この後は、アニメの放送に先駆けて配信されていた『「コト×しず」のおはモニコ生!』のいちコーナーとして「ゲームで桜Trick!(仮)」が行われた。これは作中の1カットが表示され、キャラクターの表情にあったセリフを考えるというもの。選ばれたカットと、声優陣の回答は下記のとおりだ。

藤田さん:なんで今日春香いないの…。
井口さん:向井さん(イベントMC)のちゅっちゅ顔が今日イチ…だと!!
五十嵐さん:発射まで5、4、3、2、1…0。
相坂さん:なーんか嫌な予感がしたんですよ。ヒタ…ヒタ…と音がしてね。振り向いたらSBJKの春香がいたんですよ…!!
渕上さん:ヒゲが生えてきちゃった…どうしよう…。
戸田さん:いつも見ているぞ…。

 誰が一番面白かったかは会場の拍手の大きさで決めることになり、イベントに戸松さんが来れなかったことを残念に思う気持ちがマッチしたのか、優勝は藤田さんに決まった。

 最後にはお知らせコーナーとして、8月20日にBD/DVDの第6巻が発売されることなどが告知された。この6巻の特典には『「コト×しず」のおはモニコ生!』の放送後記も収録されており、パーソナリティだった五十嵐さんは「筋トレさせられたり、全力坂やったり、面白いことをたくさんやらせていただきました」と当時を振り返っていた。番組内で配信したものより長いバージョンが見られるというので、気になる日とは要チェック。

●『ブレイドアンドソウル』ではタカオさんと悠木さんによる生アフレコが

 続く『ブレイドアンドソウル』のステージでは、アルカ役のタカオユキさんと、ジン・ヴァレル役の悠木碧さんが登場した。最初に流れた作品の概要をまとめたダイジェスト映像では、前半でしきりに胸のアップや胸が揺れるシーンに注目が集まっていたが、タカオさんと悠木さんは揃って「後半は復讐や人生をテーマにしたシリアスなストーリーなんです!」と、真面目な部分もアピール。

 二人とも口数の少ないキャラクターを演じており、アフレコ時のエピソードについても触れられた。タカオさんは「セリフは長さじゃないので、一言に魂を捧げるように心がけました」とコメント。1話から登場しつつも、喋っているのは「許す」といった短い言葉ばかりだった悠木さんも「相手に問われてから答えるまでの間だったり、しぐさだったり、絵と合わせたお芝居は難しくも勉強になりました」と語る。

 真面目な雰囲気から一転、この後はアニメ12話のクライマックスシーンのセリフをトンデモな内容に変えた生アフレコが行われた。アルカとジンが対決する名シーンのはずが、「なぜ…なぜこんなにもセリフが少ない!?」、「喋りたいのか?そうか…私と同じだな…」といった内容に、会場からは大きな笑い声が。

 さらに「番組の打ち上げに二人が行ったら」というテーマも用意された。こちらでも「方向音痴か?私もなんだ。道に迷って間に合ったためしがない…」「だが今日は私がいる。独りではない」「どうすればいい…?」「同じ道を歩けばいい…」と、真面目なトーンで繰り広げられるギャグに観客は爆笑。

 ちなみに、最後は「私たち二人で映画館いったときも間に合わなかったじゃないかー!」というオチが待っているのだが、これはタカオさんと悠木さんが二人で映画館に行ったとき、迷って遅れてしまった実話がネタにされているという。

●おもしろクイズからfhánaによるライブもあった『僕らはみんな河合荘』

 第1部の最後は『僕らはみんな河合荘』のステージ。ゲストには宇佐和成役の井口祐一さん、渡辺彩花役の金元寿子さん、錦野麻弓役の佐藤利奈さん、河合律役の花澤香菜さんが登場。

 自身が演じたキャラクターの紹介や挨拶をすると、まずは「河合荘のおもしろクイズ!!」コーナーに。これは番組中のとあるシーンを振り返り、その続きがどうだったか答えるというもの。

 最初に選ばれたシーンは、律が信号の前で本を読んだまま立ち止まり、青信号になっても気付かなかった場面。宇佐が声をかけるまで、何回青信号を見逃したか問題に。答えは4回で井口さんと佐藤さんが見事正解、「私自信ないです!」といった花澤さんは17回、金元さんはそれ以上の27回と書いてあり、多すぎる数字に会場の笑いを誘っていた。

 次は、麻弓が失恋後、海で叫んでいたシーン。元彼への暴言のうち「○○を一緒に買いましたね!」とあり、何を買ったかが問題に選ばれた。井口さんが「ラ○ドール」、佐藤さんが「オリエン○工業」、金元さんは「馬券」と書いていた。答えは「ラブドールを作っている会社の株」で若干ニュアンスは違うものの、今回も井口さんと佐藤さんが正解。「ポニーキャニオン」と書いた花澤さんは、MCから「リアルすぎるから!」とツッコミを入れらる結果に。

 3問目は彩花編として、ツネちゃんこと常田が彩花の部屋に泊まるのを防ごうとするシーンで、ツネちゃんが「○○いっぱいでも気にならんよ」と言うところ。井口さんと金元さんが「ホモ漫画」で正解し、井口さんは全問正解を達成。花澤さんは「うすい本」と惜しいところを突いていた。佐藤さんはなぜか「まつげ」と答え、惜しくも全問正解を逃してしまった。

 ステージの最後には、さらなるゲストとしてfhánaが登場。本作を好きだというボーカルのtowanaさんは、「単行本4巻の表紙で律ちゃんが持っている架空の本のタイトルを、そのまま曲名に使わせてもらっています」という、ちょっとしたエピソードを披露。曲の裏話を聞きテンションが上がった客席はサイリウムで彩られ、fhánaによる本作のオープニングテーマ「いつかの、いくつかのきみとのせかい」のライブを一体となって盛り上げた。


>>アニメ『桜Trick』公式ホームページ
>>アニメ『ブレイドアンドソウル』公式ホームページ
>>アニメ『僕らはみんな河合荘』公式ホームページ

(C) タチ・芳文社/桜Trick製作委員会
(C) NCSOFT・Blade&Soulアニメ製作委員会
(C)宮原るり・少年画報社/委員会はみんな河合荘
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