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テレビアニメ『異能バトルは日常系のなかで』キャストインタビュー

テレビアニメ『異能バトルは日常系のなかで』2014年10月より放送中! 岡本信彦さん、山崎はるかさんらキャスト8名へ直撃インタビュー!!

 偶然、異能の力を手にしてしまった厨二病の安藤をはじめとする文芸部のメンバーが激しい異能バトルを繰り広げる……ことなく、日常の高校生活を送る様子をコメディタッチで描いた異色作! 著・望 公太さん/原作イラスト・029さんによる人気ライトノベル『異能バトルは日常系のなかで』(SBクリエイティブ刊)が遂にテレビアニメ化され、2014年10月6日より放送中!

 アフレコも現在進行中! 都内の収録スタジオにて、本作に出演する岡本信彦さん(安藤寿来 役)、山崎はるかさん(神崎灯代 役)、早見沙織さん(櫛川鳩子 役)、種田梨沙さん(高梨彩弓 役)、山下七海さん(姫木千冬 役)、寺島拓篤さん(桐生 一 役)、細谷佳正さん(相模静夢 役)、名塚佳織さん(里見詩春 役)にお話をうかがいました。

●タイトルとまったく違う雰囲気でビックリ! 厨二病を斬新に描いた作品

――まず原作を読んだ感想と、実際に演じてみた印象は?

安藤寿来役・岡本信彦さん(以下、岡本):オーディションで原作を読んだ時、主人公達は偶然、異能を手に入れるんですけど、バトルもファンタジー的な展開もなく、ただ普通に学園生活を過ごす日常を描いていくというのはおもしろい着眼点だなと思いました。

神崎灯代役・山崎はるかさん(以下、山崎):私もオーディションの時にコミックとライトノベルを読ませていただいたんですが、めっちゃおもしろいなとすぐにはまりました。読み始めた時はバトル系かなと思ったらまったく違って、ただの「厨二乙!」みたいな(笑)。収録でも、厨二病っぽいやり取りをしながらも、寿来に「バカじゃないの!」と突っ込んだり、ギャップも楽しいです。

櫛川鳩子役・早見沙織さん(以下、早見):名言がいっぱい出てくるので、現代の中学生にぜひマネしてもらいたいです。

岡本:本当に勧めるの!?(笑)

早見:どの世代でも、こういうセリフを言いたかった時代があると思うので、中学生じゃなくても、大人でも、こっそり見て、一緒に詠唱してもらってもいいのではないかと。

一同: (爆笑)

早見:現代の厨二病感を楽しんでいただける作品じゃないかなと思います。

高梨彩弓役・種田梨沙さん(以下、種田):原作を読みながら昔の自分を思い出しました。

岡本:もしかして患っていたの?

種田:中学2年生の頃は多感なので、こういう痛い部分がたくさんあったなって、読みながらちょっと心がざわついて(笑)。友達と見て、「自分達もあんな時代あったよな」と盛り上がったり、昔話に花を咲かせたらおもしろいんじゃないかなと思いました。テンポ感も独特で、みんなキャラクター性も全然違うので、「次にどんな会話が繰り広げられるんだろう?」とワクワクする作品です。

姫木千冬役・山下七海さん(以下、山下):タイトルを見た時、バトルが繰り広げられる、スケールが大きな作品なのかなと思ったら、まったくバトルシーンが出てこなくて、「あらあら、こんなはずじゃ」と(笑)。でも、すごくおもしろくて。私も中学2年生の時があったので……。

岡本:みんな、あったよ。

一同: (爆笑)

山下:クラスの誰かがこんな会話をしていたのかなと想像したら楽しく読めました。実際、収録してみると文章だった会話がもっとイキイキして聴こえて、アニメになって更に良さが引き立つんじゃないかなと思いました。

桐生一役・寺島拓篤さん(以下、寺島):事務所のマネージャーさんから「TRIGGERさんの新作で『異能バトル』です」と言われて、超すごそうな作品だなと思ったら、タイトルには続きがあって。「日常系? どんな話なんだろう?」と(笑)。読んでみると厨二病という便利かつデリケートな言葉が当たり前に使われる現代で、厨二病を使って一歩踏み込んだ作品表現をしているなと思いました。新鮮かつ安心できるおもしろい作りで。アニメ化で異能の表現を日常にどう織り込んでくるのか、楽しみでした。

模静夢役・細谷佳正さん(以下、細谷):僕もタイトルから魔法戦争みたいな話なのかなと思ったら、皆さん同様の驚きが……。能力を得たのもまぐれみたいなものだし(笑)。普通の人の感覚で、厨二病のキャラクターの、こじらせ過ぎた様をおもしろおかしく感じられる、いい作品だなと。寿来が恥ずかしげもなく、堂々と厨二病らしいセリフを語る姿を見て、こういう友達が欲しいなと思いました。

寺島:アフレコの合間でも言ってましたね。

細谷:しかも世界観がその年にして、既に完成されていて。いろいろ聞いたら教えてくれそうだし、彼の世界観を知りたいという想いが強くなりました。

里見詩春役・名塚佳織さん(以下、名塚):厨二病を初めてちゃんと理解した気がします。

岡本:本当ですか!?

名塚:今まで作品の中で、ちょこちょこ出てきていたし、私自身もそういう役をやってましたけど……。

細谷:やってましたね。もっとこじらせたやつを。

名塚: (笑)。もちろんある程度、理解した上で演じていましたが、こんなにわかりやすく、こういう会話のおもしろさを楽しんでいたんだと改めて実感しました。今まではアニメやゲームいても大抵1役で、自分の中だけで盛り上がっていて、周りに伝わらない設定が多かったと思いますが、今回は厨二病同士が出会って意気投合して、お互いを認め合うという。わかり合っているからこそ、お互い楽しくトークができるという部分を見て、「そういう楽しみ方をしているんだな」と体感できて。今後の展開が楽しみです。


●「わかる!」と共感するキャスト、独特なディレクションを受けたキャストは?

――演じるキャラの印象と演じる時に心がけていることは?

岡本:1話のあいさつの時に監督から「楽しんでいただければ」と言っていただいて、僕は「自由にやっていいんだ」と勝手に変換させて頂き演じさせて頂いてます(笑)。寿来君はいろいろな面を持っている男の子で、スイッチが入ると厨二病になるんですけど、普段は“日常系のなかで”とあるように日常パートでは普通の男の子になる部分をうまく表現して、落差が出ればと思いながら演じました。勢いとテンション、反射神経でやっている感じですごく楽しいです。会話もほとんど台本を見ずにやっていますが、厨二病になると台本を見ないとわからなくなって。

一同: (爆笑)

岡本:そこだけ問題なんですけど。彼は自分をアニメの中に自己投影するんですが、僕もよくやるんです。オリジナルキャラを作って「僕が作った最強キャラ」みたいな。あと勝手にこじつけてみたり。だから「わかる! わかる!」という点がいっぱいあります。そして女の子達が聞いてくれてることも楽しいんだろうなと。

寺島:幸せなことだよ!

山崎:オーディションの時に言われたのは「灯代はわかりやすいツンデレ」で。ツンデレを前面に出しつつ、寿来をバカにしてるようで実際は灯代も厨二病で。技名を叫んだりするところは結構楽しいので、ちょくちょく出てきたらいいなと願っています(笑)。あと時折、デレるところでは女の子っぽさをちゃんと出すようにして。その切り替えをうまくやりながらも、そんな灯代を私がかわいいと思ったように、見ている人にもそう感じてもらえるようにと心がけながら毎回やっています。

早見:鳩子さんはのんびりとした、時間がゆっくり流れていそうな女の子です。一番最初の収録では「お母さん過ぎるので、もう少し若く、かわいらしい感じにしてください」と言われました(笑)。回を追うごとに寿来くんと仲良くなったきっかけや、どういう経緯でここにいるのか、明らかになっていくので、みんなをいつも軽くいなしているけど、深い結び付きがあるんだろうなと想像しながら演じています。

種田:灯代ちゃんがわかりやすいツンデレだとしたら、彩弓はわかりにくいツンデレかなと思っています。普段はクールで、みんなを引っ張っていくお姉さん的な存在なんですが、実は彼女も相当こじらせてまして。なんと、BL好きな腐女子なんです(笑)。演じる時は、クールな面と、時折出るSっ気な面を強調しています。そんなしっかり者の彩弓が恥ずかしさのあまり取り乱したり、好きな話題でものすごいテンションでまくし立てたりするシーンも出てくるので楽しみです。

山下:千冬ちゃんを演じる時、「あまり感情を表に出さないで」と言われています。今まで演じてきた作品では、感情を出すことを意識しながらやってきたので、難しいなと思いながら毎回、挑戦しています。私と似ているのは、よく寝ることです。原作でよくおねむのシーンがあって、「わかる!」とすごく共感しました(笑)。文芸部のメンバーの中では最年少なので、みんなから愛されるような、かわいい女の子にできたらと思っています。

寺島:桐生一は、この作品における厨二の柱的なキャラで、寿来があこがれるような存在でなくてはいけない。更に、日常系で描かれる裏側で、本当にやっている異能バトルもあるので、そこの真実味や厨二病の雰囲気がわかりやすく出るように、桐生一というより、霧龍・ヘルドカイザ・ルシ・ファーストであるように心がけてます。

――ご自身と似ているところは?

寺島:その質問は酷ですよね。似ていると言いたいところはあるけど、「お前、大丈夫か?」と心配されてしまうので(笑)。違う部分は髪の毛の色とちゃんと働いているところ。でも超常的というか、超越者な雰囲気にはちょっとあこがれますね。僕もおたくで30年やってますから(笑)。

細谷:相模君は、寿来と中学からの付き合いで、親友だと思っていたのに今では知り合いレベルまで格下げされてしまって。相模君は女子にモテるおたくで、告白されて、おたくが原因で振られてもショックを受けないのに、ゲームの恋人には異常に執着が強い、いわゆる残念系です(笑)。でも僕から言わせてもらえば、自分が好きならそれでいいんじゃないと。

寺島:それは真理ですね!

名塚:安藤くん達が所属する文芸部の顧問で、千冬ちゃんの叔母さん……という情報くらいしか今はなくて(笑)。

岡本:あと、よく寝てますよね。

名塚:そこは千冬ちゃんと同じ血筋でしょうね。まあ今日のだらけ具合だと親御さんに訴えられてもおかしくないんじゃないかと思ってしまいますが…(笑)。ただ現代の子供達をどう扱っていいのか、わからず、でも対話してみようと試みるところは子供達への愛情を感じるので、実はいい先生なんじゃないかなと思っています。

岡本:寿来が唯一、反抗できる先生でもあって。優しいんです!

名塚:ちゃんと甘えさせてあげて、受け入れられるように頑張ります(笑)。

●もし異能が使えたら? 質問でわかったキャスト陣の悩みとは?

――もし異能が使えるとしたら、どのキャラの異能を使いたいですか?

岡本:僕は子供の頃、風を操りたかったんですけど(笑)、この作品に出てくる異能で欲しいのは時間を止められる、灯代の「永遠(クローズドクロック)」です。異能を使って、もう3時間寝れたらいいなって。

寺島:寝ている時に発動できるかだよね。

山崎:オートで発動できないと寝れないですよね。

岡本:ハッ!? どっちなんだろ?

山崎:モノを造り出せる千冬ちゃんの「創世(ワールドクリエイト)」です。私、プライベートだと遅刻魔なのでワープができると助かるなと。ギリギリまで眠れるし、人ごみも苦手なので。あとおまけでベッドを作って寝るとか。

早見:鳩子さんの「五帝(オーバーエレメント)」ですね。自然界の5つの属性を操れると便利そうだなと思って。ガスが点かなくなったら火を使って、水道が止まったら水出して、料理の時に材料が足らなかったら野菜を造って。

寺島:光熱費がかからないのはいいね。電気も組み合わせてできそうだし。

早見:そう考えると鳩子が最強じゃないかと。

岡本:チート能力と言われてるからね。

種田:千冬ちゃんの「創世(ワールドクリエイト)」がいいですね。何でも想像したものが出せるのはいいなって。でも現実的な使い方を考えるとハサミがないとか、シャープペンの芯がないとか、そんな時に使っちゃいそうですけど(笑)。あと宝石が好きなので、自分が考えた装飾品やアクセサリーを作ったりして、ひと儲けできそう(笑)。

岡本:お金も産み出せるんじゃない?

種田:でも、ずっと存在するのか、しばらくしたら消えちゃうのか。出したものをどう戻しているのか、先生に聞いてみたいです。

山下:私は彩弓さんのあるべき姿に還す「始原(ルートオブオリジン)」が欲しくて。スーパーに何度も行くのが面倒くさくて、買いだめするんですけど、よく牛乳が賞味期限切れになっちゃうのが悲しくて。だから異能で新鮮な牛乳に戻して……。

山崎:牛にまで戻っちゃったりして。

寺島:それは調整できるんじゃない?(笑) 僕は寿来の「黒焔(ダークアンドダーク)」一択です。カッコイイからです。それが重要!

岡本:ありがとうございます!

寺島:僕らの世代はどれだけ炎使いにあこがれたか。

岡本:そう! 習字の時間に龍を書いたり。

寺島:実生活は自分で頑張ります。

細谷:「創世(ワールドクリエイト)」で、自分を一睡もしなくても元気な体にします。眠らずにずっと遊んでいたいんです。

岡本:不老不死だ。

寺島:でも精神が病みそう。

細谷:健康な体には健康な精神が宿るでしょ!

寺島:そんな熱血体育教師みたいな(笑)。

名塚:私も「創世(ワールドクリエイト)」で。

山下:大人気で、うれしい!

名塚:旅行が好きなんですけど、なかなかまとまった時間がとれないので、仕事の合間や家に帰った時に海が見たくなったら行けるのはいいなと思いますね。


●キャスト陣による見どころや注目ポイントとは?

――この作品の魅力、見どころの紹介と、オンエアを楽しみにされている皆さんへメッセージをお願いします。

名塚:個性的で新しいタイプの作品だと思いますし、収録がとても楽しかったです。。正直、何を言っているのか、わからないときもありますが、それも含めておもしろい(笑)。わかっているけど、わからない部分もあって、その両方が組み合わさることで魅力的になっていると思うし、今後の展開も楽しみです。この作品を愛しつつ、里美先生のように安藤くん達を見守っていきたいです。

細谷:ここまで厨二病をポップで明るく描いた作品は珍しいのでは、と思いました。普通、厨二病って引かれちゃうことが多いと思うんですけど、この作品を見たら「厨二病って素敵だな」と思えたんですよね。皆さんも「厨二病っておもしろいかも」とか「ちょっと好きかも」と興味を持ってもらえると思います。そして声優ファンの方には相模の気持ちに共感してもらえるかも(笑)。この作品を楽しんでいただくために、僕らも楽しみながら演じていきますので、ぜひ見てください。

寺島:おもしろいポイントがいっぱいある作品で、そもそも厨二病は現実からの逃避だったり、娯楽だったりするわけですが、「実際に、その能力が手に入ってしまったらその人達の日常はどうなってしまうんだろう?」という興味深いテーマで描いていて。僕もまじめにおたくをやっているので、そういうことをよく考えたりするし、「作品化した場合、どんな描き方をすれば正しいのか、視聴者に訴えかけるものができるんだろう?」と思ったりしますが、この作品で答えが垣間見えるんじゃないかなと期待しています。などと真面目なことをいってますが、純粋に厨二病を楽しんでいただければそれが一番ですし、そのためにもTRIGGERさんの素晴らしい絵があるし、我々役者陣も負けないように演じるつもりです。個人的にも桐生のようなミステリアスなキャラをやらせていただけるのはうれしいことなので、雰囲気を全力で出して頑張ります!

山下:この作品は厨二病をテーマの一つとしていますが、「自分もこういう時期があったな」と懐かしんだり、「今の自分と同じだ」と共感してもらえたら。ひと口に厨二病と言ってもキャラそれぞれに違う属性があって、個性が立っているのもおもしろいです。自分が好きな属性やなりたい属性を見つけて楽しんでいただきたいです。あと千冬ちゃんがいつも大切にしているリスのぬいぐるみのリッスンもかわいいので、そこも注目してください。個人的にリッスンの商品化を希望してます!

種田:異能の力が日常の中で何気ない出来事のように描かれていて、異能バトルと言いつつも部活のようにただ楽しんでいるだけのこの作品。昔、厨二病だった人が見たら、「ああっ!」という痛みと同時に懐かしさも込み上げて来ると思います。厨二病じゃなかった人にも、「こういう世界もあるんだな」と垣間見てもらえたら。彩弓のクールに見えて意外におもしろい部分がたくさんある一面や、他のキャラの二面性みたいな部分にも注目して頂きたいです。私もアフレコ中は笑いをこらえながらニヤニヤ楽しんでいる作品なので、この楽しさを共有していただけたらうれしいです。

早見:世の厨二病の人達には師匠になる作品やあこがれる存在があったと思うんです。

岡本・寺島: (うなづきながら)ありました。

早見: (笑)。そういうものがあるから、厨二病になったはずで。そういう心をくすぐられる作品で、今まで師匠がいた人にとっては思い出させてくれるきっかけになると思うし、これから厨二病の世界に入る人には師匠のような存在になるんじゃないかと。厨二病のすべての側面を描いていて、あらゆる角度からの厨二病が楽しめるので、この作品をバイブル……ヴィブレではなく(笑)……にして楽しんでいただければ。そして十年後くらいに「厨二病になったきっかけはこれ?」と……。

寺島:え、息子とかに!?

早見:じゃあ友達とかに(笑)、懐かしんでもらって、そんなずっとずっと心に残る作品になってもらえたらいいですね。あと作品のテンポがよくて、おっとりした鳩子も結構ノリツッコミしたりしてます。元々、お笑い好きという設定なので、そういう部分がもっと出てくると寿来くんとの掛け合いも更におもしろくなるのではと期待してます。

山崎:異能バトルをガンガン繰り広げるわけじゃないと言いながらも、1話から異能が見られるシーンがあって。TRIGGERさんがどう描いてくれるのか、楽しみにしていてください。また1話完結じゃないですが、どこから見ても楽しめて、笑えるのがこの作品のいいところです。作中のキャラは女の子はみんなかわいくて、男の子はみんなカッコよくて、それだけでも見る価値があると思います。

寺島:それ大事!

山崎:かわいい女の子達がキャッキャしてて、その中にハーレム状態の寿来くんも厨二病的な言動がむしろカッコよくて、周りの大人もまたカッコよくて。そして私はこの作品で、頑張ってツンデレを極めたいと思います(笑)。

岡本:if(もしも)のお話やシーンがいっぱいあって、まさにいいとこ取りをしている作品です。更におもしろいのが、厨二病的な世界って、主人公が実はすごく強く描かれることが多いけど、メンバーの中で最弱という予想を裏切っているところで。寿来以外は能力が高過ぎて、「チート過ぎる!」と使用禁止になるくらい。またキービジュアルのポスターも裏切っていて、今すぐにでも戦いそうなのにまったく戦わないし、千冬ちゃんがラスボスっぽいけど、あれもウソですから(笑)。

 そういう自由度の高さや遊び心にあふれている作品で、タイトルから連想されるバトルより、実は会話劇の要素のほうが強いので、僕らも役者陣も楽しみながら頑張っています。この記事を見て、僕ら現代人がいかに疲れているかがおわかりになったと思いますが、疲れている皆さんに見て、笑ってもらって一服の清涼剤になればいいなと(笑)。

 また寿来は厨二病全開で、文芸部のメンバーの異能の名前を付けたり、カッコイイセリフをたくさん語りますが、いかんせん本人が最弱なので、僕が小学生の頃に見ていたとしてもきっとマネしないと思います(笑)。ただ寿来の異能のビジュアルだけはカッコイイとお伝えしておきます。またみんな、マンガから難しい漢字を覚えたと思うんですが……僕の場合は「蛇」でした。自分の名前より先に。「信」がどうしても書けなくて。それくらいマンガやアニメから僕はいろいろ吸収してきましたが、この作品にもそんな宝物がいっぱい詰まっているので、「ダークアンドダーク」の詠唱を覚えたり、いろいろマネしてもらえたら光栄です。

■テレビアニメ『異能バトルは日常系のなかで』

【ON AIR】
テレビ東京:10月6日から毎週月曜 深夜2:05~
テレビ大阪:10月8日から毎週水曜 深夜2:35~
テレビ愛知:10月8日から毎週水曜 深夜2:35~
※放送時間は変更になる場合があります。

AT-X:10月9日から毎週木曜 夜10:00~
リピート放送
毎週土曜 朝9:00~
毎週火曜 朝4:00~
毎週水曜 夕方4:00~

ニコニコ動画配信:10/9 22:30~

【STAFF】
原作・・・望 公太(GA文庫/SBクリエイティブ刊)
原作イラスト・・・029
総監督、シリーズ構成・・・大塚雅彦
監督・・・高橋正典
キャラクターデザイン・・・山口 智
美術監督・・・加藤靖忠(ステロタイプスマーチル)
色彩設計・・・高木雅人
撮影監督・・・矢辺洋章(サンジゲン)
編集・・・長谷川 舞(eDiTz)
音楽・・・Elements Garden
音楽制作・・・DIVEⅡentertainment
音響監督・・・渡辺 淳
アニメーションプロデューサー・・・稲垣亮祐
アニメーションスタジオ・・・TRIGGER

【CAST】
安藤寿来:岡本信彦
神崎灯代:山崎はるか
櫛川鳩子:早見沙織
高梨彩弓:種田梨沙
姫木千冬:山下七海
桐生一:寺島拓篤
工藤美玲:福原香織
相模静夢:細谷佳正
里見詩春:名塚佳織
九鬼円:加藤英美里
ほか

【STORY】
俺を含めた文芸部の五人は半年前、とてつもない能力に目覚めた。
そして壮大なる学園異能バトルの世界へ足を踏み入れ――なかった!?

「なんも起きねえのかよ!!」異能に覚醒してみたものの、日常は完全無欠に平和だ。
世界を滅ぼす秘密機関などない! 異能戦争もない! 勇者も魔王もいやしないっ!
だから俺たちはこの超級異能を、「黒炎の龍にヒゲ生やせたーっ!!」
気軽に無駄遣いすることに決めた。

だが異能バトルに憧れ続けた俺だけは、真なる戦いの刻が近づきつつあることを確信していた――。
神スキルとたわむれる何気ない日常。
だが、それだけじゃ終わらない新・異能バトル&ラブコメ、開幕!!


>>テレビアニメ『異能バトルは日常系のなかで』公式サイト
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【推奨ハッシュタグ:#異能バトル】

(C) 2014 望 公太・SBクリエイティブ/泉光高校文芸部
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