石川界人さん、柿原徹也さんら豪華声優陣が演じる新しい形の朗読劇！　「Kiramune Presents リーディングライブ『５コントローラーズ＋１』」レポート

　2014年10月25日(土)、26日(日)、舞浜アンフィシアターにおいて「Kiramune Presents リーディングライブ『５コントローラーズ＋１』」が開催された。

　26日夜公演のステージには、石川界人さん、柿原徹也さん、木村良平さん、浪川大輔さん、野島健児さん、代永翼さんら豪華声優陣6名が登壇。ゲームをテーマにしたリーディングライブ（朗読劇）を繰り広げた。

　本稿では、普段のKiramuneメンバーに加え、石川さん、野島さんがゲストとして参加したリーディングライブ『５コントローラーズ＋１』26日(日)夜公演の模様をレポートしていく。

※写真は25日夜、26日昼公演のものとなります。

　ヒロと共にゲームを楽しむメンバーは、浪川さんが演じる「リーダー・ハシーさん」。チームを引っ張る大人のお兄さん的なキャラクターだが、常に他人に気を使って相手を分かっているつもりになってしまう部分もある。フレッシュで元気な「新卒・アオイ」は木村さんが熱演。女の子にモテなくなるという理由で、会社ではオタクを隠している。ヒロの相談相手にもなる。

　そして、観客達からかなり注目されていたのは、石川さんの新たな一面を見せた「オタク・カムイ」だろう。メガネにジーパン、さらにシャツをインしている姿は誰もが思い描くオタクそのもの。さらに人と話す時もオドオドしている部分や、顔が見えないゲーム上の会話では強気になるなど、完璧なオタク像を石川さんは見事に演じきっていた。他にも、バーのマスターを野島さん、バーにいる謎の人物？　である「コマさん」を代永さんが担当した。

●笑いあり、涙あり、ゲーム対戦あり!?

　物語は、『ゴットーイーター2』で遊ぶ「ヒロ」「ハシーさん」「アオイ」「カムイ」の4人がオフ会で出会うところから始まる。初めて会うのに、初めてじゃない、というオンラインゲーム特有の不思議な関係性はファン達にとっても新鮮で、物語に引き込まれるキッカケになっていた。

　楽しくゲームをしていた4人だが、その後ある問題が起こりメンバーの絆にはヒビが入ってしまう。ログインしなくなったヒロ、そんなヒロに対して強い口調で注意してしまった「カムイ」、チームを上手くまとめようとしてから回ってしまう「ハシーさん」、過去に夢を諦めた経験のある「アオイ」。

　それぞれが悩み、そして成長していく。それが身近な存在であるゲームという形で表現される。涙あり、笑いあり、最後は見た人達の心が暖かくなるようなストーリーになっていた。また、作中で開かれたゲーム大会が演者達によるガチンコバトルだったのも、ファン達には嬉しい演出だ。大人気作品『パックマンバトルロイヤル』を使用した、出演者による豪華賞品をかけた戦いが始まった。

　全3回戦おこなわれた試合は、1回戦を柿原さんが制す。しかし2回戦目は石川さんが勝利！　このまま流れに乗った石川さんが勝つのか？　と思われたが、石川さんは3回戦始まるやいなや、いきなり倒されて終了。「まじかよ！」という叫び声をあげ、会場から笑いを誘う。その後の激戦では見事に柿原さんが勝利して「豪華中華料理券」をゲットした。

　朗読劇が終わると、ステージには出演者が集合。最後に全員から一言ずつ挨拶。約一年ぶりに朗読劇に参加した野島さんは「またリーディングライブで演じたいです」、今回初参加となる石川さんは「この舞台に立てたことに感謝しています」とそれぞれ参加できたことを喜んでいる様子だった。

　また、誰もが予想だにしなかった代永さんのキャラクターについての話題では、石川さんが代永さんを裏でいじっていた話も飛び出し、メンバー・客席ともに盛り上がった。また、こうして朗読劇ができたのは、「応援してくれるみなさんのおかげだ」と浪川さんがコメント。改めてメンバーからファン達へ感謝の言葉が送られた。こうして「Kiramune Presents リーディングライブ『５コントローラーズ＋１』」は大盛況のまま終了となった。

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