声優
StylipS ニューアルバムインタビュー【前編】

StylipS ニューアルバム「THE SUPERNOVA STRIKES」インタビュー【前編】!! 新曲は個性あふれる4人をイメージ!!

能登有沙さん、伊藤美来さん、豊田萌絵さん、松永真穂さんによる声優ユニット“StylipS”のニューアルバム「THE SUPERNOVA STRIKES」が、11月26日(水)に発売! 現メンバーで初となる本アルバムには、これまでリリースしたシングル収録曲やソロ曲に加え、新曲を4曲収録。初回限定盤に付属のBlu-rayにはライブ映像やMusic Videoなど充実の内容が収録されている。



今回、記念すべきアルバムをリリースしたStylipSの4人にインタビュー。前編では、4人それぞれのイメージになっているという色合い豊かな新曲を中心に話を聞いた。



「THE SUPERNOVA STRIKES」は今のStylipSを表現した言葉




――新生StylipSとして初のアルバム発売が決まった時の気持ちを教えて下さい。

能登有沙さん(以下、能登):すごく嬉しかったです!美来と萌絵が入ってきて約1年半しか経っていないですけど、すごく密度の濃い時間だったので感慨深いです。バディ(StylipSファンの呼称)のみんなにもスタッフさんにも認めていただけているのかなという気がして、もっともっと頑張りたい気持ちが強くなりました。

伊藤美来さん(以下、伊藤):私と萌絵が加入した時から、このStylipSでアルバムを出せたらいいなとずっと思っていたので、ひとつの目標が達成出来たことがすごく嬉しいです。皆さんの期待に応えるアルバムを作りたいという思いでした。

松永真穂さん(以下、松永):嬉しいと同時にもっと攻めていかなきゃなという気持ちになりました。今まで聴いてくださっていた方も含めてたくさんの方に聴いていただけるチャンスを与えていただいて、その気持ちが強まりました。

豊田萌絵さん(以下、豊田):私はもともとアルバムを買って聴く側だったので、アルバムが出せるのは純粋に嬉しい気持ちが大きいです。このメンバーだからこそ出来ること、このメンバーにしか出来ないことを1枚のアルバムにしていただけるのがすごく嬉しくて。発売が待ち遠しくてワクワクしていました。


――「THE SUPERNOVA STRIKES」には「超新星爆撃」という意味があり、この言葉は今年3月のイベントから使っていますよね。それをアルバムタイトルにしたのは意味があるのでしょうか?

能登:名前や題名はすごく大切なもので、その言葉だけでイメージさせなきゃいけないと思っています。そういう意味で「超新星爆撃」をもう少しまろやかにした「THE SUPERNOVA STRIKES」というタイトルは、私たちのことをよく表現していると思います。


――「爆撃」という言葉はインパクトがありますが、最初に聞いた時はどうでしたか?

豊田:普段使わない言葉なので、言い慣れない感はありました(笑)。でも、ライブを積んでいくことで馴染んできて、ライブ自体を「爆撃」と呼ぶようにもなったので、今では馴染んでいます。

能登:最初に聴いた時は爆笑でしたけどね(笑)。女の子のユニットなのに「爆撃」って強くない?みたいな。

豊田:可愛さはどこ?って(笑)。

松永:でもそれがStylipSの良さであり、StylipSにしかない部分だと思うんですよ。

能登:部活ですからね(笑)。

伊藤:熱血な感じです。


曲調の変化も必聴「Melancholic Sunshine」&ガーリーでオシャレな「Making Of "Especially"」




――それでは新曲についてお聞きします。4曲とも色合いが全く違っていて、4人それぞれをイメージしたような曲ですね。

能登:特に意図していたわけではないのですが、4人それぞれのイメージに沿ったような曲になりました。


――アルバムリード曲「Melancholic Sunshine」は能登さんのイメージだと思いますが、どのような内容でしょうか?

能登:リード曲ということですごくパンチがあって、元気で明るく、聴いていてすごく清々しい曲に仕上げていただきました。

豊田:1曲の中にいろんな曲調があるので、4人の個性が一番出ている曲だと思います。姉さん(松永さん)の歌い上げるところや、のっちさん(能登さん)の激しいところ、美来の早口のところ、私のピコピコ音のところなど、みんなの個性が出ています。

伊藤:本当にそうで、聴いていて飽きないというかパーティーのような感じです。「今から始まるぞ!」というイメージにぴったりな曲だと思いました。


――明るい曲調と「Melancholic(憂鬱)」という言葉のギャップについてはどう感じていますか?

松永:曲調の変化が心情の変化を表していると思っていて、歌詞も読み解いていくと気持ちの変化が描かれています。タイトルを聞いた時はどんな曲だろう?と思いましたが、何度も聴いていくうちにそう感じました。

伊藤:曲に出てくる女の子は強がりで、「強がりの意味を教えてあげるよ」とか「ちょっとだけ自分のせいだって気付いてる」といった歌詞が出てきます。そういうところは憂鬱に繋がるのかなと思いつつ、そんな私だけどこれからもよろしくね!と言っているのが私たちらしいとも思いました。

豊田:優等生!(笑) 私は憂鬱を吹き飛ばすようなイメージで歌いました。

伊藤:憂鬱と太陽って対照的だもんね。

※伊藤美来さんはStylipSの中で「優等生担当」となっています。


――この曲は先日の「浜松町グリーンサウンドフェスタ -浜祭-」などで披露していますが、歌ってみていかがでしたか?

能登:みんなで一緒に手を振ってくれたり、2サビ前のテンポの早いところもみんな乗ってくれて、歌っていて気持ちが良かったです。

伊藤・豊田:すごく楽しかった!

松永:私は歌い上げる部分を任せていただきました。「浜祭」は野外ステージだったので、自分の声がすごく遠くまで響くのを体感できました。すごくいいパートを任せていただいて、盛り上げをしっかりしなきゃという責任感もありましたが、やっぱり歌うことが好きなんだと再確認しました。


――Music Videoは某マンガのような姉妹が出てきて印象的ですね。

能登:私たちの共通認識としては「秘密探偵」という設定になっています(笑)。能登がフィジカル探偵、美来が頭脳探偵、真穂がセクシー探偵、萌絵がハッカー探偵で、「Melancholic Sunshine」という宝石を取り戻しにいく物語です。今までのMusic Videoと比べて今回は格好いいです。


――撮影はどうでしたか?

豊田:すごく楽しかったです!みんなで逃げるシーンや宝石の部屋に行くシーンは臨場感があり、パトランプも光っていて本当にドキドキしながら撮りました。

伊藤:朝一でダンスパートの撮影をして、その後にドラマパートを撮ったので、気持ち的には自然な感じで臨めました。

松永:内容もストーリー仕立てで、映画の撮影みたいだなって。とにかく廊下を走ることが多かったです(笑)。

能登:ドアを開けて走って始まるからね(笑)。

松永:私はセクシー担当なので、走るシーンでもいかにセクシーに見えるか考えながらやったのが、初めての体験で楽しかったです。

豊田:姉さんの帽子脱ぐところが好きです(笑)。絶妙な脱ぎ加減!


――続いて「Making Of "Especially" ~トクベツのできるまで~」。この曲は豊田さんのイメージですね。

豊田:新譜の中で一番乙女チックでガーリーな曲です。「ジェリービーンズ・ダイアリー」では美来と2人で可愛い曲調を歌っていますが、のっちさんや姉さんが歌ったらどういう感じになるだろう?とずっと思っていたので、今回この曲で2人の可愛い歌い方を聴けたのがすごく新鮮でした。

能登:私はその2曲は全然違うものという認識ですね。「ジェリービーンズ・ダイアリー」は本当に可愛らしくて、「Making Of "Especially"」はオシャレ寄りというか。身長の高いすっとした女の人が歌うイメージで、でも彼に対しては可愛くいたいという、“女の人”なんだけど“女の子”っぽいところが見えてきて面白いです。

松永:可愛い曲調なのでウィスパーボイスを使っていかに自分の中の少なめの可愛さを出せるかという挑戦でした(笑)。聴いても歌っても楽しい曲だと思います。

豊田:アレンジがすごく面白いですよね。

伊藤:アレンジを加える前のラフの段階ではオシャレで可愛いというイメージだけでしたが、4人の声が合わさりアレンジが加わったのを聴いたら、すごい曲だなと感じました。本当に楽しい曲です。


歌いながら演じた「星鳴る夜の誘惑者」&ハードなロックチューン「Android Rhapsody」




――「星鳴る夜の誘惑者」はとてもドラマチックな曲ですね。伊藤さんのイメージ曲でしょうか。

伊藤:そうです。すごく世界観があり壮大で、明るいだけじゃない、可愛いだけじゃない、ミステリアスでシリアスな曲になっています。囚われのお姫様というイメージで、内に秘めた想いも強い曲だと感じました。ちょっと陰のある歌い方をしていますので、落ち着いてしっとりと聴いて欲しいですね。

能登:ラジオでこの曲について話した時に、みんなの想像しているイメージが一緒だったんだよね(笑)。

松永:夜で、洋館でコウモリが飛んでいて。

豊田:自分がお姫様で天蓋付きのベッドがあって。

能登:打ち合せたわけじゃなくて自然に4人ともそういうイメージで歌っていたんです。それも1年半で積み上げてきた絆から生まれたのかなって。

伊藤:実は最初は美来曲ではなくて、レコーディングが不安で仕方なかったです。こういう曲調はStylipSでは初めてだし、「星鳴る夜の誘惑者」ってどういうことだろう?「連れてって」とは誰に言っているんだろう?などと考えたら難しくて。でも言い回しが曲調に合っていますし、「歌っているけど演じている」という感覚で歌いました。


――ロックチューンな「Android Rhapsody」は松永さんのイメージにぴったりです。

松永:この曲は自分に対峙しているイメージというか、鏡に写る自分に投げかけている気持ちで歌いました。強くて、儚くて、その上にヒステリックな部分もあります。ロック調に歌い上げていますが、感情が強く入る語尾の伸ばし方など初めてチャレンジする歌い方になったと思います。

伊藤:まほちゆさん(松永さん)からの歌い出しなので、引っ張ってもらっている感じがしました。私たちがついていくというか一緒に乗っかっていく感じで。


――「Android Rhapsody」と「Melancholic Sunshine」はR・O・Nさんが作詞・作曲・編曲をしています。4人曲としてはリアレンジ版以外では初めてとなりますが、どのような印象でしたか?

能登:R・O・Nさんはロック調というか“漢”って感じの曲を書かれるイメージでした(笑)。でも、「Melancholic Sunshine」は歌詞もすごくチャーミングだし、曲調も遊び心がたくさんあって、こういう曲も書かれる方なんだと驚きました。


――新曲は4人それぞれのイメージの曲であると同時に、StylipSとして新たな一面が見られる楽曲だと思います。さまざまな曲調にチャレンジしてみていかがでしたか?

能登:収録では全員が全てのパートを歌うのですが、美来の歌う「Android Rhapsody」を聴いて「美来ってこういう歌い方をするんだ」と新発見をしたり、「あざとくない萌絵ってこんな感じなんだ」と思ったり(笑)。メンバーのいろんな面を見られたのが大きな収穫でした。

伊藤:3人寄ればじゃないですけど、4人寄れば文殊の知恵みたいなイメージで(笑)、それぞれが得意分野でどんどん引っ張っていくことが出来たと思います。スキルアップにも繋がってすごく成長出来ました。

豊田:本当に4曲ともジャンルが違うので、自分にはこんな引き出しもあったんだと発見する機会が多かったです。4人で歌うことに意味があると思うし、4人の絆がさらに強くなっていると感じました。

松永:私はレコーディングに臨む時、気持ちと世界観を完全に作ってから行くんですよ。みんなが歌ったのを聴いて世界観に修正を加えつつ、でも自分らしさを捨てずに歌うことですごく成長出来たと思います。4人がユニゾンしている部分も曲調がすべて違うので、聴き比べて楽しんでもらえたら嬉しいです。


[後編に続く] ※12/31(木)正午掲載予定


商品情報


◆『THE SUPERNOVA STRIKES』
発売日:2014年11月26日
価格:
[初回限定盤A] 5,000円(税抜)
[初回限定盤B] 4,000円(税抜)
[通常盤] 3,000円(税抜)
発売元:株式会社ランティス
販売元:バンダイビジュアル株式会社


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