マンガ・ラノベ
さがら総×橘公司×渡航が一大プロジェクトについて語る!

さがら総×橘公司×渡航が一大プロジェクトについて語る! 「プロジェクト・クオリディア」トークショーレポート

 あの、『変態王子と笑わない猫。』の原作者・さがら総先生、『デート・ア・ライブ』の橘公司先生、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』の渡 航先生という、超人気ライトノベル作家の3人がひとつの世界観を共有して、それぞれ作品を送りだすというライトノベルレーベルの枠組みを超えた一大プロジェクト「Project QUALIDEA(プロジェクト・クオリディア)」。そんな3人の先生方が集結し作品やこのプロジェクトについて、そして普段どんな仕事をしているのかなど、様々なぶっちゃけトークが繰り広げられたトークイベントが、2015年12月1日(火)、阿佐ヶ谷ロフトAにて行われました。本稿ではこのイベントの模様をお届けしていきます!

【出演者】
・さがら総
(『変態王子と笑わない猫。』『そんな世界は壊してしまえ ‐クオリディア・コード‐』)

・橘公司
(『デート・ア・ライブ』『いつか世界を救うために -クオリディア・コード-』)

・渡航
(『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』『クズと金貨のクオリディア』※さがら総先生との共著)

・天津向 (司会)


■ 開幕からテンションMAX! お三方の関係性も透けて見え……!?

 開演の時間となると司会の天津さんが登場、まずは今回のイベントについて簡単に紹介したところで自己紹介。また、向さんはなぜ自分が今回司会を務めることになったのか理解していない様子で、後々先生方に尋ねるとのことでした。

 ここで先生方の作家ユニットSpeakeasyの紹介が入ってところで、さがら先生、橘先生、渡先生を呼び込みひとりずつご挨拶。早速トークに入っていきました。「渡航の歌に期待してください!」というさがら先生や、しゃべり始めただけで会場のみなさんの笑いを取れてしまう渡先生など初めから飛ばしていたのですが、飲食物の注文を何にしようかと相談するお三方はなにより印象的で、それこそまるでデートで食事中の恋人たちか何かか!? と思わずにはいられないイチャつきっぷり!

 向さんが、イベントなどで人前に出た経験は? と尋ねると、さがら先生、橘先生はサイン会や自身が作品を出しているレーベルなどを挙げ、橘先生は「誰か(渡先生)みたいに歌は歌わないです」とコメント。そんな歌うラノベ作家、渡先生はすかさず「え? みんな歌わないの? 普通に実演家契約結ぶでしょ!」と発言。会場の笑いを誘っていました。

 そして先生方のところへお酒が運ばれてくると、渡先生の「俺ガイルの12巻が無事書かれることを願いまして。」という音頭で乾杯! 最初のコーナーへと移りました。


■ ラノベ作家のお仕事とは!? 先生方のプロフィールやスケジュールが公開!

 今回のイベントは第1部~3部に分かれており、それぞれ設定されたテーマについて先生方がトークしていくという形式でした。第1部のテーマは「ラノベ作家のお仕事」。まずはここで先生方のプロフィールと1日のスケジュールを公開し、それについてのトークが行われました。

 まずはさがら先生から! 最近の趣味や生まれなどが語られたのですが、中でも印象的だったのが、新人賞を受賞した際のペンネーム! なんと『天出だめ』という、今の名前からは想像もつかないものでした。

橘先生「なんでこんな名前だったの?」
向さん「こちら何と読むんですか?」
渡先生「この文字列何て読むの? ちょっと自分の口で言ってみて!」


と煽られるさがら先生。最後は「こういうことをされるので、もしみなさんの中にラノベ作家になりたいって人がいたら、最初のペンネームはすごく気を付けたほうがいい。」と会場のみなさんへアドバイスを送りました。

 次は橘先生の番。プロフィールを遡っていったところで、話題は橘先生の受賞歴に。

橘先生「この3人のなかで僕だけ大賞取ってないんですよね。仲間外れなんです」
さがら先生「いや、ひとりだけ生まれの年が違う奴もいるので」
渡航「あ、俺のこと? 今の、完全に俺ひとりだけレーベルの●●●が低いから仲間外れって言われたのかと思った」
(自主規制、●のなかはご想像にお任せします)

とコメントし、会場は大爆笑! 渡先生が作品を発表している媒体は、最近某誌で発表された作品も含めるといくつかありますが、何処のことなんでしょうか。

 続いて渡先生のプロフィール紹介へ! 渡先生の趣味は、最近発売された錬金術師が工房で色々やる、人気のRPGシリーズ最新作とのこと。先生方のご趣味が全員ゲームだということがここで判明。プロフィールの話では、やはりデビュー作の話題に。

渡先生「『あやかしがたり』なんてみんな知らないでしょ?」
橘先生「そんなことないって。『あやかしがたり』読んだことある人!」


と会場のみなさんに尋ねると、半数近くの人が挙手!

橘先生「ほら、すごいじゃん!」
渡先生「でもどうせみんな初版なんでしょ? 初版しかないから」


と発言し、また笑いを誘いました。

 ちなみにこのレポートを書いている筆者が私物の『あやかしがたり』第1巻~4巻で確かめさせて貰ったところ、すべて「初版第1刷発行」とあったので事実ではないでしょうか。

 ここからは先生方の1日のスケジュールを大公開! 

 まずはさがら先生のスケジュール! すると会場のみなさんは笑いの渦に! なぜなら先生のスケジュールは某アイドルゲームばかりで埋められており、仕事の時間が少ないこと少ないこと(笑)。しかもよく見ると、睡眠の合間に一度起きてまでゲームをしていらっしゃるご様子。さがら先生曰く「スタミナが溜まっちゃうんで仕方ないんです!」とのこと。でもきっと、これはみなさんを楽しませるためのネタでしょう! だって今年もちゃんと『変態王子と笑わない猫。』や『さびしがりやのロリフェラトゥ』が刊行されていますから! ……ネタですよね? そうですよね?

 お次は橘先生! さがら先生とは対照的に、ほとんど仕事で埋め尽くされた橘先生のスケジュールに、会場からは「おぉ~」という歓声が聞こえていました。

さがら先生「いやでも大体僕と同じくらいのスケジュールですね」
向さん「どこがですか!?」
渡先生「あっ、でもデ●ステの時間を合計したらこっちの仕事時間と同じくらいになる」
さがら先生「プロデューサーが本業だからね。仕方ないね」

 最後は兼業作家として知られており、著作のあとがきでも社畜アピールを忘れない渡先生! スケジュールが公開されると朝も仕事、夜も仕事で睡眠時間が少なく、見ていて非常に心配になります。しかし、一体いつ先ほど趣味だと語った錬金術RPGをやっているのかと思ったら、まさかの原稿の時間! やはり、仕事ばかりでは息が詰まってしまいますものね。ぜひともゲームのほうも頑張ってください。『ガーリッシュ ナンバー』期待してます!

 続いてのトークテーマは、『先生方がライトノベル作家になってよかったと思ったこと』。さがら先生が「わたりん(渡先生のこと)と出会えたこと! ハピハピだよ!^^」と発表すると、会場から笑い声が!

さがら先生「何を書こうか悩んでいた時に、こうしちゃん(橘先生のこと)から、こうでしょ? と悪魔の囁きをされまして……」
橘先生「待て。ハピハピとは言ってないぞ」
さがら先生「いやそこはオリジナリティをね」
渡先生「オリジナルじゃねえだろこれ!」
さがら先生「プロデューサーだからね。仕方ないね」


そんな渡先生は、このイベントの数日前に行われたあのライブに参加していたそうですよ!

 お次は橘先生の良かったこと。さがら先生に悪魔の囁きをしておいて、自分は非常に真面目に、まさにライトノベル作家! といった答えを書かれていました。自分の書いた話にイラストが付いたこと、昼間寝ていてもなんとなく許されることなどを挙げ、「僕、お話書いてなかったら完全にニートですよ!」と発言。さらに、もう年齢が20代後半であることに触れると、さがら先生が「10代の頃は、30歳はもうちょっと大人かなと思っていた」とも。きっとこの感覚は先生方だけでなく、色々な人が持っているものなのではないでしょうか。

 そして、良かったことの締めくくりとして、好きな作家さんに会えたことにも触れ、ライトノベル好きなら知らない人はいない『スレイヤーズ』シリーズの神坂一先生に会えた感動を打ち明けられました。

渡先生「今、目の前に作家がふたりいたけれども、君は気を遣うってことをしないんだね」
橘先生「いや、こういう場合の『好きな作家さん』って、普通デビュー前から好きだった人でしょ?」
渡先生「あっそっか俺たちのこと別に好きじゃないもんね」
さがら先生「(爆笑)」


それにしてもこのラノベ作家たち、仲良すぎである。

 もちろん最後は渡先生! その内容は『憧れの芸能人(天津向さん)に会える!』という司会の向さんを持ち上げるもの。

向さん「ふざけてんのか!?」
渡先生「いやいや本心ですよ」
向さん「もっと他にいるでしょ。声優さんとか……」
渡先生「『あいまいみー』に出演していた天津向さんという声優さんが」
向さん「ふざけてんのか!?」

ここで声優さんの話題ということで、「えぐわたちゃど」のこと聞きたい!という声が。渡先生が「現場の堀井茶渡さーん!」と会場に呼びかけると、なんと関係者席から堀井さんの声が聞こえ、これには会場のみなさんも大いに驚いていました。

 渡先生がラノベ作家になって良かったことを上手くはぐらかされてしまったところで、今度は逆にライトノベル作家になって悪かったことを順番に聞いていきました。

 さがら先生の回答は、物語を素直に楽しめなくなったこと。お話を読んでも、エピソードごとの構造や、キャラクターの配置などを分析してしまい、昔のように楽しめなくなってしまったことを挙げました。ただ、『俺ガイル』を読む時だけは目をキラキラ輝かせるそうで、渡先生への愛を伺わせました。

 橘先生は、腰に爆弾を抱えた、目が悪くなった、腱鞘炎になった、と体の悩みばかり! 学生時代から比べると格段に体がボロボロになったそうで、どれも深刻なもの。体調に気を付けながらお仕事を頑張って欲しいですね。

 そして、渡先生の回答に移るのですが……数が多すぎる! 労働時間が長い、知りたくなかった業界の裏側を知ってしまった、人間関係が複雑で疲れる……などなど、ここには書き切れないほどの回答を書かれていました。

 中でも『周囲の人に嘲笑われている気がする』という悩みには、さがら先生が「これは渡航が周囲の人を嘲笑っているからこそ」と遠慮なく解説。ここまでお互いに踏み込んだところまで突っ込んだトークができるなんて、先生方の仲の良さは一体どれほどのものなのかと思わずにいられません。

 最後はライトノベル作家を目指す人たちへ、先生方それぞれ「負けないこと・投げ出さないこと・逃げださないこと・信じ抜くこと」(さがら先生)、「賞を取るまで出し続ければ、いつかデビューできる!」(橘先生)、「就職しろ!」(渡先生)とそれぞれ個性的なネタをぶち込みながらエールを送りました。


■ Project QUALIDEAとは!? そして渡先生の千葉編はいつでるのか!?

 第2部のここからは、遂に今回のイベントのメイン“Project QUALIDEA”についてのトーク! クオリディアの世界観や現在刊行されている作品についての詳細を解説したところで、まだ刊行されていない渡先生の千葉編について、さがら、橘、両先生が煽り、渡先生が無言で目を逸らすという一幕も……!?

 続いての話題は、第1作『クズと金貨のクオリディア』について。

 この『クズと金貨のクオリディア』(以下、クズ金)は、3人が共有する世界観の導入部となる物語だそうで、大元の世界観は3人で作ったそうですが、その導入部をどうするかを渡先生がさがら先生に丸投げ、するとさがら先生はどうするかを橘先生に相談! そして橘先生は渡先生に電話をかけるというまるでトリオ漫才みたいな流れに。

渡先生は「締め切りギリギリでしたがどうにか刊行できました」とおっしゃっていましたが、隣から「うそはよくない」「なんなら締め切り過ぎてたよね」という声が聞こえてきた気もしました。気のせいであることを祈ります。

 また、『クズ金』のプロットを作ったのはさがら先生だったそうなのですが、最後が迫るに従って「あとは流れで」みたいな感じになっていって、渡先生が驚いたそうです。これに対しさがら先生は「それまで渡航はなんとかしてとしか言わなかった」と反論。二人のキャラクターの視点をそれぞれが担当するという特殊な書き方ゆえの苦労があったことを明かしました。

橘先生「僕は作業中の原稿を読ませてもらったんですけど、晴磨パート(渡先生の担当箇所)では、ヒロイン・夜羽(以下、よはねす)の台詞が空欄になってることがたまにありました」
渡先生「だってコイツわけわかんないんだもん」
橘先生「濃いキャラだよね。よはねすは何を思って書いたの?」
さがら先生は「前もどこかで言ったんですけど(※)、渡航という人間を女の子にしたらこうなった」
渡先生「本当に酷いキャラクター書いたよね」
さがら先生「モデルが身近にいるからね!」

※(ちなみに以前さがら先生がこの発言をしたインタビュー記事は、当サイトに掲載されておりますのでこちらもよろしくお願いします)

 ここからは橘先生の『いつか世界を救うために -クオリディア・コード-』のターン! 橘先生の神奈川編を皮切りに、さがら先生の東京編、渡先生の千葉編の3つの作品が刊行されるとのことです。

渡先生「急に神奈川編っていう単語が出てきたよね」
さがら先生「多分『クズ金』から読んだ人はポカーンとしたんじゃないかと」
渡先生「なんなら俺もポカーンとしたよね」
橘先生が「こっちがメインじゃなかったっけ? なんなら僕はこれを書きながら『クズ金』読んで、何書いてんだコイツら!! ってなったよ」


と思っていたことをぶちまけ、会場のみなさんはたまらず大爆笑! 本当にバトル物の空気が一切ない『クズ金』には心底驚いていたようで、クオリディア世界本編のトップバッターとなってしまった橘先生の苦悩が伺えました。

 作品のキャラクターへと話題が移ると「ヒメ(ヒロイン・天河舞姫)が頭悪くて可愛い」という話に。

さがら先生「ヒメ、可愛いよね」
橘先生「うん。でもヒメのキャラクターをこのふたりは誤解してるところがあるんだよね。ヒメは『バカ』じゃなくて『いい子』なんだよ」
さがら先生「いやいや。世界観を作る時に、キャラクターのセリフを入れ込んでいくんですけど、どうもこの人(橘先生)がキャラを分かってない」
渡先生「原作者、原作読めよ!」
橘先生「おい(笑)」


次はもちろんさがら総先生著の東京編『そんな世界は壊してしまえ ‐クオリディア・コード‐』について!

さがら先生「とても可愛いキャラクターを書きました」
橘先生「なんでヒロインのつぐみちゃんが表紙にいないの?」
さがら先生「おい(笑)」
向さん「いやいや、この子も可愛いじゃないですか」
橘先生「うん。可愛い。カントクさんさすがです」
さがら先生「あっはっは。●すぞ」


ここまで遠慮なく言い合えるなんて、どこまで仲がよいのでしょう。そして、さがら先生は最後に「カントクさんがイラストを描いた某話題作、僕は全く無関係なのに著者扱いするメッセージがたまに……」と最近のTwitterでの悩みを打ち明けました。

 最後は渡先生の未完の大作・千葉編について伺いましたが、このクオリディアの世界は「俺が書き終わらないかぎり続きます」「終わりがないのが終わり」などと自信満々に発言しており、千葉編だけでなく『俺ガイル』の最新巻や『ガーリッシュ ナンバー』もちゃんとでるのかとちょっとだけ不安になってしまいました。

 ことについてはさがら先生、橘先生も不安を抱いてらっしゃるようで、「ネタで言ってる感ありますけど、渡航のが出るか僕らもわからない」とはさがら先生の談。すると渡先生は「俺も自分のことがよくわからない」とコメントを残しました。本当に大丈夫なのでしょうか、このプロジェクト(笑)。


■ 先生方の秘密に迫る、質問コーナー!

 ここからは、開演前に会場のみなさんに募集した先生方への質問を実際に聞いていくコーナーとなりました。初っ端からブッこまれ、トークが止まってしまったアニメ化についてや先生方の年収。『クズ金』のよはねすが今後再登場するのか? といったものをはじめ、なかには「誰が一番モテるの?」や「昨日何食べた?」、「先生方のシャンプーは……!?」や「渡先生とさがら先生の結婚の予定は?」なんてものも……。

 ちなみにこの「Project QUALIDEA」、どうやら今後の展開がなにかあるようで、今月に幕張メッセで開催される「ジャンプフェスタ2016」にて発表があるそうなので、気になる方はぜひ会場に足を運んでみてはいかがでしょうか?

 また、なかでも「どんな学生時代はどんな人でしたか?」という質問は大いに盛り上がりました。

 橘先生は「高校時代からもうライトノベルを書いていた」、さがら先生は「文化祭の度に演劇やったり映画やったりなど」、渡先生は「イケイケノリノリのオラオラ、5秒に1回ウェイ」といった感じでしたが、なんと渡先生から「インタビューの時に、受けた媒体ごとに言っていることが違っている」といった旨の発言が。という訳で、イベント終了後に先生方にコメントを頂けたので、アニメイトTVでもこの質問をしてみましたのでお楽しみに♪

 そして、最後に先生方の直筆サイン色紙のプレゼント抽選会を挟んで、終演の時間となりました。人気作家が同じ世界で物語を紡ぐ「Project QUALIDEA」。その今後に大いに期待していきましょう! 展開の先に、先生方のキャラソンなんかも出るといいですね! 「Project QUALIDEA」やお三方のTwitterのフォローもお忘れなく!

 
 
■ イベント終了後の先生方にインタビュー!

 ここからは、今回のイベント終了後に先生方に伺ったお話をお届けします! 爆笑のトークはここでも健在!?

──それではよろしくお願いします。まずは今回のイベントの感想をお願いします。

さがら総先生(以下、さがら):まぁ渡航に任せておけばね。

橘公司先生(以下、橘):完全な独演会だったね。

渡航先生(以下、渡):僕は本当にね、相方の天津向さんに任せる感じで……。

一同: (笑)。

渡:やっぱり天津向さん面白いなぁ……って(笑)。

橘:いやぁ芸人さんってスゴイですよね!

さがら:芸人さんは違うなって思いました。

渡:なんかでも、本当にこの訳わからんプロジェクトによく人が来るなって。

橘:ホントに感謝しかない!

さがら:でもだから質問が『俺ガイル』のことばっかりだったと。

渡:てっきり、10人くらいを相手に飲み会をするだけかなと思っていましたよ。


──もし次があるならどんなことをしたいですか?

橘:なにかしらの発表ができればいいよね。次、もしやるとしたら色々話せることが増えてそうだから。

渡:まだ全体的にプロローグなので、なかなか言いたいけど言えないっていうのがとても多くて。だからみんながいろんなことを知った時に、もう一度集まってあれやこれや色々言いたいなって。

橘:すべてが判明した後に、ちょっとやいのやいのと。そしたら質問の内容も変わってくるのかもしれないね。


──それこそ次の渡先生の千葉編が出るころには……。

さがら:今、千葉編なんて全く頭になかった(笑)。


──千葉編は人類史に残る大傑作とのことでしたが……?

さがら:大傑作が書かれる筈なんですよね(笑)。

橘:間違いないですよ、もう(笑)。

渡:まぁね、それまでの人類を滅ぼして新たな人類史を開拓すればいいだけだからね! 現行人類を滅ぼせば何の問題もない!

一同: (笑)。


──先ほど媒体ごとに言っていることが違うと聞いたので、ぜひ聞かせてください。学生時代はどんな生活を送っていましたが?

渡:まぁ、『君に●け』の風●くんみたいな生活をしていました!

さがら:ちゃんとアニメイトって媒体を意識した(笑)。

渡:やっぱ女子向けかな? みたいな。

さがら:媒体によって違う言い方をするのは、その媒体によって一番ウケが良い答えだから(笑)。

一同: (笑)。

渡:主要な客層に合わせてるからね。

橘:なるほど。じゃあ僕は『俺●語!!』の猛●で。柔道部だったし。

さがら:あれズルいよなぁ、似てるって言ってもなんか、ああなるほどみたいな。

橘:あそこまでフィジカルエリートじゃないけど(笑)。

さがら:では、僕は『ち●やふる』の机くんで!

橘:太一でいいじゃん! なんで机くん選んだの?

さがら: 一番言っても害がなさそうだったから。


──質問コーナーでも千種夜羽(よはねす)の再登場を望む声がありましたし、実際によはねすは可愛いと思いますが、そんな彼女は渡先生がモデルだそうで、これは渡先生は萌えキャラだという理解で間違いないでしょうか?

さがら:二人きりの時は可愛いですよ。

一同: (笑)。

渡:でも本当に、よはねすを最初お客さん向けに可愛く見せるにはどうしたらいだろうって、すげぇ困ったよ。

さがら:それは男パートでなんとかするしかないから、ちゃんとやってよって話をずっとしてた。

渡:無理だよあんなの。

橘:あれは書いてる途中の原稿を見ると、殴り合ってるんですよ。マウントを取り合ってるというか。

さがら:基本相手が言った言葉尻を捕らえて、同じことを使っていくというか。

渡:思いつかなかったほうの負けみたいな、あのバトル凄い嫌だった。でも返さなかったら俺が劣ってるみたいじゃんって(笑)。

渡:まぁでも基本さがらさんが悪いんで。

さがら:僕は橘さんから聞いて書いたので。

橘:自分は渡から聞いてるんで。


──なんかもう延々ループしてますね。

渡:責任の所在はどこにあるのか(笑)。

さがら:これが逆に評判が良くなってくると、あれは僕が書きましたって始まる(笑)。

橘:実はあの設定俺なんだよって(笑)。

渡:言うてやっぱ俺かなって。いわば誰が戦犯になるのかっていう。

さがら:爆弾ゲームみたいな感じでね、その爆弾からお金が出てくるとこれは僕の僕のって。

渡:所有権を主張し始める(笑)。


──なるほど、本日はありがとうございました!


>>プロジェクト・クオリディア 公式サイト
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