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荒木哲郎監督に訊く、オリジナルアニメ『甲鉄城のカバネリ』での表現

進撃、Gレコを経た今、「自分の理想のアニメを作る」――荒木哲郎監督に聞くアニメ『甲鉄城のカバネリ』での表現

 『進撃の巨人』を手がけた荒木哲郎監督×WIT STUDIOの強力タッグがおくる、新作オリジナルアニメーション『甲鉄城のカバネリ』。2016年4月からの本放送(フジテレビ"ノイタミナ"ほか各局)に加え、2016年3月18日(金)より1週間限定・全国10館の劇場にて特別先行版『甲鉄城のカバネリ 序章』の上映もスタート! 3月19日(土)~3月21日(月)には、生駒役の畠中祐さん、無名役の千本木彩花さん、菖蒲役の内田真礼さん、来栖役の増田俊樹さん、逞生役の梶裕貴さんら主要声優陣が登壇するキャスト舞台挨拶も予定されており、期待を集めています。

 本作で描かれるのは、蒸気機関が発達した島国「日ノ本(ひのもと)」を舞台とした、鋼鉄の心臓を持つ生ける屍=「カバネ」と人との生き残りをかけた戦い。装甲蒸気機関車「甲鉄城」に乗り込み、少年少女らが「カバネ」に立ち向かう、スチームパンク・サバイヴ・アクションとなっています。今回は、そんな同作を制作中の荒木哲郎監督に謎多き作品についていろいろとお伺いしました


■ 自分たちが最も得意なこと、最もやりたいことをやる

――『ギルティクラウン』以来、荒木監督にとって2作目のオリジナルアニメとなりますが、今回の企画が生まれた経緯を教えていただけますか?

荒木哲郎監督(以下、荒木):『ギルティクラウン』(2012年春)の直後から、「もう一回やろうぜ」ということで企画を考え始めていて、『進撃の巨人』(2013年春~夏)のシリーズを動かしながら打ち合わせを重ねていました。企画が今の姿に定まったのは、『進撃』のオンエアが終わった少し後の、2013年の年末くらいでしょうか。その頃にはもう『甲鉄城のカバネリ』というタイトルになっていたと思います。


――どういったところから企画を作っていったのでしょうか?

荒木:まず、今の自分たちの資質がもっとも活きる企画というか、最も得意なことをやろうという考えがありました。つまり、WIT STUDIOが得意とするアクション作画をメインに据え、荒木の得意なシビアでハードなジャンルの作品にすると。そこまでが大前提でした。その上で自分としては、次はヒロインアクションをやりたいと思っていたんです。例えば『あずみ』のような、そういった少女剣士みたいな作品ですね。

そしてドラマ的には、苛立ちを抱えた少年がみんなを見返すような、「負け犬リベンジもの」をやりたい気持ちがありました。まぁ、僕はどんな作品でも常にそれがやりたいんですけれど……。そうしたところが初期に定まって、それからどういう物語にしていくか、時代設定をどうしていくかを決めていった感じですね。


――『甲鉄城のカバネリ』は、ジャンルで言うと広義の「ゾンビもの」かと思いますが、そのあたりはどのように決まったのでしょうか?

荒木:主人公のドラマはこういうラインでいく――、ヒロインはこういうキャラクター性でいく――といったことを決めた後で、じゃあ何と戦うのかと。それを自分がいくつも考えて、プロデューサー陣に毎週、「こんなのどうですか」と提案していました。そこから、ダメ出しを食うという試練がしばらく続くものなんですけれど……。その中で、最もみんなの反応が良かったのが、やはりゾンビ路線だったんですよね。自分としても、残忍で獰猛で愚かしいような敵というのはいかなる時にも大好物なのですが、ゾンビものにかけては信用があるということなのかもしれません。

あと、ヒロインがバンバンなぎ倒しても、その子のことを嫌いにならないような敵にするというポイントも、意外に大きかった気がします。敵とはいえ、ねぇ……みたいな(笑)。そういったところから、ゾンビものでいくか! ということになりました。色々な設定は、そこから定めていった感じですね。


■ 時代劇でありつつ、「今見てかっこいい」ものをミックスした世界観

――「ゾンビもの」でありつつ、江戸末期という時代設定や、蒸気機関車をはじめとしたスチームパンク要素もあるなど、世界観がかなり作りこまれている印象を受けます。

荒木:「ゾンビもの」と決めた後で、ある程度「時代劇」でいくということも決まっていました。装甲蒸気機関車に関しては、企画の初期段階にはまだ無くて、最初はカバネ(作中で登場するゾンビ)から歩いて逃げていたんです。けれど、それだとなんとなく締まらなくて……、移動要塞があったほうが良いんじゃない? と途中で自分が提案しました。ゾンビものにとってトレーラーのような移動要塞は定番のアイテムですし、自分も大好きだったものですから。

映画『ランド・オブ・ザ・デッド』(2005年:ジョージ・A・ロメロ監督)に出てくる「デッド・レコニング号」みたいな移動要塞を入れられたら良いなと思い、今回は江戸末期から明治初期くらいまでの時代に登場しうるものを考えた結果、蒸気機関車にしようということになりました。このあたりの設定が出そろった頃に、企画としての独自性も定まった感じでしたね。装甲蒸気機関車を「駿城」(はやじろ)と呼ぶことにして、『甲鉄城のカバネリ』というタイトルも付きました。

――独自の世界観をゼロから綿密に作り上げるのは、美術背景なども含めて、かなり大変なのではないでしょうか?

荒木:未来を作るよりかは大変ではないと思っていました。『カバネリ』スタッフの長所は、調べて作るのが向いている人たちが集まっているという点なんです。独創性のあるものをバンバン発想したり、未来の世界をイメージするというよりは、過去にあったものをしっかりと調べて、その中で良い物を組み合わせていくのが得意というか。だから時代劇のほうが、勝算が高いと感じましたね。

『カバネリ』の世界観は、基本的に第一次・第二次大戦時の装甲列車をイメージのよりどころにしています。実際、当時の装甲列車って、逆に未来的に見えるようなかっこいいフォルムのものが結構あるので、そこを参考にしていますね。スチームパンク要素に関しては、どちらかというと昭和の炭鉱などを調べて、そのイメージを取り入れています。結局、全部この世にあるものを組み合わせているんです。自分たちとしては、その組み合わせ方の中にちょっとした個性を見つけていければいいなと思っていました。

さらに細かい例を挙げると、劇中に登場する武士たちの服装は、土方のお兄さんたちのニッカポッカファッションにヒントをもらっていたりするんですよ。前からあれって結構かっこいいなと思っていて、脇キャラにその服装をさせてみたんです。よく見るとそのへんにいる人の服装だけど、時代劇の服装としても通用するなと思って。全体としては時代劇として観てもらう作品ですが、世界観としては「今見てかっこいいと思えるかどうか」を最終的な物差しにして、色々なモチーフを峻別して作っています。


――世界観を実際に描いていくスタッフの方々に関して、デザインワークスに形部一平さん、コンセプトアート&デザインに森山洋さん、コンセプトボードに吉田史朗さんがクレジットされています。みなさんそれぞれ、どんなお仕事をされているのでしょうか?

荒木:肩書きだけだとわかりにくいですが、そこはすごく明確なんです。まず形部さんに関しては、単純に「かっこいいメカくれ!」ということでお声掛けしまして、「駿城」を担当していただいています。イメージボードは森山くんと吉田さんの2名にお願いしていますが、戦闘のスタイリッシュな感じや、キメキメのものが欲しい時は森山くんに。地に足がついた感じや、生活感のリアリティが欲しいところは吉田さんにお願いしています。

逆に言うと、それが自分の欲しいものの姿だったんでしょうね。しっかりスタイリッシュでかっこいいものでありつつ、ちゃんと地に足ついた生活感、時代劇としてのリアリティみたいなものも絵の中に欲しかったというか。それぞれの個性を良いとこ取りさせていただいています。


■ キャラクターに求めたのは、普遍的なデザインと「これから」の声

――過去の作品で一緒にやって来られたスタッフさんが多い中で、キャラクター原案の美樹本晴彦さんとは初めてのお仕事かと思います。どういった経緯で美樹本さんにお願いしたのでしょうか?

荒木:今回の企画には、流行に流されず、いつの時代の人にも普遍的に届く作品にするというスローガンがあったので、長い間にわたって愛されている絵を描く方にお願いしたい、というのがまずありました。かつ、今回はヒロイン主体になるので、少女絵が魅力的な方がいいなと。そんな条件で自分の脳内で検索をかけたところ、美樹本晴彦さんが最適解として頭に浮かんだんです。プロデューサー陣ともども「受けてもらえないだろうな……」と思っていたんですが、いざお願いしてみると、ありがたいことにご協力いただけることになりまして。この企画で目指すものに手が届く一歩になったというか、大きく前進した瞬間でしたね。


――美樹本さんの絵の普遍性は、どういったところにあると思いますか?

荒木:例えば安彦(良和)さんなんかもそうだと思うんですけれど、美樹本さんの絵の基本って、ちゃんと大人がいて、子供がいて、女がいて、男がいて、という地に足ついた世界観を元にしているんですよね。その上で、最新の絵柄も常に取り入れている。ある種の萌えの潮流の記号とかも、今の絵には入っているんです。そういう絵柄である、ということが自分の一番好きなところですね。

例えば『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』(2010年)の時に一緒にやった田中将賀さんも、最新の絵柄でありながら、根っこのところでは湖川(友謙)さんの絵と近いようなものを持っていたりするんです。自分が好きだと思う絵描きさんには、骨格とか基礎がしっかりしているリアルな世界観がベースにありつつ、最新の絵のアプローチを同時に試みているような人が多いですね。美樹本さんは、正にそういう方だと思いました。


――キャストについて、主人公の生駒役に畠中祐さん、ヒロインの無名役に千本木彩花さんを起用された決め手はどんなところでしたか?

荒木:どちらの役も、「これからの人」に演じて欲しいという条件を自分で付けたんです。キャラクターの名前にも入っているんですが、「生駒」というのは将棋で成る前の駒という意味で、「無名」は文字どおり無名。要するに二人とも名前の中に、これからの人であるという意味が入っているんです。

その上で、生駒に関しては「負け犬リベンジもの」の主人公として、下から見上げる雑草感みたいなものが声に無くてはならないと思っていました。オーディションをしていると、上からというか、なにか悟った境地から自然と声が出てしまう人もいるんですけれど、今回の生駒というキャラクターはそうではないなと。踏みしめられた雑草がしゃべっているような感じがしなくちゃいけないと思っていました。加えて、天然の人の良さというか、憎めなさがあること。あとは情熱というか、熱さを兼ね備えた声であること。そのあたりを満たした声ということで、畠中さんにお願いしました。実際にやっていただいてみて、とっても良い感じだなと思っています。畠中さんがしゃべっていると、微笑ましいようなところがありますよね。

無名は、ある程度まだ無名だけどうまい人、というのが条件でした。なかなか高いハードルだったと思います。役柄的に秘密のあるキャラクターなんで、無邪気と達観の両方が表現できるような表現力のある人にお願いしたかったんです。同時に、生駒とは年齢差凸凹コンビみたいな関係になるので、年上の男をあっさり尻に敷く「Sっ気」みたいなものも声から感じられなくちゃいけませんでした。オーディションは結構な人数の方が受けてくださって、しっかり理想的な声である千本木さんを選ぶことができましたね。本当にありがたいことです。


■ 「極限状況における、ギリギリの人間性の葛藤」を描きたい

――『進撃の巨人』と同じくWIT STUDIO制作ということで、『カバネリ』もアクション面での期待が高い作品だと思います。アクションの見どころとしてはどういった部分が挙げられますか?

荒木:自分の好きなリアル格闘というか、近接格闘をちゃんとやれているところだと思います。「ガン=カタ」のようなファンタジックなガンアクションや、剣術もありつつ、「パルクール」とか、「クラヴマガ」、「システマ」のような軍隊格闘術まで含めて、近接格闘をかなり真面目にやっていますね。今回はそれを描けるアニメーターさんがいるので、結構リアルな動きになっていると思います。やっぱり、調べてやるのが得意なスタッフが集まっているので、アクション面でもそこはフル活用させていただいているというか。このシーンはこれ、このシーンはこれ、といった感じで、アクション作監それぞれに極めてもらっている感じですね。

――脚本を拝読させていただいたのですが、戦いながらドラマがあるというか、心の葛藤がバトルの中にも描かれているような印象を受けました。

荒木:特にそう意識しているわけではないんですけど、メインとなるのはなんだかんだいって人間同士のドラマで、その解決の頂点にアクションがあるっていうスタイルのフィルムが、俺は理想だと思っているような気がします。このアクションによって何が前進するのか――、どの事態が打開されるのか――、誰との関係が縮まるのか――。

そうした機能を背負ってないアクションシーンというのは、やっても意味がないと思っているのかもしれません。アクションそのものの快楽というよりも、アクションが達成するドラマ的な機能が大事だと思っているから、シリーズ構成を名手・大河内(一楼)さんにお願いしているんだと思います。


――大河内さんのお名前が出ましたが、『カバネリ』のお話的な見どころはどういったところになると思いますか?

荒木:「ベタな泣きのドラマ」がひとつ挙げられるかと思います。時代劇にした理由のひとつは、ある程度ベタというか常道というか、そういったものをお話の中に入れ込むことができるからでもあるんです。やっぱり僕は、そういったものが好きで。

例えば現代の高校生のお話としてやると臭かったり、そんな人いないよと思えるものでも、時代劇というくくりにすると、自然にスッと入っていけたりするんですよね。『カバネリ』のお話の中に、「自決袋」というものが出てくるんですけど、それを巡るドラマなんかは、時代劇設定ありきで成立しているリアリティだなと思います。

シナリオ面でも俺は、最先端なものというよりはオーソドックスというか、王道なものに惹かれるタイプで。そういう自分の古くさい資質を利点に変えるためにも、時代設定を昔にしちゃうのが良いと思いました。


――今回はお話面でも、荒木監督ご自身が描きたいものを突き詰めていらっしゃるのでしょうか?

荒木:そうですね。自分は「極限状況における、ギリギリの人間性の葛藤」みたいなものが、いつ如何なる時も好きなんですけど、今回はそれをしっかり描けるかと思います。ある意味、それしかやれないんですけれども……。

よく回りに言うんですけど、俺って本当は残酷なものが苦手なんです。どちらかと言うと、バイオレンスもの自体は好きではないはずで、「エグいの無理なんで~」ってみんなに言ってる方なんですよね。だけど、ギリギリの人間性の葛藤を描こうとすると、どうしても血まみれになっているというか(笑)。自動的に人死にが発生している感じになっちゃって、結果として人死ばっかり、血みどろばっかりやってますね。結局のところは、そういうジャンルが好きなのかもしれない……とは思います。

――そうした部分も含めて、『カバネリ』は過去の荒木監督作品それぞれからの流れを汲んでいるような印象も受けます。

荒木:自分の得意なものをやると自然とこのフォームになるというか、自分ができることを理想のフォームで投げるとこの形になる、ということだと思います。スタッフ配置も含めてですね。

あとは、『進撃の巨人』の仕事をしながら進めていたということもあり、(『進撃の巨人』原作者の)諫山創さんからの影響は大きいと思いますね。主にものの考え方に関して、例えばキャラクターをどのように大切にするかという部分や、お客さんに届けるにあたっての気遣いみたいなところですね。そこはすごく影響を受けたし、やっぱり敵わないなというか、あの人にどうやって追いつこうか……って思っています。

もうひとつ、最近だと富野(由悠季)さんの『Gのレコンギスタ』10話の絵コンテ・演出をやらせていただいた影響が大きいですね。昔から富野さんには憧れていましたが、目の前で仕事を見たことによって、お客さんとして見ている時以上に吸収できた部分がありました。『カバネリ』を作っている中で、「あっ、俺こういうことできるようになったんだ!」と思ったところがいくつかあったんですけれど、富野さんとの仕事をしたからこそだと感じています。


――例えば富野さんのどういった部分を吸収できたと感じますか?

荒木:大きく言うと色々あるんですが、わかりやすい例だと、自分が出したコンテに対して富野さんから、「芝居に便利なように場所を平らにするな」とダメ出しをいただいたんです。具体的にはメカ戦のシーンで、「お前、木を生やすとそれを避けなくちゃいけなくてめんどくさいから場所を平らにしたろ」と(笑)。

言われてみるとそうかもしれない……と思いましたね。木を生やして、せまい不自由な場面で動きまわることの中に、キャラクター性を表現できたりするんだからそうしろと言われて、コンテを直しました。確かに富野さんのおっしゃるとおりで、俺は割と演出が便利なように舞台を設定していたんだな……と反省しました。

それを踏まえて、今回の『カバネリ』は、本当に不自由な場面設定にしたんですよ。ちょっと会話するにも屈まなくちゃいけなかったり、上の方にいる人に話しかけるために複雑な階段を登らなくちゃいけなかったりとか。そんなふうに、何をするにもちょっと芝居が発生するようなセッティングにしたんです。で、実際にやってみてどうだったかというと、超めんどくさい(笑)。

一同:(笑)

荒木:やべぇ! っていうくらい面倒くさくて……。「本当にこれで良いんですか富野さん!」みたいな(笑)。でも、やっているそばからわかるんですけど、おもしろいんですよね。なんというか、セリフの中に表れていない感情も、その芝居の中に入れ込めたりするんです。そこでもう一段、人間を描く幅が生まれるんだということに気がついて、「なるほど、これのことか!」と思いました。作っていて、「なんか富野さんっぽい!」と自分で感じることもあります(笑)。観てるだけじゃわからない部分で、こういうことをやると富野さんっぽいのかと気付けたというか……。『Gレコ』の後に俺の中に生まれたものとして、これは大きかったですね。


■ 今作るものがきっと代表作になる

――改めて今回の『カバネリ』への意気込みをお聞かせください。

荒木:基本的に今回は、「自分の理想のアニメを作る」というのが俺的な課題です。色々な状況的要請はあるにせよ、ありがたいことにみんなが「荒木の理想のアニメを作りたまえ」と言ってくださっているので。自分も年齢的にもうすぐ40歳に届くので、今作るものがきっと代表作になるんだろうなと思っています。オリジナルって、一回やると次の機会まで結構時間が空くので、次にやるときには45歳になっているかもしれませんよね。そう考えてもやはり、自分に今できる最も良いもの、最も得意なもの、そして最も好きなものを今回はやろうと思っています。


――最後に、放送を楽しみにしている方々へのメッセージお願いします。

荒木:そうですね……、「血沸き肉踊るというか、本当にエキサイティングなアニメを観たい人は、『カバネリ』を観るといいよ。ちょっと怖いかもしれないけど、がんばって観てね!」といった感じです。


――『カバネリ』のメインターゲット・中高生を意識したメッセージ、ありがとうございます(笑)。

荒木:怖かったらごめんね! でも、おもしろいよ!

――ありがとうございました!




[取材&文・小林真之輔]

<特別先行版「甲鉄城のカバネリ 序章」1週間限定劇場上映決定!>
 2016年4月のテレビ放送に先駆け、特別先行版「甲鉄城のカバネリ 序章」が2016年3月18日(金)より新宿ピカデリーほか全国10館の劇場にて1週間限定で劇場上映されます!

【上映期間】
2016年3月18日(金)〜3月24日(木)1週間限定上映

【上映劇場】
全国10館にて上映
東京都:新宿ピカデリー
神奈川県:横浜ブルク13
埼玉県:MOVIXさいたま
宮城県:MOVIX仙台
北海道:札幌シネマフロンティア
愛知県:ミッドランドスクエアシネマ
大阪府:なんばパークスシネマ
京都府:MOVIX京都
兵庫県:神戸国際松竹
福岡県:福岡中洲大洋


<作品情報>
■ 『甲鉄城のカバネリ』

【放送情報】
フジテレビ<CX>:4/7より毎週木曜 24:55~ (初回放送 4/7 24:25~)
北海道文化放送:4/10より毎週日曜 25:15~(初回放送 4/10 25:45~)
岩手めんこいテレビ<MIT>:4/7より毎週木曜 24:55~ (初回放送 4/7 24:25~)
仙台放送<OX>:4/7より毎週木曜 26:10~
秋田テレビ<AKT>:4/7より毎週木曜 25:20~
さくらんぼテレビ<SAY>:4/7より毎週木曜 24:55~ (初回放送 4/7 24:25~)
福島テレビ<FTV>:4/7より毎週木曜 25:55~
新潟総合テレビ<NST>:4/7より毎週木曜 25:45~
テレビ静岡<SUT>:4/7より毎週木曜 25:35~
東海テレビ<THK>:4/7より毎週木曜 26:20~
関西テレビ<KTV>:4/7より毎週木曜 25:55~
テレビ新広島<TSS>:4/7より毎週木曜 26:00~
テレビ愛媛<EBC>:4/7より毎週木曜 25:00~
テレビ西日本<TNC>:4/7より毎週木曜 25:55~
サガテレビ<STS>:4/8より毎週金曜 24:55~
テレビ熊本<TKU>:4/7より毎週木曜 25:45~
鹿児島テレビ<KTS>:4/7より毎週木曜 26:05~

【スタッフ】
監督:荒木哲郎「DEATH NOTE」「ギルティクラウン」「進撃の巨人」
シリーズ構成/脚本:大河内一楼「プラネテス」「コードギアス」
キャラクター原案:美樹本晴彦「機動戦士ガンダム0080」「超時空要塞マクロス」
アニメーションキャラクターデザイン/総作画監督:江原康之
音楽:澤野弘之「進撃の巨人」「機動戦士ガンダムUC」
脚本:瀬古浩司
助監督:田中洋之
設定統括:笠岡淳平
仮想世界調整:三輪清宗
コンセプトアート&デザイン:森山洋
デザインワークス:形部一平
コンセプトボード:吉田史朗
プロップデザイン:常木志伸
美術デザイン:谷内優穂、曽野由大、青木薫
デザイン協力:玉川慎吾
総作画監督:丸藤広貴、浅野恭司
アクション作画監督:川野達朗、世良悠子
メインアニメーター:手塚響平
ビジュアルエフェクトアニメーター:松本幸子
美術監督:吉原俊一郎
色彩設計:橋本賢
撮影監督:山田和弘
CGディレクター:籔田修平
音響監督:三間雅文
音響効果:倉橋静男
編集:肥田文
アニメーション制作:WIT STUDIO「進撃の巨人」劇場アニメ「屍者の帝国」

【キャスト】
生駒(いこま):畠中 祐
無名(むめい):千本木彩花
菖蒲(あやめ):内田真礼
来栖(くるす):増田俊樹
逞生(たくみ):梶 裕貴
鰍(かじか):沖 佳苗
侑那(ゆきな):伊瀬茉莉也
巣刈(すかり):逢坂良太
吉備土(きびと):佐藤健輔
美馬(びば):宮野真守

【音楽情報】
■オープニング・テーマ
EGOIST「KABANERI OF THE IRON FORTRESS」

■エンディング・テーマ
Aimer with chelly (EGOIST)「ninelie」

【イントロダクション】
世界中に産業革命の波が押し寄せ、近世から近代に移り変わろうとした頃、突如として不死の怪物が現れた。鋼鉄の皮膜に覆われた心臓を撃ち抜かれない限り滅びず、それに噛まれた者も一度死んだ後に蘇り人を襲うという。後にカバネと呼ばれる事になるそれらは爆発的に増殖し、全世界を覆い尽くしていった。

極東の島国である日ノ本(ひのもと)の人々は、カバネの脅威に対抗すべく各地に「駅」と呼ばれる砦を築き、その中に閉じ籠もることでなんとか生き延びていた。駅を行き来ができるのは分厚い装甲が施された装甲蒸気機関車(通称、駿城(はやじろ))のみであり、互いの駅はそれぞれの生産物を融通しあうことでなんとか生活を保っていた。

製鉄と蒸気機関の生産をなりわいとする顕金駅(あらがねえき)に暮らす蒸気鍛冶の少年、生駒(いこま)。彼はカバネを倒すために独自の武器「ツラヌキ筒(づつ)」を開発しながら、いつか自分の力を発揮できる日が来るのを待ち望んでいた。

そんなある日、前線をくぐり抜けて駿城の一つ甲鉄城(こうてつじょう)が顕金駅にやってくる。車両の清掃整備に駆りだされた生駒は、義務であるカバネ検閲を免除される不思議な少女を目撃する。

その夜、生駒が無名(むめい)と名乗る昼間の少女と再会するなか、顕金駅に駿城が暴走しながら突入してきた。乗務員は全滅し、全てカバネに変わっていたのだ!顕金駅に溢れ出るカバネたち。パニックに襲われる人々の波に逆らうようにして、生駒は走る。今度こそ逃げない、俺は、俺のツラヌキ筒でカバネを倒す!

―――こうして、本当に輝く男になるための生駒の戦いが始まるのだった。


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(C)カバネリ製作委員会
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