今年の前哨戦も白熱!!　鈴村健一さんプロデュース『AD-LIVE（アドリブ）2016』出演者発表会レポート

　昨年行われた公演では約6万人もの観客を動員し、大好評を博した『AD-LIVE（アドリブ）』プロジェクトが今年も始動！　6月6日(月)には、総合プロデュースを務める鈴村健一さん進行のもと、出演者発表会が行われました。

　名前が明かされるたび、壇上に姿をあらわすたび、大歓声が轟いた場内。本稿では、そんな熱狂渦巻いたイベントの模様をレポートします。

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　昨年は全公演出演した鈴村さんですが、今年は初日のみ登場。「一公演に全てをかけたい。命をかけたい。死ぬかもしれない！」と、腹をくくりました。一方の寺島さんは、以前もオファーがあったもののスケジュールの都合で参加できず、満を持しての出演になったことを告白。楽しみな気持ちを「僕はこの舞台に立つために声優になったみたいなもんですから！」といった言葉に代え、観客に伝えました。

　その後も、各公演の相方が次々明かされ大興奮！　なかでも、異色の組み合わせとしてひときわ大きな歓声を受けたのが、梶さん堀内さんペア。開口一番、「（梶さんと）キャラがかぶるじゃないですか」と心配し場内をわかせた堀内さんですが、鈴村さん曰く「梶くんは構築型」「賢雄さんは行き当たりばったりの可能性も……」とのこと。世代・タイプともに異なるふたりのコントラストに、ますます期待が寄せられていました。

　また、高垣さんは昨年の埼玉公演2日目（岡本信彦さん、谷山紀章さん、鈴村さん出演）を観劇したあとで正式にオファーを受けたと明かし、「ありがたいと思いつつも、不安な気持ちはゼロではないです」と複雑な心境を吐露。さらに、釘宮さんから「私、2年目だからって頼ったりしないで！」と追い打ちをかけられ、戸惑いを隠せなくなっていました。ともあれ、ふたりはAD-LIVE史上初となる女性ペア。新たな試みにも注目が集まります！

　全出演者がステージに揃ったところで、『AD-LIVE 2016』前哨戦へ。本番で重要な役割を果たすアドリブワードを使ったトークコーナーで、与えられたお題に沿って展開されました。本番を前に、キャスト陣に緊張が走る……。

　しかし、実際にはじまるとせきを切ったように爆笑連発!!（以下“”内はアドリブワード）　とくに、「好きな食べ物」というお題で挑んだ八王子公演チーム（鈴村さん、寺島さん、小野さん、森久保さん）は、森久保さんが「そもそもどういうところが好きかっていうのが大事。俺は“一喜一憂”できるものが好きかなあ」と話題を広げた直後、寺島さんが「“知らんがな”！」とかぶせるなど、見事に掛け合い。最後には、鈴村さんが「お前ら“スベリ知らず”だな！」でシメて、会話を成立させました。

　また、4戦目の「遅刻の言い訳」では、一発目に堀内さんが引いた「“骨折”」で早くも大爆笑！　続く5戦目の「誰にも負けない最高の特技」では、福山さんが「必死に練習して身につけたのが“肩の関節を自由に外す”なんだけど、もうひとつ必死に練習したのが“最高のパフォーマンス”になったんだよね」とコンボ技を披露したかと思えば、高垣さんが「“沖縄行きたいわ〜”」「“空が青いね”」を連発。鈴村さんから「あいつ沖縄のことしか考えてないぞ！」とツッコミを入れられるほどの事態となりました。

　引きの良さや、話術、瞬発力が大きなカギになるアドリブワード。これを直に堪能し、観客は熱狂するばかり！　果たして、本番ではどんな奇跡のやりとりが生まれるのでしょうか……？　台本無しで生み出されるその場限りの即興劇に、みなさんも酔いしれるべし！

［取材＆文・松本まゆげ］


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