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『怪獣娘』アニメ監督&獣医の芦名みのるインタビュー

たぶん世界で一人の特殊スキル!? 獣医兼アニメ監督の「芦名みのる氏」に、半生を聞いてきた!

茨城県つくば市のとある駅のホームに、かわいい絵が入った動物病院の看板があるのを知っていますか?

知っている人なら、何より「そもそも病院の名前が変」と感じられたでしょう。
実はその病院の院長先生が、かなりの特殊スキルの持ち主なんです。

その特殊スキルとは、「獣医×アニメ監督」というおそらく世界中で、この方しかいないのではと思える不思議なマッチング。

名前は、芦名みのる(スタジオぷYUKAI)。これまでに『Re:ゼロから始める休憩時間』や『マクロスデルタ でるた小劇場』など、数々のショートアニメを送り出してきており、秋アニメでは、『怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~(以下、怪獣娘)』の監督・脚本をしていると聞けば、「あれか?」と思う人も多いのではないでしょうか。

今回は、秋アニメとしてdアニメストア配信予定の『怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~』制作でお忙しいなか、多忙な私生活や、最新作『怪獣娘』の魅力などについてインタビューしてきました。世の中にはいろいろなアニメ監督がいるが、ここまでヘンな監督も珍しいはずです。

獣医×アニメ監督はどうやって生まれた!?

──芦名監督はいままでにたくさんの作品を作ってきましたが、現役の「獣医師」と伺っています。

芦名みのる監督(以下、芦名監督):はい。獣医師でもありますが、ありがたいことにたくさんやらせていただいてます。いまですと『Re:ゼロから始める休憩時間』と『マクロスデルタ でるた小劇場』。以前は『オーバーロード ぷれぷれぷれあです』、『攻殻機動隊入門あらいず 株式会社きゅーか』、『翠星のガルガンティア ぷちっとがるがんてぃあ』、『ガンダムGのレコンギスタ モビルスーツ学園 G-レコ甲子園』などなどたくさんの作品を担当させていただきました。


──メジャータイトルばかり携わっていますね!

芦名監督:ありがたいことに、ビックタイトルばかりやらせていただいてます。


──そもそも芦名監督はどんなキャリアで、いまに至るんですか?

芦名監督:2000年代の前半、獣医の大学に通っていたとき、ネットの世界でちょうど「Flashアニメ」が流行っていたんです。僕がアニメを作り始めたのはそのころでした。獣医の大学に通いながら、夜中にアニメをなんとなく作ってましたね。


──大学を卒業した後は?

芦名監督:僕は獣医師になったので、ひとまず勤務獣医として働きながら趣味で映像にはかかわっていました。映像を流すイベントとか仕切ったり、まあ趣味……、趣味にしてはきつかったですが(笑)。そんな生活を続けてきて、いまから9年前にいまの動物病院を開業するために茨城県つくば市に引っ越してきたんです。

──そのお話だけをきくと、とても順風満帆に聞こえます。

芦名監督:いや、それがビックリするくらい患者さん来なくて(笑)


──たしかに病院の名前としては、冗談のような名前ですね。

芦名監督:いやー、とても頭が悪そうですもん(笑)。名前のもとは昔のあだ名で趣味で映像をやっていたときのハンドルネームなんですが。そんな僕が病院を建てることになって、「病院の名前はなににしよう?」とみんなに相談したんです。そうしたら友人たちが「そのハンドルネームを病院名にしたら絵をタダで描いてやる」とか、「ホームページをタダで作ってやる」って言われたんです。それを聞いて「マジ?やったー!」と(笑)。

 
──「おもしろい」からつけちゃったんですか?(笑) 飼ってる大事なペットを、名前がおもしろいからという理由で病院に連れて行かないと思うのですが。

芦名監督:そうなんですよね?(笑)。しかも、そんなヘンな名前の病院に行くと、目付きの悪い関西弁の獣医が待っているんですよ(監督は兵庫県明石市出身)。すっごい怪しいじゃないですか?


──ご自身で「怪しい」って(笑)。

芦名監督:僕なら行きません(笑)。で、その結果、毎日がむっちゃヒマでヒマで「これはあかん!」と(笑)。


──開業されて、どれくらいで「これはあかん!」と気づいたのですか?

芦名監督:2日目には気づきました。

一同:(爆笑)

芦名監督:そう気づいても、もう遅い! それどころか動物病院というのは結果を出していって、徐々に口コミで広げていく商売なんです。動物病院が繁華街でビラを配ってるの、見たことないですよね?


──そんなの見たことありません(笑)。

芦名監督:でも、関西から引っ越して来ちゃったわけですし、生きていかなきゃならない。なにをしようかと考えたんです。借金はあるし、スタッフの人件費だけが出ていく毎日。これじゃあかん。


──当時のヒマな日は、どんな生活でしたか?

芦名監督:スタッフにコーヒー入れてもらって、雑談、恋バナとか多かったですがそれをして1日終わりです。


──お金は減る一方ですね。

芦名監督:このままではいけないので、患者さんを待っている間になにかをしなければならないと考えたとき、ちょうど院内に会計ソフト用のパソコンがありまして、それに「ペンタブレット」をつないで、外注とか請け負ってました。当時はFlashのバナーが重宝されていたので、ちょこちょこ仕事をもらって作っていました。


──動物病院なのに、まるでデザイン事務所のようなお仕事ですね。

芦名監督:そうしたら「シナリオも書けますよね?」みたいな提案をもらって、少しずつ大きな仕事も来るようになったんです。昔からストーリーを書くのは好きだったんですが、それがまさか商業に活かされるとは考えてもいませんでした。

 
──アニメの仕事のきっかけは、そこからだったんですね。

芦名監督:僕の病院は救急もやってるんですが、深夜にスタッフを雇うとめっちゃ金がかかります。普通に雇うと金がかかるので、なんかいい方法がないか……と考えていたとき、Skypeを見たら夜中に起きてる友達がいっぱいいたんですよ。パソコンやってるヤツらって、夜中もずっと起きてるんですね?

一同:(笑)

芦名監督:で、あるやつに「どうせ夜中まで起きてるんやったら、つくばに来て俺の仕事手伝ってよ」と。その人間が、いまではうちのアニメスタジオの副社長で、作画監督を担当している「たけはらみのる」です。彼とアニメの会社を作ったのが9年前ですね。


軌道にのらない獣医とアニメ制作……その時、監督は動いた!

──9年前に2人からスタートしたのですね。

芦名監督:僕がシナリオと演出、音関係。そしてたけはらはキャラクターデザインとアニメーションを担当しました。アニメを作る最小規模はこれです。あのころは2人で作品を作りながら、夜中に救急が来たら対応していました。そして診察が終わったら、またパソコンに向かってアニメを作る。そんな毎日をすごしてました。


──夜中は病院の手伝いもさせていたのですか?(笑)

芦名監督:はい。当然ですが、獣医師の資格が不要な仕事ですよ。アニメーションの仕事ってなかなか不安定で生きていくのが大変なんですね。で、何か手に職があれば生きていけるなと。で、こっちはこっちで病院の人手不足と予算不足を解消させるにはどうしたらいいか?そこで考えたのが、いまの環境です。


──病院とアニメスタジオが廊下でつながっていますよね?

芦名監督:はい、今は移転しましたが、元々はアパートに自分と自分の家族とたけはらとみんなで住んで、そこでアニメ作って……と。お金ないときってそんな感じです。


──アニメのほうは順風満帆だったんですか?

芦名監督:ぜんぜん(笑)。アニメは年間2本くらい大きな仕事がきたら、あとはずっとヒマな感じでしたね。あのころはやることがないので、スタジオにいる間はずっと『モンハン』で遊んでました。どれくらい遊んでたかというと、1日でハンターランク開放させたくらいです。


──それはそうとうヒマだと思います(笑)。

芦名監督:だけど「ヒマだ! ヒマだ!」と言い続けていても始まらないので、あるとき「なにか作ろうか?」ということになったんです。で、いざ「なにを作ろう?」となったとき、好きでもないモノを作っても仕方がないので、せっかく茨城に住んでるんだしということで、茨城を舞台にしたエンタメ作品『あぐかる』というアニメを作ったんです。ただのオリジナルアニメーションなので、スポンサーもなし。声優さんの費用から何から全部持ち出しです。5年近くそれを続けていたら、ちょっと県が興味を持ってくれたりして、今もいろいろ活動はさせてもらっています。

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──それがいまでもニコニコ動画などで観られる『あぐかる』ですね!

芦名監督:そうです。そんなお金にもならない毎日を過ごしていたのですが2012年ごろ、ビックリするようなことが起きたんです。会社の問い合わせフォームに「Production I.G」と名乗る人物から連絡があったんです。


──え? あの「I.G」ですか?

芦名監督:そう思うでしょ? 僕も疑いましたよ。「ゼッタイにウソや!」って。

一同:(笑)

芦名監督:しかもその「Production I.G」と名乗る人物は、興味があるから茨城まで「見学に行く」って言うんですよ。「行きます」って簡単に言われても、こっちはアパートの畳の上にパソコン置いて作っているんです。そんな場所に誰だかわからない人に来られても困るじゃないですか? だから「いやいや、こっちから行く」と返事したら、そのレスに住所が書いてありました。


──どちらだったでしょうか?

芦名監督:三鷹のホンモノのProduction I.Gなんですよ! そりぁ行きますよ。見たいじゃないですか?


──ホンモノだったんですね。

芦名監督:そしてホンモノのProduction I.Gさんで打ち合わせさせていただいて、それから1年くらい経ってから、初めて『BLOOD-C』のお仕事をいただいたんです。それからは『シャイニング・ハーツ ~幸せのパン~』(パッケージ内特典アニメ)とか、『翠星のガルガンティア』のお仕事につながっていったんです。すべてはI.Gの方がいろいろな方を紹介してくださって、いまがあるんです。ありがたいです!

▲あぐかるは、病院でもガチャガチャを販売中!

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芦名監督のスタッフはアニメスタジオでも病院でも働く!

──芦名監督が抱えているスタッフの人数は?

芦名監督:僕を除いて、病院は4人で、アニメスタジオは7人です。スタジオのスタッフがときどき病院を手伝ったり、その逆もあります。いまは病院のスタッフが作画をしてます。


──病院で雇った人に絵を描かせるんですか?

芦名監督:病院の古株スタッフは元々古い友人で絵がうまかったので「ええやん!」って、ペンタブ握らせてツールの使い方を教えました。ウチの病院は「アニメを作れます」、「絵が描けます」、「音楽作れます」、「楽器弾けます」という人は待遇評価します。あ、会社的には獣医師免許持ってるアニメーターは特に好待遇です! 誰かいませんかね?(笑)


──もう意味わかりません(笑)

芦名監督:ずっと同じ仕事してると病んじゃう。多分、アニメだけでも、獣医だけでも。僕は両方をやっているので、きっといいバランスがとれてるんだと思います。身体はきついですが(笑)。


──病みそうな人は「ペットを飼うと癒やしになる」と、よく言いませんか?

芦名監督:あぁ、それねぇ、金かかるからやめたほうがいいですよ(笑)。獣医さんはみんな「獣医じゃなかったら動物なんか飼わない」って言います。獣医はみんな病気を予防する方法を知ってるけど、それでも仕方なく病気になる多くの例を知ってるからね。

例えば運が悪く癌になってしまったら、それだけで治療に高額がかかります。ペットは本当に嗜好品です。金持ちが持つものです。僕に言わせれば、ペットを飼う金があるんだったらゲームに課金したり、BDを買って何度も見直した方がいいです。動物みたいに機嫌が悪くならないですから。キャラクターを見てください。いつ観てもカワイイ。アニメやゲームのヒロインは僕らを裏切らないんです。


──なんか、オチがむちゃくちゃですね(笑)。

芦名監督:アニメの記事なので頑張って寄せてみました(笑)。


監督の1日はどうなってるの?

──獣医とアニメ監督の兼業となると、かなりお忙しいと思うのですが、芦名監督の1日はどうなっているのですか?

芦名監督:うちの病院の診察時間は午前の9~12時と、午後の16:30~19:30です。なのでそれ以外の時間はオペをしたり休んだり、病院に併設して作ったアニメスタジオで仕事をしたりしてます。

 
──アニメのお仕事はいつ進めているのでしょうか?

芦名監督:朝の9時~12時の診察時間で、時間ができたときにシナリオを書いています。飼い主さんと話をしているとき、ふと「あぁ、そんな返答をするんだ」とか、脚本のアイデアが浮かぶこともあります。

──午後はどうされますか?

芦名監督:診察の昼休みは昼寝をしたり、アニメスタジオに行って打ち合わせや演出の指示をしたりします。用事があれば都内に出かけて、スタジオでダビングやアフレコに立ち会いもします。そして用事が終わったら午後4時30分からの診察に間に合うように病院に戻ってきます。どうしても外出に時間がかかる場合は、若い先生に任せて半日休みをもらうこともありますけどね。

 
──めちゃくちゃ忙しいですね!

芦名監督:そうですね。忙しいときは忙しいけど、楽しいですよ。そして19時30分になったら病院を閉めて、みんなで健康のためにジムとかに行く。その後、スタジオに戻ってからは26~27時くらいまでアニメの仕事をしていて、急患がきたら対応します。


──いつ寝るんですか?

芦名監督:ほとんど朝方に帰ってから寝ます。


──スタッフのみなさんとともに過ごす時間が長いと思いますが、どのような人たちなのでしょうか?

芦名監督:ウチのアニメのスタッフは、日本全国から呼び出した人たちです。僕が趣味でアニメを作っていたころからの友人だったり友人の友人だったりネットの知り合いだったり、引きこもってたりしてた人たちに声をかけて、つくばに誘い出しました。来てくれるという人がいたら、とりあえず呼び出して一緒に酒を飲んで、楽しかったら働いてもらうようにしています。自分も含めてみんな生きづらそうな人だけど、集まればなんかできるんです(笑)。


──スタッフを増やしてよかったことは?

芦名監督:僕らのような小規模なスタジオで作るショートアニメーションも、分担して作業すればスムーズに制作できます。昔はふたりしかいなかったので全部やっていましたが、いまは心強いスタッフがいます。僕がある程度の道筋を作ったら、あとはスタッフが手を動かして作業してくれます。この段階にきてしまえば、僕は次の作品のシナリオに取り掛かれるんです。うちのウリは制作スピードの早さ。いまは「Flash(現:Adobe Animate)」のニーズが高く、いろいろなスタジオが制作していると思いますが、おそらく小規模スタジオのなかでは僕らがいちばん商業に関わっていると思います。あと……。


──あと?

芦名監督:人が多いので飲み会がたのしい(笑)


──(笑)


英雄と萌えの融合? それが『ウルトラ怪獣娘』!!

──dアニメストアで配信される、最新作『怪獣娘』ですが、どんな経緯で監督の元にきたんですか?

芦名監督:委員会の方から「ウルトラ怪獣擬人化計画のキャラクターがたくさん出てくる『ぷちキャラでかわいく』、それでいて『物語となっている』アニメを作ってくれ」と、しかも5分の尺で(笑)。はっきり言って要求キツすぎです、わがまますぎですよ(笑)。

▲左からゴモラ、レッドキング

▲左からゴモラ、レッドキング

 
──芦名監督はどのように考えていましたか?

芦名監督:大まかな世界観は海法紀光さんから頂いていたのですが、詳細部分は全く白紙だったので、さてどうしよう?と。


──そうですね。長い歴史もありますし。

芦名監督:単体で充分コンテンツとしてのパワーを持っている怪獣はいっぱいる。それを軸にすれば作品はベタだけどそれなりになるだろう。でも、せっかく新しいものとしてアニメ化するんだったら、今までやってないことをやらなきゃと。ということで、今回は「アギラ」「ミクラス」、「ウインダム」のカプセル怪獣にスポットをあててはどうか?というお話をしました。

で、それを製作委員会の方々に提案したら、ちょうど同じ意見だったんです。そこからは話が早かったです。意気投合したので、「これはおもしろそうだ。ぜひやらせてほしい」と。

▲左からウインダム、アギラ、ミクラス

▲左からウインダム、アギラ、ミクラス

 
──で、何故かセンターがアギラ。

芦名監督:「ミクラス」と「ウインダム」はそこそこ有名なのになんでオリジナルで一番出番の少ない「アギラ」なんだと(笑)。これは僕の今回のアニメ化の唯一の要望でした。


──その要望はすぐに通りましたか?

芦名監督:何度も頼んでるのに、3回くらい「本当ですか?」って確認されました。もうこれ以上ゴリ押ししたら綾南の魚住ばりにファールで退場かなって思っていたら、ようやく折れてくれました。


──監督が「アギラ」をセンターにしたかった理由は?

芦名監督:半人前のキャラクターが成長していくお話を作る場合、そのキャラは単体として弱い方がストーリーとして成立させやすいんです。いまの時代、お話を引っ張るキャラクターは中心人物ではない方がいいと思いました。その他にも、3人を並べたときのシルエットのバランスがよいことと、真ん中の主人公が両サイドの「元気キャラ(ミクラス)」と「冷静キャラ(ウインダム)」に挟まれているという構図もよかった。

 
──それだけ理由があったら、説得材料としては十分だと思います。

芦名監督:あとは個人的な問題ですが、僕はアギラの「ジト目」が好き♪


──ストーリーはスムーズに作れましたか?

芦名監督:難しかったですね。尺が1話5分と短い上に、怪獣が9体出てきますから。9体出すのであれば、それぞれ見せ場が必要です。ストーリーを「キャッキャウフフ」だけにするならラクでしたが、今回は12話でちゃんと締まるお話になっています。そしてコンテも気をつけました。ショートアニメーションというと動きが少ない印象を持たれてしまうけど、みなさんの想像以上は動かしたかったんです。

▲ピグモン

▲ピグモン

 
──円谷プロダクションさんからの要望はありましたか?

芦名監督:円谷プロダクションさんからのオーダーは、「ウルトラマンを知らない世代でも楽しめるようにしたい」ということ。なので往年のファンも、そうじゃない人も楽しめるように、バランスをとりながら過去の『ウルトラマン』にとらわれないようにしました。

超メジャーな作品だと特に「原作はこうだ!」という決まりに作る側が縛られてしまうことがよくあるんです。でも、今回はウルトラマンをよく知らない人でも気軽に楽しめるようにはつくったので、「かわいいなー」という気軽な気持ちで見ていただければ幸いです。


──実際にお仕事をされてみて、芦名監督は『ウルトラ怪獣擬人化計画』について、どのような感想を持ちましたか?

芦名監督:そもそも『ウルトラ怪獣擬人化計画』というプロジェクトは、ウルトラ怪獣をいろいろなイラストレーターさんたちが自らの解釈で擬人化し、それをさらに漫画家の爆天童さんが自分の解釈でコミカライズしています(電撃コミックスEX『ウルトラ怪獣擬人化計画 ギャラクシー☆デイズ』)。

今回のアニメ化は、ラノベ作家でもある海法紀光さんが原案をしてくださったものを元に、僕がアニメ化しました。要するに「たくさんの人」で世界を広げていくコンテンツなんだと思います。「ウルトラ怪獣擬人化計画」がクリエイターの可能性でどんどん広がって今以上に楽しくなっていくといいですね。

▲ゼットン

▲ゼットン

 
──芦名監督のアニメを観た人に、どう感じてほしいですか?

芦名監督:それはそれぞれの感覚でいいですよ。「かわいいなー」だけでもいいと思います。「意外と設定が深そうだなあ」と感じてもらえたらうれしいですね。そもそも設定としては、作品のなかでわかるのは半分以下です。1/3も出せなかったので。


──あえて出さなかった理由はなぜでしょうか?

芦名監督:それは尺がなかったから!ってのもあるのですが、このアニメを観た方が「ここはこうなんじゃないかな?」「こうなったら面白いんじゃないかな?」とどんどん感想を言ったり、2次創作をしていってもらいたいですね。それこそが『ウルトラ怪獣擬人化計画』だと僕は思ってるので。このアニメはあくまでそのスタートって感じです。みんなで作っていきましょう。


──そうやってみんなで作ったアニメが今後も展開されていく?

芦名監督:みなさんがdアニメストアを契約していただいて、各話5億再生くらいずつ視聴してくだされば、もしかしたら続きが作れるかもしれません。

 
──『怪獣娘』を楽しみにしているファンの読者にメッセージをお願いします。

芦名監督:繰り返しになりますが『怪獣娘』のお話をいただいたとき、これは「みんなで作るコンテンツだ」と解釈しました。ただアニメを観るだけでなく、「怪獣娘」のタグをつけていろいろ発言したり、イラストを描いたりしてほしいです。今回は最初なので『ウルトラマン』に登場した怪獣に偏っていますが、お客さんの声が大きくなれば、今後は『ウルトラマンダイナ』や『ウルトラマンガイア』などの怪獣も観られるかもしれません。10月からの放送を、みなさん一緒に楽しみながら盛り上げてください。よろしくおねがいします。

──ありがとうございました。

(C)円谷プロ (C)「怪獣娘(ウルトラ怪獣擬人化計画)」製作委員会
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