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『ひとりじめマイヒーロー』支倉麻也役・立花慎之介さん×大柴健介役・松岡禎丞さん対談!2人のやり取りにヤキモキ、モヤモヤ!?

TVアニメ『ひとりじめマイヒーロー』支倉麻也役・立花慎之介さん×大柴健介役・松岡禎丞さん対談!2人のやり取りにヤキモキ、モヤモヤ!?

ありいめめこさん原作(一迅社 刊『geteau』連載)&ドラマCDも好評の人気作品『ひとりじめマイヒーロー』がTVアニメ化し、好評放送中です。

今回は、本作にて支倉麻也役を演じる立花慎之介さんと、大柴健介役を担当する松岡禎丞さんにインタビューを実施! 後半に突入した本編の見どころと、8月23日発売の支倉&健介のキャラソン「NOT ONLY FRIEND,BUT ONLY LOVE」について、更に来年1月28日に開催が決まったイベントへの意気込みなど語っていただきました。

 

繊細な心理描写の物語とキャストのお芝居を、丁寧な絵が後押ししているアニメ
――TVアニメシリーズを演じてみた感想と映像をご覧になった感想をお聞かせください。

支倉麻也役・立花慎之介さん(以下、立花):ドラマCDの時もキャラの動きや心情を想像できてはいましたが、絵が付くことでより視覚的になって、僕らの芝居を後押ししてくれる感じがして。特に「ひとりじめ」シリーズはキャラの心理描写が繊細に描かれているので、しゃべっていない部分でも絵が芝居をしてくれていて、アニメのおもしろさや良さが出ていると思います。

絵もきれいなタッチで、キャラや背景が丁寧に描かれているので、僕らにとってはうれしいし、視聴者の方もクオリティの高い作品を見続けることができて喜んでいただけているのではと思っています。

大柴健介役・松岡禎丞さん(以下、松岡):ドラマCDでも掛け合いはありましたが、アニメでは絵があって違うベクトルでのお芝居も求められる部分もあったし、初期の頃に戻らないといけないため、ちょっと不安もありました。でも収録に入って掛け合ってみるとその時の気持ちに戻れて、やりやすい現場だなと改めて感じました。

映像もすごく丁寧に作られていて、特に背景に注目してしまいました。例えば車があれば実在しないような車が描かれることも多いけど、この作品では駐車している車の車種がちゃんとわかるし、木々のざわめきも自然に描かれていて。アニメ化して本当によかったなと思いました。


王子様だけど内面が闇な支倉、前向きに真っ直ぐな健介
――ご自身の演じるキャラの印象は?

立花:支倉は容姿端麗で王子様みたいな外見ですが、内面が闇過ぎていて(笑)。でもそれが彼の魅力でもあって、独占欲が強かったり、欲しいものはどんなことをしてでも手に入れる、健介とは違った歪んだ前向きさがあって。健介を手に入れるまでの葛藤や病んだ真っ直ぐさがあるけど、手に入れた後は一途になり、純粋な真っ直ぐさに変わるところが支倉っぽいなと。それに共感できるのかと言われれば難しいし、友達にいたら「こいつ大変だな。どう接しようかな」と思いますね(笑)。

でもそういうヤツだとわかってしまえば、距離感もつかみやすいのかなとも思うし、支倉も周りの人が嫌いなわけではなく、意外と周りが見えていたり、面倒を見たりもするので、共感はできないけど、一緒にはいられる子なのかなと。

松岡:健介はいい意味でおバカですね。猛進するところもあれば、警戒するところもあってイノシシみたいにアップダウンの差が激しい子で。共感できる部分があるとすれば、相手が困っている時に助ける姿は見習いたいです。僕らが日常生活の中で困っている人を見かけても躊躇したりしてしまうこともあるけど、健介ならすぐに「どうしたんですか!? 大丈夫ですか!?」と駆け寄っていくと思うんです。そんな前向きな行動力は共感できます。

また本当に大切なものが目の前にあって……支倉のことですが……自分から絶交してしまったけど仲直りしたいとずっと思っていて、いざ再会してみたらそんなことも言えず、支倉の態度も敏感に感じ取っていて、リアルだなと思いました。


2話ラストの支倉が健介に問いかけた究極の選択が衝撃的!?

――ここまで演じたなかで印象的なシーンを挙げるとすれば?

立花:2話の終わりで健介に問いかけるシーンと、3話の終わりで成就して、「この子を僕にください」というナレーション部分。支倉の心情が一番出ているところなので。

松岡:僕も2話のラストの支倉の言葉が絶交するか抱かれるかという100か0かみたいな感じで「ちょっと待って!」って(笑)。あれはすごく印象に残っていますね。あとは2人で山に行って遭難しかけた時や、その時の支倉の想いも。立花さんの演技も相まって、支倉の言葉は常に刺さるんです。支倉の言うことは正論が多くて、康介と勢多川がモヤモヤしている時に康介に言ったり、この子は人をよく見ているなと。

立花:2人のシーン以外だと、僕は宝城が好きで。あのイカれた感じがたまらない。あんな警官がいたら、すぐに問題になって、いなくなりそうで。

松岡:もうニュースですよね(笑)。

立花:本当にそう。そんな宝城を演じている近藤(孝行)君を見ると楽しそうだなと思うし、絵が付くと更に楽しくなっていいなと。


お互いに見ても魅力的な2人。掛け合いも楽しく
――お互いのキャラについての印象と魅力を挙げてください。

立花:健介の魅力は天真爛漫さですね。実直なほど明るくて、無垢で、その真っ直ぐさ加減がまぶしいキャラで。作品の中ではムードメーカー的な存在で、時々、「この子、大丈夫?」と思うこともありますが、それが許されるのも健介だからこその魅力だなと思います。

松岡:支倉の魅力は、第一印象の外見でひき付ける部分もありますが、大切な相手への一途さですね。健介に絶交か抱かれるかの選択を委ねたシーンは一見ギャンブルにも見えるけど、それだけ健介のことを大切に想っているのが垣間見えて。一途っていいなって思わせてくれます。

――二人の掛け合いは楽しそうですね。

松岡:僕は楽しいですね。

立花:僕はそうでもない(笑)。

松岡:え~っ!?

立花:いや楽しいですよ、本当に。ドラマCDから長い年月やらせてもらっていますが、2人共? いや4人共大変だったなと(笑)。でもそこから紡がれたものが今積み重なっているので、いい呼吸感と空気感でやれているかなと思います。

松岡:最初のドラマCDから結構、長時間の収録で、そこで固めさせていただいた部分もあって。そこからもう4年、その間もやらせていただいて。僕、立花さんのお芝居から出るエロスが好きなんですよね。

立花: どこが?(笑)

松岡:声に艶があるというか。立花さんにしかできない声で、尊敬の対象でもあります。


康介と勢多川の2人にヤキモキ、モヤモヤ
――康介と勢多川についてはどう見ていますか?

立花:支倉と健介は過去のいきさつからヒーロー感があるけど、康介と勢多川は年の差がある分、よりヒーローっぽさがあって、タイトルの「マイヒーロー」感がこのカップルのほうがより強く出ているかなと感じます。

そのため、勢多川にとってはヒーローだからこそ手を出しにくいし、康介も自分が手を出すのもという葛藤が見えて、若干モヤモヤする時間が長いんですよね、僕ら2人に比べると。詰めたいけど詰められない2人の距離感がおもしろさだったり、モヤモヤ感だったりするので、見どころでもあると思います。

松岡:憧れと恋人になりたいというのは違いますからね。2人は年齢差や人生経験の差、家庭環境の違いもあって、お互いの境遇を受け入れなければいけないけど、そんななかでも勢多川はよく頑張ったなと思います。康介はちょっと意地悪だなと(笑)。康介の気持ちもわかるし、勢多川の気持ちもわかるんですよね。だからこそ見ててムズムズするし、ヤキモキします。

――収録現場の雰囲気はいかがですか?

立花:アニメの収録時は、新たに参加したキャストもいたけれど、気負わずにでも自信を持って演じてくれているのがうれしくて。クラスメイトも大人達も。そこで新しいアニメ版の『ひとりじめマイヒーロー』が出来上がったなと。新しいキャストの方々には感謝しています。

松岡:あと収録外ではみんなゲームの話をしてます。

立花:ゲーム好きが多いね。

松岡:みんな、冒険したり、インク塗ったりしてて(笑)。


キャラソンはお互いの想いをぶつけ合い、結ばれるドラマチックな楽曲

――先日、支倉と健介のキャラソン「NOT ONLY FRIEND,BUT ONLY LOVE」を収録されて、8月23日に発売されます。どんな曲ですか?

立花:僕が先にレコーディングしたんですけど、すごく難しくて。支倉と健介の心情、手に入られないものがあって、最終的にお互いの心が通じて結ばれるという歌詞ですが、曲調がゆったりしてるけどあまり明るくない感じで。

テストで歌った時に最初にディレクターと話したのが「歌詞の内容とこの曲調だと2人死んでるんじゃない?」って(笑)。2人が死んだ後、天国で結ばれるような(笑)。曲自体はアップテンポでもないし、音階もそんなにないけど、表現の仕方や感情をどのベクトルで持っていくのが難しくて、この曲をきれいに聴かせるにはどうしたらいいのか、みんなで考えた記憶があります。

松岡:健介の気持ちと支倉の気持ちを交互に歌い合う構成になっているんですけど、歌うにつれて健介が考えていることや支倉が考えていることを知って、返してという形になっているので、2人の関係性を更に色濃く知ることができる楽曲になったと思います。


1月28日のイベントは過去最高の9人のキャストが大集合!
――来年の1月28日にイベントも決まりました。

立花:9名出演というほぼレギュラーキャスト全員が出演するみたいですごいですね。鷲崎健さんが司会をしてくださるそうですが、人数も多いし、回すのが大変そう(笑)。キャスト陣はゲーム好きばかりで、まさかイベントで『スプラトゥ●ン』をやることになるとは。単なる僕の希望ですけど(笑)。

気心知れた、仲がいいメンバーで、更に男性だけなので、楽しいイベントになるんじゃないかなと。キャラだけでなく、役者さん達も個性派ばかりなので、朗読をやるにしてもゲームをやるにしても盛り上がると思うので、チケットをゲットして会場に来ていただきたいです。

松岡:前回のイベントではかなり楽しくやらせていただいたし、お客様も爆笑の連続で。今回も新しいゲームもやるんでしょうし、またフライパンでワンちゃんを運んだりするのかな?(笑) アニメの最終回後のイベントということもあり、振り返る企画や裏話に、朗読やゲームなど盛りだくさんな内容になると思うし、皆さんに楽しんでいただけるように全員で頑張りますので、ぜひ来てください。


支倉と健介のイチャイチャぶりと、どんどん近づく康介と勢多川の距離に注目!

――『ひとりじめマイヒーロー』の魅力と見どころは?

立花:作品の独特な空気感と、メイン4人以外のお話もおもしろくて。クラスメイトや大人達に個性が強いキャラが多くて、彼らが紡ぎ出す1つの大所帯の家族の物語と感じていて、その家族観がこの作品の特長なんじゃないかなと思います。

松岡:支倉、健介、康介、勢多川それぞれの視点で見られる作品じゃないかなと。健介の真っ直ぐさだったり、どこかに共感できて。あるキャラの性格や考え方が嫌いだったとしてもその相方の視点を通して見ると、こういう子もいいかもと思わせてくれるような魅力があるのかなと思っています。

――最後にファンの皆さんへメッセージをお願いします。

立花:物語はこれからどんどんおもしろくなり、康介と勢多川の距離が近づいていきます。また4人を取り巻くキャラ達も個性的かつ魅力的なのでそこも注目してください。また僕らはたくさんCMを録っていて、CMもどんどん変わっていくので、そんなアナザーサイドな部分も楽しんでいただけたら。そして最後に誰が歌うのかわからないED曲「TRUE LOVE」も(笑)。いきなりソロバージョンの時もあって。いろいろな部分で目が離せないまま、最終回に向かっていきますので、あますところなく楽しんでください。

松岡:支倉と健介はくっついて、イチャイチャじゃないけど一緒に仲良くやっているので、2人の関係性を楽しみつつ、まだまだ揺れ動く康介と勢多川の想いや葛藤を見守ってください。そして最終回まで見ていただいたらBDやDVDが出た時に1話から見直していただきたいです。結末がわかった後でも、テレビで見ていた時の視点と変えることで、違ったものが見えるし、いろいろな楽しみ方ができると思います。まずは最終回まで4人の行く末を見届けてください。

 
 
『ひとりじめマイヒーロー』作品情報

2017年7月よりAT-X&TOKYO MX&BS日テレにてTVアニメ放送中!

<ON AIR>
◆AT-X:毎週土曜 23:30~24:00  
※リピート放送:毎週日曜25:30~/毎週火曜15:30~/毎週金曜7:30~
◆TOKYO MX:毎週土曜 25:30~
◆BS日テレ:毎週月曜 25:30~ 
◆dアニメ、dTV:毎週火曜 12:00より最速配信!
※放送日時は変更となる場合がございます

<INTRODUCTION>
「ボーイ・meets・ボーイ」の名士ありいめめこ先生が描く、
〝教師✕生徒″と“幼なじみ”2つの「絆」の物語が待望のアニメ化!

【イントロダクション】
なくしていたから、求めていた。『居場所』と『絆』をなによりも。
ヒーローは嫌いだった。自分の前には現れないから。
そんなヘタレヤンキーの正広は、“熊殺し”の異名を持つ康介と出会う。
泣ける『居場所』を切望していた正広。力よりも優しい腕を広げたかった康介。

ぬくもりのなかで知った、眩しい感情。

ずっと一緒の約束が破られた。だから健介は支倉と絶交した。
けれど、支倉を忘れられなかった健介。
健介の笑顔をもう一度見たかった支倉。

すれちがっていた心が、ひとつの『絆』になる。

<STAFF>
原作:ありいめめこ(月刊誌「gateau」連載/一迅社)
監督:ひいろゆきな
シリーズ構成:なるせゆうせい
キャラデザ・総作画監督:西野文那
プロップデザイン:朱原デーナ
美術監督:福島孝喜
美術:石垣プロダクション
色彩設計:川上善美
撮影監督:小池真由子
撮影:チップチューン
編集:武宮むつみ
音響監督:森下広人
音楽:妹尾 武、田尻光隆
音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ
アニメーション制作:エンカレッジフィルムズ
製作:「ひとりじめマイヒーロー」製作委員会

<CAST>
大柴康介:前野智昭/勢多川正広:増田俊樹/支倉麻也:立花慎之介/大柴健介:松岡禎丞
山部 剛:安達勇人/福重 満:山下大輝/吉田次郎:山下誠一郎/夏生:羽多野渉/宝城常人:近藤孝行
松沢:清水彩香/良子:藤田 茜/矢橋:田丸篤志/トオル:藤巻大悟/宝城彩香:小清水亜美/勢多川メグミ:福圓美里/ゴズ先生:田島章寛 ほか

>>公式サイト
>>公式ツイッター(@myhero_pr)

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