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ゲーム『BORUTO』わくわくバンドインタビュー

『NARUTO TO BORUTO シノビストライカー』イメージソング「シグナル」を担当! ゲーム実況者わくわくバンドのメンバーが語るこれまでとこれから

ゲーム実況者としてYouTubeやニコニコ動画で活躍中の湯毛さん、ヒラノ課長さん、フジさん、フルコンさん、せらみかるさんの5名によるバンド「ゲーム実況者わくわくバンド」(以下、わくバン)。

近年は活躍の場を広げ、TVアニメ『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』では、「デンシンタマシイ」でエンディングテーマを担当。

さらに、今回発売となる新シングル「シグナル」は、PlayStation(R)4用ゲーム『NARUTO TO BORUTO シノビストライカー』のイメージソングとして起用されています。

そこで、アニメイトタイムズでは、新シングル「シグナル」について、湯毛さん、フジさん、せらみかるさんの3人にインタビューを実施。シングルについてはもちろんのこと、わくバンのこれまでとこれからについてお聞きしました。

嬉しいところと緊張しているところ

──本日はよろしくお願いします。わくバンがアニメイトタイムズに登場するのは、今回で2度目ですね(以前の記事をメンバーに見せる)。

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ゲーム実況者わくわくバンドインタビュー|TVアニメ『BORUTO-ボルト』のエンディングテーマ担当

3人:うわー! この写真、調子乗ってる〜!!(笑)

──(笑)。前回の記事も大好評でしたよ。みなさんも取材が増えてきたんじゃないですか?

湯毛さん(以下、湯毛):いや、インタビューは久しぶりですよ(笑)。今回の取材は今日が初めてなので。だからちょっと言葉が出来上がってないかもしれません(笑)。

──全然大丈夫ですよ(笑)。取材も慣れてきましたか?

湯毛:どうなんですかねぇ……。

フジさん(以下、フジ):初対面の方よりかは、2回目に会う方のほうが、少し気持ちが楽というか、話しやすいという気持ちはありますね。

湯毛:インタビューを受けても言葉の最適化ができてないなという感じですね(笑)。最適化しすぎても人間味が無くなるから嫌やなと思いながら。

せらみかるさん(以下、せらみかる):僕はそこまで到達してない(笑)。前回の取材ラッシュのとき、緊張したなっていうのを思い出してまた今緊張しています(笑)。

──(笑)。今回はみなさんのこれまでの活動もふり返ることができればと思っています。ライブもかなりの数をこなしていますね。

フジ:最初の頃は、ちゃんとしたホールでもやらせてもらえるなんて想像もしてませんでしたね。

せらみかる:いろいろやらせてもらえているので、次々にやってくる敵たちを、第一波・第二波とやっつけていく感じです(笑)。

第一波をやっつけて、ちょっと準備してすぐに「第二波が来るぞ〜!」って感じに備えてやってきているような。これからやっと落ち着くのかな、みたいなところもありますけどね。

湯毛:落ち着くか?(笑)

今回のホールツアーはちょっと力が入っていたのもあるし。ワンマンライブがめちゃ久しぶりだったというのもあって、2時間半〜3時間の自分たちの時間の使い方の勘を取り戻すというか、その辺もちょっと緊張しましたね。

せらみかる:その中での地方ツアーとなるとまた違う力の入り方をするので、それが楽しかったりもしました。ホールツアーで作った力を、地方の方へ出していくというか。

湯毛:確かに。前回の「デンシンタマシイ」をリリースしてから、対バンのライブもさせてもらったり、ジャンプのイベントでやらせてもらったりもしました。

タイアップした曲を背負ってやるということが去年までずっとなかった経験なので、嬉しいところもあるし、緊張しているところもありました。

そういうところが一歩先に行ったというか、今までとは違う風景だったのかなと思います。

──ここ1、2年はずっと走り抜けたんじゃないですか?

湯毛:走り方が違うという感じです。前まではアルバムを出したときはオリジナルがいっぱい出来たという感じやったんで。近年はオリジナルが増えて、ライブでやらない曲も出てきて。

フジ:そうだね。最初はもう、カバーに頼りきっていたからね(笑)。1、2曲しかオリジナルが無い中、徐々に増えて。今はむしろ「カバーどうしよっか?」ぐらいの感じになっています。

せらみかる:自分たちの曲も今削ってるところだもんね。

湯毛:あとは作曲の仕方というか、全員の話し合い方とかも変わったなと。前まで決め打ちで出したやつを、何とか料理していくという感じだったんですけど。みかるくん(せらみかる)のペースもけっこう上がった。

せらみかる:今は思いついたら片っ端から出していって、その中からその都度合うものをという感じになっています。

湯毛:相談して作っていけるようになりましたね。

せらみかる:その結果、アイディアをちょっとストックできるくらいの状態ができました。

湯毛:あとは、みんなの技術面とかも上がったと思いますね。成長はしてると思います。走り方は去年の1年の走り方と、今の走り方って全然違うから。

せらみかる:ぜんぜん違うと思う。見てるものが少し違うというか。

湯毛:環境自体は変わってるところと全然変わっていないところがハッキリしています。

今まで通りの我々のゲーム実況動画だったり、生放送だったりは、変わらないと思うんですけど。バンドとしての活動は今までと変わった環境に立たせていただいたかなと。

せらみかる:元々僕らを知っている人たちに喜んでもらうための活動みたいなものから、初めての人にもちゃんと楽しんでもらいたいものになっている気がしますね。

湯毛:そうやなぁ。そういうのが出だしたのは近年というか、1年というか半年ぐらいかな。

──今のお話を聞いていると活動が増えた分、大変そうだなとも思いますが、なんだか……楽しそうにお話しますね(笑)。

一同:(笑)。

せらみかる:楽しいです(笑)。それは間違いなく楽しいです。

湯毛:今回のゲームタイアップがあって、ゲームに事前に触れる番組に出させてもらったりもしましたし。みんなで「このタイミングで、これはこうの方がいい」みたいに攻略し始めたりしていたのも楽しかったですよ(笑)。

フジ:あれはもう、段取りとかパフォーマンスというよりも、ゲームで勝つというテンションでやっていましたから(笑)。

湯毛:そういうのもできるのも、我々っぽいところではありますね。

自分が思っている以上にハマっていた

──それでは、楽曲の話についてお聞きします。今回もまた気合の入る曲になっていますね。今回はどのように制作をされたのでしょうか?

せらみかる:まずは、ゲームを触った上でのスタートでした。バトルが激しい、スピーディーなゲームだったので、PVなどの映像になった時のイメージを沸かせつつ作った結果……スピーディーで熱い曲になったと思います。

映像になる時も、絶対にナルトたちがすごいスピードで戦うんだろうなと思ったんです。そこに馴染む曲を意識して作りました。

湯毛:それが今回は一番やったかなと思いますね。

せらみかる:ボーカルが入ったら絶対に合うのは、確信できる曲になっていたので。そこから先はいい歌詞をつけてくれました。

──みなさんは、曲を聴いた印象はどうでしたか?

フジ:これ確かサビから作られたんだよね?

せらみかる:そう。ワンコーラスどころか、サビだけ最初に提出した。

湯毛:やっぱりそうですね。イメージソングでサビがCMとかで流れるかもという感じだったので。まずスピードのある、そしてなおかつかっこいいサビを作ろうと。単純にいいねと思える曲になりました。

せらみかる:でも、サビに負けないくらい他のパートもお気に入りの出来になりましたね。みんなもイントロから気に入ってくれたんです。ずっと疾走感のある感じの曲にできたんで、今回も満足しています。

この曲は、はじめサビとサビ後のリフみたいなところだけ作っていて。

フジ:その部分でめちゃくちゃ惹かれたのを覚えてるんだよね。

せらみかる:ちょっとやんちゃ過ぎるかな、くらいに最初は思ってたんだけど、全部作ってみたらけっこうしっかり馴染んでくれた。

Bメロとかは最初、もうちょっと哀愁的なメロディだったんですけど、むしろ勢いのある方で行こうとなったので、メジャー進行に変えて貫き通す感じにしました。

フジ:昔からせらくんが曲を作ると、歌詞に入れる言葉がギュッと詰まるんですよ。今回もそれに漏れず(笑)。

せらみかる:(笑)。実は、僕も今の半分くらいの歌詞が入るだろうなと思って、「てってってっててー」くらいだと思ったら、倍詰め込んできたから(笑)。結果、僕はすごく気に入ってるんだけどね。

湯毛:今回に関しては特にサビもリズムとして疾走感も出ると思ったので詰めているとこはあるなー。

せらみかる:実際すごい勢いがついたと思う。

湯毛:全部読まなくても聞こえるような感じの歌詞は書けましたね。

詞も全部のって「我々的にはすごいね」という曲ができた後に、ゲームのトレーラーの最後に1サビの部分が乗ったんですよ。それをみんなで見た瞬間に「これだ!」ってなりました。

フジ:なんか、最後のハマり方が歌詞に合ってたよね。

湯毛:正直自分が思っている以上にハマっていました。小さい頃から見ていたゲームのバトルシーンに使われている疾走感がある曲。それになってたなと、嬉しかったですね。

──ゲーム実況者がゲームのイメージソングですからね。

湯毛:イメージソングのバンド名にゲームが入ってますから(笑)。こういう状況はないですよ、普通。

せらみかる:もう、シンプルにありがたいですね(笑)。

フジ:先日も「ジャンプビクトリーカーニバル2018」に出演させていただいた時に「シグナル」を演奏したんです。その時に後ろのモニターに『NARUTO TO BORUTO シノビストライカー』の映像を流していただいて。

僕は後ろの映像じゃなくて足元にあるディスプレイでゲーム画面を観てたんですけど、すごく気持ちよかったですね(笑)。

せらみかる:まるでMVの中にいるような感じでね。

フジ:映像を観ながら演奏してましたから(笑)。入り込んじゃいましたね。

せらみかる:気持ちよくなってるフジくんをみんなで見てもらう感じね(笑)。あのライブも本当に良かったなと。

サビのラストに「I'm A Striker」という歌詞を入れていて、『NARUTO TO BORUTO シノビストライカー』のトレイラーでゲームのタイトルが出るようになっているんです。特にお願いしたわけでもないのにイメージぴったりになっていてビックリしました。

湯毛:「I'm A Striker」という歌詞も英語を1個だけ入れるので悩んでるところもあったんです。でも、入れたことによって最後にいい感じにフィニッシュしました。

みかるくんが曲を作った時にラスト1行をこのフレーズにしてくれたのも、全部噛み合って感動しましたね。

やっぱりイメージソングやテーマソングって、やっぱり映像と合ってなんぼやとは思うんです。

──やっぱり熱い曲書いちゃうのわくバンらしいなと感じました。

湯毛:僕がこういうの好きってのもあるし、みかるくんも引き出しがけっこうあるんです。僕もこういう曲を前からやりたかったところもあって、いい感じでわくバンぽくなったのかなと思います。

せらみかる:普段は湯毛君が歌ってくれればどんな曲を書いてもわくバン色にしてくれるっていう安心感がありました。

今回はバトル物なので元々馴染むボーカルだったので、そこは安心して作れましたね。

フジ:長所を伸ばした感じですね。

湯毛:今まで我々の激しい曲は、マイナーでシリアスな感じでした。もちろん「シグナル」もシリアスなところがあるんですが、ちょっと明るい感じも備えているというか。前向きな疾走感のあるロックになったかなと思いますね。わくバンっぽい、いい感じのベクトルで次のステップに行けたかなと。

──ちなみに、みなさんは実際に何度かゲームをプレイしているそうですね。

湯毛:「闘会議2018」で初めて遊ばせていただきましたね。あのころは操作も全然わからなくて。だから「ジャンプビクトリーカーニバル2018」ではめっちゃ考えてやりました(笑)。オープンβテスト開始日は20戦くらいずっとやってました。

せらみかる:「ジャンプビクトリーカーニバル2018」では、ゲーム開発スタッフさんにけっこうエグイ勝ち方をしてしまって(笑)。

湯毛:東京・大阪会場どちらも参加させてもらったんですけど、ネット対戦で開発者の方と僕らの4対4で戦ったんです。全勝したんですけど、それは接待です(笑)。

せらみかる:でも、最後ちょっと本当にボコボコ過ぎなかった?

湯毛:いや、だから接待なんだって!

フジ:違う、実力だよ。俺ら強かったよ。マジ強かったよ。

せらみかる:気持ちよかったなあ(笑)。

とある世界に自分から飛び込んでいくような勢い

──カップリングの2曲は、「シグナル」の派生曲のような気がしました。

湯毛:この2曲は、けっこうチャレンジしましたね。前回のカップリングよりも、さらに幅を振った感じです。明るくさわやかな「てのひらジャーニー」と、かなり深いところにギトギト、ドロドロに染まるというか酔える「感状線」。この2曲もうまいこと作れたかなと。

──カップリングの2曲はわりと自由に作れたんですか?

フジ:特に「感状線」は僕がすごく推したんですよね。こういうことがやりたいって。

実は、みかるくんがけっこう前に作っていたんですよ、この曲。

せらみかる:確かに、温めてた。

フジ:僕が「どうしてもこの曲が好きだから」ってことでやったんですよね。「シグナル」と「感状線」っていうラインナップになったんで、もう一曲は明るい曲が欲しいっていうことで「てのひらジャーニー」です(笑)。

湯毛:さすがに全部シリアスなのはちょっとね。我々が好きにやっているとはいえ、バンドの色として、ダークすぎるというか(笑)。「あれ? 路線が変わったのかな?」って思われちゃう(笑)。

せらみかる:でも、わくバン内では一番ヘビーかもしれない。

湯毛:テーマ的にも「感状線」は一番ヘビーな世界観。

フジ:そこから「てのひらジャーニー」がスッキリさせてくれたんですよ。

湯毛:「感状線」とは全く真逆の応援歌になったね。

せらみかる:一気にいろんな投げかけを、ひとつのシングルで(笑)。

湯毛:そういう意味で3曲のバランスはとても良くなったと思います。

──「てのひらジャーニー」と「感状線」、それぞれのテーマやイメージは?

せらみかる:「感状線」は僕が色々作っている中で生まれた一曲です。フレーズがお気に入りだったので、サクサク作っていきました。ちょっと憂鬱な雰囲気を醸し出しつつも、ノレるみたいな感じの曲をイメージしていました。

湯毛君が実際その通りの歌詞を当ててくれたんです。

湯毛:今回シングル3曲を僕が全部作詞したんですけど、全部自分の尖った部分というか、深い部分が出てしまってるんです(笑)。

フジ:それも湯毛くんらしいよ(笑)。

湯毛:(笑)。普段もこういうことを思ったり言ったりするんです。それが曲と相まって、さらに加速したのかなと。だから、世界観に入りやすかった。

フジ:入っちゃうね。「シグナル」も入るんだけど、こっちはまた違うとこ入っちゃうんだよね。

湯毛:脱力するようなBメロと、吐き捨てるようなサビというか。

フジ:なんだろうな、「シグナル」は曲が始まると体の内側に力が湧いてくる感じ。「感状線」は、ある世界に自分から飛び込んでいくような勢いだと思う。

──……なるほど。これは見出しに使えますね!

せらみかる:(良いフレーズを)いただきましたよ!(笑)

一同:(笑)。

湯毛:でも、「感状線」はイメージとしてすごく下に行きたくなる。

フジ:スタジオ練習の時にいかに低くギターとベースを弾くかという争いをしてるんですよ(笑)。

湯毛:俺はもう、地面に置いて弾くっていう(笑)。

せらみかる:それでいいの?(笑)

湯毛:これはボケやで(笑)。

一同:(笑)。

湯毛:でも、そういう気持ちに染まれるような歌詞にはなったかなと。この間レコーディングの時にみかるくんの話ししたけどさ、この「感状線」って学生時代から持っていたイメージなんじゃないの?

せらみかる:泣きのギターみたいなところは大昔にそこをメインに作ったことがあって。muzie(ミュージー 現 BIG UP! FREE)みたいなサイトに一回投稿をしたことがあって(笑)。曲の名前とかも覚えてないけど。

湯毛:プレイヤーズ王国(※ヤマハが運営していた、自分の演奏やMIDIなどの音楽作品を公開できるサイト)とかあった時代じゃないの。

せらみかる:そうそう! ネットで曲を出していくっていう。その時代の最後にハマって使っちゃいました。

フジ:もしかしたらまだ「感状線」のかけらがあるかもしれないんだ、そこに。

湯毛:あと、アウトロのところでフェイクみたいなのを入れるんですよ。それを僕の中で2パターン作ったんです。

そうしたら、スタジオ内でフジとヒラノくん(ヒラノ課長)の好みが分かれたんです。

フジ:ケンカしたんですよ(笑)。

湯毛:「あーどっちや!」と思って、両方入れましたね(笑)。

フジ:間持ってくれたんですよ。2つ入れるからって言って(笑)。

最後の歌声が徐々に沈んでいく感じ、すごく好きなんですよ。そういうテーマが「感状線」にありました。

逆に「てのひらジャーニー」は、もうちょっと柔らかくて笑顔で肩の力を抜いて演奏できる明るい曲を作ろうということで、みかるくんが作ってくれました。

せらみかる:今回のシングルの時系列で言うと、「てのひらジャーニー」が最新作になりますね。

曲も出来る限りシンプルに作ろうと思ったんですけど、作っていたらけっこうトリッキーな感じになってしまって。聴いている感じはシンプルだと思うんですけど、シンプルさをきれいに弾くのが難しいタイプの曲になってしまいました。

湯毛:歌メロのハモリでも後ろでギターがあり。ヒラノくんのギターが大変みたいですね(笑)。

フジ:ラスサビの落ちるところで、ベースもメロディを歌って、ギターも歌って、メインボーカルも歌うから、メロディーが3つ並んでるんですよ。

せらみかる:そこにピアノも入るからね。

湯毛:この中だとピアノだけが普通かも。元々みかるくんが作ってくれたデモを演奏して固めていくうちにだいぶ変わっていたんですけど、1番のサビ、2番のサビ、最後のサビ、フルコンさんのドラムパターンも全部変わっていきましたね。

せらみかる:けっこう欲張りな曲ですね(笑)。

フジ:すごい気に入ってるよ、俺。最初デモ聞いたときに泣いちゃって。

せらみかる:うん。そのあたり、理論で説明するのが難しいんですよ。今までにやってない展開をサビでやってるので、いつもと違うぞっていうのはみんな気づいてくれたんで嬉しかったですね。

湯毛:明るい曲だったので、明るい歌詞にしようと思って。そこで思いついたのが、やっぱり応援歌。

応援歌を表現する時にサビのメロディで「花開いて」っていう言葉以外出てこなくなって。でも、「俺が花開いてと書く?」と思いながら(笑)。

せらみかる:実際書いたんだからいいじゃん(笑)。

湯毛:俺、花開いてからどうやってこれ広げて行くねんって思ったもん(笑)。

せらみかる:いや、いいと思うよ。なんか応援歌だけど泥臭くない方に爽やかさを残している感じがあって。

湯毛:そこら辺はだいぶ綺麗にしました。「シグナル」と「感状線」と「てのひらジャーニー」の3人格がいる形で(笑)。

せらみかる:言ってること全然違うもん。

フジ:これ精神鑑定出したらやばいよ(笑)。

せらみかる:三重人格になっちゃう(笑)。

──曲がブラッシュアップされていく過程も様々なんですね。

湯毛:ただ、ブラッシュアップの仕方がやっぱりここ一年とかでだいぶ変わったのかなと思います。タイアップ曲になると、いろんな人が見てくれて、ブラッシュアップしてくれる。それに向けて我々も事前にできることが変わったのかなと。

せらみかる:バンド初期の曲作りは、「やれることやろう!」という感じだったのが、今は「何やってもいい!」くらいの感じにはなってるかもしれないですね。

湯毛:その中から選択肢が増えてきたと思います。

ディナーショーでコント、やる?

──今後の活動としては、「ゲーム実況わくわくフェスティバル ver.6」への参加と9度目のコンサートツアーもありますね。

湯毛:「わくわくフェスティバル」は、前回が武道館というスペシャルで、かなりデカくやっていました。あれは本当に特別でしたね。

今回は、いい意味でいつもの「わくわくフェスティバル」になるかなと。

せらみかる:みんなが愛したわくフェス(笑)。

湯毛:そうそう(笑)。

せらみかる:同時にいろんな場所で、いろんな催しをやっている感じになっています。

ツアーでもこういう回り方するの久しぶりになるよね。

湯毛:そうかもしれないですね。今回のツアーは初めて行くとこばっかりですし。

前回のツアーを考えたら、あれが終わったの11月なんですよね。その時って「デンシンタマシイ」も出てなければ「シグナル」も出てなかったんです。今回のこのシングル2枚分の6曲を、さらに携えて行くことになります。

フジ:確かに、それが楽しみだよね。

せらみかる:初めてこの曲たちを生で聴く人が多い状態。

フジ:お客さんとの距離が近い中でぶつけられるので、反応が楽しみですね。

湯毛:そうそう。ホールも良いですし、ライブハウスも好きなんで楽しみです。

──「デンシンタマシイ」や「シグナル」でわくわくバンドを好きになった方もいらっしゃるんでしょうね。

せらみかる:そうなるといいですね。今まで僕たちを知らなかった人に少しでも届いてくれて、また別の見方をしてくれていたら嬉しいですね。

湯毛:頑張って面白く喋れるようにしよう(笑)。

フジ:最近ホールライブをやってて思うのは、今まであんまりいなかった客層の方がいらっしゃっていることなんですよ。例えばおじさんだったり(笑)。

せらみかる:声援に野太い声がね(笑)。あれいいよな。

フジ:一緒に歌ってくれる男性もいたりとか(笑)。

湯毛:親子連れとかも来たりしてますよ。お母さんが娘さんと一緒に我々の動画を見ているみたいです。

そういう10代、20代以上でも、親御さんでも楽しんでいただけるように頑張って喋りますし歌いますし、ゲーム実況しますよ。そこからまた初めてのことができるのが楽しみですね。

──さらに先のことも聞いてみたいんですけど、今後やってみたいことってありますか?「陶芸始めたい!」とかでもいいです(笑)。

フジ:陶芸いいですね!(笑)

湯毛:陶芸は冗談抜きで普通にやりたい! ろくろ回すのやりたい!

せらみかる:それはわくバンとして?(笑)

湯毛:個人で(笑)。わくバンの企画としては面白いかもしれんけど。フジ上手いからな。

フジ:俺やるよ。陶芸好きだし。

湯毛:大学の時に陶芸体験で、小さな湯のみしか作ったことないから、大きい茶碗を作りたい。あと、ゴルフやりたいかな。

フジ:ゴルフ!?

せらみかる:まじかよ! 大人だな〜!

湯毛:最近テレビで観てたらゴルフやりたくなってきて(笑)。

せらみかる:熟年の趣味(笑)。

湯毛:これわくバンと関係ないで(笑)。

せらみかる:ちょこちょこ話題に出るのは、ダンスやってみるとか(笑)。

湯毛:いやや〜(笑)。

フジ:ダンスはやめとこう、ダンスは違うよ。

せらみかる:これは冗談半分(笑)。寸劇みたいなのをやってみるのはいいかも。

湯毛:ショートコントみたいなのは、確かに。

フジ:それはずっと言ってんだよね、最初から。

湯毛:ライブに組み込むというよりかは別のイベントで、我々の特別なイベントみたいなので軽いショートコントみたいなね。コント衣装を着たりとか。ちゃんと5人で決めて、台本を書いてやりたいね。

フジ:その話したんだよこの前! そのときに実現するか分かんないし、ここで載せていいか分からないけど、ディナーショーがしたいって言ってた(笑)。

せらみかる:それね!(笑)

湯毛:メンバー5人が考えるディナーショーに良い感じの曲を、俺が5パターンやるとか?(笑)

せらみかる:その都度お色直しをして、奥のドアから出てくるっていうのを、スポットライトを当てて(笑)。

湯毛:確かに、スペシャルなイベントをやりたい。

せらみかる:多分5人ともバラエティが好きだから。

フジ:それを映像化したいよね。

湯毛:あと、前からやりたいのはメンバーの好きな、ホンマに何も考えずに選んだ好きな曲をコピー・カバーするだけのライブ。

せらみかる:何の縛りもなしに。提案した本人以外のメンバーも拒否権なし! っていう。

──俺が好きだから聴けと(笑)。

湯毛:そうです。楽曲の知名度関係なしに(笑)。

せらみかる:それは熱いな。

湯毛:それもちょっとやってみたいですね。余裕があったらね。

せらみかる:技術も必要だしね。

──今後が楽しみです! では最後に、読者へメッセージをお一人ずつお願いします。

せらみかる:長い間出せない情報がたくさんあった状態での今回の「シグナル」です。それが一気にみなさんの手元に届くと思うと、ワクワクしています。全部楽しんでいただきたいです。

フジ:もうすでに僕らの曲を聴いてくれている人たちには、いつも感謝しています。今回の「シグナル」は、そういう人たちも満足できるものでもあるし、初めての人にもわくわくバンドってこういうことするんだっていうことを知ってもらえる1枚になっているかなと。

そういう自信がある1枚なので、ぜひ聴いて欲しいですね。

湯毛:今回のシングルは、僕個人としてもハマる歌詞も書けたと思うし、みかるくんがとても合う曲も作ってくれて、ゲームにもお世辞抜きでバッチリ合う曲ができたんじゃないかなと思います。いいところが出てると思うので、ちょっとでも興味が出た方は聴いてもらいたいなと。

そしてライブに足を運んでいただいて、わくわくバンドがどんな感じのイベントを、ゲーム実況をしているんだろうというのも観ていただけたらなと思います。何か楽しいことが待っているかもしれません!(笑)

[インタビュー/石橋悠]

ゲーム実況者わくわくバンド「シグナル」商品情報

発売日:2018年8月29日(水)
形態:シングル(全2形態)
タイアップ:PS4新作ゲームソフト『NARUTO TO BORUTO シノビストライカー』(バンダイナムコエンターテインメントより8月30日発売)イメージソング

完全生産限定わくわくボックス(CD+Blu-ray+豪華グッズ)

SRCL-9896~9898/¥3,685+tax
※豪華グッズ:わくわくポーチ&わくわくノート
※「プレイパス(PlayPASS)」サービス対応

[CD]
M1.シグナル
M2.てのひらジャーニー
M3.感状線
M4.シグナル -Instrumental-
M5.てのひらジャーニー -Instrumental-
M6.感状線 -Instrumental-

[Blu-ray]
01.「シグナル」-Music Video-
02.「シグナルができるまで」ドキュメント映像
03.「ゲーム実況者わくわくバンド 6thコンサート ~わくわくフルDayZ~」 ライブ映像
オープニング / わくわくマイライフ / わくわくフルデイズ / ダイナマイトロック / Yeah! Super Hyper Fever Five! / 時の妖花 / 僕ガ壊レル前ニ / 夜よ明けないで / 君のミライ / 週末 / 今日くらい / フライングゲット / 完全幸福サレンダー / (Encore) エアーマンが倒せない / Thank you my friends / わくわくマイライフ
04.(おまけ) 「ゲーム実況者わくわくバンド6thコンサート~わくわくフルDayZ~」オープニング映像


 

通常盤(CD only)

SRCL-9899/1,204+tax
※初回生産分「プレイパス(PlayPASS)」サービス対応
[CD]
M1.シグナル
M2.てのひらジャーニー
M3.シグナル -Instrumental-
M4.てのひらジャーニー -Instrumental-


 
メーカー特典:缶バッジ
※特典は無くなり次第、終了とさせて頂きます。ご了承下さい。
※アニメイト各店舗でご購入、もしくは『ネット注文店舗引取サービス』にてアニメイト店舗へご予約・お受け取りいただいた場合、特典は【クリアファイル】となります。
 

公演情報

[『シグナル』発売記念イベント]
9/1(土) 13:00~ 東京都・タワーレコード渋谷店 B1F「CUTUP STUDIO」
9/15(土) 19:00~ 大阪府・タワーレコード梅田NU茶屋町店

[イベント]
▼「ゲーム実況わくわくフェスティバル ver.6」
[東京] 9/2(日) 新木場STUDIO COAST
[大阪] 10/7(日) なんばHatch
※両公演とも 13:00開場 / 13:30開演
※チケット:全自由 前売4,000円(税込)
※1ドリンク代別・整理番号付・おみやげ付

▼「ウタカツ!ミーティング vol.005 -スクールディスコ2-」
10/6(土) 中野サンプラザホール
※15:00開場 / 16:00開演
※チケット:全席指定5,400円(税込)

[ワンマン]
▼「ゲーム実況者わくわくバンド 9thコンサート ~わくわく道中2018~」
8/4(土) Live House浜松窓枠 16:30開場/17:00開演
10/20(土) 郡山HIPSHOT JAPAN 16:15開場/17:00開演
11/17(土) 広島CLUB QUATTRO 16:00開場/17:00開演
12/15(土) 熊本B.9 V1 16:15開場/17:00開演
※チケット:オールスタンディング3,800円(税込)
※1ドリンク代別・整理番号付・おみやげ付

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