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アプリ『星鳴エコーズ』青木摩耶役・岡本信彦インタビュー【前編】

新作アプリ『星鳴エコーズ』青木摩耶役・岡本信彦さんインタビュー【前編】|声優だからこそセリフを通して魅力を伝えたい

2019年リリース予定の育成シミュレーションゲーム『星鳴エコーズ』。本作は、『夢王国と眠れる100人の王子様』『茜さすセカイでキミと詠う』を手がけるジークレストの完全新作です。

人々の社会・生活・命を脅かす塔“フラグメントタワー”を消し去る力を持つ“セプター”の育成教育機関「星鳴学園」。プレイヤーは教師となり、選抜クラスのセプター候補生が集う寮“スピカ寮”を担当することに。キャラクター同士の関わり×プレイヤーとキャラクターの関わりという2軸でストーリーが展開されていきます。

アニメイトタイムズでは、リリース前に先がけて、本作に登場する個性的なキャラクターを務める声優陣にインタビューを実施中! 今回は、青木 摩耶役の岡本信彦さんにお話を伺いました。

青木 摩耶(あおき まや)は、第12学生塔破隊“アウリガ”の隊長を務め、有名な老舗和菓子屋の跡取り息子で常に穏やかな態度で接する懐が深い人物です。

インタビューは前半と後半と2本立て。前半となる本稿では、岡本さんがゲストとして参加した第11回・第12回のラジオ収録についてお話を伺いました。同じ事務所で後輩・先輩にあたる坂さんと岡本さん。ラジオで感じた坂さんの印象やリスナーさんに届けたいこと、ラジオ番組が苦手だったという岡本さんの貴重なエピソードをぜひ最後までご覧ください。

弊社後輩の坂くんは本当に真面目な青年です

──ラジオでもおっしゃっていましたが、MCを務める坂さんと岡本さんは同じ事務所の後輩と先輩という間柄。実際に、1対1でお話されていかがでしたか?

岡本信彦さん(以下、岡本):“若手あるある”を強く感じました。

──“若手あるある”というのは?

岡本:どうすれば良いのか一生懸命で、試行錯誤している感じです。今は本当に声優さんがたくさんいらっしゃいますが、僕が声優デビューした時は、周りに同期と呼ばれる存在が数人しかいませんでした。

坂くん世代になると、本当にたくさんの同期や声優さんがいるので、もちろんライバルも増えます。だからこそ、その中で周りより頭ひとつ抜けるためにはどうすればいいのか考えながら、試行錯誤している様子が見て取れました。

そして、本当に良い子だな、と(笑) 僕にツッコむ時は下を向きながらツッコんでいましたし(笑)。

一同:(笑)

岡本:ラジオを聴いてくださった方はお分かりかと思いますが、音声ではしっかりツッコんでいます。でも、実は坂くんから“申し訳ないけどツッコみます”という感じが強く出ていました(笑)。

──リスナーにとっては分からない裏側ですね!

岡本:そうですね。ラジオだと分かりませんが、現場では気を遣ってくれている様子がひしひしと伝わってきました。

──そんな坂さんのMCぶりはいかがでしたか?

岡本:弊社後輩の坂くんは本当に真面目な青年です(笑)。真面目だからこそMC向きなのかな、と感じました。

不真面目な人はMCに向いていないという訳ではありませんが、声優さんのトークスタイル的に、好感度を下げる毒が強いタイプよりは真面目なほうがMCに向いていると個人的に思っています。

芸人さんだとまた毒がある方がいい場合もありますが、声優さんの場合は毒が強すぎてもあまりメリットがないかなと。

──なるほど。

岡本:たぶん、真面目な坂くん本人は「このままでいいのだろうか?」と迷っているんじゃないかな(笑)。僕は全然良いと思いますが、真面目すぎると“サビがない曲”のようになってしまいがち。真面目な方向性で突っ切るか、少しサビを入れるかで迷っているんだと思います。

──その迷いがラジオの収録中に伝わってきたのですか?

岡本:はい。薄々と感じ取りました(笑)。坂くんの真面目さは、自分の考えを相手へ伝えるときに“恐縮です”“自分の話ですみません”という部分も含まれていると思うんです。

でも、ラジオで僕が質問攻めしたとき、“僕のことはいいんです!”という感じでやり取りできたのは、新鮮で良かったなと思います。

また、個人的な感想ですが、熊谷健太郎くんと性格が似ているように感じました。

──おお! 熊谷さんは坂さん演じる涼太くんと同じチーム「リュンクス」のメンバー・一条橘役を演じられています。

岡本:そうなんですね! 何だか、ふたりの真面目さがすごく似ているんです。熊谷くんの方が進んでツッコんだりとラジオ慣れしている感じはありますが、同じ方向性を持っていると思います。

人間なので噛むときは噛みます

──今回のラジオ収録では、岡本さんの優しい雰囲気が伝わってくるようでした。

岡本:本当ですか? 今はようやく慣れましたが、実は、僕自身ラジオはとても苦手でした。デビューしたばかりの頃は、先輩とラジオをやることが多かったのですが、最初にラジオでご一緒したのは子安武人さんや藤原啓治さんでして。

子供の頃から聞いている声の方と一緒にラジオをするとなると、やっぱり何を話していいのか分からなくなるんです。そんな僕が唯一できたことといえば、テンパること(笑)

テンパって何か拾ってもらえたら……という状態が続いたんですけど、だんだんリラックスしてくると喋ることも増えてきて。

慌ててばかりいるとやっぱりラジオ番組としての内容が薄くなってきてしまいます。なので、今回、自分が相手をリラックスさせる立場になれたのなら嬉しいことはありません。

──緊張で噛んでしまうと、さらにパニックになりますよね。

岡本:そうなんです。特に、大事な告知情報をお届けするときが1番ドキドキして噛みやすい(笑)。

──(笑)。

岡本:絶対噛んじゃだめだ!と思ったら噛むパターンですよね。いろいろな先輩方がおっしゃっているんですが、人間なので噛むときは噛みます(笑)。

──本当におっしゃる通りです!

岡本:噛んでも「噛みましたけど何か?」ぐらいの気持ちでいた方がいいことを先輩方から教わりました。

──細かいことは気にしない!という気持ちも大事なんですね。また、ラジオでは同じ事務所だからこその話で盛り上がりました。

岡本:弊社マネージャーの話ですね。内輪ネタで申し訳ないですが(笑)。

──内輪ネタだからこそ、すごく面白くて貴重なお話でした。岡本さん自身、印象に残ったコーナーはありましたか?

岡本:「共鳴アンサー」が結構難しかったです。

──でも、第12回目のラジオ配信では不正なしで全問正解しました!

岡本:そうなんです! 確か、前回の小野友樹は不正で全問正解したんですよね(笑)。僕の時の問題は結構簡単な内容が多かったので、無事、坂くんと答えを合わせることができました。

お互いにセリフを言うコーナーが新鮮でした

──ゲームの新情報をお届けするシーンでは、テンションが上がっていましたね。

岡本:キャラクターの好感度やリアクションが分かる要素でしたので、「これは売れる要素の1つだ!」と(笑)。いつか追加のセリフで甘めなセリフが来たりするのかな? それも楽しみです。

──セリフといえば、ラジオ内で岡本さん演じる青木摩耶のセリフも披露しました。すごく良かったです!

岡本:ありがとうございます。お互いのセリフを選んで実際に演じるのは、ラジオ番組であまり経験したことがなかったので新鮮でした。後輩からしたら辛いコーナーですけど(笑)。

一同:(笑)

岡本:でも、リリース前ということもあり、ゲームの魅力を皆さんにお伝えできる良いコーナーだと思います。やっぱり声優として伝えられるのは、セリフしかないので。

よく、「印象的なセリフはありますか?」とインタビューでも聞かれますが、台本がないと“う〜ん何だろう?”と悩んでしまうことが多いんです。

今回のラジオではセリフの台本が用意されていましたので、よりリスナーの皆さんにキャラクターや作品の魅力を伝えられますし、話の幅も広がります。

──声優としてはセリフを通して届けたい気持ちが強くあるのですね。

岡本:そうですね。セリフ以外でお伝えするとなると"絵が綺麗”“このキャラクターかっこいいよ”と月並みのことしか言えず、悔しいくなることがあります。

特に、アニメ化が決定していて全く絵が動いていない時にお伝えするのが1番苦しいです(笑)。

ラジオでも作家さんがさまざまなコーナーを用意してくれますが、何とか作品とつなぎ合わせた内容にしなければならないので大変だと思います。

──もし、再び岡本さんがラジオ出演するとなれば、やってみたい企画やコーナーはありますか?

岡本:ゲームをプレイするのが1番ですが、「星鳴エコーズ」にかけて、エコーのエフェクトをかけて番組を進める企画(笑)。

一同:(笑)。

岡本:エコーをかけるのに相応しいセリフを言うと良いかもしれません。サービス精神が旺盛な方は、「愛している」という甘めのセリフを選ぶと思います。

“逃げ”としては「(吐息多めに)あぁ〜」とお風呂に入っているような場面や「来てくれてありがとう〜!」とライブ会場に持っていきがちです(笑)。

──逃げのセリフが面白いですね(笑)。

岡本:あと、真面目さだけだと苦しいと思うので、できないところも見せていくという意味を込めて、坂くんと早口言葉対決をやってみたいです。

──おお!

岡本:たとえば、「あぶりカルビ」を20回早口で言ってもらうとか。実は、簡単そうにみえて早口となると言いづらくなるんです。脳が誤感するらしく、「あぶりぃぃ〜」と舌が巻いてしまう。

有名な早口言葉として「ブラジル人のミラクルビラ配り」もあるんですけど、これも結構難しくて。

──ブラジル人のミラクルビリャ……本当だ! 難しい!

岡本:声優ならではの対決なので面白そうですよね。『星鳴エコーズ』だったら、収録で1番NGを出した人のセリフをスタッフさんが選んで、坂くんやゲストがそのセリフに挑戦するというのもアリかも。

──その企画、面白そうです!

岡本:ですよね! おそらく、1キャラ1つぐらいは苦戦したセリフがあると思います。

1番NGを出したキャストが誰なのかは言えませんが(笑)。また、タダで挑戦するのもあれなので、できたらご褒美を用意していただきたいです(笑)。 

──ちなみに、岡本さんは苦戦したセリフはありましたか?

岡本:3〜4回のリテイクはありましたが、そこまで苦戦したセリフはありませんでした。ただ、10回もリテイクを出してしまうことが、たまにやってくるんです。

他作品になりますが、なぜかそのセリフが言えない、何度試してもうまく言えなくなり、苦戦したこともありました。

おそらく『星鳴エコーズ』の中にも、きっとそんなセリフがあると思うので、探して試していただきたいです。

──その時は、ぜひ岡本さんも挑戦を!

岡本:「声優さんってすごい!」と皆さんが思っていただけるように頑張ります(笑)。ぜひお楽しみに(笑)。

──楽しみにしておりますね!

インタビューの後編では、作品やキャラクターに関してお伺いしましたので、ぜひこちらもお楽しみに♩

[取材・文/福室美綺 写真/佐藤ポン]

◆事前登録情報
2月20日(水)より、事前登録が絶賛受付中です。
詳しい情報は事前登録ページをご確認ください。

『星鳴エコーズ』事前登録ページ

◆アプリ『星鳴エコーズ』作品概要

●あらすじ
人々の社会を、生活を、命を脅かす塔“星の塔フラグメントタワー”を消し去る力を持つ『セプター』セプター能力を向上させる力を持つ、特異な存在『共鳴者』その力を見出され、セプター養成学校“星鳴学園”の教師となったあなたは選抜クラスのセプター候補生が集う寮“スピカ寮”を担当することに。共鳴者として生徒たちと心を通わせ、誰よりも近くで見守ることがあなたの役目。セプターを育成する教育機関、星鳴学園を舞台にあなたと、生徒たちが奏でる共鳴の物語が始まる──。

●概要
タイトル:星鳴エコーズ(ほしなりえこーず)
ジャンル:『共鳴』育成シミュレーションゲーム
配信開始日:2019 年(予定) iOS 版/Google Play 版
価格:基本プレイ無料(一部アイテム課金制)
対応 OS:iOS/Android(機種によりご利用いただけない場合があります)

●制作スタッフ
原作/開発/運営:ジークレスト
シナリオ・キャラクター原案:サウザンドスクリプト
メインストーリー:宮沢龍生、高橋弥七郎
生徒ストーリー・相関ストーリー:五十嵐雄策、志村一矢、鈴木鈴、蝉川タカマル、水沢あきと、菱田愛日、古橋秀之、
来楽零 ※五十音順
メインキャラクターイラスト原案:キナコ、左近堂絵里、鈴木次郎、Tiv、TCB、雪広うたこ ※五十音順
キーキャラクターイラスト原案:高屋奈月
塔コンセプトアート:TAKORASU
音楽:佐橋俊彦

●キャスト
阿澄佳奈、市ノ瀬加那、江口拓也、逢坂良太、岡本信彦、置鮎龍太郎、小野友樹、木村良平、熊谷健太郎、小林大紀、小松昌平、近藤玲奈、斉藤壮馬、櫻井孝宏、佐藤拓也、佐藤利奈、島﨑信長、白井悠介、杉田智和、鈴木達央、芹澤優、高橋未奈美、丹下桜、中村悠一、西山宏太朗、花江夏樹、早見沙織、春野杏、坂泰斗、日野聡、堀江瞬、前野智昭、M・A・O、緑川光、皆川純子 ※五十音順

『星鳴エコーズ』公式サイト
『星鳴エコーズ』公式Twitter
『星鳴エコーズ』公式YouTubeチャンネル
『星鳴エコーズ RADIO』配信ページ

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