声優
『PSO2』キャラソンCD第5弾、声優・洲崎綾インタビュー

『ファンタシースターオンライン2(PSO2)』キャラクターソングCD Vol.5 声優インタビュー:鷲宮氷莉役・洲崎綾さん│狂おしい愛に満ち溢れたソロ曲と、ヒツギと歌う“やばみがすごい”デュエット曲の手応えは?

大人気オンラインRPG『PHANTASY STAR ONLINE 2(PSO2)』より、キャラクターソングCD第5弾が登場!

「EP4」&「EP5」の人気キャラクター、八坂火継(CV:種田梨沙)、鷲宮氷莉(CV.洲崎 綾)、シエラ(CV.木村珠莉)、ピエトロ(CV:江口拓也)、ストラトス(CV.佐倉綾音)たちが歌うキャラクターソング6曲とミニドラマを収録した「PHANTASY STAR ONLINE 2 キャラクターソングCD~Song FestivalⅤ」が、2019年8月23日(金)に発売となります。

この度、発売に先駆けてコオリ役の洲崎綾さんにインタビューを実施! コオリが歌うソロ曲『遵情マリアージュ』や、ヒツギとのデュエット曲『放課後スペシャリティメモリー』についてお伺いしました!

なお、本CDは、8月17日(土)に開催する「ファンタシースター感謝祭2019」の決勝会場(東京ビッグサイト)にて先行発売されます。いち早く手に入れたい方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

コオリの迸る愛が表れた珠玉の一曲

――コオリとしては初めてのキャラクターソングとなりますが、収録を終えた感想をお聞かせください。

鷲宮氷莉役・洲崎綾さん(以下、洲崎):コオリを演じる身として『PSO2』は一段落していた気がしていたので、また作品に関わらせていただくことができて嬉しく思います。そもそもキャラソンを歌わせていただけるなんて思ってもみなかったので驚きもありつつ、ドラマパートでは久しぶりにコオリたちに会えたような感覚になり、楽しく臨ませていただきました。

――コオリを演じるのは久しぶりになるのでしょうか?

洲崎:だいたい1,2年ぶりでしょうか。以前に資料として、コオリが出てくるシーンを集めた動画をいただいたので、これまで演じたシーンを見返しつつ臨みました。ただ、中には豹変したコオリのシーンもあって、そこは今回の収録においてあまり参考にならないなと(笑)。なので、ヒツギにデレデレしているところを中心に見返しました。

――初めて演じた頃から、洲崎さんの中でコオリの印象は変わりました?

洲崎:最初に演じたときは、私の中でかなり難産な子だったんですよね。「そんなにいっぱいある?」と思うくらい彼女は属性がてんこ盛りなので、収録した当初はとても大変だった思い出があります。

シナリオを読んでもビジュアルを見ても、なかなか声のトーンが定まらなくて。どれくらいのトーンをベースにするかは自分の中で決めずに音響監督さんに委ねようと思い、台本は読み込みつつも、自分の中で役を確定しないまま現場に行きました。

音響監督さんといろいろと話し合った結果、もっとおっとりして、声のトーンは高めでいくことになりました。

また、豹変して闇堕ちしてしまうシーンもあるので、それを考えたときに「この声感で闇堕ちしたらどれくらいのトーンだろう?」と考えたり。シーンによっては別人のように聞こえてしまうかもしれませんが、それはそれでいいのかなという結論になりました。

そういう意味では生身の人間に近いお芝居かもしれません。アプローチが難しい子でしたが、その分かなり思い入れが強いキャラクターです。

だからこそ、今回の収録の資料をいただくまでは「コオリとして歌うというのはどういう感じになるんだろう?」と考えていました。

――コオリらしさで言えば『遵情マリアージュ』は、ヒツギへの愛がかなり表れている楽曲ですよね。

洲崎:とてもコオリらしいと言いますか……The・ヤンデレという雰囲気の曲ですよね(笑)。コオリはヤンデレですし、ショタ好きだし、ヒツギちゃんのこと大好きだし……もう節操なしなんですよ!(笑) だからこそ、とても面白い子なのだと思いますし、初めて聴いたときは笑ってしまいました。そっちかーと(笑)。

先ほどの話に繋がりますが、実はコオリのお話が来るまでヤンデレを演じたことはほとんどなかったんです。私のからっとした声質を鑑みるに、あっけらかんとしたキャラクターの方がきっと得意なんですよね。

なので、最初に演じた頃の私としては挑戦的な役どころでしたし、コオリが世に出るまではドキドキしていました。きっとファンの方もきっと私の声でヤンデレのイメージはあまりないのではないかと思っていましたので。

――そのヤンデレ感はキャラソンにおいてどのように表現しているのでしょうか。

洲崎:“ヒツギちゃんが好き”という気持ちを自分の中で作って現場に持って行きました。また、個人的には、演じる役が洲崎本人から遠いところにあればあるほど、入り込みやすいんですよね。

――逆に近いと難しいと。

洲崎:あまり自分に近いキャラクターだと、演じる上で私の地声とキャラクターの声の判別がしにくくなることもあるので、実は自分から離れている方が演じやすかったりします。暗い子やジメッとした曲も、そのキャラクターになりきって歌っているので楽しいんです。

なので『遵情マリアージュ』は、本当にThe・キャラソンと言いますか。当たり前ではありますが、キャラクターが歌っている雰囲気はかなり伝わるかと思います。

――曲中のフレーズもコオリらしい物々しさが垣間見られて……。

洲崎:メロディも少しゴシックな雰囲気、オルゴールみたいな音色が使われた曲調で、コオリが歌うとすごく怖いですよね(笑)。

冒頭の<ヒツギちゃん?>というセリフは、何回かテイクを録って何度もディレクションしていただきました。(収録直後の現段階では)どのテイクが使われているのか分かりませんが、怖めのニュアンスから、あっけらかんとした雰囲気まで、様々なパターンを録っていて。

それと、疑問符がついていない<ヒツギちゃん……>というようなセリフも録りましたが、ちょうどいい塩梅のものが使われていると思います(笑)。だから冒頭の一言のみではありますが、セリフも聞きどころです。

また、<氷で固めた傷>も名前に絡めたフレーズでお気に入りです。全体的に歌詞が少し中二病めいてて面白いですよね。サビに出てくる<遵情マリアージュ><耽溺クライシス>は、初見では絶対に読めないと思います(笑)。

――また、2番のサビでは<ずうっとずうっと離れない あなたとふたり添い遂げて>といったフレーズまで出てきて、曲が進むに連れてコオリの想いが募っていく様が感じられます。

洲崎:それこそ最後のフレーズの<壊れそうなくらい あなたを狂おしいほど愛してる>は、かなり感情を込めて歌いました。

スタッフの方にも「最後のフレーズの歌い方すごくいいですね」って言われて、個人的にもそこはすごくいいなと自画自賛しつつ歌っていました(笑)。

ここは気持ち優先で歌っているので、歌としてはブレスの位置がおかしいかもしれまんせが、きっと1字1字を愛して歌っているのが伝わると思います。ぜひ、そのフレーズも聴いてほしいですね。

ヒツギとコオリのデュエット曲は“やばみがすごい”!?

――また、ヒツギとのデュエット曲『放課後スペシャリティメモリー』も歌われています。

洲崎:お芝居で抜き録りよりも掛け合いの方が良いように、レコーディングでも相手の声をちゃんと聴いて歌う方が、より良いものに仕上がると思うんです。

だからこそ、デュエットで歌える嬉しさもありましたし、先に種田梨沙ちゃんが収録していたので、それを聴かせてもらった上でレコーディングに臨むことができて、とてもありがたく思いました。

――種田さんのパートは聴いてみていかがでしたか?

洲崎:種田梨沙ちゃんは他でも共演したり一緒にキャラソンを歌ったこともありますが、それとは全然違うタイプの役どころで。ヒツギちゃんとして歌ってくれているからこそ、私もその世界観にスッと入っていけました。

ソロのキャラソンだと、キャラクターが普段喋っている声のトーンに合わせてもらえますが、いろいろな人と歌う集合曲やユニゾン、デュエットの場合、みなさんが出やすい声のトーンにメロディを落ち着かせないといけないので、そこに合わせる難しさはあります。

ただ、今回の『放課後スペシャリティメモリー』は、コオリの喋っているトーンよりは低いですが、それでも楽しさが伝わるように、常に口角を上げて歌っているイメージでレコーディングに臨みました。

――ソロ曲とのギャップもありますし、アプローチの仕方も大きく変わりますよね。

洲崎:この曲は完全に楽しさ優先でしたね。女子高生がワイワイしている可愛い雰囲気の曲なので、若さを意識して歌いました(笑)。

――たしかに、歌詞が女子高生らしくてとても印象的ですよね。<ずっ友不可避のマイベストフレンズ>とか。

洲崎:プリクラのスタンプみたいですよね(笑)。それで言えば<やばみがすごすぎる>というフレーズは、そのフレーズのやばみがすごいと思って印象に残っています(笑)。「今なんて言ったんだ?」と、家で仮歌を聴いていて笑ってしまいました(笑)。

――そんなフレーズもありつつ(笑)、きっとファンの方にとってはデュエットという点が魅力的かと思います。

洲崎:そうですね。サビはヒツギとコオリが一緒に歌っているので、ふたりの歌声が重なってどんな風に聴こえるのかは、ぜひじっくりと聴いていただきたいポイントですね。

――また、ドラマパートも収録されていますが、こちらは演じられていかがでしたか?

洲崎:良い意味で相変わらずでしたね(笑)。みなさんと一緒に収録できていないのでまだ声は聴けていませんが、一発目のコオリのセリフから「うわぁ、コオリだなぁ」とすんなり『PSO2』の世界に入り込めました(笑)。やはりコオリは愛がものすごく重く、どんどん扱いが残念になっている気がするんです!

とはいえ、あまり可哀想な雰囲気にはしたくないので、扱いはアレですがポジティブな要素はグラデーションをつけて次のセリフに持っていけるように意識しています。

――最後に発売を楽しみにしているファンの方へメッセージをお願いします。

洲崎:コオリの声を久しぶりに聞いてくださるみなさん、本当にありがとうございます。久しぶりにコオリを演じ、初めてキャラソンを歌わせていただくことができて幸せです。

ヒツギちゃんへの愛がどんどん重くなっているコオリですが(笑)、いろいろな属性がありつつも一番大好きなのはヒツギちゃんだと思います。それはきっとこれからも彼女の中では変わらないと思うので、そんなふたりを見守っていただけたら嬉しく思います。ぜひ、曲をたくさん聴いて楽しんでくださいね。

――ありがとうございました。

[取材・文・撮影/鳥谷部宏平]

商品情報

「PHANTASY STAR ONLINE 2キャラクターソングCD~Song Festival~V」

大人気オンラインRPG「PHANTASY STAR ONLINE 2」からキャラクターソングCD第5弾が登場!! 『PSO2』「EP4」&「EP5」の人気キャラクターたちが歌うキャラクターソング6曲とミニドラマを収録!! 各キャラクターの心情を綴ったソロ曲はもちろん、ヒツギとコオリが歌唱するキュートなデュエット曲も入ったファン必聴の一枚です。個性豊かな楽曲をぜひお楽しみ下さい!

 
<収録内容>
01.プロローグ
02.ザ・ヒーロー・ストライク!!
 vocal.ストラトス(CV.佐倉綾音)
03.scarlet resolve
 vocal.八坂火継(CV:種田梨沙)
04.オペレーション・センセーション
 vocal.シエラ(CV.木村珠莉)
05.ピエトロ 愛の行進曲
 vocal.ピエトロ(CV:江口拓也)
06.遵情マリアージュ
 vocal.鷲宮氷莉(CV.洲崎綾)
07.放課後スペシャリティメモリー
 vocal.八坂火継(CV:種田梨沙)&鷲宮氷莉(CV.洲崎綾)
08.エピローグ

※収録内容は変更になる可能性がございます
 
<アーティスト>
八坂火継 : CV.種田梨沙
鷲宮氷莉 : CV.洲崎綾
シエラ : CV.木村珠莉
ピエトロ : CV.江口拓也
ストラトス : CV.佐倉綾音


 
公式サイト
公式Twitter(@sega_pso2)

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