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音楽
『言霊少女』プロデューサーが語るVTuberとラップの意外な親和性

VTuberとラップには意外な親和性が!? エイベックスが仕掛けるバーチャルプロジェクト『言霊少女』プロデューサーインタビュー

7月16日にエイベックスが突如新発表したバーチャルプロジェクト『言霊少女』。VTuberとラップという異色の組み合わせで度肝を抜きつつも、クリエイター陣には『デュラララ!!』、『夜桜四重奏』などでおなじみのイラストレーター・ヤスダスズヒトさん、『宝石の国』、『約束のネバーランド』などのシリーズ構成を担当した大野敏哉さんを迎えるなど盤石の体制で送る要注目のプロジェクトとなっています。

とはいえ、ラップとVTuberのシナジーはどうなのか? そもそもなんでラップなの? といったプロジェクトへの疑問に答えてもらうべく、『言霊少女』プロジェクトのプロデューサーを手掛ける松村一人氏にインタビューを行いました。

新たな試みがたくさん盛り込まれている本プロジェクトの狙いをバッチリ語っていただきました!


 
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VTuberの面白さはお客さんとのキャッチボールにあり!?

──まずはじめに今回のプロジェクトを思いついたきっかけ、狙いを教えてください。

松村P:もともと僕個人もラップが好きなんですが、ヒップホップの企画は今回構成に入っている大野(敏哉)さんと定期的に話をしていました。ただそれは、オリジナルのアニメとして何かできないか……というモノだったんです。そこにチームホットスパイスの藤本昌俊さんという外部のプロデューサーさんが、ヤスダスズヒトさんのイラストを持ってきて、これで何かできないかという話になりまして。それで、その2つをミックスして、やっていきましょうという話になり、どうせやるなら普通のアニメじゃなくて面白いことしたいよねと。

ラップって言葉遊びであることは間違いないので、インタラクティブ性を持ったモノって何って考えた時にVTuberっていうのが真っ先に頭に浮かんだんです。僕もキズナアイちゃんとかとお仕事した時に面白いアプローチだなと思ったので、今回Vtuberを皮切りにいろんなプロジェクトを立ち上げたいなと思って始動したのが今回の「言霊少女」になります。

▲与謝野詩歌(よさのしいか)

▲与謝野詩歌(よさのしいか)


 

──先程のお話にありましたが、VTuberの方とお仕事をされて、どういった点に面白い・魅力を感じましたか?

松村P:お客さんとのキャッチボールによって、人格であったり物語の奥行きであったりが出来上がっていくっていう所に面白さを感じているのと、ニコニコの最初の※CGM文化をVTuberを皮切りに感じる部分もあるので。今まではアニメって大きな製作委員会だとか数百人のスタッフが関わるプロジェクトだったんですけど、VTuberによって誰でも自分がアニメのキャラクターになって、別人格になって配信できたりとか、それキッカケに物語を展開できたりとか。自分ひとりで物語も組み立てていけるし、私に音楽つけてよって話になったら、俺・私音楽作れるよっていうのに当てたりとか。本当に当時のニコニコのCGM文化をVTberに感じてるってところですかね。

※インターネットを通じて利用者からの情報提供や投稿を集めて内容が形成されるWebサイトやネットサービスなどのこと。SNSなどが該当する。

▲向田らいむ(むこうだらいむ)

▲向田らいむ(むこうだらいむ)


 

──オーディションの要項に顔出し出演有りというものがありますが、これはVtuberの魂募集としてはかなり珍しいものだと思うのですが、こちらはどういう意図があるのでしょうか?

松村P:もともと顔出し不可ってところはキズナアイちゃんから始まったところだと思うんですが、VTuberって中の人が居なくて同一人格だっていうところがそもそもの顔出し不可の理由だと思うんですけど。僕らは元々はアニメ屋なので、アニメとして考えると、キャラクターには声優さんというのがベースにあって。この声優さんがこのキャラクターに声つけて、このキャラクターを動かしてるのはまた別の人って見方はしないと思うので、そのキャラクターに扮してる限りはその魂だってところはお客さんも認識してくれるかなと思っているのでそういったチャレンジをしてみました。

あともう一つが、ジャニーズさんがVTuberで中の人も出しているので、中の人が別だからVTuberじゃないみたいなのはないのかなと思っています。

▲ヴィルヌーヴ千愛梨(ちえり)

▲ヴィルヌーヴ千愛梨(ちえり)


 

──今回募集する4人のキャラクターについてはいかがでしょうか?

 
松村P:実は設定は作らせて頂いているんですが、中に入った魂で変更していこうと思っているので、あまり色を付けずにキャラクターというハコだけご用意させていただいて、中の人と最終的には作り上げたいと思っています。なので、今の段階で僕個人の意思は入れずにフラットに見ています。

▲川端ひまわり(かわばたひまわり)

▲川端ひまわり(かわばたひまわり)


 

ラップを切り口に色々やっていくプロジェクト

──「言霊少女」はその名の通り「言葉」を強く意識したプロジェクト名だと思いますが、こちらのネーミングやグループ名「Microphone Soul Spinners」についてはいかがでしょうか。

松村P:まさしく色んなことをやっていきたいと思っているので、VRライブだとか、実際のライブ、まだちょっと詳しくは言えませんが、普通じゃない作りのアニメだとか。インタラクティブ性を重視したプロジェクトなので、今回はこの4人を中心とした「Microphone Soul Spinners」のお話を軸にやっていくんですけれど、「言霊少女」プロジェクトっていうのは、言葉を操る女の子たちのプロジェクトとして、それをキッカケで色んなことをやっていきたいって思いがあります。なのでこの「Microphone Soul Spinners」の4人のプロジェクトですっていう訳ではなく、ラップを切り口に色々やっていきたいと思っています。
 

 

──ラップを切り口にするというのは冒頭でお伺いした企画段階で大野さんとしていたお話していたからなのでしょうか?

松村P:そうですね。僕自身もヒップホップ好きなのでラップというところに可能性を見出していますので。あと、VTuberってお客さんとその場でコミュニケーションを取るっていう、言葉によってお客さんを惹き付けるというところがラップとの親和性が高いと思っているので、そういうところでラップの面白さを感じています。マスターオブセレモニー(MC)、その場を言葉によって支配するじゃないですけれど、自分のためだけに見せるっていうところが面白いですよね。

──ヤスダスズヒトさんと大野敏哉さん、お二人の魅力はどういったところに感じますでしょうか?

松村P:ヤスダさんについては『夜桜四重奏』が大好きで、ヤスダさんの絵って引き算を必要としないんですよね。出来上がった絵をそのままアニメーションだったり3Dモデルに落とし込んでもまんま活かせるっていうのが強みだなと思っています。大野さんは2年前からよくお話させてもらっているんですけれど、オリジナリティのある面白い物語を作ることができるのと、何よりもラップに興味を持っていただいているので、面白いお話にラップという要素を組み込めたら面白いなぁと思うところでご一緒させていただいています。
 

キャラクターの成長とラップで成り上がるという親和性に注目

──今までVTuberとラップという組み合わせはあまり見なかったかなと思うのですが、どういった進め方でお客さんを取り込んでいくのかなと。

松村P:インタラティブの進め方なので、最初はラップできなくても全然いいので、ラップで世界をのし上がっていくっていう感じですね。ラップっていうのはそもそも成り上がり文化なので、キャラクターの成長性とリンクしてると思っていますので、そういったところが面白いと思ってもらえるのではないかなと。

──現在絶賛オーディションエントリーの真っ最中ですが、どういう人にぜひ応募してほしいとか、そういうのはありますか?

松村P:もう構えず来てほしいですね。「私ラップできない」とかでも全然構いません。何のキッカケでもいいのでVTuberやってみたいとか。活かせるかどうかわからないけど一芸あるからチャレンジしてみたいとか。さっき言った通り、ハコは用意させていただいてますが、中身を作っていくのは僕らと中の人だと思っているので、その特技や習性を活かしながら組んでいきたいので、何も構えずに、ご興味があればぜひ応募してほしいですね。


 

──最後に、プロジェクトに興味を持った方、期待する方へメッセージをお願いします。

松村P:やはりヤスダさんにかわいいキャラクターを作っていただいたので、このキャラクターにどんな魂が吹き込まれるのか、僕らも楽しみにしています。お客さんもどういう声であったり人格であったりってというのが出来上がっていくのか、一緒に応援してもらいたいです。普通のアニメーションだと作り手側が作ったキャラクターで完成だと思うんですけど、言霊少女の場合、そこからがスタートなので、キャラクターを成長させるのも視聴者さんと一緒です。結果物語であったり音楽であったりというものも変わってくると思うので、長期的に一緒に成長させてくだされば嬉しいです。
 
[取材・文/二城利月]
 

キャラクター紹介

画像左より、与謝野詩歌(よさのしいか)、向田らいむ(むこうだらいむ)、ヴィルヌーヴ千愛梨(ちえり)、川端ひまわり(かわばたひまわり)

画像左より、与謝野詩歌(よさのしいか)、向田らいむ(むこうだらいむ)、ヴィルヌーヴ千愛梨(ちえり)、川端ひまわり(かわばたひまわり)


 

与謝野詩歌(よさのしいか)

与謝野晶子の末裔らしい。子孫として成功せねばと気負っているが、いまだ才能開花せず。なんでも言葉で考える屁理屈野郎。
 

向田らいむ(むこうだらいむ)

アイドル専攻科2年、帰宅部。アイドル目指して入学したものの、1年1学期で早くも挫折。
 

ヴィルヌーヴ千愛梨(ちえり)

日本とカナダのハーフでモデル志望。かつてはイケてる集団にいたが、ある理由から弾かれ、孤独になったやさぐれ羊。
 

川端ひまわり(かわばたひまわり)

お笑い専攻科3年生、一発ギャグ部。ネガティブが服を着て歩いているようなもの。なのに名前が「ひまわり」。親を呪いたい。
 

「Microphone Soul Spinners ~言霊少女~」キャラクター魂(ソウル)オーディション

キャラクター原案にヤスダスズヒト、構成に大野敏哉、アンバサダーにKEN THE 390を迎えた豪華制作陣が手掛けるバーチャルラップユニット Microphone Soul Spinners (マイクロフォン ソウル スピナーズ)の“魂 -ソウル-”として活動してくれるメンバー「4名」を一般募集し、バーチャルキャラクターとしての成長を応援していきます。
 

Microphone Soul Spinners活動内容予定

・avex picturesからCDデビュー
・アニメ化
・SHOWROOM公式番組への出演
・WEBラジオレギュラー出演
※「キャラクター魂(ソウル)」としての顔出しの公式発表も含みます)

対象:12歳以上
エントリーフォーム
 
 
公式サイト
公式Twitter(@kotodamashoujo)

(C)言霊少女プロジェクト2019
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