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『映像研には手を出すな!』大童澄瞳先生インタビュー

『映像研には手を出すな!』大童澄瞳先生インタビュー|連載開始当初は漫画の描き方が分からなかった!?

お気に入りのロボットアニメは、徹底したリアリティを追求したあの作品!

――第5話からのエピソードではロボットアニメがテーマになっていて、ロボットへの強いこだわりというのを感じました。先生はロボットアニメがお好きなのでしょうか?

大童:いや、僕はロボットアニメについては好きと名のれるほど精通していないと思っています。いわゆる王道的なロボットアニメだと、『天元突破グレンラガン(※4)』や『GEAR戦士電童(※5)』が好きで、『ガンダム』シリーズも『1st』(機動戦士ガンダム(※6))とか『機動戦士Zガンダム(※7)』は教養として抑えています。ただ、僕は結構ロボットアニメについてもリアルさを求めるところがありまして、とくに好きなのは『機動警察パトレイバー』(※8)ですね。


※4:天元突破グレンラガン
2007年に放送されたロボットアニメ。人間を襲う獣人を避けるため地下で生活していた主人公・シモンと兄貴分のカミナが、小さなドリルと巨大な顔のロボット「ガンメン」を見つけたことをきっかけに地球、さらには宇宙を救うための戦いがはじまる、というストーリー。往年のロボットアニメの熱さを彷彿とさせる展開で大人気となり、2本の劇場版も製作された。

※5:GEAR戦士電童
2000年に放送されたサンライズ製作のロボットアニメ。「GEAR戦士電童(ギアファイターデンドウ)」をはじめ、登場するメインのロボットたちの両腕と両足には「ハイパープラズマドライブ」というドリルのような回転装置が備わっているのが特徴で、攻撃だけでなく、タイヤのようにして移動することも可能。「電子の聖獣」と呼ばれるプログラム生命体「データウェポン」を武器にするなど、独創的なギミックでコアなファンが多い作品でもある。

※6:機動戦士ガンダム
日本サンライズによるオリジナル作品の第3作品目。現在まで続くガンダムシリーズ最初の作品でもあり、今なお多くのクリエイターたちに影響を与えている。

※7:機動戦士Zガンダム
『機動戦士ガンダム』が大ヒットした影響で、続編として製作されたガンダムシリーズ第2作目。主人公が新しくなるも『機動戦士ガンダム』で登場したキャラクターが成長した姿で登場したり、複雑なストーリー展開などが人気を呼んだ。

※8:機動警察パトレイバー
歩行式の作業機械「レイバー」が一般化した、架空の東京を描いた作品、メディアミックスの先駆けともいえる作品で、OVA・TV・映画・コミック・小説など様々な媒体で同時に展開された。国家間の戦争や悪の組織との戦いではなく、日常生活の延長上として巨大ロボットが存在する、他のロボットアニメにないリアリティが描かれている。


――原作やアニメでも、ロボットアニメのいわゆるリアルではない部分に、浅草たちがツッコミを入れたりしていましたが、先生もそうした部分というのが気になるタイプなのでしょうか?

大童:おっしゃる通り、割とそういうタイプです(笑)。そこは『パトレイバー』と押井守監督の話にも繋がっていて、前面投影面積が広すぎるとか、ジャングルのような場所で二足歩行ロボットは本当に戦えるのかとか、『パトレイバー』でさえもリアル志向においては否定されるところがあって。劇場版の二作目では実際に冒頭でレイバーがボロボロに倒されるところからスタートさせていますよね。

そうしたロボットアニメにおけるリアルとは何か、何の動力で動くのか、どんなロボットが強いのかという話題は、ロボットアニメに常についてまわるものなので、あのエピソードはそのあたりのネタをすべてつっこんだ形ですね。

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