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『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』小林裕介・白井悠介インタビュー

『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』小林裕介さん・白井悠介さんインタビュー | 乙女ゲームでモブ役を演じていた時の思い出も!?

小説投稿サイト『小説家になろう』発、単行本がGCノベルズより刊行中の、三嶋与夢先生によるライトノベル『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』。妹に無理やりプレイさせられていた、乙女ゲームの世界にモブとして転生してしまった主人公が、前世の知識を活用してモブからの下剋上を果たしていく展開が見どころとなる作品です。

「このライトノベルがすごい! 2020」では単行本・ノベルズ部門第8位に選出、電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」にて行われた、「みんなで決める!ボイスドラマ化作品投票」(https://bookwalker.jp/ex/feature/gcn_5thanniv/)では見事1位を獲得し、ドラマCD化が決定するなど、今非常に勢いのあるライトノベルでもあります。

今回は、そのドラマCDにて、主人公のリオン・フォウ・バルトファルトを演じる小林裕介さん、リオンの相棒となるルクシオンを演じる白井悠介さんにインタビュー。本作についての魅力から、付き合いの長いお二人の間柄ならではトークも展開された、対談の模様をお届けしていきます。

アニメイトタイムズからのおすすめ

「乙女ゲーム」が題材ながら、男性でも女性でも楽しめる作品

――作品を読まれて、どんな印象を受けられましたか?

小林裕介さん(以下、小林):乙女ゲームの世界にモブとして転生するという、ある意味端っこからのスタートではあるのですが、主人公のリオンは、その乙女ゲームの攻略法を熟知しているんです。なのでいろいろな抜け道を知っているのですが、その中でも、かなりヘイトを買いそうな道を取ったなというのが正直な印象で(笑)。リオンが一度「やってやる」と思った時の吹っ切れ方がかなりぶっ飛んでいて、むしろ清々しい作品だなと感じましたね。

――主人公のリオンに対するインパクトが強かったというか。

小林:そうですね。もっと主人公然としているというか、もう少し正義感のようなものがあるのかなと思っていたんですが(笑)。もちろん、アンジェリカを助けたいとかの目的はあるにしろ、「そこまで滅多打ちにするか」という容赦のなさがすごいなと。

――(笑)。白井さんの方はいかがでしたか?

白井悠介さん(以下、白井):今の話にも出てきましたが、王子たちを決闘で滅多打ちにするシーンはスカっとしましたね! 兄妹揃ってモブとして転生しているというのも面白いですし、「モブからでもなり上がれる」というのは、自分自身も声優として励まされるところがあります(笑)。

――本作はどちらかというと男性向けの作品になると思うのですが、最初にタイトルを聞いた時って、女性向けの作品だと思われたりしましたか?

小林:それは確かに。

白井:それは思いました。タイトルが「乙女ゲー」ですからね。けど、女性もかなり楽しめるようになっていますよね。イケメンな男性キャラクターがたくさん登場しますし。

――大分残念な人たちではありますが……(笑)。

小林:(爆笑)

白井:いやいや、女性は残念な男が好きなんですよ!(笑)

小林:彼らが残念になってしまったのは、マリエの介入によるところが大きいので、きっとそれがなかったら、もうちょっとまともだったんじゃないかなと(笑)。そういうIFを考えてみるのも面白い作品だと思います。
(編集注:GCノベルズ「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」3巻~のアンケート特典では、マリエが5馬鹿とのハーレムを築かず、最初からリオンと交流を深めていく「マリエルート」を公開しています。)

――お互いに演じられたキャラクターの印象について教えてください。

小林:リオンって、他のキャラクターに対しては口で言い負かしたり、上からマウントを取るポジションにいるのですが、ルクシオンだけは別で、リオンと互角かそれよりも強いくらいなんですよね。リオンの相棒として対等に並ぶならこれくらいの口の悪さが必要なのかなとも思いますし、悪口を言い合う一方で、いい相棒感も出ていますよね。

白井:確かにリオンってすごく口が達者なんですが、ルクシオンはそのリオンを小馬鹿にしていじったり、そのさらに上を行っているところがありますよね。ただ、それだけ貶し合いながらも、「なんだかんだで馬が合うんだな」というのが分かる台詞も要所要所で見受けられて。

小林:台詞の最後に「どう思う?」がつくシーンが何度もあって、それだけお互いを頼りにしているんだろうなと。

――お二人としては、そういった相棒的な役柄での共演は初めてになりますか?

白井:相棒となると初めてですね。共演自体はちょこちょこしていますが。

小林:相棒に限らず、役として本格的に絡むのも初めてかも。

白井:BLでは(絡みが)あったけど(笑)。

小林:乙女ゲームの方じゃなくてね(笑)。

――これは完全に偶然だと思うのですが、ちょうどお二人とも名前が……。

白井:そう! ユウスケ・ユウスケなんですよ(笑)。思えば、リオンとルクシオンも名前が音かぶりで似ていますから、ちょっと運命的なものを感じましたね。

気になったキャラクターがまさかのシンクロ

――本作にはいろいろアクの強いキャラクターが登場しますが、気になったキャラクターはいましたか?

小林:僕はアンジェリカですね。いわゆるお嬢様系のツンデレではあるのですが、オリヴィアへの嫌がらせにしても、彼女の取り巻きが勝手にやっていたことで、それが自分に帰ってきてしまうかわいそうなところがあって。そういう不幸な目にあいながらも気丈に振る舞って、お嬢様然としたところを崩さないツンデレ具合にすごく好感が持てました。そこからリオンを信頼してから一転するギャップもいいですし、かわいらしいキャラクターですよね。

白井:実は、僕もアンジェリカなんです。

――まさかのキャラ被り!

白井:単純にキャラクターも好みなのですが、気性の強いところが妙に僕のM心をくすぐってくるというか……(笑)。その後のオリヴィアとの関係性も面白くて好きですし、何より眼福なのが良いなと。

小林:そうか、Mの方なんだ。俺は、S心の方がくすぐられてた。

白井:あ、逆に!? 言われてみれば、アンジェリカって両方の属性を兼ね備えてますよね。いろいろ万能なキャラクターだ。

――キャラクターで言うと、マリエもかなりインパクトのある存在だと思うのですが、お二人はマリエのような妹ってどうですか?

小林:あそこまでひどくはないんですけど(笑)、僕にも現実にちょっと生意気な妹がいて。普段から「やっぱり男って勝てないんだな」ということを思い知らされることが多いのもあって、(マリエのような妹キャラは)ちょっと敬遠しがちですね。もしリアルにマリエがいたら、お互いに大人になってから、ようやく笑って話せる仲になるんじゃないかなと……(笑)。

白井:僕は逆に男兄弟しかいないので、女兄弟自体に憧れているところがあって。もしリアルにマリエみたいな妹がいたとしても、純粋にかわいいと思えるんじゃないかなと。やっぱり実際に妹がいるかいないかで、大分補正が掛かりますよね。

――今回のドラマCDでは、リオンがヒロイン達へのプレゼントを考えるというシチュエーションになっていましたが、お二人ならどのようにプレゼントを決められますか?

小林:僕はもう本人に直接聞いちゃうタイプですね。もらって微妙な気持ちにさせるくらいだったら、何が欲しいのか直接リサーチした方がいいだろうと。

白井:相手にもよりますよね。僕は友達とかには面倒くさいのであんまりあげないんですけど。

小林:あれ、ちょっと待って。実は僕、先日が誕生日で、ちょうどプレゼントをもらったんですよ。実は友達じゃなかった?(笑)

白井:いやいや、バヤシ(小林さん)とは付き合い長いから、また特別かな(笑)。基本的には本当にあげないんですよ。というのも、プレゼントを贈ったら自分の時にお返しが来るじゃないですか。それがあまり好きじゃなくて。

――それはちょっと珍しいですね。もらうのが苦手だと。

白井:プレゼントって、もらってもリアクションに困るし、だいたいそういうのって、本当に自分が欲しいものは貰えないじゃないですか。貰うまではいいとしても、そのあとの扱いに困るというか。

――なるほど、それは分かります。人からのプレゼントは捨てるわけにもいかないですしね。

白井:そうなんですよ! なので、家族には誕生日プレゼントあげたりはしますけど、消耗品とか日用品を贈ることが多いですね。貰っても無駄にならないというか、相手が困らないようなものを選ぶようにしています。

――本作では乙女ゲームが題材になっていますが、乙女ゲームに関しての思い出はありますか? 声優として出演されたりもしているのかなと思ったのですが。

小林:実は僕は、乙女ゲームで攻略対象になるキャラクターを演じたことが一度しかないんです。なので持っている知識も限られるのですが、その時に感じたのは、ちょっと事前に抱いていたイメージと違っていたなということで。

その時に演じていたのが、アンジェリカみたいなツンツンしたキャラクターだったのもあるのですが、カッコいい声で甘い台詞みたいなのをそんなに言わなかったんです。思っていた以上にナチュラルというか、リアル寄りなんだなという印象を受けましたね。

白井:僕は何作か出ているのですが、デビューしたての頃、乙女ゲームにモブ役で出演していたんですよ。何役かの掛け持ちではあったのですが。

――まさに本作のタイトル通りの!

白井:そうなんです。その作品については、自分の演技がどういう風になっているのか気になって、自分でソフトを買ってプレイもしました。当時は本当にデビューしたばかりで、まだ全然台詞も貰えない頃だったので、結構な台詞量を収録できたのが本当に嬉しくて。ゲーム自体も面白くて、男でも想像していた以上に楽しめるんだなと感じた思い出があります。

――もしお二人が乙女ゲームの世界に転生するなら、どんな立場を望まれますか?

小林:僕はイケメンに転生して、かわいい女の子を攻略したいですね。全ヒロインルートを制覇する勢いで。

白井:それは、乙女ゲームじゃなくてギャルゲーなんじゃ(笑)。

小林:いや、そこは敢えて常識を覆して、ハーレム的な展開に……あれ、これだとリオンと思考回路が似ていることになるのかな(笑)。

白井:僕はあくまでも今の自分の意識のまま、主人公(女性)に転生したいですね。それでイケメンと呼ばれる男たちを、「残念ながら俺は男なんだよなぁ」と内心でニヤニヤしながら攻略していきたい。こっちはマリエに近い考えになるかもしれませんが(笑)。

小林:それ、もし恋愛の先に進みそうになったらどうする?

白井:その時はもう即フェードアウトですよ。あくまでゲットするまでの過程を楽しみたいだけなので(笑)。

小林:いろいろ最低すぎる!(笑)。

――それって、お二人が同時に転生した場合、お互いを攻略しようとする可能性がありそうですね(笑)。

白井:それはありえます。中身はどっちも男なんですけど(笑)。

小林:乙女ゲーのはずが、急にBLっぽい展開に(笑)。

白井さんが最後に伝えたい、とあるメッセージとは

――リオンは乙女ゲームをプレイする際、クリアのために課金という道を選択していましたが、お二人はゲームクリアのために課金をするタイプですか?

小林:僕はゲームクリアというよりは、自分の欲のために課金するタイプですね。例えば好きなキャラクターがいて、課金すればそのキャラクターをさらに強くできるとしたら、難しいステージをクリアする目的ではなく、ただそのキャラを育て上げたいがために課金するというか。ゲーム的な部分に関しては、やっぱりできるだけ自分の力で乗り越えたいという思いがあります。

白井:僕もそれに割と近くて、「このキャラクター(アイテム)が欲しい!」という、コレクション的な欲のために課金することが多いですね。結果的にそのキャラクターが強くて、攻略が楽になるということはありますが、攻略とか性能を目当てに課金することはあまりないかなぁ。

――本作では乙女ゲームの世界に転生していますが、もしお二人が異世界転生をされるとしたら、どんな世界に転生したいですか?

小林:僕は魔法を使うのが子供の頃からの夢だったので、魔法が存在するファンタジー世界に行きたいですね。ただ、どちらかというとそれを駆使してバトルするよりは、趣味として楽しみたいという思いの方が強くて。魔法に関しては、使えさえすれば満足なので、魔法を使って平和に日常を過ごしたいです(笑)。

白井:SFチックな展開になりますが、僕は別銀河の惑星に転生してみたいですね。そこから地球になんとかして帰るという展開を体験したくて。

――異世界転生した時、元の世界に帰りたいと考えるか、そうでないかも結構別れますよね。

小林:そこは異世界転生なのか異世界召喚なのかでも違ってきて、転生の場合は一度死んでいるので、基本帰れないことが多いんですよね。僕も召喚だったら帰りたがるとは思うんですけど、転生だったらもうこの世界で生きていこうと割り切っちゃうタイプですね。

白井:そう考えると、僕は結構楽天家なので、もし帰れないなら同じように考えるかも。仮に今すぐ転生したとしても、なるようになるだろうからその世界で生きて行こうかなと(笑)。

――お話を聞いていると、気になったキャラクターも一致していましたし、結構考えが似ている部分が多いですよね。

白井:実はそこはちょっと意外でした。バヤシはもっとネガティブな考えをすると思っていたので(笑)。

小林:いや、ネガティブなのは間違いない(笑)。いろいろ考えることが好きだから、考えすぎてネガティブになるんだけど、本当にどうしようもなくなったら、逆に開き直れるところがありますね。

――最後に、ドラマCDの発売を楽しみにするファンに向けてメッセージをお願いします。

小林:男性目線でも女性目線でも、それぞれに違った楽しみ方ができる作品だと思います。今回のドラマCD化にあたっては、思いっきりイラっとするキャラクターとしてリオンを演じさせていただきました。そこに共感していただいても嬉しいですし、もしそうでないという方も、あくまでもファンタジー世界の出来事として、すべてを割り切って楽しんでいただければと思います(笑)。

白井:ルクシオンは、そんな人をイラっとさせるリオンを、さらにイラっとさせるという立ち位置のキャラクターです(笑)。AI的なキャラクターを演じるのが初めてだったこともあり、新鮮な気持ちで楽しく演じさせていただきました。リオンとルクシオン以外にもいろんなキャラクターが登場して、それぞれの関係性も面白くて、原作を知らない方でも楽しめる内容になっていると思います。

……あと、最後にもう1人、気になるキャラクターがいたことを思い出しました。

――それは一体?

白井:リオンのお姉ちゃんです。「愚弟」って呼ばれたい(笑)。

小林:やっぱりMじゃないか! 本当にブレないなぁ(笑)。

白井:僕のような気質の人は、とくに楽しめる作品だということを、改めて伝えておきたいです(笑)。

――M属性の人にとっても、注目の作品ということですね(笑)。ありがとうございました。

[取材・文/米澤崇史]

作品情報

三嶋与夢先生書き下ろしストーリーを豪華キャストでボイスドラマ化!

【書誌情報】
GCノベルズ
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です6 ドラマCD付限定版
価格:2,200円+税
2020年7月30日発売予定

【キャスト情報】
リオン/小林裕介
ルクシオン/白井悠介
オリヴィア/花守ゆみり
アンジェリカ/久保ユリカ
マリエ/種崎敦美
ユリウス/逢坂良太
ジルク/橘龍丸
ブラッド/酒井広大
グレッグ/藤井達也
クリス/左座翔丸

公式サイト
GCノベルズ公式サイト
GCノベルズ公式Twitter(@gcnovels)
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です特設サイト

(C)三嶋与夢 (C)孟達 (C)マイクロマガジン社

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