劇場版「Fate/stay night ［Heaven’s Feel］」 Ⅲ.spring song 植田佳奈さん＆諏訪部順一さんインタビュー｜お二人にとって遠坂凛とアーチャーとは【連載第3回・後編】

2020年8月15日(土)より全国で公開される劇場版「Fate/stay night ［Heaven’s Feel］」 Ⅲ.spring song（以下、本作）。大人気ゲーム『Fate/stay night』に存在する3つのヒロインルート、その最後のひとつの映像化もいよいよ完結編となります。

今回アニメイトタイムズでは本作に出演するメインキャスト陣に、全5回に渡るインタビューを実施。今回はその連載3回目として、遠坂凛役の植田佳奈さん＆アーチャー役の諏訪部順一さんへのインタビュー【後編】をお届けします。

2006年のアニメ版、そしてPlayStation（R）2用ソフト『Fate/stay night [Réalta Nua]』から同じキャラクターを演じ続けてきたおふたりが、本作をどのようにみているのか。そして、劇場版［HF］ルートで描かれたこれまでの物語を振り返ってなどを伺いました。

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現場の空気はこれまでと比べてシリアスに？

――凛と桜の絡みはかなり多いですが、アーチャーと桜が絡んでいるシーンはあまりみられなかったですよね。

諏訪部：彼女がいる場面に居合わせてはいるけれど、直接絡むことはなかったですね。

植田：桜というより今回のアーチャーはイリヤに優しいよね。

諏訪部：直接対戦することがなかったですから（笑）。第二章では、むしろ助けるシーンがありましたね。

――アフレコ現場の雰囲気についても教えてください。

植田：今回のアフレコは2回に分けて行われました。相変わらず和気藹々としていて、収録中とそれ以外の雰囲気の差がとてつもなかったです。

いつもはライダー役の浅川悠さんがネタ振りをして、みんなスタジオで笑うことが多いんです。でも1回目のアフレコについては桜の内面的な恐ろしさを出すシーンが多かったので、今までよりはシリアスでした。

後は『Fate』のアフレコスタジオはいつもお弁当が豊富で。選択肢が6～7つあるんですが、大体みんなお肉のお弁当を選んでいましたね（笑）。

――今回特に大変そうなキャストの方はいましたか？

植田：イリヤ役の門脇舞以さんでしょうか。第三章では聖杯戦争とはなんなのかがクローズアップされるのですが、その説明を担ってくれています。聖杯戦争は根底がもっと別の所にあって、色々なものをはらんでいるんです。今回はその核心に迫る最終章でもあるので、私からは大変そうに見えていました。