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アニメ映画『思い、思われ、ふり、ふられ』斉藤壮馬インタビュー

アニメーション映画『思い、思われ、ふり、ふられ』乾 和臣役・斉藤壮馬さんインタビュー|島﨑信長さん演じる理央と対比の効いた和臣の掛け合いや、由奈役・鈴木毬花さんのひた向きさに刺激を受けた収録

島﨑さんと一緒の収録だったからこそできる、理央と和臣の成立させすぎないバランスの掛け合い♪

――実際に演じられて楽しかった点や、収録時に印象に残っているやり取りなど、収録エピソードがあれば教えてください。

斉藤:あまり皆さんと一緒に収録はできなかったんですけど、終盤になるにしたがって、それぞれのキャラクターの心情や描かれ方がどんどん変化していく中で、理央と和臣の関係性、描かれ方もだんだん変わっていくんです。

最初の理央と和臣、終盤の理央と和臣の感じが、すごく対比が効いているというか、好対照な2人だなと思っていたので、ここは実際に掛け合いができて、楽しかったです。

理央くんは結構、序盤と中盤以降で見え方が変わってくるなと思うんですけど、(島﨑)信長さんの演じられる理央くんがすごく真っすぐでかわいいなと思う反面、ものすごく頑なになっている和臣……みたいな(笑)。

芝居でも理央くんがすごく熱い気持ちをくれているんですけど、逆にあえて、あまり掛け合いを成立させ過ぎないバランス感が出せるのも、一緒に収録できているからこそだなと思いましたし、現場は本当に穏やかでしたね。

鈴木(毬花)さんのひた向きさが由奈ちゃんにベストマッチだったので、その鈴木さんのピュアさ、真っすぐさに我々3人も感化され、一言のセリフであっても「もう1回やってみます!」と、いろいろなパターンを試す鈴木さんを温かく見守る我々一同みたいな(笑)。

あと、お若いので「今、何が流行っているんですか?」とか、本当にどうでもいいようなことばかり僕は聞いてしまったんですけど、丁寧に答えてくれて(笑)。

そんなこともありつつ、回を増すごとに、どんどん由奈ちゃんとしての表現が豊かになっていく鈴木さんを見て、僕らも刺激をもらえたし、こういうドラマはやはり掛け合いで収録できることにすごく意味があると思うので、楽しい収録だったなと思いました。

よくお世話になっている音響監督の長崎さんはもちろん、黒柳監督など皆さん本当に優しい人たちで、いい実家に帰ったような、和気あいあいとした雰囲気の現場でした。

――では、完成した映像をご覧になった感想をお聞かせください。

斉藤:まず絵がすごくきれいだなと思ったのと、冒頭の、世界が灰色っぽい色塗りがされている中で、紫陽花だけがすごく目に飛び込んできたり、“色”というものを巧みに使った印象的な演出がいっぱいあって。

紙吹雪やシャボン玉が舞っていたり、そういうファンタジックな演出もすごく作品の世界観と合っていました。

アフレコをしている時ももちろん(映像を)想像しながら収録をするんですけど、決めどころがすごくドラマチックになっていて、声優としても、いち視聴者としても「ここでこの演出がきてくれたら、すごくグッとくる!」みたいな部分がたくさんあって。

これは劇場で観ていただくと、音響効果も相まって、より皆さんにキュンとしていただけるんじゃないかと思いましたね。

――確かに「ここで!」というシーンで音楽がバンっと入ってきて、すごく盛り上がるシーンもありましたよね。

斉藤:僕はもともと中学生時代から、BUMP OF CHICKENさんの音楽がとても好きで、キャラクターの100%必死な思いがBUMPさんの素敵な楽曲と映像にすごく乗っていて、その少し前のシーンから結構グッときましたね。

(音楽が)掛かるなら、そこだろうなと思っていましたけど……「うらやましいな」と思いました(笑)。

一同:(笑)。

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