映画
『劇場版 FGO -神聖円卓領域キャメロット-』公開初日舞台挨拶レポ

声優・宮野真守さんが歌う後編主題歌の話題も!『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-前編Wandering;Agateram』公開初日舞台挨拶レポート!

配信開始から5周年を数えた人気のスマートフォン用ゲーム『Fate/Grand Order(FGO)』。

そのメインストーリー第1部の中でも多くのファンから支持を集めた第6章「神聖円卓領域キャメロット」のアニメ―ション映画『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-前編Wandering;Agateram』が、2020年12月5日(土)に公開されました。

その当日は新宿バルト9で舞台挨拶が行われ、出演声優陣からベディヴィエール役の宮野真守さん、藤丸立香役の島﨑信長さん、マシュ・キリエライト役の高橋李依さん、レオナルド・ダ・ヴィンチ役の坂本真綾さん、獅子王役の川澄綾子さん登壇。

初日を迎えた心境や、主題歌「独白」や後編の主題歌にについてのトークが展開されましたので、本稿でその模様をご紹介します。


 

ベディヴィエールの視点からみたカルデア一行の姿が描かれる

MC・吉田尚記さんの紹介で声優陣が会場入りすると、まずは一言ずつ挨拶していきました。その流れで無事公開を迎えられた心境を問われた宮野さんは、「ここに来られた、みなさんに作品を見て頂けた事が本当にありがたく思います」とコメント。

完成した作品については、ベディヴィエールの表情が後半にかけ変わっていく姿が印象的だったと述べ、その中でアクションや映像のすばらしさに圧倒されたと語っていました。


 
島﨑さんは今回はベディヴィエール視点で物語が描かれているということで、自身の演じる藤丸たちカルデア一行をまた違った目線でみることができたとコメント。高橋さんもこのベディヴィエール視点で物語が進行する点に言及すると、後編になったら繋がることを期待しつつ、収録中は一瞬一瞬に何かを残そうとしていたと明かしました。


 
坂本さんはシンプルに楽しめたそうで、自身の演じるダ・ヴィンチの見せ場があったということで、嬉しく思ったそう。川澄さんについては今までのFateシリーズと違い役名も違えば明確に最初から敵役となるため、終盤の展開にはショックを受けるところがあったとのこと。


 
アフレコは1年以上前に行われたため収録は個別ではなく揃ってできたそうですが、その点についても掘り下げて行くことに。

宮野さんは今となっては懐かしいと当時を振り返り、「やっぱり制作は一緒にやるのが一番いいなと思いますね」と一言。お互い気持ちを通わせながらお芝居をすることで、よりキャラクターが深まる部分が出てきたのだとか。

島﨑さんはベディヴィエールが色々な人と交流を持ち変化していくのが印象的だったと話すと、収録の中でアーラシュ(CV:鶴岡聡)との掛け合いからベディヴィエールの心が解れていくようところが見られたとコメントしました。


 
高橋さんはマシュにとってこの第6章が、ある意味で原典になるのではと述べました。先に『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』が映像化されたため時系列としては戻っている形ですが、高橋さん的にはこの6章から始まったと考えられる部分があるようです。

 
ダ・ヴィンチは今回美味しい活躍があるようですが、坂本さんは楽しんで演じられたようでした。台詞の奥にある裏の意図みたいなところは含ませず、飄々として余裕のあるところを見せるようにしていたとのこと。そうすることで他の面々が心境を深読みしてくれたそうで、美味しい役どころだったと評する一幕もありました。


 
川澄さんは今回役目が重いことになるのですが、『Fate/stay night』で演じたセイバールートの物語、そのラストシーンと関連付けられる部分があるということで、15年を経てこういった形のifのストーリーを見られたことに、喜びがあったことを明かしました。またベディヴィエールはアーサー王の最期を看取った騎士であるということで、思い入れも深くなっている様子。

 

後編主題歌は坂本さんが作詞し宮野さんが歌唱!

全員が作品について語ったところで、坂本さんが歌う主題歌「独白」の話題に。この曲はベディヴィエールの心境を歌ったものになっており、シリーズの原作者・奈須きのこ先生や末澤慧監督との相談の上で、前編ラストシーンのベディヴィエールに寄り添う楽曲として考えられたとのこと。


 
 
そこからの後編ということで、その主題歌も気になってしまいます。なんとこちらは宮野さんが歌唱し、坂本さんが作詞を担当されるのだとか。宮野さんは『FGO』で自分が歌えることにありがたさと、驚きがあったのだとか。

その中で坂本さんの作詞する曲を歌える喜びと幸せも感じたそうで、長いことお仕事でお付き合いがあり、坂本さん自身の楽曲も数多く聞いてきた中で、自分にそのような幸運が起こるとは思っていなかったと話していました。


 
 
制作は「独白」を聞く前にはじまったことから、当初はベディヴィエールの心情を出していたそうですが、「独白」でその部分は既に盛り込んでくれていると感じたそうです。だからこそ後編の主題歌の方向性が、その先の想いを描くことに定まったのだとか。

そしてこの会場で『後編 Paladin; Agateram』のティザービジュアルと、2021年春公開であることが発表。マスコミ向けのフォトセッションを行ったところで、そろそろイベント終了の時間が近づいてきました。


 
川澄さんから順番にファンのみなさんにメッセージを述べていき、島﨑さんが会場に作品の感想を求めると、大きな拍手が会場から沸き起こりました。そして最後に宮野さんが「本当に面白い映画を作ることができた」と作品への自信を露わに。

今回の前編でベディヴィエールは少し光を見つけられたと感じているそうで、その希望が後編でどこへ向かうのか、どういう結末を迎えるのかを見守って欲しいとコメントを結びました。


 
後編の公開が2021年春に決まった『劇場版 FGO -神聖円卓領域キャメロット-』。そちらを心待ちにしつつもまずは今回の前編に足を運び、ベディヴィエールたちの活躍をチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

作品情報

『劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-』前編 Wandering; Agateram/後編 Paladin; Agateram


 

公開日

前編 Wandering; Agateram  2020年12月5日(土)公開
 

INTRODUCTION

2004年にTYPE-MOONが発売したPCゲーム「Fate/stay night」を発端に、壮大なスケールの世界観と重厚な物語が呼ぶ感動がファンを増やし続けてきた「Fate」シリーズ。

そこから2015年に生まれたゲーム「Fate/Grand Order」も、今や全世界で5400万ダウンロードを突破。現在進行形でさらなる世界の広がりを見せている。

そんなゲームの中で、全体構成を担当する奈須きのこが自らシナリオを担当し、プレイユーザーの中でも人気のエピソード・第六特異点が「Fate/Grand Order」初の劇場アニメーション化。物語の核心に迫るエピソードが、美しく、悲壮に描かれることになる。

気鋭とベテランの調和したスタッフ陣として、監督は前編を末澤慧、後編を荒井和人が務め、キャラクターデザインに細居美恵子、黄瀬和哉、温泉中也らが名を連ねる。前後編の重厚さをもつアニメーションは、SIGNAL.MDとProduction I.Gが制作。

ここに物語は新たに描かれ、再び心を交わす。


 

STORY

遍歴の騎士、ベディヴィエールが辿り着いた旅の果て―。
そこは西暦1273年のエルサレム。
かつての祈りの地は砂の大地と化し、民は住処を追われ三つの勢力が対峙する不毛の地。

聖都、そして獅子王の命(めい)を守るべく集結した「円卓の騎士」。
領地ごとこの地に召喚されるも、静かに現状打破を狙う「太陽王・オジマンディアス」。
土地を奪われた民を守り、叛逆の機会を待つ「山の民」。

己の成すべきことを果たすため、獅子王が統治する“聖都”を目指すベディヴィエールの前に現れたのは

人理を修復すべくこの地を訪れた人類最後のマスター・藤丸立香とデミ・サーヴァントのマシュ・キリエライトであった。

ベディヴィエールは藤丸たちと共に、最後の探索へと歩み出す。
 

前編Wandering;Agateram 本予告映像


 

前編 Wandering; Agateram STAFF

原作:奈須きのこ/TYPE-MOON
リードキャラクターデザイナー:武内崇
監督:末澤慧
脚本:小太刀右京
キャラクターデザイン:細居美恵子・黄瀬和哉・温泉中也
サブキャラクターデザイン:乘田拓茂・山本彩
総作画監督:黄瀬和哉
プロップデザイン:吉田大洋・原由知
美術設計:小木斉之・イノセユキエ
コンセプトアートデザイン:coralie nagel・竹内敦志
美術監督:甲斐政俊・中村豪希・若松栄司
色彩設計:関本美津子
撮影監督:田中宏侍
3DCG:レイルズ
3Dディレクター:三階直史
編集:濱宇津妙子
音楽:芳賀敬太・深澤秀行
音響監督:明田川仁
制作:Production I.G
アニメーション制作:SIGNAL.MD
配給:アニプレックス

主題歌:坂本真綾「独白」(フライングドッグ)
 

CAST

ベディヴィエール:宮野真守
藤丸立香:島﨑信長
マシュ・キリエライト:高橋李依
レオナルド・ダ・ヴィンチ:坂本真綾
獅子王:川澄綾子
ガウェイン:水島大宙
モードレッド:沢城みゆき
ランスロット:置鮎龍太郎
トリスタン:内山昂輝
アグラヴェイン:安元洋貴
オジマンディアス:子安武人
ニトクリス:田中美海
玄奘三蔵:小松未可子
アーラシュ:鶴岡聡
呪腕のハサン:稲田徹
静謐のハサン:千本木彩花
ロマニ・アーキマン:鈴村健一
 
公式サイト
公式ツイッター(@FGOAP_ep6)

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