お待ちかねの“おうち蛍”！　このみとの会話で改めて小学生と実感？　冬アニメ『のんのんびより のんすとっぷ』一条 蛍役・村川梨衣さん【インタビュー連載 第5回】

のどかな田舎でのびのび過ごす少女たちの姿を描いたコミック『のんのんびより』のアニメシリーズ最新作となる第3期『のんのんびより のんすとっぷ』（以下、『のんすとっぷ』）が2021年1月より放送中です！

2013年に第1期が放送されて以降、第2期、劇場版と、ゆったりとした雰囲気やキャラクターたちのやり取り、綺麗な風景描写で人気を博した本シリーズ。『のんすとっぷ』では、旭丘分校に通う少女たちの明るく元気な日常が、新たな仲間たちを迎えて彩られます。

その待望の第3期の放送を記念して、アニメイトタイムズではキャストやスタッフへのリレーインタビューを実施。

第5回は、一条 蛍役・村川梨衣さんのインタビューをお届けします。小学生とは思えないほど大人びた容姿の一方、越谷小鞠のことが大好きだったり、家では甘えていたりと可愛いところも見せる蛍をどう演じているのか、今期の気になるポイントは？　エンディングテーマ「ただいま」の裏話も必見です！

蛍の“あの姿”を見られたのは、一番見つかっちゃいけない相手!?

――『のんすとっぷ』の発表が決まった時の気持ちをお聞かせ下さい。

一条 蛍役・村川梨衣さん（以下、村川）：第3期があったらいいなと思っていたので、決定を聞いた時は嬉しかったです。ついに来た！待ってた！って感じで。皆さんもいろいろな気持ちで待っていたと思いますし、だからこそ私も「待っていてくれてありがとう」という気持ちだし、「オンエアを待っていてね」と言えてよかったなと思いました。

――実際にアフレコが始まってみていかがですか？

村川：やっぱりコロナの影響で全員ではアフレコできなくて、何人かに分けて録っています。なので、実は（インタビューを受けている）現時点ではれんげ（小岩井ことりさん）と1回も一緒に録っていないんですよ。新キャラクターでも、あかねちゃん（田中あいみさん）とは一緒に録ることが多いんですけど、しおりちゃん（久野美咲さん）とは会えていなくて。そこはオンエアを楽しみにしています。

――あかねとの絡みも含め、今回演じる上で新たに意識したことはありますか？

村川：今回も時間軸は変わっていないので、逆に“変わらないこと”を意識しました。あかねちゃんは蛍のことを最初年上だと思っていて、蛍にだけ敬語を使ったりするんです。蛍も「あれ？なんで私だけ敬語？」みたいに違和感を感じつつ、敬語で返すという。そういうやり取りがある種、今の蛍には懐かしいなって思いました。

あかねちゃんはめちゃめちゃ不安に思っていましたけど、蛍は逆にあかねちゃんを気遣うぐらいの余裕があって。見方を変えたら、蛍もすっかりこの村の子なんだなって実感できるポイントでしたね。

――確かに、自然すぎて忘れてしまいがちですよね。対照的に、第2話で描かれたような、小学生らしく両親に甘えるシーンも印象的でした。

村川：そうですね。第2期でもおうち（自宅）での蛍の姿は、めちゃめちゃ反響があったんですよ。今回の“おうち蛍”が登場したのも、皆さんお待ちかねだったら嬉しいですね。

でも、なんと言っても、第2話ではこのみちゃんのキャラ性が結構見えてきたなと思いました。現場でもこのみちゃん役の良子さん（新谷良子さん）たちと話していたんです。「哺乳瓶」という単語をわざわざ出したり、「抱っこの方がよかったかな？」と言ってきたのは、わざとなのか？それとも天然なのか？って。結論としては、「あれはわざとでしょ」となりました（笑）。

――見ていても、わざとな気がします（笑）。

村川：よくよく考えてみれば、今までもみんなが思っていたことをわざわざ言語化してきて、それを見せつけてくるようなシチュエーションがあった気がして。なるほどな、という新発見でした。このみちゃんのあざとさというか、小悪魔的な部分というか。蛍はこのみちゃんの思うがままに動揺させられていましたね（笑）。

――見た目は同じ高校生のようでも、完全に歳の差が出ていますよね。

村川：このみちゃんが高3ですから、7歳か8歳ぐらい離れていますもんね。こんなに離れてたんですね（笑）

――蛍と小鞠のやり取りはたくさんありましたが、このみとのやり取りもこんなに面白いのかと思いました。

村川：そうですね。このみちゃんと2人というのはこれまでなかった気がするので、新鮮なツーショットだったと思います。でも、蛍としては一番見つかっちゃいけない相手に見つかってしまったなって（笑）。