音楽
寺島拓篤11thシングル「Reincarnate」&ライブBD発売記念インタビュー

寺島拓篤さん11thシングル「Reincarnate」&昨年開催の配信ライブBD2カ月連続リリース記念インタビュー|『転生したらスライムだった件 第2期』第2部のエンディング主題歌は今までのタイアップ曲の中で一番作品に寄り添いすぎた曲!?

来年アーティスト活動10周年を迎える寺島拓篤さんが2カ月連続リリース! まず8月25日には11枚目のシングル「Reincarnate」が発売。

表題曲となっている現在放送中のアニメ『転生したらスライムだった件 第2期』第2部のエンディング主題歌に加え、2021年サービス開始予定のスマートフォン向けアプリゲーム
『転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚』の主題歌「ファントムライツ」も収録!

9月22日には、昨年12月に行われた配信ライブ『TAKUMA TERASHIMA ONLINE LIVE 2020 4th STAGE ~ASSEMBLE~』のBDも発売! 昨年リリースされたアルバム『ASSEMBLE』を全曲披露し、バンドステージとダンスステージの2つのセットでパフォーマンスした話題のライブに、リハーサルやライブ当日のメイキングも収録されています。

2アイテムに加えて、ホストを務める『おれパラ2020』&『おれサマ2020』のBDも発売されるなどリリースラッシュの寺島さんにそれぞれの聴きどころや見どころをご紹介いただきました。

 

『転スラ』第2期 第2部は1つ目の大きな山場に。エンディング主題歌「Reincarnate」は今までと違うアプローチ&悩んだタイトル!?

――アニメ『転生したらスライムだった件』の第2期第2部がスタートしました。第2期をここまでご覧になった感想や印象、今後の見どころなどお聞かせください。

寺島拓篤さん(以下、寺島):原作やコミックスのテイストとはひと味違う描き方になっていて色彩設定や音楽と相まってアニメならではの表現がおもしろいですね。そしてアニメを見た後に、小説やコミックが読みたくなるし、また新鮮に楽しめます。

――第2期第2部では、これまで暗躍してきたクレイマンにリムルたちの手が届きそうなところまで来ました。

寺島:物語全体としての1つ目の大きな山場に差し掛かりました。そしてキービジュアルは今まではリムルと仲間たちという感じだったのに、リムルとヴェルドラの2人きりで、アニメチームが見せたいものがわかるような。

 

 

――寺島さんの曲が流れるEDもどこかせつなげですね。

寺島:リムルを取り巻く環境を引いて見せているのかなと。オンエアを見るまでどんな映像になるのかは知りませんでしたが、実際に見てみたら絵と曲のマッチングに感動しました。

僕が書いた歌詞や曲の雰囲気をこんなに拾い上げてくれるなんて、まさにアニソンならではだなと思って嬉しかったです。

――寺島さんは今回のエンディング主題歌「Reincarnate」のほかにも、アニメの第1期第1クールオープニング主題歌「Nameless Story」と第2クールのオープニング主題歌「メグルモノ」の歌唱&作詞を担当されてきて。更にスピンオフアニメの『転スラ日記』の熊田茜音さんが歌うオープニング主題歌「Brand new dairy」も作詞されるなど、『転スラ』の歌といえば、寺島さんというイメージがあります。

寺島:ありがたいですね。ただ今までとは向き合い方は違いました。今回がエンディング主題歌だからというよりも楽曲のテンション感によるところが大きくて。

これまでのエンディング主題歌は割と明るくて、抜けがよく、気持ちいい曲ばかりでしたが、この曲は入りが少し重めのせつない感じで。曲をいただいた時に「だいぶ違うな」と少し身構えたし、「どんな歌詞にしようかな」と考えました。

また「Nameless Story」を作詞した時は次があると思わずに書いていたため、次のオープニング主題歌もというお話をいただいて、「何を書こうかな」と悩みました。悩んだといえば、今回の曲のタイトルですね。『転スラ』の人気を考えたらこの後も続編が描かれるのではないかと思うと今この言葉を使ってしまっていいのだろうかと一番悩んで。

「転生」を表す言葉で、作品の英字タイトルにも入っている単語だから「一番最後に使いたいよな。次に作るアーティストさんが困るかも」と思いながらも使わせていただきました(笑)。

歌詞には「リムルが仲間を失った後に得た覚悟とヴェルドラをカッコよく」のオーダーが!?

――「Reincarnate」を制作するにあたって、アニメの制作サイドからオーダーはあったのでしょうか?

寺島:ありました。エピソードを反映して、リムルが仲間たちを失いながらも乗り越えたことで得た覚悟や強さを入れてほしいということと、ヴェルドラをカッコよくと(笑)。

R・O・Nさんの作編曲で、意外な曲調で驚いたうえに、第2期第2部はいよいよリムルがクレイマンと戦う話なのに、僕の中では第1部のほうに意識がすり替わっていて、シオンたちが犠牲になったイメージに合っていると思って、書き始めてしまって。

あとで気付いたけど、まずは書き上げることにして、その歌詞を送ったら特にリテイクはありませんでした。僕が書いた歌詞がリムルの覚悟にもつながっていたし、それを受けての第2期第2部なので結果的には正解だったのかなと。

――「今は涙拭い去って」や「君が残した影の上」など別れを連想させつつ、「精一杯の祈りを抱いて ともに行こう」など進んでいくことを決意した内容になっていて。

寺島:悲しさを乗り越えて、明るい未来へ行こうというテンションではあるけど、悲しみを乗り越えたとしても消え去ってしまうものではなくて。シズを失った時とか、命ってはかないもので、それらを包括できる歌詞になればいいなと思ったんです。

『転スラ』は事故によって人生を終えるはずだった三上 悟の2回目の人生を描いている作品なので、生が終わることについてしっかり考えて、書きたいなと。

 

 

――リムルは多くの仲間たちを引っ張る存在で立ち止まることは許されず、仲間を失うたびにその悲しさや辛さを心にいつまでも抱き続けているんですよね。

寺島:絶対に忘れないし。でもその反動がすごくて、リムル視点で言えば仲間たちを救うための戦いだったけど、相手側からすれば膨大な命を失ったわけで。シリアスにとらえなければいけないと。

――「群青の空」というフレーズは、澄み渡る空から受ける印象は様々であり、ヴェルドラと空を飛んでいるシーンにもピッタリで。

寺島:青は歌詞の中に入れたくて。『転スラ』のイメージカラーは水色だし、空の色でもあるので、どうしても入れたかったんです。

 

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