映画
『劇場版 SAO プログレッシブ』水瀬いのり(ミト役)インタビュー

『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』ミト役・水瀬いのりさんインタビュー|水瀬さんが憧れたミトとアスナの関係性の魅力とは?

「これは、ゲームであっても遊びではない」というメッセージの重み

――『SAO』は以前から出演を望んでいた作品だと伺いました。作品にどのようなイメージをお持ちでしたか?

水瀬:『SAO』は、ミト役以前にもオーディションを受けさせていただいていて。そのときは自分の力不足やキャラクターとのご縁がなかったことで出演することはなかったのですが、今回ミトとして出演できてすごく嬉しかったです。

毎回、記念受験のような気持ちというか、声をかけていただけるだけでも光栄なことなので、「挑戦できることの意味」みたいなものを感じながら参加していました。今作では、自分が思うミト像を提示した結果、合格の知らせをいただけたのですごく嬉しかったです。

私にとって『SAO』は日本のアニメーションの中でも世界に向けても誇れるような、世界に向けても発信しているような作品で、国内だけじゃない、海外のファンの方も多くいる作品という印象でした。なので、「きっとこのミトの発表も、海を越えてたくさんのファンの方に自分の名前とともに届くんだろうな」と思いましたし、そういう意味でも責任感を感じました。

そして、今回の映画はシリーズの原点である《アインクラッド》編を別視点で描くこともあって、ミトはみなさんが一度体感したことのある時間軸の中に出てくる新キャラクターという難しい立ち位置だとも思ったので、アフレコまで毎日ドキドキしていました。

――今までは外から『SAO』という作品を見ていたわけですが、今回出演してみて、演じ手として改めて『SAO』の魅力をどんなところに感じましたか?

水瀬:「これは、ゲームであっても遊びではない」というメッセージの重みを今までは視聴者として受け取っていましたけど、実際にその世界に自分の声、魂を吹き込んだミトというキャラクターとして立つと、「こんなにも怖気づいちゃうんだな」と思いました。

観ている側と、その状況に立たされる側だとまったく違うんです。もちろん観ているときもハラハラしていましたけど、自分(のキャラクター)がそこにいたら、心臓がドキドキして、「どこを見たらいいんだろう?」「今なにをするべきなんだろう?」と思うくらいで。

そのリアルな躊躇いや戸惑い感は、シリーズを観ていたからこそできたのかな、とも思っています。茅場さん(※1)の声も改めて聴かせていただいて、「なんて恐ろしいんだ」と思いました。

※1:茅場晶彦。ゲーム《ソードアート・オンライン》の生みの親にして、「ゲームオーバー=プレイヤーの死」という恐ろしいデスゲームをプレイヤーに強要した人物。山寺宏一さんが声を担当。

(C) 2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project
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