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アニメ『殺し愛』リレーインタビュー│第2回:大西沙織&下野紘

二人の前に現れた“過去の因縁”がドラマを加速させる│TVアニメ『殺し愛』リレーインタビュー│第2回:シャトー役・大西沙織さん&リャンハ役・下野紘さん

1月12日よりTOKYO MXほかにて放送がスタートしたTVアニメ『殺し愛』。Fe原作による、クールな女性賞金稼ぎと最強の男性殺し屋が織りなす、緊迫のサスペンスが好評放送中。アニメイトタイムズでは、本作の出演キャスト陣によるリレーインタビューを実施している。

第2回は、前回に引き続きシャトー役の大西沙織さん、リャンハ役の下野 紘さんが登場。第2話にリャンハと深い因縁のあるホーが登場したことで、シャトーとリャンハの関係性にも変化のきざしが見え始めた。ここからどのようなドラマが展開していくのか。お二人と第2話を振り返りつつ、今後の見どころを聞いた。

感情を抑えすぎず、込めすぎない、適切な表現を目指して

――第2話が放送されましたが、第1、2話と演じられての感触はいかがですか?

リャンハ役・下野紘さん(以下、下野):思った以上に、リャンハの感情の振れ幅が少ないなと感じました。リャンハにはクールで真剣な部分とおどけた振る舞いをする部分という、異なる二つの側面があるのですが、演じてみると急に切り替わるというよりも、細かく刻んで切り替えていくような感覚があったんです。

――より細かなニュアンスづけが必要になるということですか?

下野:そうですね。最初、おどけるシーンをコミカルに演じてみたら、音響監督さんから「おどけた感じを少し抑えてください」と、ディレクションをいただいたんです。コミカルすぎるのも違うのかと、そのときに気づくことができて。今も、そのさじ加減を探っているような状態です。

シャトー役・大西沙織さん(以下、大西):けっして、お調子者というわけではないんですよね。

下野:そうそう、お調子者ではなく飄々としているのがリャンハなんです。

大西:でも、その飄々としているところも含めて、リャンハはすべてを計算して行動しているようにも見えたんです。この場面ならこういう対応をしておこう……という感じで。ある意味、リャンハ自身も何かを演じているところがあるのかなと感じました。

――では、大西さんはいかがですか?

大西:シャトーも感情の起伏が少ない子なので、なるべくクールにクールにと思いながら演じています。ただ、静かなキャラクターを演じるときに、ちゃんと感情があるはずなのにクールだからといって感情を抑えようとすると、知らないうちにただセリフを読んでいるだけののっぺりしたお芝居になってしまうことがあるんです。

そうならないよう意識的に感情を乗せてみるのですが、そうすると今度は「ちょっと抑えてください」と、下野さんと同じディレクションをいただくことがあって。シャトーも案配を探るのが大変です。

下野:無感情ではない、でも感情を込めすぎてもいけないという、本当にちょうどいいところを狙っていかないといけないから、お互い大変だよね。

大西:二人で感情のつまみを調整しながら、一緒に演じているような状態です(笑)。

――第2話では新キャラクターのホーが登場しました。

下野:“ヤバいヤツ”が来たね(笑)。

大西:来ましたね(笑)。

下野:シャトーからすれば、本当にいきなりだったもんね。普通だったらシャトーみたいに、いろいろと対処できないと思いますよ。

大西:車を運転していて、いきなりバイクに銃撃されるなんて恐怖しかないです。しかも頑張って対処したのに、まさか崖から転落するなんて……。よく生きていたなと安心しました。

下野:でも、ホーが登場したことで、作品全体に流れる感情に大きな起伏が出たなと感じました。

大西:確かに、ホーはリャンハに落とし前をつけさせようとしている、目的が明確なキャラクターですからね。強い感情に突き動かされているからこそ、よりドラマチックになった印象があります。それから、ホーが登場して少しホッとしたんです。

――それはどうしてでしょうか?

大西:とにかくこの作品のアフレコ現場は人が少ないんです。登場人物もけっして多いわけではなく、セリフも全体的に少なめなので、特に第1話は、私史上一番静かなアフレコだったかもなと感じたくらいでした。もちろん、皆さんがご覧になるときは音楽や効果音がついているので、静かすぎるということはないと思いますが、純粋に登場人物が一人増えたことで、作品も現場もさらに熱量が上がったような気がしました。

下野:「ホッとする」という意味では、やっぱり社長とジムの存在は大きいですね。本当に同じ世界線の人かなと思うくらい、癒し成分が強くて。

大西:二人ともかわいらしいんです。

下野:ギャグっぽい描かれ方も多いしね。シャトーに振り回されていますが、めげずに頑張ってほしいです。

 

(C)2022 Fe/KADOKAWA/殺し愛製作委員会
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