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アニメ『吸血鬼すぐ死ぬ』SPステージレポート【アニメジャパン2022】

福山潤さん、古川慎さん、田村睦心さん、日岡なつみさん、土岐隼一さん、稲田 徹さん登壇! アニメ『吸血鬼すぐ死ぬ』スペシャルステージレポート【AJ2022】

2022年3月27日(日)、「AnimeJapan 2022(アニメジャパン2022)」のGREENステージにて、TVアニメ『吸血鬼すぐ死ぬ』スペシャルステージが開催されました。

本作はタイトル通り、短時間で何度も死んでしまうドラルクと、彼に容赦ないツッコミを浴びせるロナルドを中心に目まぐるしく展開していく “最弱吸血鬼と退治人コンビによるハイテンション即死ギャグ!!”アニメーション(原作:盆ノ木至、秋田書店『週刊少年チャンピオン』連載中)。第1期は昨年10月より放送され、12月に第2期制作が発表されました。

この日の登壇者は福山 潤さん(ドラルク役)、古川 慎さん(ロナルド役)、田村睦心さん(ジョン役)、日岡なつみさん(ヒナイチ役)、土岐隼一さん(フクマ役)と、司会者である稲田 徹さん(ゴウセツ役)の6名です。

司会を務める稲田さんの呼び込みを受け、福山さんが歌う第1期OP主題歌「DIES IN NO TIME」を出囃子に声優陣が登場。

昨年の「AnimeJapan2021」ポニーキャニオンブースで行われた『吸血鬼すぐ死ぬ』のステージに、福山さん、古川さん、土岐さんは登場しているため「帰ってきましたよ!」と笑顔。それぞれ挨拶したあと、前回のAnimeJapanの思い出話や、ドラルク、ロナルドの衣装で登壇した福山さん、古川さんの衣装の感想などを語って大盛りあがり。

本作のごとく初っ端からハイテンション&怒涛の展開に「この作品、人数が多ければ多いほど収拾がつかない!(笑) 話も尽きないところですが、早速ステージを開演します」とオープニング挨拶へ。「『吸血鬼すぐ死ぬ』スペシャルステージ!」「(拳を挙げて)スタート!」と声を合わせました。

「吸血鬼すぐ過去話(かこばな)する」コーナー

「吸血鬼すぐ過去話(かこばな)する」は、TVアニメ第1期について振り返るコーナー。稲田さんが特製の巨大おみくじを引きながら、お題を決めていきます。

個性豊かなキャラクターが魅力の本作。まずは、人間サイドで好きなキャラクターをそれぞれ紹介。福山さんは1話登場したキックボードのガキ(CV田村睦心)と、吸血鬼退治人のショット(CV:田丸篤志)が好きとのことで、田丸さんのことは心の中で「師匠と呼んでいる」そう(笑)。

古川さんは吸血鬼退治人からサテツ(CV:細谷佳正)、日岡さんは『新横浜ハイボール』で働くコユキ(CV:高田憂希)が好きだとアピールしました。田村さんと土岐さんは「ロナルド」と回答。田村さんが“ロナルドの声にならない絶叫”、土岐さんが“アイアンメイデンのなかで唸っているところ”が好きと伝えると、古川さんが再現し、大きな拍手が起こりました。

一方、「吸血鬼サイドで好きなキャラクターは?」というお題も。土岐さんはドラルクを“福山さんの真骨頂が出ている”ことから好きと熱弁。日岡さんは“女帝”こと月光院希美(CV花澤香菜)のカリスマ性に惹かれるとのこと。田村さんは吸血鬼熱烈キッス(CV:小林未沙)の自己肯定感高めの性格がたまらないそう。

古川さんはへんな動物ことフォン・ナ・ドゥーブツ(CV:高戸靖広)が“大好きです”と述べました。そして、福山さんは「井上和彦さん」と即答(笑)。井上さん演じるY談おじさんの活躍を、原作を読んでいるときから楽しみにしていたとのことです。

「スタジオでの出来事」というお題ではさまざまな思い出が飛び出しました。福山さんが「ゲストに来てくれる先輩たちが楽しそうに帰っていくのが嬉しいです!」と言うと、皆さん頷きます。また、日岡さんが「(あのセリフ)をやるのが大変でした」と告白すると5人とも大笑い。覚悟の上でこの役に挑んだという日岡さんを讃え、にんにくセットがプレゼントされました。

ほかにもお気に入りのシーンを語ったり、日岡さんがぬいぐるみ・ジョンをもふったりと、大盛りあがりとなった“過去話”コーナーでした。

「吸血鬼すぐ紹介する」

ここで第2期の新キャラクターの情報を解禁!

サンズを伊瀬茉莉也さんが、下半身透明を島﨑信長さんが担当することが発表されました。

サンズは「オータム書店の女性編集者で、フクマの後輩。『ロナルドウォー戦記』の編集を目指してオータム書店に入社した」ほど、ロナルドの熱烈なファン。

下半身透明はその名のごとく「下半身が透明な吸血鬼」。「心霊スポットの廃病院で、幽霊のフリをして訪れた人を吸血する」というこの作品ならではの個性の強い吸血鬼。新キャラクターが出てきた瞬間、原作ファンの皆さんから温かな拍手が起きました(笑)。どんな活躍が見られるのか期待が高まります。

最後は一人ひとり挨拶。第2期への意気込みを語りました。福山さんはイベントの感想を聞かれると「感無量」とし「死ぬというネガティブな言葉が大変ポジティブに感じる素敵なこの作品で、笑って泣いて、汗を書いて、次の日に忘れていただいて、次の回で笑っていただければと思います。僕も皆さまの前であと何回死ねるのか、楽しみにしています!」とメッセージ。

TRD(近藤孝行&小野大輔)による第1期ED主題歌「Strangers」が流れる中、全員で「Good Night」と叫び、 “吸血鬼すぐ死ぬ愛”に溢れたスペシャルステージの幕が閉じました。

文:逆井マリ

 

神奈川県横浜市出身。既婚、一児の母。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。パンクからアニソン、2.5次元舞台、ゲーム、グルメ、教育まで、ジャンル問わず、自分の“好き”を必死に追いかけ中。はじめてのめり込んだアニメは『楽しいムーミン一家』。インタビューでリアルな心情や生き方を聞くことが好き。

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逆井マリ
神奈川県横浜市出身。音楽フリーペーパー編集部を経て、フリーのライターとしてインタビュー等の執筆を手掛ける。

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作品情報

イントロダクション

行方不明の子供を救出するため、吸血鬼退治人(バンパイアハンター)ロナルドが向かったのは、真祖にして無敵と恐れられる吸血鬼ドラルクの城。
しかし、城の主のドラルクの正体は凄まじい頻度で死んで塵と化す、まぎれもない超絶ザコ吸血鬼だった!
史上最弱吸血鬼のドラルクと苦労人体質なロナルド、アルマジロのジョン。そして彼らを取り巻くバカと変態たちが繰り広げるハイテンション吸血鬼即死ギャグ!
今宵も新横浜の平和と秩序を守るため、頑張れロナルド!

配信情報

dアニメストア、U-NEXT、アニメ放題、Hulu、ABEMAほかにて
第1期好評配信中!

キャスト

ドラルク:福山 潤/ロナルド:古川 慎
ジョン:田村睦心/ヒナイチ:日岡なつみ/半田 桃:松岡禎丞/サテツ:細谷佳正/
ショット:田丸篤志/フクマ:土岐隼一/ヒヨシ:小野大輔/カメ谷:近藤孝行 ほか

スタッフ

監督:神志那弘志
シリーズ構成:菅原雪絵
キャラクターデザイン・総作画監督:中野繭子
副監督 川野麻美/色彩設計:今野成美 /美術監督:吉田ひとみ /
撮影監督:渡辺祥生 /編集:塚常真理子 /
音楽:高橋 諒 /音響監督:納谷僚介 /音響効果:中島勝大(スワラ・プロ) /
アニメーション制作:マッドハウス

主題歌情報

オープニング:福山潤 4thシングル「DIES IN NO TIME」
エンディング:TRD 1stシングル「Strangers」

公式アカウント情報

公式サイト:  https://sugushinu-anime.jp/ 
公式ツイッター:https://twitter.com/johnwakawaii

(C)盆ノ木至(秋田書店)/製作委員会すぐ死ぬ
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