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『神クズ☆アイドル』寺島拓篤インタビュー【連載 第3回】

ドタバタアイドル憑依コメディ『神クズ☆アイドル』瀬戸内ヒカル役・寺島拓篤さんインタビュー「7話のエンディングを見て自然と涙が出ました。最高の演出でした」【連載 第3回】 

寺島拓篤×アイドル その化学反応

――さきほど寺島さんが演じられたアイドルについてのお話をおうかがいしましたが、偶然にも今日(インタビュー当日) はST☆RISHが11周年を迎えた特別な日。一概に言えないとは思うんですがアイドル役を演じる際に意識されることはあるんでしょうか。

寺島:おっしゃる通り一概には言えないんですが……。大切にしているもの、生い立ちが全然違うので表現やパフォーマンスはそれぞれ違うんです。でも僕の演じてきたアイドルは……最初にお話したとおり、ちょっとネガティブなものを抱えていて。アイドルであることと、応援してくれるファンのことを人一倍大事にしている印象があります。それがキャラの特性として強い子が多い気がしますね。それぞれ読み込んでいくと作品における役割が見えてくるので、それを損なわないようにお芝居するにはどうしたらいいだろう?っていうのは毎回考えています。それは歌にも言えることなんですが。

――アイドル役を演じられる際は、ほとんどの場合が歌やステージがありますもんね。

寺島:そうなんですよ。歌の場合は尺や音程が決まっていますし、ステージも見据えて表現しなければいけないので、ある意味歌のほうが難しいです。そうやって毎回考えながらアイドルを演じさせてもらったことで、どんどん理解は深くなってきたような気がします。そんな中でアイドル愛が極端に重い役をいただけるとは(笑)。

――そうですね、重めですね(笑)。

寺島:重いですよねえ。他の演じてきたアイドルたちって、アイドルである立場のほうが強いというか。瀬戸内くんは下手したらアイドルオタクである面のほうが強いんじゃないかっていうくらいのせめぎ合いをしているので、寺島拓篤個人に近いものを感じていますね(笑)。

――寺島さんは今年で音楽活動をはじめられて10周年を迎えられましたが、ZINGSは作中で2周年。寺島自身の2年目のことって覚えてらっしゃいますか。

寺島:なんとなくは覚えていますね。初めてツアーをまわって活動の幅が広くなった時期だと思います。シングルで言うと3枚目の「SCARLET SIGN」を出したあたりで。3枚目って個人的には肝だと思うんですよ。

――ああ、確かに。1枚目、2枚目ってデビュー時の勢いのままいけますけど、3枚目となると……。

寺島:そう、方向を決めたり、「ちょっと変わったことしようか」ってなったり。ただ、僕はあくまで……こういう言い方はレーベルには申し訳ないですけど、歌で売っていくというより、音楽はファンサでやっている活動なので、だからとんとんと進んでいきました。ただライブはツアーにしようかと。周年も2回目となると、「なんかやろうぜ」っていうタイミングになると思うので、ZINGSもいろいろなことができるんだろうなと思います。とは言え、作品内でもともといろいろなことをやってますけどね(笑)。イケ産とか見てるともうわけわからない世界で(笑)。

――男性アイドル合同フェス "イケメン産直市" 、略してイケ産(笑)。幕開けからすごいイベントでしたね……!

寺島:マグロ解体がありましたからね(笑)。めちゃくちゃ面白かったです。そういう世界観なので、ZINGSはいろいろなことできるだろうなと思っています。

 

――2年目というのは挑戦しやすい時期なのかもしれないですね。

寺島:リアルに考えるとそうなんじゃないかなと。社長もそれで動くのではないでしょうか。

――今お話をうかがいながら、デビュー時ではなく、そういった時期から切り取った先生もまたすごいなと思いました。

寺島:そうですね。先生のアイドルに対する目線はすごいなと思っています。

――8話以降で寺島さんが楽しみにされていることはありますか?

寺島:8話以降は、仁淀くん、吉野くん、アサヒちゃんの物語が中心になります。この作品は仁淀くん、吉野くん、アサヒちゃんの物語なので、この3人の頑張り方や生き方に注目してもらいたいですね。いちZINGSヲタを演じる人間としては、推しの活躍を見てもらいたいです。僕としてはその続き……早くも2期を見たいですけどね。

――寺島さん自身はZINGS推しなんです?

寺島:いや、僕はどちらかというとアサヒちゃんを見たいです(笑)。アサヒちゃんのグループでの活躍もそうですし、その中で好き勝手やってるアサヒちゃんも見たいなぁ。

――東山さんの演技がまた素敵ですよね。

寺島:絶妙ですよね。現実にいそうだなぁと思わせる力があって。ご本人がお芝居にまっすぐなので、彼女が演じる最上アサヒという人のステージをじっくり見てみたいです。

――では最後にもうひとつ質問させてください。福岡監督から「幽霊になるなら、(神クズ☆アイドルのキャラクターで)誰に憑依したい?」という質問を預かっているのですが、いかがでしょうか?

寺島:(笑)。仁淀くんになってみたいなぁと思いますね。仁淀くんって普段の頑張りをすることで、普段の100倍くらい頑張ってるように見られるじゃないですか。それはそれは嬉しいだろうなぁと(笑)。アサヒちゃんとはまた違った、僕なりの神仁淀を出してみたいですね。

――寺島さんがZINGSをプロデュースしたらどうなるんですかね……?

寺島:僕自身プロデュース能力はないですよ(笑)。

――でも最近は歌詞のご提供もされていましたし。

寺島:いやぁ、でも何かをさせるっていうのは向いてないです(笑)。だから仁淀くんに入って自分でやるほうが良いですね。やらせるよりやるって感じです(笑)。

[文・逆井マリ]

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この夏、稀代の無気力クズアイドル・仁淀ユウヤから(色んな意味で)目が離せない!

【原作】
いそふらぼん肘樹(月刊コミックZERO-SUM/一迅社 刊)

【キャスト】
仁淀ユウヤ:今井文也
最上アサヒ:東山奈央
吉野カズキ:堀江 瞬

瀬戸内ヒカル:寺島拓篤
岬チヒロ:佐藤拓也
内濱アキラ:小林竜之
灘ユキナリ:石谷春貴
伯方ホマレ:阿座上洋平

信濃ヒトミ:喜多村英梨
河川敷:上田 瞳
ツギコ:大地 葉
しぐたろ:石見舞菜香
ナレーション:速水 奨
ほか

【スタッフ】
原作:いそふらぼん肘樹(月刊コミックZERO-SUM/一迅社刊)
監督:福岡大生
シリーズ構成・脚本:蒼樹靖子(スタジオモナド)
キャラクターデザイン・総作画監督:細田沙織
プロップデザイン:高村遼太郎
美術監督:井戸千尋
色彩設計:村田恵里子(グラフィニカ)
色彩設計補佐:萩原千颯(グラフィニカ)
3DCG:V-sign
3DCGディレクター:上薗隆浩
撮影監督:本間綾子
撮影:T2studio
編集:重村建吾
音響監督:郷 文裕貴
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
音楽:myu
音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ、テレビ東京ミュージック
アニメ―ション制作:Studio五組
製作:「神クズ☆アイドル」製作委員会

【放送・配信情報】
テレビ東京:7月1日(金)より 毎週金曜25:53~
BS11:7月2日(土)より 毎週土曜22:00~
AT-X:7月2日(土)より 毎週土曜21:00~ 
<リピート放送> 毎週月曜28:30~/毎週土曜6:00~
テレビ愛媛: 7月4日(月)より毎週月曜25:30~

7月2日(土)昼12:00~dTV・アニメタイムズ・ABEMAにて見放題先行配信
※放送・配信日時は変更になる場合がございます。

【主題歌】
オープニングテーマ「Let’s ZING!」/ ZINGS(仁淀ユウヤ、吉野カズキ/CV.今井文也、堀江 瞬)
エンディングテーマ「キミキラ」/ZINGS(仁淀ユウヤ、吉野カズキ/CV.今井文也、堀江 瞬)

【原作情報】
「月刊コミックZERO-SUM」(毎月28日発売/一迅社刊)にて好評連載中
ゼロサムオンラインでも完全無料でリバイバル連載中(第1・第3金曜日更新)
ゼロサムオンライン: https://online.ichijinsha.co.jp/zerosum
原作公式TikTok:https://www.tiktok.com/@kamikuzu_1

コミックス第1巻から第6巻好評発売中
最新第6巻通常版、特装版発売中!
累計発行部数30万部突破!(電子書籍含む)

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話題のアイドルコメディ、今巻も特装版が登場です!!
特装版にはアニメ化の裏側、原作者の仕事のすべてを
いそふらぼん肘樹が赤裸々に描いたレポート漫画小冊子「アニメ化にまつわる思い出レポマンBOOK」がついてくる!
ここでしか読めない描き下ろしも、もちろん収録!

B6判/発行・(株)一迅社
定価
通常版:750円(税込)
特装版:1,000円(税込)
※特装版の電子配信も予定しております。

7月27日(水)発売 オープニングテーマ「Let’s ZING!」・エンディングテーマ「キミキラ」商品情報                                                
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オープニングテーマ「Let’s ZING!」のカップリングにはZINGSデビュー曲「恋のBANG」の”神.ver”も収録!

【商品情報】
TVアニメ『神クズ☆アイドル』OPテーマ「Let‘s ZING!」
発売日:2022年7月27日(水)
品番:EYCA-13692
価格:(税込) ¥1,650 (税抜) ¥1,500

収録内容:
1. Let‘s ZING!
 作詞:工藤寛顕 作曲・編曲:shinnosuke
2. 恋のBANG 神.ver
 作詞:松藤量平 作曲・編曲:青木宏憲(HANO)・廣澤優也(HANO)
3. Let‘s ZING! (Instrumental)
4. 恋のBANG (Instrumental)

TVアニメ『神クズ☆アイドル』EDテーマ「キミキラ」
発売日:2022年7月27日(水) 
品番:EYCA-13693

収録内容:
1. キミキラ 神ver
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 作詞:工藤寛顕 作曲・編曲:shinnosuke
3. キミキラ (Instrumental)
4. イタズラHoney (Instrumental)

【CD予約受付中‼】https://kami-kuzu.com/

(C)いそふらぼん肘樹・一迅社/「神クズ☆アイドル」製作委員会
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