
神谷浩史さん、浪川大輔さん、江口拓也さんら人気声優が所属するレーベル「Kiramune」の「リーディングライブ」って何? 進化し続ける「リーライ」の軌跡と魅力を大解剖!
過去演目のご紹介(2020~2022年)
【2020年】リーライ初のラブストーリー「作る彼女と僕らのテ」
<演目詳細>
公演名:作る彼女と僕らのテ
開催地・日:
<千葉公演>
2020年10月24日(土)昼(Aチーム)/夜(Bチーム)
10月25日(日)昼(Bチーム)/夜(Aチーム)
<大阪公演>
2020年10月31日(土)昼夜:Aチーム
11月1日(日)昼夜:Bチーム
出演者:
ゴッホ(A:神谷浩史/B:浪川大輔)
ファズ(A:江口拓也/B:木村良平)
オズ(A:岡本信彦/B:代永 翼)
ナイコン(A:野島健児/B:遊佐浩二)
ハルミ(早見沙織)
<あらすじ>
成功して世界へ出ていくことを夢見る若き4人の芸術家たち。
ある日、彼らが暮らすシェアハウスに紅一点の女性管理人がやってきた。
器用な彼女はモデル・モチーフとして予想以上に大活躍!!
男たちは決して彼女を口説かないという紳士協定を結んだが──。
桜の季節からの一年間、海辺のシェアハウスを舞台に物語は描かれます。
<見どころ>
原案を神谷浩史さん、脚本を2016年「パンプキンファームの宇宙人」公演も手掛けた綾部 和さんが再び担当したオリジナル作品。
2020年に発生した新型コロナウィルス感染症拡大の情勢を鑑み、出演者を絞った演目となった。また、恒例となった劇場でのライブビューイングのほか、「リーライ」初の映像配信を行うこととなった。
初の女性キャストをメインとした演目となったことも話題に。女性キャストを迎えることで「リーライ」初のラブストーリーとなり、まったく新しい「リーライ」を見せつけた。抑えきれないほのかな恋心や心情を表現するキャストの芝居に胸ときめかせる観客が続出した演目となった。
【2021年】フレッシュな再演のハジマリ「OTOGI狂詩曲-Re:Read-」
<演目詳細>
公演名:OTOGI狂詩曲-Re:Read-(再演)
開催日:2021年7月3日(土)昼夜公演
出演者:
ただの太郎(吉永拓斗)
浦島太郎(上村祐翔)
桃太郎(保住有哉)
金太郎(千葉翔也)
一寸法師(堀江 瞬)
青鬼(昼:江口拓也/夜:岡本信彦)
赤鬼(昼:木村良平/夜:代永 翼)
天邪鬼(神谷浩史)
黒き鬼(渡辺誠也/髙島洋樹/内木克洋/阿比留大樹)
<あらすじ>
ここはおとぎ話のキャラクターたちが住まう
「御伽界(おとぎかい)」。
我々人間が暮らしている「現実世界」でおとぎ話が生まれると「御伽界」にも新たな国が作られ、様々なキャラクターたちが日々生まれていくのだ。
しかし、御伽界に突如として現れた「闇語り」という物語が、次々と他の物語(国)を襲い始めた。
襲われた物語は闇に取り込まれ、消えてしまう!
これに対抗すべく立ち上がるのは、「浦島太郎」「桃太郎」「金太郎」「一寸法師」…そして…!
<見どころ>
2015年「OTOGI狂詩曲」の再演で、新メンバーのSparQlewが主演を務めた。この再演では「一寸法師」「天邪鬼」という2キャラクターを追加し、新たな演目として魅せる試みも。本演目は再演のため、大阪での開催はなく舞浜公演のみとなった。
主役の「ただの太郎」を、レーベル内最年少である吉永さんが務めたことも話題に。公式YouTubeチャンネルで期間限定で公開されているダイジェスト映像でも目にすることのできる、吉永さんの台本のボロボロさ、ひたむきさに胸を打たれる場面も。
また、2015年当時「ただの太郎」を演じた岡本さん、江口さんが「青鬼」役のWキャストとして「ただの太郎」と対峙するという、年月・公演を重ねて来たからこそ叶う演出も観客の胸を熱くした。
若手メンバーが本業以外の場所でも芝居力を磨ける機会として、新たな「リーライ」の一面を見せる公演となった。
期間限定公開ダイジェスト
【2021年】リーライ10年の集大成! 壮大な時代活劇「ハコクの剣」
<演目詳細>
公演名:ハコクの剣
開催地・日:
<大阪公演>
2021年10月16日(土)昼夜:Aチーム
10月17日(日)昼夜:Bチーム
<千葉公演>
2021年10月23日(土)昼(Bチーム)/夜(Aチーム)
10月24日(日)昼(Aチーム)/夜(Bチーム)
出演者:
佐吉(A:上村祐翔/B:神谷浩史)
茂助(A:吉永拓斗/B:岡本信彦)
善次(A:代永 翼/B:保住有哉)
パードレ(A:千葉翔也/B:堀江 瞬)
嘉平(A:江口拓也/B:野島健児)
橘右京(A:木村良平/B:浪川大輔)
ユキノ(A:諸星すみれ/B:桑島法子)
橘吉政(A:高木 渉/B:銀河万丈)
<あらすじ>
江戸時代末期、長年続いた徳川幕府の勢力も陰りを見せ、人々の暮らしは困窮の一途をたどっていた。
隠れキリシタンによって構成される秘密組織「パーテル・ノステル」の一員である佐吉は、幕府が250年にわたって封印してきた秘宝《ハコクの剣》を盗み出す命を受け、日光東照宮にある徳川家康の墓に忍び込む。
資格のない者が使えば精神を破壊されるという魔の剣──激しい争奪戦の中、それはなぜか佐吉を適合者に選んだ。一向に救いの手を差し伸べてくれない神に背を向け、幸福は自分の手でつかみ取ってみせると決意した彼の心に応えるように。
だがそれは、《ハコクの剣》の秘密を知る幕府老中・橘吉政によって仕組まれた巧妙な計略でもあった。一瞬先の未来を見せる魔力をもって、適合者を無敵の剣士たらしめる《ハコクの剣》……。”時”に干渉するその力を利用し、吉政が目論むこととは何か。
大きな変革の時を迎えた日本でいま、歴史を揺るがす戦いが始まろうとしていた──。
<見どころ>
2012年から毎年10月に開催して来た「リーライ」の記念すべき10周年作品。『機動戦士ガンダムUC』や『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』で知られる福井晴敏さんを脚本家に迎えたオリジナル作品。
ファン待望の、「リーライ」初のBlu-ray化も大きな話題を呼んだ。
伝説の「剣」を題材としていることから発生する、大立ち回りや剣での戦いなどを「シャドー」と呼ばれるダンサーが表現することによって、「朗読劇なのに演劇である」という「リーライ」の特色を大いに発揮・実現し、ダイナミックかつ華麗な舞台が完成した。
比較的若いキャストで構成されたAチームのフレッシュさと、盤石な芝居で魅せるBチームとの対比もまた、注目の的となった。
【2022年】再演の第2弾「Be-Leave 再演」
<演目詳細>
公演名:Be-Leave 再演
開催日:2022年4月16日(土)・4月17日(日)両日昼夜公演
出演者:
教師(16日:木村良平/17日:江口拓也)
エリート(上村祐翔)
乱暴者(堀江 瞬)
世話焼き(保住有哉)
泣き虫(吉永拓斗)
管理人(16日:神谷浩史/17日:吉野裕行)
<あらすじ>
とあるマンションの1フロア。
部屋は5つ。
そこに住まう住人。
不気味に、静かに、彼らの生活は「すれ違う」。
秒針の針は進む。
エレベーターは駆動する。
奇妙なマンションは奇妙な時間を流し続け、それが止まることはなかった。
そう…管理人が現れるまでは。
<見どころ>
SparQlewが主演を務める「再演」の第2弾。再演のため、大阪公演はなし。
また、新たに追加された要素なども特になく、純然たる「再演」であった。
演出や舞台装置も2017年開催時と同様で、複数の扉がステージに設置され、それぞれのキャラクターが出入りする部屋となっていた。
ラストシーンでは、10年間公演を続けて来た「リーライ」の各演目を象徴するような小道具がセットに組み込まれていた。最終日夜公演・大千秋楽のキャスト挨拶時には、その公演には出演していなかった神谷さんがステージへ飛び入り出演し、10年に及んで自身が注力して来た「リーライ」に対する思いなどをトークする場面も。ある意味、10年の集大成をなぞる公演となった。
【2022年】「リーライ」11年めの演目「魔法の呪文はガン・マビ・レーテ」
<演目詳細>
公演名:魔法の呪文はガン・マビ・レーテ
開催地・開催日:
<大阪公演>
2022年10月15日(土)昼夜:Aチーム
10月16日(日)昼夜:Bチーム
<千葉公演>
2022年10月22日(土)昼(Aチーム)/夜(Bチーム)
10月23日(日)昼(Aチーム)/夜(Bチーム)
出演者:
老坂・キャクホンカ(A:神谷浩史/B:木村良平)
宇津木・ガードマン(A:吉野裕行/B:江口拓也)
平居・プロデューサーさん(A:川島得愛/B:浪川大輔)
若草・カントクさん(A:上村祐翔/B:堀江 瞬)
鈴鹿・アニメーターさん(A:吉永拓斗/B:鈴木崚汰)
橋田・サツエイの人(A:保住有哉/B:岡本信彦)
マリコ・声優さん(A:皆口裕子/B:井上麻里奈)
マネージャー(A:大場真人/B:堀 秀行)
<あらすじ>
これはまだ昭和と呼ばれた時代。
東京の片隅にアニメの制作スタジオがありました。
『ダァクシャドウ』『秘密の魔法じゅもん』子どもならだれでも知っているアニメ……いいえ、テレビまんがを作っています。
ところが少し前から、このスタジオは封鎖されてしまいました。
「ロックアウト」というらしいのですが……放送を楽しみに待つ子どもたちに難しいことはわかりません。
そんなある夜、誰も入れない筈のスタジオに動く人影がありました。
カントク、アニメーター、撮影の人、それになぜか声優まで。
出入りを禁止されたスタジオに入り込んで来週放送の『ダァクシャドウ』
最新エピソードをなんとか完成させようとしているのです。
それを阻止しようとしているプロデューサー、そしてガードマン。
夢を紡ぐはずの場所で、本当はみんなものを作る仲間なのに、くだらない諍いが始まろうとしていました。
そこに迷い込んだ一人の脚本家。彼が携えていた一綴りの脚本には、すべての願いを現実にするという魔法が書かれていたのです。
その魔法の呪文は……
ガン・マビ・レーテ
そして令和の時代。
かつてロックアウトされたアニメスタジオで起きた、とある奇跡の一夜を舞台で再現しようと奮闘している役者たちがいます。
たった一本のテレビまんがのために命をかける、そんな情熱が、いまのオレ達にあるだろうか、という疑問を持ちながら。
彼らはまだ知らないのです。五十年前のあの夜、本当はなにが起きたのか。
そこには恐ろしく、悲しい物語が秘められていました。
やがて舞台上で奇跡の続きが起こります。それは客席にいるあなたまで巻き込んで……
<見どころ>
『鋼の錬金術師』『コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜』を手がけた會川 昇さんを脚本家に迎え、演出は引き続き伊藤マサミさんが担当した、昭和のアニメスタジオを舞台としたオリジナル作品。
呪文のキャッチーさやアニメを題材としていることから、ポップなストーリーを想像してしまうが、昭和で実際に起こった「ロックアウト」や闘争の話が登場するなど、かなりリアルに寄せた上で、虚実入り交じった内容のファンタジー。
当時のアニメ現場という世界観をかっちり作り上げたAチームと、あえて芝居にお笑い要素を盛り込んで気軽に楽しめる雰囲気で盛り上げたBチーム、という対比も生まれたあたり、ダブルキャストというリーライの「醍醐味」が味わえる作品になっていると感じられた。
リーライ作品には珍しい、かなり社会派となった異色作でもある。
Kiramune Presents READING LIVE「魔法の呪文は ガン・マビ・レーテ」特設サイト



































