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ブロマンス時代劇『陳情令』何度も観たくなる名シーン集【後編】

ブロマンス・ファンタジードラマ『陳情令』何度も観たくなる名シーン集【後編】~あの日の旋律と重なり合う二人の思い~

墨香銅臭先生による中国BLファンタジー小説『魔道祖師』を原作としたブロマンス・ファンタジードラマ『陳情令』。動画再生回数が100億回を突破するなど話題沸騰の本作は、日本語吹替版も大反響を呼んでいます。

魏無羨(ウェイ・ウーシエン)と藍忘機(ラン・ワンジー)、交差する彼らの思いと激動の運命が描かれる『陳情令』。秀逸で壮大な世界観のなかで、数々の名シーンが登場します。

今回はそんな『陳情令』の名シーンを、前編と後編に渡りお届けしています。後編となる本記事では、魏無羨の復活後の現世よりご紹介します。何度も観たくなる名シーンを改めてご堪能ください!

※本記事には『陳情令』の重要なネタバレが含まれます。未視聴の方はご注意ください。
※本記事内で引用している作中の台詞は字幕版です。

 

『陳情令』何度も観たくなる名シーン集【前編】はこちら

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『陳情令』名シーン集~後編~

『陳情令』の名シーンを、魏無羨の復活後が描かれる第1話&第2話、第33話~第50話(最終話)よりご紹介します。魏無羨と藍忘機の関係性の変化、過去との対比や繋がりにもぜひ、ご注目ください。それでは珠玉の名シーンを振り返っていきましょう。

 

16年後──あの日の旋律が再び二人を結びつける

不夜天の戦いで奈落の底へと姿を消した魏無羨は16年後、莫家荘の一室で莫玄羽(モー・シュエンユー)として舎身呪により復活。騒動が起きている莫家荘で姑蘇藍氏の仙師たちが対処にあたるなか、藍忘機が登場。魏無羨は隠れながらも、16年ぶりに見る彼の姿に、どこか嬉しそうな顔を見せています。

莫家荘を出た魏無羨は大梵山で、義弟・江澄(ジャン・チョン)率いる雲夢江氏、江厭離(ジャン・イエンリー)の忘れ形見・金凌(ジン・リン)率いる蘭陵金氏、そして藍忘機率いる姑蘇藍氏と遭遇。復活して早々に、彼をよく知る者たちと巡り会うことに。

 

 
正体を明かさず、顔を仮面で隠す魏無羨。彼の竹笛の音により、消滅したはずの鬼将軍・温寧(ウェン・ニン)が出現しますが、暴れる温寧を落ち着かせるため別の旋律を吹き始めます。

魏無羨は、温寧を引き寄せながらそのまま後ろにゆっくりと下がり、何かにぶつかり手首を掴まれます。藍忘機が魏無羨だと確信した名シーンです。

魏無羨が振り返ると、そこにいたのは彼の手首を強く掴みじっと見つめる藍忘機だったのです。しばらく見つめ合ったのち、再び笛を吹き温寧がその場から立ち去ったあと、藍忘機の手首を魏無羨が強く掴み、また見つめ合う二人。

温寧を制御するためにとっさに吹いたこの曲は、かつて藍忘機が魏無羨に歌ってあげた「忘羨」。その笛の旋律を聴いた藍忘機の心中は計り知れないものがあります。

16年前、掴んでいた魏無羨の手首が離れ、彼を失った藍忘機。この手首を掴む手にも力が入ってしまいますね。このあと藍忘機は、魏無羨を姑蘇へ連れて帰り、静室へと連れ込んでいます。

「この16年 自分でもどこにいたか分からない 信じるか?」と魏無羨に問われて「信じるとも」と、即答している藍忘機。そんな彼にさらに問いかける魏無羨。

「藍湛 でもあの時は本当に俺を信じてたか?」(第33話より引用)

 

 

魏無羨を背負う藍忘機

莫家荘で騒動となった剣霊が、何者かの手によって故意に放たれたと踏んだ魏無羨と藍忘機は、剣霊が指し示す北西の地・清河へと向かいます。行路嶺に人食い妖怪が出る霊堂があると耳にした二人がそこへ行くと、中には刀を入れた棺があり、金凌が壁に埋められていました。

金凌を助けだし、いったん藍忘機と別行動をする魏無羨は江澄に捕まるも脱出。金凌の足に取りついた悪詛痕を自分の体に移した魏無羨は、藍忘機が待つ場所へ。魏無羨を待ちながら月夜に佇む藍忘機が美し過ぎるこちらのシーンをしばしお楽しみください。

藍忘機は魏無羨の姿を見るやいなや、すぐに体の異変に気付いています。少し離れていただけなのにこんなことに……。

かつて足を負傷していた藍忘機に魏無羨がそうしようとしていたように、背負ってやると言う藍忘機。魏無羨は断っていますが、藍忘機は彼を背負うのです。

おんぶされながら、大梵山で正体に気付いたわけを問う魏無羨に、答えを教えてくれない藍忘機。貴重な二人の姿を堪能できる名シーンとなっています。

 

「悔いている」藍忘機の告白

聶懐桑(ニエ・ホワイサン)から赤鋒尊(セキホウソン)の身に起きた怪事を聞いた魏無羨と藍忘機。刀霊が赤鋒尊の骸のもとへ導いていると推測し、櫟陽へ向かいます。

回りに回って、櫟陽の地を再び訪れることになった魏無羨と藍忘機。

過去に櫟陽の仙門・常氏の屋敷を訪れていた彼らは、暁星塵(シャオ・シンチェン)と宋嵐(ソン・ラン)と協力し、常氏一族を惨殺した薛洋(シュエ・ヤン)を捕らえています。しかしその後、常氏唯一の生き残りであった常萍が、一族惨殺と薛洋は関係ないと証言。

暁星塵は失踪、宋嵐も遊歴後、姿を消していると藍忘機は話します。数年前、常萍が殺され、その凶器が暁星塵の剣・霜華であったことから、暁星塵が報復のために手をかけたと推測せざるを得ない状況に嘆く魏無羨。

世家や血縁よりも、志を重んじる暁星塵と宋嵐。そんな彼ら自身が無関係のことで行方知れずとなり、やるせない気持ちをあらわに酒を口にする藍忘機。

酔った藍忘機の行動に散々振り回されたあと、魏無羨は、なぜ自分を助けてくれるのか彼に問います。過去、不夜天で共に戦わなかったことを悔いていると告白する藍忘機。

現世で魏無羨のそばを離れようとしない藍忘機の本音がそこにありました。魏無羨が復活するまでの十数年、静かにずっと後悔の念に駆られ、彼を探し求めていたのでしょう。

 

 

“清風明月”の暁星塵&“傲雪凌霜 ”の宋嵐──義城での悲しい真実

刀霊の導きで義城に到着した魏無羨と藍忘機は藍思追(ラン・スージュイ)や金凌らと遭遇。彼らの前に、杖をつく白瞳の娘、霜華を背負った男、さらに1体の傀儡が現れます。なんとその傀儡は宋嵐だったのです。

魏無羨は藍思追に問霊をさせ、誰に操られているのか問うと、宋嵐は霜華を持った男、つまり暁星塵に扮した薛洋を指し示します。魏無羨は白瞳の娘・阿箐(アージン)の記憶に入り、この地で起きた悲しい真実を知ることに。

10年前、阿箐は、失明した暁星塵に出会い、共に旅をするように。二人は道中で発見した瀕死の薛洋を義城の義荘で治療。

薛洋は正体を隠し、目の見えない暁星塵を騙しつつ平穏な日々を過ごしています。3年後、暁星塵を探し求め義城にやってきた宋嵐は、この状況に驚愕。薛洋に襲いかかるも、毒に侵され舌を失った宋嵐は声を出せなくなり、霜華に導かれた暁星塵の手にかかり倒れます。

これまで邪祟の始末をしてきた暁星塵。実は人間に手をかけていたという受け入れがたい事実を薛洋から聞かされ、さらに、ある傀儡の剣を受けて指で触れた暁星塵は、それが宋嵐の剣・払雪だと気付き、自身の犯した取り返しのつかない罪の重さを知ることに。 暁星塵は自ら命を絶つのです。

この悲しい真実を知った魏無羨は、藍忘機と共に薛洋を倒し、理性を取り戻した宋嵐が薛洋にとどめを刺しています。

魏無羨から暁星塵の霊識を震える手で受け取り、この先どうするのか聞かれ、その意志を払雪で地面に記す宋嵐。

「霜華を背負い世を渡る 星塵と共に魔を除き邪を倒す」(第39話より引用)

清風明月”の暁星塵と“傲雪凌霜 ”の宋嵐──。藍忘機から受け取った霜華と払雪を背負い、去っていく宋嵐の後ろ姿は、かつての暁星塵と宋嵐が二人並んで歩いていたその凛とした佇まいが重なり、印象的なシーンとなっています。この義城で薛洋の歪んだ執着がもたらした結末は、あまりにも残酷でしんどいところでもあります。

 

 

険しい道を突き進むのも悪くはない

義城をあとにし、潭州に戻った一行は、束の間のゆるりとした時間を過ごしています。兎の灯籠が気になっている藍忘機に気付き、これを買おうと言った魏無羨の笑顔の破壊力と、藍忘機の嬉しそうな顔。こちらも名シーンです。

 

 

藍忘機の兄・藍曦臣(ラン・シーチェン)と合流した魏無羨と藍忘機。義城で刀霊が示す場所を探ってみると首のない一体の骸が現れ、刀霊は本来の姿になり、骸が赤鋒尊であったことを藍曦臣に伝えます。

藍曦臣と藍忘機、仮面をつけた魏無羨は清談会が開催される金麟台へ。その夜、赤鋒尊の首級を捜すべく、金光瑶(ジン・グアンヤオ)の寝殿・芳菲殿に潜入することに。術により魏無羨の魂魄が入った形代が藍忘機の体を登り、額の抹額に触れて遊んでいるのを藍忘機は好きにさせていますが、これには、ふふっとなってしまう人も多いでしょう。

芳菲殿に侵入し隠し部屋で赤鋒尊の首級を見つけた魏無羨は、赤鋒尊の記憶に入り、彼が金光瑶の罠にはまり命を落とした全容を知ることに。

金光瑶に隠し部屋を見せるよう迫る魏無羨と藍忘機ですが、封印されていた夷陵老祖(魏無羨)の剣・随便を抜いたことで正体を金光瑶に暴かれ、追い詰められた魏無羨は藍忘機と共にその場から逃げ去ります。

金麟台の階段で囲まれた魏無羨と藍忘機。魏無羨は、藍忘機は知らずに一緒にいたとしたいのですが、その藍忘機は正体を分かっていて一緒にいることを主張しています。

「険しい道を突き進むのも悪くはない」

あの時できなかったこと。過去を悔いていた藍忘機が、誰を敵にまわしても魏無羨と共に戦うことを選んだ重要なシーンです。

「覚悟はあるか?」(第42話より引用)

かつて、窮奇道で藍忘機が問うたことを今、魏無羨が彼に投げかけています。すなわち、それは道を外したとみなされるということ。含光君(藍忘機)の名声が地に落ちるということ。しかし、藍忘機には何の迷いもないのです。

 

 

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